2008-09-01(Mon)
コードギアス 反逆のルルーシュR2 #21 ラグナレクの接続
急展開というか超展開のコードギアス。
散りばめた伏線を一気に回収です。一気すぎ?
マジックを手にしたアバンのマリアーニャ。気を失ってるスザクの顔に落書きしようとしてた? 何といういたずら者、この状況でこの余裕はさすが閃光のマリアンヌと異名を持つだけのことはあります(笑。しかしスザクも目を覚ましていきなりこの状況では混乱するでしょうね。さらにマリアーニャは
「今はマリアンヌ。ルルーシュとナナリーのお母さんよ」
とか、、いきなりそんなん言われてもわけわかんないって(笑
一方の扇を始めとする騎士団は相変わらずの様子。「ゼロは生きていてはいけない」と玉城がマジ泣きしてます。何だかんだ言って彼は本気でゼロを親友と思っていたのかも。中途半端に頭が悪い他の騎士団メンバーより純粋な分だけ「裏切り」がショックだったでしょうね。カレンは真実を確かめるため新紅蓮に搭乗。彼女はルルーシュの真意を知っているため現在の騎士団は針の筵でしょう…。
ルルーシュは皇帝とのんびり対峙。ルルがマリアンヌ暗殺事件の真相を問い質してもいつの間にか嘘が真実がと何度も聞いたような禅問答に。
その頃マリアーニャはルルーシュによって壊された思考エレベータ出口を修理してますが直らず、結局C.C.の力によっていざ行かん皇帝の許へ。
というわけでマリアンヌ登場。そりゃルルーシュもびっくりしますわ…。何事も無かったような笑顔を見せるマリアンヌ、くるっと回ってスカートをつまみ上げてポーズを取る姿はあまりにイメージと違っていて笑った。マリアンヌの性格は先週からチラチラ見せておりましたがほんと威厳も何も無い軽い姉ちゃんですね(笑 これがKMFで暴れている回想(閃光のマリアンヌ大活躍の巻)や私生活エピソードの一本でもあれば印象が違うのでしょうけれども、前回今回見せた描写だけではコーネリア殿下やジェレミアがあそこまで入れ込む理由がわかりません。
皇帝の幼少期。結局V.V.とは血縁の双子なわけ? 権力争いによる暗殺が日常だった幼少期の彼は確かに嘘を憎み、また他人を信じられずに育ちそう。その唯一の支えがV.V.であり、V.V.の支えもまた皇帝でありました。そういえば以前チラリと出たV.V.の契約シーン、ここで私はその相手が「ナナリーではないか」と推測しましたが何とそのまんま皇帝でした。ううむ。
そしてマリアンヌ暗殺事件の真相。これがまたストレートド真ん中なお話でいろいろ妄想を重ねて推理してた俺涙目。何ですかこの捻りの全く無いオチは…。アーニャがじつは真のナナリーでは? マリアンヌは何かを守るために自ら死を選んだのでは? そもそもマリアンヌ暗殺事件そのものが皇帝ギアスの捏造記憶では? そしてナナリーの目や足が不自由なのもストーリーの根幹に関わる理由があるに違いない、とすべて卓袱台返しです。ほんと「そのまんま」の展開に唖然。それにしてもアーニャの正体が単に「行儀見習いに来ていた少女」ってオチは勘弁だなあ。彼女にはもっと深い秘密があると思っていたのに。
マリアンヌのギアスは肉体の死によって発動する「人の心を渡るギアス」でした。アーニャの体に憑いたマリアンヌは意識の表層に出るとC.C.と心で話せる。その事に気付いたC.C,は嚮団をV.V.に預けて姿を消した。何故姿を消す必要が? 何か重大なネタを見逃してる?
さらにルルとナナリーを日本へ送った理由がまたそのまんまでした。ここまで散々悪役顔だった皇帝が「じつは2人の身を守るために手元から遠ざけた」という逆転展開は読めすぎて、あまりに直球すぎるため「これは無いだろう」と踏んでいたにも関わらずこのオチ。見ていて思わず「何だよそれ…」と洩らしてしまいました(笑
「ラグナレクの接続」によって神が殺される。すべての人の意識は死者も含めて統一されたものとなり、そこは嘘も争いも無い「優しい世界」となる。ってそれはつまり人類補完計画ではありませんか。あれはダメだと10年以上前に結論が出ていますよ…。これで最終回のオチが「キモチワルイ…」だったら今まで録画したDVDはズズメ避け直行だ(笑
皇帝たちの望む世界は「自分に優しい世界」、しかしナナリーやユフィが望んだのは「他人に優しくなれる世界」。この下りはなかなか訴えるものがありましたね。
さてこの状況で不老不死の皇帝に対しどうするのかと思ったらルルーシュは予想外の相手にギアスを…。いやはやあまりのスケールにぶっ飛びましたよ。そういうのアリなのか。
「時の歩みを止めないでくれ!」
この場所にいる「もう一人」に対してルルーシュはギアスを、いや「願い」を告げた。思わずマリアンヌが飛び掛りますがスザクが制止、これはスザクとルルーシュが同じ方向を向いた表れとしていいシーンでした。さらにルルーシュは右目を見開き、気合一発で両目ギアスを発動です。これはコード受け渡しに向かうギアス能力の進行なのか、それともルルーシュの思いがギアスの強化に繋がった瞬間なのか。
ルルーシュの願いは神に通じ、皇帝&マリアンヌの姿がCの世界に飲み込まれていきます。消え行く2人に対しナナリーの笑顔の意味について涙目で訴えるルルーシュを見ていたらこっちまで涙目に(笑。っていうかナナリーは本当に死んじゃったのか? 公式の死亡表示はブラフではないのか?
というわけで皇帝&マリアンヌが退場です。え? 1期からさんざん引っ張ってきたマリアンヌの出番ってばこれで終わり? 閃光のマリアンヌは退場まで閃光でしたってオチ? そして皇帝の意外な小物っぷりにまた唖然。今回は超展開すぎて思考が付いていきません。
と思ったら今回の超展開はまだまだ終わりではありませんでした。騒動から1ヶ月の空白を置いて現れたのはブリタニアの新皇帝を名乗るルルーシュ。父王殺しで皇位継承とはいつの時代ですか。いやそれはかまわんのだけど制服は無いだろ制服は。
そして「ナイトオブゼロ」を拝命しルルーシュ直属の騎士となったスザク。迫り来る槍を一蹴りで粉砕とはどんだけサイボーグなんだ(笑。そんなスザクですが紹介されて得意満面な表情が素敵すぎ。この表情には何か理由があるに違いない、と思わせてじつは何の理由も無かったりして。こないだまであれほどすれ違っていた2人がここへ来ていきなりの共闘を見せ、流れとしてそれはそれで歓迎なのだけれど、スザクが「ユーフェミアの敵」と刃を向けた後1ヶ月の空白→突然共闘という見せ方はインパクト至上の作りで説明不足なんてレベルではありません。ここはいくらなんでもラストまでに説明が入るでしょう。
閑話休題。会場に集まったみなさんはこの交代劇に納得いきませんがギアスであっさり解決、ルルーシュのギアスって相手と目を合わせないとダメな気がしたけれども一瞬で全員にかかったのは両目ギアスのパワーだろうか? ルルーシュがギアスを使って従わせる現場を見ても眉一つ動かさないスザクに修羅の道を行く覚悟が見えますね。それにしても集まった皇族衆がその他大勢扱いでちょっと笑った。まあ残り話数も少ないことですしこのまま大した活躍もせず終わってしまうのでしょう。
さて晴れてブリタニア皇帝となったルルーシュに対しシュナイゼル殿下はどう動くのか。騎士団連中はそのままシュナイゼル殿下の手下? あと残ったラウンズ衆はどうするのだろう。本来ブリタニア軍の兵士なのだからルルーシュ側へ寄るか、それともシュナイゼル殿下の下に付くのか。本国から見れば彼らは「反乱軍」扱いになるけれども実質の兵力中枢はシュナイゼル殿下側にあるのでパワーバランスは微妙なところ。新ランスロットはロイド博士の手の中なのでこれをどう奪うか、さらにカレンの新紅蓮がルルーシュ側に付けばラウンズ衆は5分で片付く? いや新ランスロットと新紅蓮が揃ってしまったら無敵すぎてつまらない?
不敵に笑むシュナイゼル殿下はこの状況を楽しんでいるようにも見えます。彼は皇帝をして「政治を、戦争をゲームとして扱った」と非難してましたが誰よりもゲームとして扱っているのはシュナイゼル殿下自身のような気がしますね。そのしっぺ返しは最終回で盛大に?
それはそうとジェレミアはどうしたんだ。せっかくのギアスキャンセラーが持ち腐れになっちゃってるぞ。奇跡的に生還したナナリーにキャンセラーをかけると目を開き…てな展開を希望。ナナリーは死んでないよ! 死んでるわけがない!(ほとんど自己暗示
あと「ルルーシュに確かめなきゃ」と言って新紅蓮に乗ったカレンは1ヶ月間も何やってたのやら。
なんだかあまりの超展開に面白いんだかどうなのかわかりませんがこれだけ長いレビューを書くってことはたぶん面白いのでしょう。きっと。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
散りばめた伏線を一気に回収です。一気すぎ?
マジックを手にしたアバンのマリアーニャ。気を失ってるスザクの顔に落書きしようとしてた? 何といういたずら者、この状況でこの余裕はさすが閃光のマリアンヌと異名を持つだけのことはあります(笑。しかしスザクも目を覚ましていきなりこの状況では混乱するでしょうね。さらにマリアーニャは
「今はマリアンヌ。ルルーシュとナナリーのお母さんよ」
とか、、いきなりそんなん言われてもわけわかんないって(笑
一方の扇を始めとする騎士団は相変わらずの様子。「ゼロは生きていてはいけない」と玉城がマジ泣きしてます。何だかんだ言って彼は本気でゼロを親友と思っていたのかも。中途半端に頭が悪い他の騎士団メンバーより純粋な分だけ「裏切り」がショックだったでしょうね。カレンは真実を確かめるため新紅蓮に搭乗。彼女はルルーシュの真意を知っているため現在の騎士団は針の筵でしょう…。
ルルーシュは皇帝とのんびり対峙。ルルがマリアンヌ暗殺事件の真相を問い質してもいつの間にか嘘が真実がと何度も聞いたような禅問答に。
その頃マリアーニャはルルーシュによって壊された思考エレベータ出口を修理してますが直らず、結局C.C.の力によっていざ行かん皇帝の許へ。
というわけでマリアンヌ登場。そりゃルルーシュもびっくりしますわ…。何事も無かったような笑顔を見せるマリアンヌ、くるっと回ってスカートをつまみ上げてポーズを取る姿はあまりにイメージと違っていて笑った。マリアンヌの性格は先週からチラチラ見せておりましたがほんと威厳も何も無い軽い姉ちゃんですね(笑 これがKMFで暴れている回想(閃光のマリアンヌ大活躍の巻)や私生活エピソードの一本でもあれば印象が違うのでしょうけれども、前回今回見せた描写だけではコーネリア殿下やジェレミアがあそこまで入れ込む理由がわかりません。
皇帝の幼少期。結局V.V.とは血縁の双子なわけ? 権力争いによる暗殺が日常だった幼少期の彼は確かに嘘を憎み、また他人を信じられずに育ちそう。その唯一の支えがV.V.であり、V.V.の支えもまた皇帝でありました。そういえば以前チラリと出たV.V.の契約シーン、ここで私はその相手が「ナナリーではないか」と推測しましたが何とそのまんま皇帝でした。ううむ。
そしてマリアンヌ暗殺事件の真相。これがまたストレートド真ん中なお話でいろいろ妄想を重ねて推理してた俺涙目。何ですかこの捻りの全く無いオチは…。アーニャがじつは真のナナリーでは? マリアンヌは何かを守るために自ら死を選んだのでは? そもそもマリアンヌ暗殺事件そのものが皇帝ギアスの捏造記憶では? そしてナナリーの目や足が不自由なのもストーリーの根幹に関わる理由があるに違いない、とすべて卓袱台返しです。ほんと「そのまんま」の展開に唖然。それにしてもアーニャの正体が単に「行儀見習いに来ていた少女」ってオチは勘弁だなあ。彼女にはもっと深い秘密があると思っていたのに。
マリアンヌのギアスは肉体の死によって発動する「人の心を渡るギアス」でした。アーニャの体に憑いたマリアンヌは意識の表層に出るとC.C.と心で話せる。その事に気付いたC.C,は嚮団をV.V.に預けて姿を消した。何故姿を消す必要が? 何か重大なネタを見逃してる?
さらにルルとナナリーを日本へ送った理由がまたそのまんまでした。ここまで散々悪役顔だった皇帝が「じつは2人の身を守るために手元から遠ざけた」という逆転展開は読めすぎて、あまりに直球すぎるため「これは無いだろう」と踏んでいたにも関わらずこのオチ。見ていて思わず「何だよそれ…」と洩らしてしまいました(笑
「ラグナレクの接続」によって神が殺される。すべての人の意識は死者も含めて統一されたものとなり、そこは嘘も争いも無い「優しい世界」となる。ってそれはつまり人類補完計画ではありませんか。あれはダメだと10年以上前に結論が出ていますよ…。これで最終回のオチが「キモチワルイ…」だったら今まで録画したDVDはズズメ避け直行だ(笑
皇帝たちの望む世界は「自分に優しい世界」、しかしナナリーやユフィが望んだのは「他人に優しくなれる世界」。この下りはなかなか訴えるものがありましたね。
さてこの状況で不老不死の皇帝に対しどうするのかと思ったらルルーシュは予想外の相手にギアスを…。いやはやあまりのスケールにぶっ飛びましたよ。そういうのアリなのか。
「時の歩みを止めないでくれ!」
この場所にいる「もう一人」に対してルルーシュはギアスを、いや「願い」を告げた。思わずマリアンヌが飛び掛りますがスザクが制止、これはスザクとルルーシュが同じ方向を向いた表れとしていいシーンでした。さらにルルーシュは右目を見開き、気合一発で両目ギアスを発動です。これはコード受け渡しに向かうギアス能力の進行なのか、それともルルーシュの思いがギアスの強化に繋がった瞬間なのか。
ルルーシュの願いは神に通じ、皇帝&マリアンヌの姿がCの世界に飲み込まれていきます。消え行く2人に対しナナリーの笑顔の意味について涙目で訴えるルルーシュを見ていたらこっちまで涙目に(笑。っていうかナナリーは本当に死んじゃったのか? 公式の死亡表示はブラフではないのか?
というわけで皇帝&マリアンヌが退場です。え? 1期からさんざん引っ張ってきたマリアンヌの出番ってばこれで終わり? 閃光のマリアンヌは退場まで閃光でしたってオチ? そして皇帝の意外な小物っぷりにまた唖然。今回は超展開すぎて思考が付いていきません。
と思ったら今回の超展開はまだまだ終わりではありませんでした。騒動から1ヶ月の空白を置いて現れたのはブリタニアの新皇帝を名乗るルルーシュ。父王殺しで皇位継承とはいつの時代ですか。いやそれはかまわんのだけど制服は無いだろ制服は。
そして「ナイトオブゼロ」を拝命しルルーシュ直属の騎士となったスザク。迫り来る槍を一蹴りで粉砕とはどんだけサイボーグなんだ(笑。そんなスザクですが紹介されて得意満面な表情が素敵すぎ。この表情には何か理由があるに違いない、と思わせてじつは何の理由も無かったりして。こないだまであれほどすれ違っていた2人がここへ来ていきなりの共闘を見せ、流れとしてそれはそれで歓迎なのだけれど、スザクが「ユーフェミアの敵」と刃を向けた後1ヶ月の空白→突然共闘という見せ方はインパクト至上の作りで説明不足なんてレベルではありません。ここはいくらなんでもラストまでに説明が入るでしょう。
閑話休題。会場に集まったみなさんはこの交代劇に納得いきませんがギアスであっさり解決、ルルーシュのギアスって相手と目を合わせないとダメな気がしたけれども一瞬で全員にかかったのは両目ギアスのパワーだろうか? ルルーシュがギアスを使って従わせる現場を見ても眉一つ動かさないスザクに修羅の道を行く覚悟が見えますね。それにしても集まった皇族衆がその他大勢扱いでちょっと笑った。まあ残り話数も少ないことですしこのまま大した活躍もせず終わってしまうのでしょう。
さて晴れてブリタニア皇帝となったルルーシュに対しシュナイゼル殿下はどう動くのか。騎士団連中はそのままシュナイゼル殿下の手下? あと残ったラウンズ衆はどうするのだろう。本来ブリタニア軍の兵士なのだからルルーシュ側へ寄るか、それともシュナイゼル殿下の下に付くのか。本国から見れば彼らは「反乱軍」扱いになるけれども実質の兵力中枢はシュナイゼル殿下側にあるのでパワーバランスは微妙なところ。新ランスロットはロイド博士の手の中なのでこれをどう奪うか、さらにカレンの新紅蓮がルルーシュ側に付けばラウンズ衆は5分で片付く? いや新ランスロットと新紅蓮が揃ってしまったら無敵すぎてつまらない?
不敵に笑むシュナイゼル殿下はこの状況を楽しんでいるようにも見えます。彼は皇帝をして「政治を、戦争をゲームとして扱った」と非難してましたが誰よりもゲームとして扱っているのはシュナイゼル殿下自身のような気がしますね。そのしっぺ返しは最終回で盛大に?
それはそうとジェレミアはどうしたんだ。せっかくのギアスキャンセラーが持ち腐れになっちゃってるぞ。奇跡的に生還したナナリーにキャンセラーをかけると目を開き…てな展開を希望。ナナリーは死んでないよ! 死んでるわけがない!(ほとんど自己暗示
あと「ルルーシュに確かめなきゃ」と言って新紅蓮に乗ったカレンは1ヶ月間も何やってたのやら。
なんだかあまりの超展開に面白いんだかどうなのかわかりませんがこれだけ長いレビューを書くってことはたぶん面白いのでしょう。きっと。
- 関連記事
-
- コードギアス 反逆のルルーシュR2 #23 シュナイゼルの仮面
- コードギアス 反逆のルルーシュR2 #22 皇帝ルルーシュ
- コードギアス 反逆のルルーシュR2 #21 ラグナレクの接続
- コードギアス 反逆のルルーシュR2 #20 皇帝失格
- コードギアス 反逆のルルーシュR2 #19 裏切り
↓記事が役立ったら一票どうぞ。