先日、株式会社アースホールディングス社長の國分利治氏の本を買いました。
言わずと知れた美容室EARTHをFC展開している会社の社長です。
「成功を引き寄せる 地道力」國分利治 扶桑社
年商200億、全国に200店舗を展開し、業界トップにのし上がった成功要因が書かれていますが、いままでの成功本と少し違うのは、小さなことから地道にコツコツと行なうことが重要だと書かれている点です。
・20代~40代は「能力」より「体力」で勝負
・汗の量は幸せの量
・始業前の2時間が勝負
・頑張る基準は「石の上にも三年」
・時間を銀行に預けていると思え
・自分に賭ける勇気を持て 3年間は休まず働く
地道な活動をコツコツ継続して行なうためには、目標を持って情熱的に取り組み、趣味や娯楽にかける時間を犠牲にして仕事に打ち込む、ということこそ何よりも重要だ、と書かれています。
非常に耳の痛くなる話ですが、これから何かをやり遂げようとしているけど将来が不安だ、という方にとっては強力な後押しとなる書籍だと思います。
また、印象深かった内容は「自分が原因になれ」という部分です。
以下引用
さて、原因、条件(人、モノ、金)、結果と述べましたが、自分はどこに入っていると思いますか?そうです。「自分=原因」です。良い結果を出すのも、悪い結果を出すのも全ての原因は自分にあるのです。しかし、当社のスタッフやオーナーにも言えることですが、原因を条件のせいにして逃げる人が本当に多いのです。
「店が流行らないのは、立地が悪いから」(条件=モノ)
「リピーター率が悪いのは、いい美容師が店にいないから」(条件=人)
「売り上げが伸びないのは、不景気だから」(条件=金)
「資産家の家に生まれていれば、こんなに苦労しなくて済んだのに」(条件=親?)
という逃げ口上が典型です。四つ目は問題外ですが、前の三つも基本的に大差ありません。
私は売り上げ会議で言い訳ばかりする店長やオーナーには、「自分が原因になれ!」と叱責して意識改革を促します。
これからビジネスで成功したい、独立して起業したいと思っている方は、是非覚えておいてください。原因と条件を混同してはいけません。悪い結果を招いた原因は全て自分にあるということを。
私もそうですが、何か良くない事があったり、いい結果が得られない時などは、すぐに周囲の環境に原因を持っていきがちです。自分のせいにするよりも、周囲に原因を持っていったほうが、精神的にラクだから。
ただ、周囲に原因を持っていくと、周りを変えようという行動に躍起になり、自分の行動変革は一切行なわれなくなります。こうなってしまうと自分の成長は見込めない。
自分に原因がある、と思うことが出来れば、「自分が変わらないと状況が好転しないんだ」という思考になり、自然に自分の行動変革へと向かうことができるはず。
「お金がもっとあれば」「もっといい人材が揃っていれば」「もっと景気がよくなれば」と、どんなに念じたところで、すぐによくなるわけではありません。もちろん好条件にこしたことはありませんが、個人の力で条件を変えるのは本当に難しいのです。けれども自分は、変わる気さえあればすぐに変わる事ができます。人間、性格はなかなか変わりませんが、考え方や意識は、極端にいえば今すぐにでも変えられるのです。
理・美容師さんにはもちろん、私のような若いビジネスマンにもお奨めの書籍です。
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2009/11/06 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ |コメントを投稿する 記事: 國分利治さんの本 「成功を引き寄せる 地道力」
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