いやはや、久し振りの更新となってしまいました。
更新がない間も訪問していただいた方、申し訳ありません。。
これからは時間の許す限り更新していきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
本日は、「前日までの予約率」という指標に焦点を当てていきたいと思います。
「前日までの予約率」というのは文字通り、その日の営業終了時までに次の日の予約がどれだけ埋まっているか、ということです。
つまり、「明日は予約でパンパンだ。もうお客様の予約入れられないな」という状態なら、前日までの予約率は100%、半分予約で埋まっているなら50%、ということになります。
一般的には私の感覚ですと、ほとんどのお店が前日までに40%~50%予約で埋まり、それ以外は当日の電話などの予約でまかなっているのではないでしょうか。
「それでも当日の予約が多く、お客様で一杯ならいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、「ウチは前日まではほとんど埋まっていないけど、当日の予約電話がたくさんあり、毎日お客様で一杯だよ」というお店と「前日までに予約がほとんど埋まっちゃって毎日お客様で一杯」というお店は、結果的には両店ともにお客様で溢れる繁盛店だという結論になりますが、先々のことを見越して考えると、後者のお店の方がより成長するお店だろう、と私は考えます。
前日までの予約率が高いと、お店やスタッフさん、それにお客様にも多大なメリットがあるからです。
最大のメリットは、
『前日までに予約が分かっていれば、お客様それぞれに向けての準備がしやすい』
ということだろうと思います。
例えば、バースデーが近い常連のお客様にプレゼントを渡す場合、当日の予約だと準備が困難かもしれませんが、前日までに予約が入っていれば、準備することも可能になります。
また、スタイル提案も準備ができれば、より洗練された内容の提案が行えるのではないでしょうか。
雑誌の切り抜きを用意したり、イラストで説明したり。事前のロールプレイングも可能かもしれません。
また、そのお客様と前回来店時にした会話の内容を吟味して、いろいろな準備ができたりもします。
例えば、前回「最近腰が痛い」という話をしていたお客様に、評判の良い整体院のホームページをプリントアウトしておいたり。
さらに、予約が前日まで埋まっていれば、当日スタッフさんが自分の動きを計画しやすくなり、よりよい接客が出来ると思います。
こうしてきちんとした準備で迎えられれば、お客様もお店に対して良い印象を持って帰って下さり、また次回も来店してくれる可能性が高まるはずです。
ですから、前日までの予約率を高める、ということはお客様にきちんと満足していただいて、また来店してもらう上での一つの前提条件なのではないかと思います。
前日までの予約率アップ→きちんとした準備が可能→それを受けたお客様の満足度アップ→再来率アップ→先々の売上アップ
まとめると上のようになると思います。
なので、先程出てきた「ウチは前日まではほとんど埋まっていないけど、当日の予約電話がたくさんあり、毎日お客様で一杯だよ」というお店は、今のところ問題ないように思えますが、よりお店の成長を望むなら更なる努力が必要だと感じます。
FC2スレッドテーマ : ☆経営のヒント☆ (ジャンル : ビジネス)
(記事編集) http://tk185.blog55.fc2.com/blog-entry-289.html
2010/12/22 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ |コメントを投稿する 記事: 前日までの予約率が高いことのメリット
お気軽にコメントをぞうぞ。非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。
Comment