2010-08-11(Wed)
けいおん!! #19 ロミジュリ!
桜高祭開幕!
ドタバタの舞台当日から泊まり込みのライブ練習。
ついに開幕した桜高祭。これまで梓のクラス参加風景はほとんど描かれていませんでしたが「峠の茶屋」ってことで着物姿で買い出しへ。ネコミミウエイトレス案は却下?(笑。本番当日に資材が足りなくなって緊急買い出し、しかも茶屋娘のコスチュームでコンビニへ行くとか非日常の楽しさを感じさせます。
「このバタバタが楽しい」
学祭に限らずこういうイベントってそのものの楽しさもありますが、この非日常なバタバタ感、時間に追われて準備に忙しい感覚、準備不足やトラブルを乗り切る達成感などなどがじつは一番楽しかったりします。この作品は修学旅行や夏フェスなどで見られたように「雰囲気」の再現性が凄まじく良く、今回の学祭話も当日の雰囲気・楽しんでいる様子がありありと描かれていました。確かに学祭当日ってこんな感覚ですよね。懐かしいなあ。
オカルト研究会の石碑展がチラリと映って後半への布石も抜かりなく。
緊張のあまりセリフをカミカミな澪に唯からアドバイス。手にカボチャと書いて、っていろいろ混ざってます(笑。その間もクラスでは劇の準備に大忙し、通りすがりの梓が覗く様子はこれまた一人別行動の寂しさ…軽音部のことを忘れちゃってる?と心配している様子が窺えます。
休憩時間に学祭を回る2年生トリオ。通りがかったマンモス肉の模擬店の衣装はさわちゃん謹製、他にもいろいろ衣装を作りまくりらしくさわちゃん大活躍ですなあ。目の下にクマを作って突貫の衣装制作…若くないんだから以下略。作中では「マンモス肉」と呼んでますがいわゆる「まんが肉」とか「ギャートルズのあの肉」、誰でも一度は食べてみたいアレを学祭で出すとは2-2はなかなか商才がありますね。原始人風の衣装や石のお金もそれっぽい、これで猿酒があれば完璧だけれど未成年はダメか(笑
衣装へ着替えていざステージ本番へ。緞帳の端から客入りを確認して湧く唯&律、一方どよんどな表情の澪が印象的です。この期に及んでこの表情ですが、後々の出来を見ればこれが澪のスイッチ、ここまで追い詰めらてようやく開き直れるのでしょうね。
ほぼ満員の講堂へ到着した2年生トリオはそそくさと席へ着き、ここでも梓はライブ練習の少なさを一人ついつい愚痴ってしまう。そんな自分を「嫌な子」と責める様子も切ないです。劇の準備に忙しい先輩達から取り残され、たった一人でライブの心配をしている梓の心細さは相当なものだったはず。そんな嫉妬心を自分の中に収め、思わず出た愚痴を飲み込んでしまえるのは梓の成長をも感じさせます。
さてそのロミジュリ本番ですが…ステージ上の誰よりも「木-G」が目立っていて笑った。誰が熱演していてもどうしても木に目が行ってしまうよ。というかセリフも無くただ立っているだけなのに顔出しする意味がわからない(笑。
ロミジュリの見せ場、ロミオとジュリエットの逢瀬シーンにてマジメな演技に笑いを堪える律&澪がいかにもでした。人間、絶対に笑ってはいけない場面こそ笑いが出てしまうものです。そして一番くしゃみをしてはいけない場面にて以下略。よく我慢したぞ唯!
そんなピンチを乗り切っての舞台袖では新たなトラブルが発生。小道具の墓石が見つからない! 淡々と進む舞台の裏側で起きるトラブルの描写はこれまたいかにもありそう、バタバタする裏方の様子などじつにリアルです。
何か代わりになるモノを…というわけでオカルト研究会の展示品を借りに走る紬&しずか、そしてしずかの代役を名乗り出る唯。この一連シーンもドタバタの裏方と袖から覗くステージの対比が臨場感を高めますね。どきどき。急な代役に慌てる唯でしたが…また木の役か! だから何故顔出しなんだ(笑
オカルト研展示品の「お墓に似たようなもの」はロゼッタストーンでした。あはははは。しかし女子高の学祭にしてはえらく凝った展示貧ですなあ。オカルトなんて!
淡々と進むステージ側から覗く袖のみなさん。代品の到着を焦りながら待つみなさんの緊張感が伝わってきますね。もう間に合わない! というタイミングでロゼッタストーンが到着、暗転した舞台へギリギリ運び込んでセーフ…遠目からは墓石に見えないこともないけれど、ロゼッタストーンの前で最期の悲劇シーンを演っているかと思うとかなりシュールな絵面ですね(笑
無事にステージを終えての安堵感、緊張から解放された喜び、成し遂げた達成感などなど本番終了後の描写もリアリティに溢れていました。こうして見るとクラス全体でがんばって舞台を作り上げていた様子がわかります。「ロミジュリ!」とのサブタイトルから劇中劇の描写がもう少し多いかと思ったけれど、劇そのものではなく「劇を作り上げる様子」に終始し、その独特の雰囲気を十二分に描いていたのはさすがとしか。
さてその盛り上がりの一方で梓は一人部室で練習していました。寂しそう。てな所へ一仕事終えた先輩たちが登場しいつもの軽音部が戻ってきました。劇の感想を訊いてもはっきりしない梓を律がからかうと、みんなが戻ってきてくれた安堵からかついつい本音を吐露してしまう梓。でも先輩たちは軽音部の事もきちんと考えていた、明日へ向けてお泊まりで練習だ! これもまた学祭の醍醐味…無事に明日が来ればいいのですが(それは違う作品です
衣装制作に追われるさわちゃんもお泊まり決定、抜かりなく差し入れを持ってくる憂ちゃんはいい嫁さんになりそうだなあ。
憂ちゃんからの差し入れを囲んで賑やかなみなさん。いつもは固い和もこういう場面ではしっかり楽しんでいる様子…「私は帰るけどね」と冷静なのはさすが。そして宴もたけなわに現れた純ちゃん、徹夜準備を楽しむ梓を前に帰らなければならないのはかーなーり悔しいでしょうね(笑
夜の学祭巡り。学校へ泊まり込む機会などそうそう無い上に、あちこちの教室で眠らず準備する生徒たちがたくさんいる妙な連帯感。こんな学祭前夜の独特な雰囲気・高揚感は学生時代にしか味わえない貴重なものです。この辺のシーンもいい雰囲気で描かれていました。おっさんには全てが懐かしい、ほんと泊まり込みの準備って楽しいんだよね。通りすがりのマンモス肉店にてジュリエットの墓石を発見、こんな所に!
徹夜で練習のはずが結局寝てしまうのもお約束。シュラフに転がってダベるシーンもそれっぽくてリアルです。やきそばの夢を見ながら寝てしまう紬がかわいい…誰か紬にやきそばを食べさせてあげて(笑
連続の寝顔カットは油断しまくった寝顔&乱れた髪がこれまたリアル、横向きに静かに寝る澪、豪快な律、髪が大変なことになってる紬、そしてよだれを垂らして寝る唯などなど各々個性的な寝姿も面白いです。そういや修学旅行回の就寝シーンでも思ったけれど、みなさん揃って枕元にケータイを置いているのはじつに今どきっぽい。熟睡する先輩達を見て安心顔の梓は明日のライブへ向けて元気が出てきましたね。よかった。
明けて翌朝。衣装が完成し意気揚々と部室のドアを開けたさわちゃんが見たのは寝コケる軽音部の面々、せっかく徹夜で完成させたのにスルーは気の毒です(笑。寝ぼけ眼で「HTT」とプリントされたTシャツを見ると大歓喜のみなさん、とはいえ去年までの衣装に比べると少々(略。ともあれ喜んでもらえてよかったねさわちゃん。
さて次回はいよいよ学祭ライブ本番です。ここまでほとんど演奏シーンが無かったけいおん2期にてようやく見られるライブシーン、視聴者揃って大期待の中ではたしてどれほどの映像をぶちかましてくれるかお楽しみ。
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ドタバタの舞台当日から泊まり込みのライブ練習。
ついに開幕した桜高祭。これまで梓のクラス参加風景はほとんど描かれていませんでしたが「峠の茶屋」ってことで着物姿で買い出しへ。ネコミミウエイトレス案は却下?(笑。本番当日に資材が足りなくなって緊急買い出し、しかも茶屋娘のコスチュームでコンビニへ行くとか非日常の楽しさを感じさせます。
「このバタバタが楽しい」
学祭に限らずこういうイベントってそのものの楽しさもありますが、この非日常なバタバタ感、時間に追われて準備に忙しい感覚、準備不足やトラブルを乗り切る達成感などなどがじつは一番楽しかったりします。この作品は修学旅行や夏フェスなどで見られたように「雰囲気」の再現性が凄まじく良く、今回の学祭話も当日の雰囲気・楽しんでいる様子がありありと描かれていました。確かに学祭当日ってこんな感覚ですよね。懐かしいなあ。
オカルト研究会の石碑展がチラリと映って後半への布石も抜かりなく。
緊張のあまりセリフをカミカミな澪に唯からアドバイス。手にカボチャと書いて、っていろいろ混ざってます(笑。その間もクラスでは劇の準備に大忙し、通りすがりの梓が覗く様子はこれまた一人別行動の寂しさ…軽音部のことを忘れちゃってる?と心配している様子が窺えます。
休憩時間に学祭を回る2年生トリオ。通りがかったマンモス肉の模擬店の衣装はさわちゃん謹製、他にもいろいろ衣装を作りまくりらしくさわちゃん大活躍ですなあ。目の下にクマを作って突貫の衣装制作…若くないんだから以下略。作中では「マンモス肉」と呼んでますがいわゆる「まんが肉」とか「ギャートルズのあの肉」、誰でも一度は食べてみたいアレを学祭で出すとは2-2はなかなか商才がありますね。原始人風の衣装や石のお金もそれっぽい、これで猿酒があれば完璧だけれど未成年はダメか(笑
衣装へ着替えていざステージ本番へ。緞帳の端から客入りを確認して湧く唯&律、一方どよんどな表情の澪が印象的です。この期に及んでこの表情ですが、後々の出来を見ればこれが澪のスイッチ、ここまで追い詰めらてようやく開き直れるのでしょうね。
ほぼ満員の講堂へ到着した2年生トリオはそそくさと席へ着き、ここでも梓はライブ練習の少なさを一人ついつい愚痴ってしまう。そんな自分を「嫌な子」と責める様子も切ないです。劇の準備に忙しい先輩達から取り残され、たった一人でライブの心配をしている梓の心細さは相当なものだったはず。そんな嫉妬心を自分の中に収め、思わず出た愚痴を飲み込んでしまえるのは梓の成長をも感じさせます。
さてそのロミジュリ本番ですが…ステージ上の誰よりも「木-G」が目立っていて笑った。誰が熱演していてもどうしても木に目が行ってしまうよ。というかセリフも無くただ立っているだけなのに顔出しする意味がわからない(笑。
ロミジュリの見せ場、ロミオとジュリエットの逢瀬シーンにてマジメな演技に笑いを堪える律&澪がいかにもでした。人間、絶対に笑ってはいけない場面こそ笑いが出てしまうものです。そして一番くしゃみをしてはいけない場面にて以下略。よく我慢したぞ唯!
そんなピンチを乗り切っての舞台袖では新たなトラブルが発生。小道具の墓石が見つからない! 淡々と進む舞台の裏側で起きるトラブルの描写はこれまたいかにもありそう、バタバタする裏方の様子などじつにリアルです。
何か代わりになるモノを…というわけでオカルト研究会の展示品を借りに走る紬&しずか、そしてしずかの代役を名乗り出る唯。この一連シーンもドタバタの裏方と袖から覗くステージの対比が臨場感を高めますね。どきどき。急な代役に慌てる唯でしたが…また木の役か! だから何故顔出しなんだ(笑
オカルト研展示品の「お墓に似たようなもの」はロゼッタストーンでした。あはははは。しかし女子高の学祭にしてはえらく凝った展示貧ですなあ。オカルトなんて!
淡々と進むステージ側から覗く袖のみなさん。代品の到着を焦りながら待つみなさんの緊張感が伝わってきますね。もう間に合わない! というタイミングでロゼッタストーンが到着、暗転した舞台へギリギリ運び込んでセーフ…遠目からは墓石に見えないこともないけれど、ロゼッタストーンの前で最期の悲劇シーンを演っているかと思うとかなりシュールな絵面ですね(笑
無事にステージを終えての安堵感、緊張から解放された喜び、成し遂げた達成感などなど本番終了後の描写もリアリティに溢れていました。こうして見るとクラス全体でがんばって舞台を作り上げていた様子がわかります。「ロミジュリ!」とのサブタイトルから劇中劇の描写がもう少し多いかと思ったけれど、劇そのものではなく「劇を作り上げる様子」に終始し、その独特の雰囲気を十二分に描いていたのはさすがとしか。
さてその盛り上がりの一方で梓は一人部室で練習していました。寂しそう。てな所へ一仕事終えた先輩たちが登場しいつもの軽音部が戻ってきました。劇の感想を訊いてもはっきりしない梓を律がからかうと、みんなが戻ってきてくれた安堵からかついつい本音を吐露してしまう梓。でも先輩たちは軽音部の事もきちんと考えていた、明日へ向けてお泊まりで練習だ! これもまた学祭の醍醐味…無事に明日が来ればいいのですが(それは違う作品です
衣装制作に追われるさわちゃんもお泊まり決定、抜かりなく差し入れを持ってくる憂ちゃんはいい嫁さんになりそうだなあ。
憂ちゃんからの差し入れを囲んで賑やかなみなさん。いつもは固い和もこういう場面ではしっかり楽しんでいる様子…「私は帰るけどね」と冷静なのはさすが。そして宴もたけなわに現れた純ちゃん、徹夜準備を楽しむ梓を前に帰らなければならないのはかーなーり悔しいでしょうね(笑
夜の学祭巡り。学校へ泊まり込む機会などそうそう無い上に、あちこちの教室で眠らず準備する生徒たちがたくさんいる妙な連帯感。こんな学祭前夜の独特な雰囲気・高揚感は学生時代にしか味わえない貴重なものです。この辺のシーンもいい雰囲気で描かれていました。おっさんには全てが懐かしい、ほんと泊まり込みの準備って楽しいんだよね。通りすがりのマンモス肉店にてジュリエットの墓石を発見、こんな所に!
徹夜で練習のはずが結局寝てしまうのもお約束。シュラフに転がってダベるシーンもそれっぽくてリアルです。やきそばの夢を見ながら寝てしまう紬がかわいい…誰か紬にやきそばを食べさせてあげて(笑
連続の寝顔カットは油断しまくった寝顔&乱れた髪がこれまたリアル、横向きに静かに寝る澪、豪快な律、髪が大変なことになってる紬、そしてよだれを垂らして寝る唯などなど各々個性的な寝姿も面白いです。そういや修学旅行回の就寝シーンでも思ったけれど、みなさん揃って枕元にケータイを置いているのはじつに今どきっぽい。熟睡する先輩達を見て安心顔の梓は明日のライブへ向けて元気が出てきましたね。よかった。
明けて翌朝。衣装が完成し意気揚々と部室のドアを開けたさわちゃんが見たのは寝コケる軽音部の面々、せっかく徹夜で完成させたのにスルーは気の毒です(笑。寝ぼけ眼で「HTT」とプリントされたTシャツを見ると大歓喜のみなさん、とはいえ去年までの衣装に比べると少々(略。ともあれ喜んでもらえてよかったねさわちゃん。
さて次回はいよいよ学祭ライブ本番です。ここまでほとんど演奏シーンが無かったけいおん2期にてようやく見られるライブシーン、視聴者揃って大期待の中ではたしてどれほどの映像をぶちかましてくれるかお楽しみ。
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