黄色い種と映画

UDON :: 2010/10/19(Tue)

世界一のコメディアンになることを夢みて家を飛び出し、NYに行ってしまった男は、多額の借金を抱え故郷である香川に戻ってくる。実家は製麺所を営み、うどん一筋のがんこな父親は口もきいてくれない。そんなとき、友人の紹介でタウン情報誌の仕事にありつき、そこでうどんに関するコラムを企画する。するとうどんブームが到来し、取材で地元の人たちとふれあっていくうちに男はうどんの魅力に気付いていく。

2006年8月26日公開
【監督】
本広克行
【出演】
ユースケ・サンタマリア小西真奈美トータス松本鈴木京香升毅片桐仁小日向文世木場勝己江守徹森崎博之中野英樹永野宗典池松壮亮ほか

踊る大捜査線などでおなじみの本広克行監督による映画。
スタッフも踊る大捜査線のメンバーのようですが、これといって踊ると共通する部分は賑やかさくらい…。
同じく本広監督の映画「サマータイムマシン・ブルース」の出演者の方たちもゲスト出演しています！

映画を観るというよりも、まるでリアルなお祭りごとを見守っているよう。
やたらと出演者が多くてガヤガヤしています。（凄い豪華なゲストが出まくっています）
豪華なキャストから素人さんまで出てたり、
準備する楽しさや、ブームが来たときの盛り上がり、ブームが去った後の寂しさ。全てがお祭り。

ブームが去っても、残った男に宿っていたのは一度は自分から捨てて出て行った故郷に対する愛と父親の存在。
人生、挫折やどん底を味わったときは原点に返るとなにか大きなヒントが自分を救ってくれるのかもしれません。

ちょうどこのとき、うどんブームだった気がしますが
今もご当地グルメブームだし、なにか通ずるものがあるかもしれませんね。
讃岐うどんが食べたくなります。

黙々とうどんを打てば普段気付かないなにかが見えてくるかも？