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【映画】『Cop Car』(2015年)ケヴィン・ベーコン演じる悪徳警官は秀逸!子供たちは果たして悪徳警官の魔の手から生き延びられるのか? | ネタバレあらすじと感想

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◆映画『Cop Car』の作品情報

【原題】Cop Car

【監督・脚本】ジョン・ワッツ

【脚本】クリストファー・フォード

【出演】ケヴィン・ベーコン、ジェームズ・フリードソン=ジャクソン他

【公開】2015年

【上映時間】88分

【製作国】アメリカ

【ジャンル】スリラー

【視聴ツール】Amazon Prime、吹替

◆はじめに

何かヘボヘボ過ぎです。こんな警官観たことないと言うくらい、危機管理能力ゼロをまっしぐらです。しかも、子供相手に手を焼き過ぎて、観てられないと言う感じがします。
本作品は、本筋にそれた情報が殆ど無い、余白を削ぎ落したような作品です。それだけに、警官の一挙手一投足が浮き彫りになります。その結果、どうにもならない警官と言うレッテルを張られます。ケヴィン・ベーコンは痩せすぎているので、しわしわですね。57歳には見えないくらいよぼよぼです。演技がこの上ない位上手いので、もう少し肉をつけて欲しいです。

◆あらすじ

家出して森に向かうハリソン(ヘイズ・ウェルフォード)とトラヴィス(ジェームズ・フリードソン=ジャクソン)は、無人の1台のパトカーを見つけます。
運転席に座ってはしゃぐだけの2人でしたが、偶然キーを見つけ、ゲームで運転を覚えていたことからパトカーを運転して遊び始めます。
パトカーの持ち主は悪徳警官ミッチ・クレッツァー(ケヴィン・ベーコン)。
彼はトランクの中に隠していた遺体を森の中に遺棄して、パトカーに戻りました。
ですが、パトカーは少年たちに盗まれた後でした。
慌てて交換手のミランダに電話し、無線の調子が悪いと嘘の報告をして、連絡は携帯の方にするよう頼みます。
ミッチ保安官は車を盗み、自分のパトカーを探し始めます。
途中で白バイに呼び止められ身分証を見せるように言われますが、緊急事件が起こって見逃されます。それは、ミッチ保安官が嘘の事件の報告をしたから逃げることができました。
やがてパトカーを盗んだのが10歳くらいの少年だという情報が入ります。
ミッチ保安官は自宅にある無線が付いている車に乗り込み、ミランダに無線のチャンネルを変更するよう伝えると、パトカー泥棒の少年たちに無線で連絡を取ります。
それを聞いたハリソンとトラヴィスは捕まりたくないと仲間割れを始めました。
そして偶然、トランクの中に監禁されていた男性を見つけてしまいます。
悪いのは保安官だと言いくるめられた少年たちは、男性を助け出します。
しかし彼は、ハリソンに保安官を呼び出すよう脅します。
家族やペットを殺すと脅されてしまい、少年2人は男の言いなりになるしかなかったのです。
マシンガンを手にした男性は、パトカーに少年たちを閉じ込めたまま、保安官の命を狙うため隠れます。そしてミッチ保安官がやって来ます。
2人の少年がトランクを開け、男を助け出したと疑うミッチ保安官。
そこに、トラヴィスが運転するパトカーを見かけた中年女性が通りかかります。
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ミッチ保安官は中年女性を信用させ、周囲を見て回るよう頼みます。
隠れてミッチ保安官を狙う男を見つけた中年女性は撃ち殺され、ミッチ保安官と男は撃ち合いに。
外からしか開かないドアなのに、外にいる3人の大人は死んでいます。
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2人は考えた末、ハリソンが隠し持っていた銃で窓ガラスを割ってパトカーから脱出。
ですが、その際、一発の銃弾がトラヴィスのお腹に当たっていました。
仕方なくパトカーで逃げますが、まだ生きていたミッチ保安官は執拗にパトカーを返せと追って来ます。
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カーチェイスの末、路上にいた牛をよけきれなかったミッチ保安官は車と共に大破。
瀕死のトラヴィスを助けるため、ハリソンはサイレンをつけて町まで急ぎます。

◆所見

単調さにも、何かコミカルさをも感じます。警官のケヴィン・ベーコンは、アタフタしていてコミカルです。真面目な内容だけにその行動に目が行きます。また、この悪徳警官、どうしようとしているのかと言う点にも眼が行きます。とにかく、亜流な情報が全くないので、本作品にはすっかり、すっぽりとハマることができます。その意味では、本作品の秀逸さを感じます。

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