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ラジオで好きな曲がかかるとうれしい理由

○ラジオで好きな曲がかかるとうれしい理由

 

ラジオで好きな曲がかかるとうれしい。

ラジオから流れる好きな曲は、幸運な不意打であると同時に、CDとひと味違った音質で新鮮に聴こえる——というのは表面的なことかもしれない。

たぶん、それだけが理由ではない。

その昔、あるアニメの最後で少女が少年に「気持ち悪い」と言い放ったと聞いたとき、私は狂喜した。

他者とは究極的には理解し難い「気持ち悪い」存在であり、また、一旦は「おめでとう」と受け入れつつも、いつ突然「気持ち悪い」と突き放してくるか判らない存在であり、それでも他者が消えれば自分という存在も消えてしまうということが印象的に表現されたからだ。


庵野秀明[監督]『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(1997年)ラストシーン
 

社会的存在として生きるということは、そういう厄介な他者との厄介な関係をどうにかこうにか維持管理していく厄介な営みだ。私たちは通常そんな厄介な社会の外に飛び出すことは出来ない。

ラジオから好きな曲がかかると、会ったこともない他者から突然「気持ちいい?」と語りかけられたような気分になる。

プチ解脱。

厄介な修行生活の合間の、ちょっとした休み時間みたいな感じだね。

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コメント

NHKFMのアニソンアカデミーですが、三昧シリーズからつながる番組だけど三昧シリーズのときもリクエストを出してもかからず、番組放送時もかからないという声が多く、三昧でもしょこたんからもかからないという声があり、そういう著名人の声は紹介されるが(そのしょこたんが司会になったにもかかわらずかからない)、一般人のリクエストはそうではないようだ。NHKはラジオもテレビもそうだが特にFMラジオはリクエストというより、かける盤を決めておいてそこにきたものに応える[重複相殺]の割合が高く、リクエストに純粋に応えることがほとんどなくなっている。聴いていると、あっこの流れはあのベスト盤だとわかるからである。視聴者を騙せるとふんでいるようだがそうはいかない。またこういう辺りを批判したり要望を出すと、出した視聴者のメールのアドレスを保存して次に来たらそれを跳ねるということを、残念ながらNHKFMはやっている(実はNHK民放問わずAMFM問わずなのだが)、。受信料制が限界が来ているようだ。こういう辺りも放送離れや音楽離れに拍車をかけていると思います。改善される様子は見られません。安易な方向に行ってる!

投稿: ビフォ | 2013年5月18日 (土) 14時41分

補足※酷い場合は、パーソナリティが視聴者のアイデアを抜き取り、あたかも自分の発想のように放送している。こういうのけっこう多く、聴いていて嫌になるが、放送離れにますます拍車をかけることになっていくでしょう。ラジオのデジタル化は立ち消えになったが、いっそのことデジタル化したら、ほとんど聴かなくなるのでは?テレビのデジタル化も明らかに無理があり、アナログ放送がいかにすぐれていたかを証明した。

投稿: ビフォ | 2013年5月18日 (土) 14時53分

テレビがデジタル化したが、青ボタンを押させたりでカウントしたり、ラジオ番組もツイッタにふって、要は視聴者を参加させているようでいて、反らして省いている感じだと思う。

投稿: ビフォ | 2013年5月20日 (月) 16時17分

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