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【映画】『デス・レース 再視聴』(2008年)ジェイソン・ステイサムがキレキレのアクションで強者を倒していく!刑務所で繰り広げられる殺し合いで誰が勝者になるのか? | ネタバレあらすじと感想

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🔷映画『デス・レース』の作品情報

【原題】Death Race

【監督・脚本・原案】ポール・W・S・アンダーソン

【出演者】ジェイソン・ステイサム、タイリース・ギブソン、イアン・マクシェーン他

【公開】2008年

【上映時間】110分

【製作国】アメリカ、ドイツ、イギリス

【ジャンル】SF、アクション

【視聴ツール】U-NEXT、吹替

🔷はじめに

こんなに面白いのに観ていなかったと言うのが自分としても驚きでした。何だか最初は画面切り替えが早くて目が付いて行きませんでしたが、段々慣れて、観ていてどっぷり入り込んでしまいました。ちょっと考えられない、あり得ない状況や車の運転の凄さは横に置いておくこととして、非の打ちどころがない内容でした。確かに、近未来でないと、こんな刑務所が民営化されていないですが、カーチェイスがこんなにも迫力が有るのはちょっと類を見ないと思いました。

🔷あらすじ

2012年アメリカの経済は崩壊し、失業率は過去最低を記録しました。犯罪も多発し、刑務所の収容力は限界に達しました。そのため民間の企業が営利目的で、刑務所を運営するようになります。中でもターミナル島刑務所では、“ケージファイト”をネットで中継しており、囚人達の死闘は現代版コロッセオと呼ばれ人気を博しました。しかし、古代ローマ同様、観衆達はすぐに飽きてしまい更なる刺激を要求しました。そして、“デス・レース”が誕生します。

ジェンセン(ジェイソン・ステイサム)は製鉄所で働いていましたが、突然工場が閉鎖されクビを切られることになります。怒った労働者達が抗議をしていましたが、会社が機動隊を呼び制圧されます。ジェンセンは家に帰り、クビになったことを妻に伝えて謝罪しました。しかし、妻は夫を責めることなく、何とかなると励ましました。ジェンセンが着替えて料理の支度をしていていた妻の元に戻ると、妻が床に倒れており、自身も覆面を被った人物に液体を吹き掛けられ気絶させられます。目を覚ますと手には血の付いたナイフが握られており、警官達に取り囲まれていました。訳の分からないまま妻の方を見ると、血を流して亡くなっていました。

半年後。逮捕されたジェンセンは、ターミナル島・矯正省に移送されました。壁に“警告:威嚇なしに発砲する”と書かれているような場所でした。ジェンセンは元レーサーで、囚人の中にはそのことを知っている者もいました。しかも、ジェンセンが妻を殺した罪で服役したことも知っていました。ジェンセンが食事をしていると、他の囚人(パチェンコ)に絡まれて襲われそうになります。ジェンセンはお盆を使って反撃しますが、看守に銃を突きつけられ制圧されます。

所長がジェンセンの経歴に目をつけます。レースで顔に大けがを負った覆面レーサー、“フランケンシュタイン”の代わりにデス・レースに参加することを求めます。フランケンシュタインはレースに参加して命を落としており、覆面を他の人に被せても、フランケンシュタインの運転技術を真似ることはできなかったからです。レースに参加した見返りとして、5回優勝した者は釈放が約束されていました。フランケンシュタインは4回優勝した後亡くなっており、ジェンセンは1度優勝すれば釈放されることになりました。

所長は“コーチ”と呼ばれる男(イアン・マクシェーン)にジェンセンを紹介しました。コーチは仲間のガナー(ジェイコブ・バルガス)とリスト(フレデリック・コーラー)をジェンセンに紹介し、整備場に案内しました。各チームがそれぞれの整備場を持っており、シャバと同じようにフルサポートのメンテナンスができました。ジェンセンは他の人に正体がばれないために、新しい整備員の振りをすることになりました。ここでは所長のヘネシー(ジョアン・アレン)が絶対的な権力を持っており、レースを邪魔する者がいれば殺される可能性もありました。フランケンシュタインの不在でレースの人気も利益も半分に落ちてしまっていたため、ジェンセンがレースに参加することは必要不可欠でした。

コーチはレースについてジェンセンに説明しました。レースは1日1ステージあり、それが3日間続きました。最初の2ステージは争いを避けて生き残るのがコツで、3ステージ目に勝負をかけ、最初にゴールした者が優勝となります。明朝、ケース(ナタリー・マルティネス)という名前のナビゲーターが付くことになりました。ケースが武器の使い方や走り方を指示してくれました。ナビゲーターは女子刑務所の囚人が役割を担っており、レース当日しか会うことができません。“マシンガン・ジョー”(タイリース・ギブソン)だけはゲイのため、男性囚人がナビゲーターの役割を担いますが、ナビをすぐ殺すことで有名でした。他には、中国マフィアで経営修士号を持っているインテリの“14K”(ロビン・ショウ)、反社会性人格障害者の“ヘクター・グリム”(ロバート・ラサード)、レースで9人殺害している“パチェンコ”(マックス・ライアン)、ナスカーの元レーサーだった“トラヴィス・コルト”(ジャスティン・マダー)がいました。トラヴィスが一番テクニックがありますが、運転は荒く危なかったと言う弱点が有りました。

模範囚が逃げないようにGPSの腕輪をつけて、レースの整備をすることになっていました。それを見たジェンセンは、妻を殺害した犯人にも同じ腕輪が付いていたことを思い出します。

デス・レース、1日目。ジェンセンはフランケンシュタインの指輪を嵌め覆面をつけると、レース場に向かい車へと乗り込みます。車はミラーガラスになっており、外からは中が見えないようになっていました。ジェンセンが覆面を外すと、助手席に乗り込んだケースが、怪我をしなければフランケンシュタインの素顔より男前だと皮肉りました。
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デス・レースは全世界に向けて生中継されていました。ステージ1の視聴料は99ドルで、3ステージ纏めて250ドルで販売されていました。視聴者は車載カメラによって、好きなドライバーの視点でレースを楽しむことができました。フランケンシュタインの人気は絶大で、試合前にも関わらず既に1200万のアクセスがありました。

ケースのナビとジェンセンのドライブテクニックによって、“フランケンシュタイン”は首位争いに食い込み、白熱したレース展開を見せます。それを見た所長はさらにレースを盛り上げるため、“剣”、“盾”、“ドクロ”をオンにするよう指示を出しました。“剣”のマークの床を踏むと機関銃による攻撃ができ、“盾”のマークを踏むとナパーム弾とオイルスモークによって敵から防御することができました。 “ドクロ”のマークは死を意味しており、床からせり出した棘に車ごと串刺しになり、その後潰されてしまいます。

ジェンセンの車は“盾”のマークを踏みますが、ナパーム弾もオイルスモークも発射することができませんでした。その間も敵から攻撃を受け続け、敵を殺すしか助かる道が残されていません。しかし、ジェンセンはケースに自分の膝の上に来るよう指示し、その後ナパームを装置ごと外させました。ナパームは天井に当たった後、漏れたオイルが敵の車にかかります。ケースはその後、敵の車に火を放ちました。

ジェンセンがよそ見をした隙にジョーの車に体当たりをされ、順位を落としてしまいます。パチェンコが妻を殺した犯人と同じ手の動きで挑発してきました。ステージ1ではグリムを含む3人が亡くなり、残った6人でステージ2に進むことになりました。

ジェンセンはヘネシーに嵌められたことに気づき、明日のレースの不参加を表明しました。しかし、レースに出なければ娘を養子に出すと言われ、仕方なくレースに出ることを決めます。ジェンセンはそのことをコーチに打ち明けました。

ジェンセンはパチェンコを殺しに行こうとしますが、パチェンコの仲間に捕らえられ、逆に殺されそうになります。そこに、リストが助けに現れます。ジェンセンはその隙に反撃し、パチェンコをボコボコに打ちのめしました。パチェンコは死を意識し、“奴も仲間だ”と告げ、謝罪して許しを得ようとしました。しかし、ジェンセンの怒りは収まらず殺そうとしたとき、看守に止められてしまいます。

ステージ2が開幕しました。ジェンセンはケースに、フランケンシュタインを殺したのか問い掛けました。昨日車を点検したのだが、オイルは正常に噴射できていました。“盾”の機能を使うのは、ナビゲーターであるケースの役割でした。ケースは所長に脅され、武器を使えなくすれば釈放許可にサインすると言われたことを打ち明けます。しかし、殺すつもりはなかったのです。フランケンシュタインを勝てないようにして、レースを続けさせるのが目的でした。

ジェンセンは“剣”と“盾”を上手く使ってパチェンコに事故を起こさせると、車から出てきたところを殺害しました。そして、監視カメラ越しにヘネシーを睨みつけました。その後もレースは続き、ヘネシーは“戦艦”を発車させました。“戦艦”と呼ばれる巨大な機関銃を乗せた車が、レーサー達の車を次々と攻撃していきます。
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ジェンセンは身を守るため、ジョーに無線で協力を要請しました。2人の車で“戦艦”を挟み撃ちにし、“ドクロ”を使って破壊しました。ヘネシーはジェンセンを殺すよう看守に指示を出しました。試合終了後、看守はジェンセンの車の裏側に爆弾を設置しました。

ステージ3が開幕されます。パチェンコや14Kが亡くなり、残っているのはフランケンシュタインとジョーだけでした。視聴者は過去最高の7000万人が集まりました。ヘネシーはレース前にサイン入りの釈放許可証をジェンセンに渡しました。

所長の策略により、ジェンセンは“剣”も“盾”も使うことができませんでした。一方的にジョーから攻撃を受け続けます。しかし、それは予想の範囲内で、ジェンセンはジョーと試合前に話をしており、一緒に脱獄を行います。怒ったヘネシーは爆弾のスイッチを押しますが、それは既にコーチ達の手によって取られていました。ケースがフランケンシュタインの覆面を被り、おとり役になりました。その間に、ジェンセンとジョーが電車に乗って逃走しました。

フランケンシュタインが復帰したことで、視聴率が最高を記録しました。ヘネシーがそれを喜び、届けられたプレゼントの箱を開けます。中には爆弾が入っており、コーチがスイッチを押しました。ヘネシーがいた部屋は吹き飛んで燃えました。
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半年後、3200キロ離れた地。メキシコ、サンタロサリア。ジェンセンとジョーは一緒に車の修理工場で働いていました。そこに、無事釈放されたケースが訪ねてきます。ジェンセンはケースに我が子を見せました。

🔷所見

筋書きにメリハリが有って、すごく観ていて気持ちが良かったです。ジェイソン・ステイサムのアクションも散りばめられており、流石に続編が製作された理由が分かります。

今アメリカの映画で、主演を張れる数少ない一人だと思うので、ジェイソン・ステイサムには、もう少し頑張って一つでも多くの作品に出て欲しいと思っています。切れ味が他の役者さんよりは格段に良いし、あの筋肉。自制してのあの身体と思っています。




評価点   88点
お薦め度  90点


2008年  110分  アメリカ/ドイツ/イギリス製作

 
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