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ARQ 時の牢獄

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「時の牢獄」と言う標題もかなり期待できる感じがします。それも、タイムトラベル系の感じ。みんな好きな感じです。

ある日、レントン(演者:ロビー・アメル)は元カノのハンナ(演者:レイチェル・テイラー)の側で目を覚ます。
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その直後、4人の男が部屋に乱入してきて、レントンを人質に取る。レントンは何とか逃げ出しますが、逃走中に首の骨を折って死んでしまいます。そして彼はハンナの側で目を覚まします。またしても4人の男が部屋に乱入してきますが、今度はハンナも人質に取られてしまいます。リーダー格の男は自らを"父"と名乗り、残りの3人はソニー(演者:ショーン・ベンソン)、"兄"(演者:グレイ・パウエル)、カズ(演者:アダム・ブッチャー)という名前で呼ばれます。カズは部屋にあったARQを不用意にいじったために感電死します。父は反乱軍(ブロック)に所属していると明かした上で、レントンが所属する巨大企業(トーラス)に身代金かスクリプトのどちらかを提出するよう求めます。

困惑したハンナがレントンを問い詰めると、彼はトーラスでARQという永久機関の開発に関与していたことを認めます。トーラスがARQの開発を断念したとき、夢を諦めきれなかったレントンは研究資料と試作品を盗み出していました。レントンはブロックの狙いがそれらにあると考えます。レントンはハンナを連れて逃げ出しますが、逃走中にまたしても死んでしまいます。また最初からやり直すことになったレントンは、今度は自分一人で脱走します。しかし、ハンナがブロックの一味の"母"であることが判明し、レントンの目論見は崩れてしまいます。彼は渋々ARQに関する情報を3人に渡しますが、直後にソニーに射殺されます。

再び目覚めたレントンは裏切ったハンナを問い詰めます。ハンナは自分を見捨ててトーラスでの研究を選んだレントンを恨んでいたのだと言います。彼女はトーラスに対する恨みも抱えます。ハンナを信用しないながら、レントンは彼女を逃がしてやります。犯人との交渉中、レントンは彼らにシアンガスを吹き付けて行動不能にし、その隙にARQのスクリプトを分割します。レントンは取り引きを破棄し、ハンナの身柄を自分に引き渡すよう要求しますが、ハンナはそれを拒絶します。取っ組み合いの最中に、レントンはハンナに誤って射殺されます。レントンは再びハンナの側で目覚めますが、今度はハンナも前回のループの出来事を覚えています!ARQがタイムループを起こす原因なのではないかと考えるレントンを他所に、ハンナはARQをブロックに提供しろとせっつきます。犯人たちとのやり取りの末、今度はソニーがトーラスに雇われた殺し屋であることが判明し、ソニーはその場にいた人間を皆殺しにします。

振り出しに戻ったレントンとハンナはARQをトーラスの手に渡さない方針で一致します。ただ、レントンはブロックに対して不信感を抱き続けます。2人は父に協力を求めますが、不審な動きに気が付いたソニーが父を銃撃し、兄を殴って意識不明の状態にします。何とかソニーを殺したレントンは父の治療を試みますが、レントンに昏倒させられたと勘違いした兄に射殺されます。次のループではソニーにも前のループの記憶があり、直ちに父と兄を殺します。レントンはARQが永久機関ではなく、3時間ごとにリセットし直してフルパワーに戻っていると考えます。ソニーはトーラスの援軍を呼び、ARQを回収しようとしますが、自分の命を犠牲にしたレントンによって阻まれます。

次のループでは、ソニーがカズの命を救い、父と兄を殺します。レントンとハンナはシアンガスでソニーとカズを殺しますが、ハンナはソニーの残した罠にかかって死にます。レントンはARQを破壊せず、次のループを始めさせます。

今度のループでは、前のループの記憶を持つ父と兄がレントンとハンナに協力します。ですが、ソニーが4人を制圧し、レントンに強いてARQを停止させ、停電の中で父と兄は死にます。トーラスの援軍が迫る中、レントンとハンナは脱出します。ですが、タイムループが敷地内に限られていることを知り、ARQをソニーに渡さないために戻り、カズを殺します。ソニーはARQを再起動しますがレントンに殺されます。ビデオ映像とARQのログから、ループを9回繰り返すごとに二次ループが始まり、記憶がリセットされることがわかります。彼らは二次ループを何千回も繰り返しており、今が9回目の一次ループであることを知り、次のループの自分たちにビデオ映像を残して、トーラスの援軍が来る前にARQをブロックに渡すよう求めます。ロボットが侵入して二人を殺しますが、ハンナはレントンの側で目覚めます。
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ワンシチュツエーションで一気で観せるのはすごい作品だと思いました。新感覚SF映画と言ったところでしょうか。



評価点   78点
お薦め度  75点


2016年  88分  アメリカ製作

 
 
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