2008-09-28(Sun)
マクロスFRONTIER #25 アナタノオト
いよいよ最終回、グレイスの野望の果ては?
そして超銀河トライアングルの決着は?
先週ギャラクシーの残骸からいろんなデータを収集してグレイスの野望を突き止めた宇宙海賊クォーターのみなさん。野望を知ったはいいけれど「フォールド通信でも間に合わない!」と半ば諦めムードだったはずですが今回の冒頭で普通に登場しました。通信が間に合わないのに本体は間に合う謎、そんなら通信なんて要らないんじゃ?
あんだけ大騒ぎしたオズマvs統合軍居残り組が一瞬で関係回復している謎。そしてもちろんアルトは存命でありました。あまりに当然のように生き残ってて笑うしか…。先週の引きは何だったんだ。
宇宙に浮かぶ巨大ランカを撃ったら後ろからバトルギャラクシーがお出ましに。なるほどランカはこの中に拘束されているらしい。などと騒ぎの中でレオンの悪行があっさり晒されちゃって身柄拘束にて終了。え? レオンはこれで終わり? 大統領暗殺容疑もキャシーの口頭だけで逮捕ですか。なんというスピーディな展開でしょう。
さあ最終決戦だ!ってことでいつの間にか小っちゃくなってるクランがアルトのVF-25を曳航して参上、シェリルのノーザンクロスに乗って決戦のスタートです。なんだかここまでのやっつけ仕事を吹き飛ばすような勢いで歌に乗ってミサイルは舞いバルキリーも舞う。すっかり忘れていた藤娘の映像がインサートされてましたけど結局歌舞伎役者という設定は全然生かされて無かったような。当初は面白い設定だと期待していただけにもったいない。
クランがミハエルの敵討ちに燃えるのはお約束ながら熱い。しかし結局ミハエルはあのまま死亡確定だったのですね。あの状況で生き残られてもあまりにあんまりではありますが殺しちゃうには惜しいキャラでした。身を持って想いの大切さを教えてくれたはずなのに肝心のアルトには何も伝わっていなかったみたいですし。クランの見せ場はそれなりに増えましたけどこういう悲恋なシーンよりもクランvsミハエルの日常生活をもう少し見たかったかも。
ルカは歩く火薬庫。どんだけ秘密兵器を持ってんだ。
「ユダシステム」って今まで出てきた?
アルトの必死の呼びかけで首から下げたハーモニカは散り、ランカは自我を取り戻しました。力技といいましょうか結構単純な解決法でしたね。いや感動すべきシーンなのでしょうがあまりに急展開すぎてどうしていいのかわからない。
そしてここんとこ人間離れしまくっていたグレイス17歳はバジュラネットワークと接続完了していよいよえらいことに。螺旋の力を纏い「超時空生命体バジュラ」を名乗るラスボスの登場であります。やはり宇宙は強大な螺旋力を持つ者が支配するのか。
アタシ
グレイス
歳は17
来年も17
みたいな
デビュー20周年でも17
みたいな
超時空生命体は
歳取らないの
アタリマエ
みたいな
お前の
ドリルで
天を
衝け
みたいな
てか
衝かないわけないじゃん
みたいな。
プロトカルチャーも畏れる井上喜久子17歳。
そしてついに倒れたシェリル。髪の色も落ちいよいよか?
バジュラの力を手にしたグレイスによる攻撃はますます激しくなり海賊クォーターも諦めムードに。するとそこへランカの歌声が響きました。この後の展開はお約束っちゃお約束すぎるのですがこのベタベタ感がマクロスなのだなあ。
力尽きたシェリルの夢枕に立つランカ。「私の仕事は終わった。もう何も残っていない」と弱気のシェリルに対しいきなり鉄拳制裁であります。バカ!
バカは(以下略
続いて現れたアルトは「お前達が俺の翼だ!」と。これは聞こえは良いけれども意味としては二人嫁宣言ですよね。ミハエルが命懸けで伝えたことがまったく通じていません。結局このまま選ばずに終了なの?
死にかかっていたシェリルはランカの裏技であっさり治癒。シェリル生還は嬉しいけれどもいろいろご都合すぎて言葉もありません。破壊された脳細胞はウィルスを移動させても元には戻らないはずですが覚醒したランカに不可能は無いのだ!
そして超時空歌合戦改め超時空ミュージカルの開幕です。お約束と呆れながらもつい引き込まれてしまう絵作りには妙に感心。伏線回収も詰め込みすぎの急展開もメチャメチャだけど面白いんだなこれが(笑 星間飛行のシーンでは全身さぶいぼが立っちゃったりこの曲いいなあ。マクロスFの曲で一番好きかもしれない。敬礼
ダイダロスアタックやらケーニッヒの勇姿を見れたのも嬉しい。改めて思うけれどもマクロスってのは理屈じゃないんだよね(笑 と理屈をダラダラ書いてきた今までのレビューを全否定。
ミハエルのスナイパーライフルをアルトに投げ渡すクラン。熱い展開だなあ。しかし人類究極の進化を語るグレイスに対し「何が進化だ、バジュラを犠牲にしているくせに!と叫ぶアルトの破綻っぷりに少々我に返ってしまった。あんたついさっきまでバジュラ殲滅に燃えてたでしょう? ホント彼は最後まで流されまくっていますね。
アルトに撃たれる瞬間、グレイスが微笑んだように見えました。これは人間の力によって自らが否定されることを期待していた? グレイスも元は人間であり最期にはその本質を理解したのでしょうかね。
ランカ一家の回想にランシェが登場しました。すっかりV型感染症にやられちゃってる風ですがこの時娘と孫娘はどこに? 結局マオが感染症に罹った経緯も不明、同様にシェリルの感染ルートも不明、シェリルが何故スラムにいたのかも不明。全部放り投げてのエピローグであります。
オーナー氏に先週突然立った伏線のオチは「ミンメイに会いたかった」ってことですか。今までの経緯から何か壮大な計画を夢見ていた感じなのに行き着いた先はミンメイちゃん? キューンキューン? まあ彼はかなり古株のゼントラ人っぽいのでミンメイに対する想いが格別なのでしょうか。
結局トライアングルは一切決着せぬまま終了。すっきりしない終わり方と嘆かれるかもですが25話もアルトを見てきた貴兄ならばこの結論も理解できるはず。どちらか1人なんて選べるわけがない。その時その時で惹かれたほうに流れる、それがアルトという男なのですよ。
シェリルはキラッで☆を出せないのな(ひどい締め
そして劇場版ですか。まさかこのとっちらかったストーリーの総集編なんて作れないでしょうしどんな映画になるのやら。続編なのか番外編なのか。普通にランカ&シェリルのフィルムコンサートだったらDVDで欲しいな(笑
というわけでこれにてマクロスFはおしまい。何だかんだ言いつつも楽しませていただきましたよ。終盤のドタバタは唖然としますがこの破綻具合やご都合展開も含めてマクロスは面白いのです。半年間お疲れさまでした。
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そして超銀河トライアングルの決着は?
先週ギャラクシーの残骸からいろんなデータを収集してグレイスの野望を突き止めた宇宙海賊クォーターのみなさん。野望を知ったはいいけれど「フォールド通信でも間に合わない!」と半ば諦めムードだったはずですが今回の冒頭で普通に登場しました。通信が間に合わないのに本体は間に合う謎、そんなら通信なんて要らないんじゃ?
あんだけ大騒ぎしたオズマvs統合軍居残り組が一瞬で関係回復している謎。そしてもちろんアルトは存命でありました。あまりに当然のように生き残ってて笑うしか…。先週の引きは何だったんだ。
宇宙に浮かぶ巨大ランカを撃ったら後ろからバトルギャラクシーがお出ましに。なるほどランカはこの中に拘束されているらしい。などと騒ぎの中でレオンの悪行があっさり晒されちゃって身柄拘束にて終了。え? レオンはこれで終わり? 大統領暗殺容疑もキャシーの口頭だけで逮捕ですか。なんというスピーディな展開でしょう。
さあ最終決戦だ!ってことでいつの間にか小っちゃくなってるクランがアルトのVF-25を曳航して参上、シェリルのノーザンクロスに乗って決戦のスタートです。なんだかここまでのやっつけ仕事を吹き飛ばすような勢いで歌に乗ってミサイルは舞いバルキリーも舞う。すっかり忘れていた藤娘の映像がインサートされてましたけど結局歌舞伎役者という設定は全然生かされて無かったような。当初は面白い設定だと期待していただけにもったいない。
クランがミハエルの敵討ちに燃えるのはお約束ながら熱い。しかし結局ミハエルはあのまま死亡確定だったのですね。あの状況で生き残られてもあまりにあんまりではありますが殺しちゃうには惜しいキャラでした。身を持って想いの大切さを教えてくれたはずなのに肝心のアルトには何も伝わっていなかったみたいですし。クランの見せ場はそれなりに増えましたけどこういう悲恋なシーンよりもクランvsミハエルの日常生活をもう少し見たかったかも。
ルカは歩く火薬庫。どんだけ秘密兵器を持ってんだ。
「ユダシステム」って今まで出てきた?
アルトの必死の呼びかけで首から下げたハーモニカは散り、ランカは自我を取り戻しました。力技といいましょうか結構単純な解決法でしたね。いや感動すべきシーンなのでしょうがあまりに急展開すぎてどうしていいのかわからない。
そしてここんとこ人間離れしまくっていたグレイス17歳はバジュラネットワークと接続完了していよいよえらいことに。螺旋の力を纏い「超時空生命体バジュラ」を名乗るラスボスの登場であります。やはり宇宙は強大な螺旋力を持つ者が支配するのか。
アタシ
グレイス
歳は17
来年も17
みたいな
デビュー20周年でも17
みたいな
超時空生命体は
歳取らないの
アタリマエ
みたいな
お前の
ドリルで
天を
衝け
みたいな
てか
衝かないわけないじゃん
みたいな。
プロトカルチャーも畏れる井上喜久子17歳。
そしてついに倒れたシェリル。髪の色も落ちいよいよか?
バジュラの力を手にしたグレイスによる攻撃はますます激しくなり海賊クォーターも諦めムードに。するとそこへランカの歌声が響きました。この後の展開はお約束っちゃお約束すぎるのですがこのベタベタ感がマクロスなのだなあ。
力尽きたシェリルの夢枕に立つランカ。「私の仕事は終わった。もう何も残っていない」と弱気のシェリルに対しいきなり鉄拳制裁であります。バカ!
バカは(以下略
続いて現れたアルトは「お前達が俺の翼だ!」と。これは聞こえは良いけれども意味としては二人嫁宣言ですよね。ミハエルが命懸けで伝えたことがまったく通じていません。結局このまま選ばずに終了なの?
死にかかっていたシェリルはランカの裏技であっさり治癒。シェリル生還は嬉しいけれどもいろいろご都合すぎて言葉もありません。破壊された脳細胞はウィルスを移動させても元には戻らないはずですが覚醒したランカに不可能は無いのだ!
そして超時空歌合戦改め超時空ミュージカルの開幕です。お約束と呆れながらもつい引き込まれてしまう絵作りには妙に感心。伏線回収も詰め込みすぎの急展開もメチャメチャだけど面白いんだなこれが(笑 星間飛行のシーンでは全身さぶいぼが立っちゃったりこの曲いいなあ。マクロスFの曲で一番好きかもしれない。敬礼
ダイダロスアタックやらケーニッヒの勇姿を見れたのも嬉しい。改めて思うけれどもマクロスってのは理屈じゃないんだよね(笑 と理屈をダラダラ書いてきた今までのレビューを全否定。
ミハエルのスナイパーライフルをアルトに投げ渡すクラン。熱い展開だなあ。しかし人類究極の進化を語るグレイスに対し「何が進化だ、バジュラを犠牲にしているくせに!と叫ぶアルトの破綻っぷりに少々我に返ってしまった。あんたついさっきまでバジュラ殲滅に燃えてたでしょう? ホント彼は最後まで流されまくっていますね。
アルトに撃たれる瞬間、グレイスが微笑んだように見えました。これは人間の力によって自らが否定されることを期待していた? グレイスも元は人間であり最期にはその本質を理解したのでしょうかね。
ランカ一家の回想にランシェが登場しました。すっかりV型感染症にやられちゃってる風ですがこの時娘と孫娘はどこに? 結局マオが感染症に罹った経緯も不明、同様にシェリルの感染ルートも不明、シェリルが何故スラムにいたのかも不明。全部放り投げてのエピローグであります。
オーナー氏に先週突然立った伏線のオチは「ミンメイに会いたかった」ってことですか。今までの経緯から何か壮大な計画を夢見ていた感じなのに行き着いた先はミンメイちゃん? キューンキューン? まあ彼はかなり古株のゼントラ人っぽいのでミンメイに対する想いが格別なのでしょうか。
結局トライアングルは一切決着せぬまま終了。すっきりしない終わり方と嘆かれるかもですが25話もアルトを見てきた貴兄ならばこの結論も理解できるはず。どちらか1人なんて選べるわけがない。その時その時で惹かれたほうに流れる、それがアルトという男なのですよ。
シェリルはキラッで☆を出せないのな(ひどい締め
そして劇場版ですか。まさかこのとっちらかったストーリーの総集編なんて作れないでしょうしどんな映画になるのやら。続編なのか番外編なのか。普通にランカ&シェリルのフィルムコンサートだったらDVDで欲しいな(笑
というわけでこれにてマクロスFはおしまい。何だかんだ言いつつも楽しませていただきましたよ。終盤のドタバタは唖然としますがこの破綻具合やご都合展開も含めてマクロスは面白いのです。半年間お疲れさまでした。
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