「花とゆめ」2014年20号 スキップ・ビート!感想
著者:仲村佳樹
空港でたこ焼きを食べながら、日本に帰ってきたことを実感するキョーコ。携帯電話の電源をONにすると、すぐ着信があった。社さんが迎えにきてくれたのだ。ミッション中は社さん側から連絡することができないから状況が知りたいと、同じく状況を知りたい人がいて社さんが派遣されたのだ。社さんを派遣した人とは、待ち受けるばかでかい車で一目瞭然、ローリィのことだ。ローリィ自身は仕事で来られなかった。
車中でいろいろと業務連絡交わす二人。セツは暑さにまけてホテルにこもりきり、そのうちカインによってイギリスに返されるという設定になっているらしい。お役目終了ということで敦賀さんにもらった手書きのスタンプを見せるキョーコ。帰ってきたらちゃんとスタンプを押してくれるそうですと報告する。そのときは俺からも、と社さんが申し出る。カイン・ヒールという謎だらけの男をサポート無しじゃ厳しい事もあっただろうし、キョーコちゃんは本当によくやってくれたからと。そんな謎だらけな男をやっている蓮自自身がすでに謎だらけなんだけどと。
その言葉を聞いてキョーコは社さんに何かを尋ねようとするがやめて、「マネージャーでも担当している役者のことを全部知ってるわけじゃないんですね」と言う。社さんは「特殊な業界だからと、特殊な事情をかかえて仕事をしている人間は少なくないんじゃないかと思うよ」と答える。キョーコはいつか敦賀さんが自分からはなしてくれるまでは詮索するのはやめようと思う。社さんは社さんで、蓮の謎部分には深く足を踏みいれすぎてはいけないとマネ感(マネージャー第六感)が言っているし、気になるけど誰にも聞かないようにしようと思う。そして二人とも、待っていても蓮が自分から話すなんて瞬間は一生こないかもしれないけどとため息をつくのだった。
キョーコが日本にいない昨日、BOX"R"の初回が放送されていた。社さんが演技をほめるけれど、キョーコは初回放送の日時を気にしていなかった様子。
社さん送ってもらったテレビ局でキョーコは天宮さんと会う。天宮さんはBOX"R"の初回視聴率が最悪だったから気が沈みがち。キョーコはBOX"R"はスロースターターなドラマで、悪役が憎ければ憎いほど主人公に感情移入して、主人公が立場を逆転させるところにカタルシスを感じて視聴率が上がっていくはずだと励ます。天宮さんは視聴率が上がっていく度自分の好感度が落ちていくのだろうと落ち込む。
ドラマはこけてもいいから知名度を上げる方法ないかと吐露する天宮さんに、バラエティにでるといったけれど、やはりダメそうなんですか?と聞く。もしかして芸人さんに何か言われた?と聞こうとすると、それは天宮さんの怒りの沸点にふれたらしい。「千織ん(ちおりん、天宮さんのこと)’S 毒ノート」を渡される。毒ノートは怨キョがしっかり感じるほどの怒りの波動に満ちていた。
深夜だるまやに帰りついたキョーコに客が来ていると告げられる。キョーコが留守の間何度か来たらしい。どうしても直接会って話したいことがあるという。客が待っている居間の前で、保護者承諾の署名を母に貰ったから、まさか母ではとためらうが、意を決してドア開けると、そこにはのんびり食事していた尚がいた。
なんでアンタがここに居るの?(←意訳(^^;;)と喉から血が出るほど思い切り叫ぶキョーコ。尚はパスポートを取ったんだって? 冴菜(キョーコ母)から連絡があったと告げる。
特に好物というわけでなくても、たこやき食べて日本だ~って分かる気がする(海外行ったことないんですけどね(^^;;)
尚、筍御飯のおかわり要求するとはずうずうしい奴。
次回は22号に掲載。
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