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アデル、ブルーは熱い色 
2014年04月19日 (土) | EDIT |
 ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞
アデル、ブルーは熱い色アデル、ブルーは熱い色/LA VIE D'ADELE
2013年/フランス/179分
監督: アブデラティフ・ケシシュ
出演: アデル・エグザルコプロス/レア・セドゥ/サリム・ケシュシュ/モナ・ヴァルラヴェン/ジェレミー・ラウールト
公式サイト
公開: 2014年04月05日

フランス、ルイ・パスツール高校に通うアデルは、毎日のように、友人たちと恋愛やセックスの話で盛り上がっていた。1つ年上のトマとデートすることになった日、道で髪を青く染めた女性とすれ違う。以来、彼女のことがいつも頭にあり、アデルはトマと付き合うことになったものの、しっくりこない日々を過ごしていた。トマに別れを告げた後、友人ヴァランタンとゲイバーへ出かけたアデルは、その後偶然入った店で、青い髪の女性と再会する。彼女は美大生でエマと名乗り、2人はその場では言葉を交わして別れるが、翌日、エマは高校の門でアデルを待っていた。エマにはサビーヌという恋人がいたものの、お互いに心惹かれていた2人は急接近し、やがてアデルとエマは深く愛し合うようになるが―――――


1週間前に観ていたんだけど…アハハ
タイトル通り、ブルーがとても印象的な映画でした。エマの髪の色、2人が愛を交わす部屋にかかっているカーテン、学校行事で子供たちを連れてやってきたアデルが身を揺蕩わせた海、エマの展覧会でアデルが来ていたドレス。

主人公アデルがレズビアンとして目覚めていく(というか自覚していくという方がいいかな?)過程は、非常に細やかに描かれていて、前半はすごく良かった。男と付き合っても、何だか違う。一度道ですれ違っただけのエマが心に焼き付いて離れない。これってなんだろうって思っていて、それで友人とふざけてしたキスで目覚めちゃったってことは、まぁ元々要素があったんだろうなあ。
フランスって、どれくらい同性愛に寛容なんだろうと思っていたけど、やっぱりまだまだ偏見はあって、カミングアウトは難しそうな感じですね。あのアデルの友だちは過剰反応だと思うけど、いつも行動を共にしている友だちが同性愛者かもしれないと思えば、ちょっと仕方ない部分もあるかな。
エマの両親の態度と、アデルの両親の態度が対照的でした。アデルの親は、自分の娘が同性愛者と知ったら、あの友だちみたいな反応をするのだろうなあ。

長いセックスシーンが話題のようですが、何というか…AVじゃないんだから、そこまでやらなくても… (^_^;) とは思いました。いやらしさはあまりないんだけども、長すぎるし、何度も出てくるので。

レズビアンの恋愛を描いているけれど、ストーリーとしては男女の恋愛としても良くある展開。恋人の言動を誤解して、自分の寂しさを埋めようと浮気をして、ばれて捨てられるという。自業自得じゃん としか言いようがない。リーズに嫉妬したり、エマは画家、自分は教師と世界が違うから、エマの仲間たちの集まりでも疎外感を感じていたんだろうけど、寂しいからって浮気するとか馬鹿でしょ。しかも、2人の住む家のすぐそばでとかないわー ((-ω-。)(。-ω-))フルフル エマの怒りは当たり前。

別れてからもエマを忘れられず、彼女を呼び出して、私のカラダが忘れられないでしょ?とか、この子頭が弱いのかと思ったわ。しかもこんな公共の場所で、ナニやってんのよアンタ! って。(なりふり構わず感は出ていましたが)
だからかもしれないけど、アデルはエマを愛しているのではなく、肉欲に溺れているだけなんじゃないのかという気がした。肉欲を愛と思い込んでいるというか。セックスシーンが多いだけに、余計にそう思っちゃうのかもしれないけど。

女優2人はめっちゃ頑張っていたと思う。レア・セドゥはこれまでと違ってボーイッシュな感じで、上手くイメージを変えていましたね。アデル役のアデル・エグザルコプロスは、確かに顔立ちは可愛いけど、いっつも口が半開きで、頭が悪そうにも観えちゃうわ。

評価:★★☆(2.5)
179分という尺の長さを考えたら、中だるみすることもなく、退屈でもなかったのですが、もうちょっと削れたとは思う。カンヌでパルムドールを獲って、スピルバーグが絶賛しているらしいが、絶賛する程かといわれると…な感じ。


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監督:アブデラティフ・ケシシュ
出演者:アデル・エグザルコプロス、 レア・セドゥ、 サリム・ケシュシュ、 モナ・ヴァルラヴェン
収録時間:179分
レンタル開始日:2014-11-26

Story
女同士で恋に落ちたふたりの情熱と愛の行方を描いたラブストーリー。アデルはデートへ向かう途中、青い髪の女性とすれ違い心を奪われてしまう。ボーフレンドに別れを告げてレズビアン・バーを訪れたアデルは、青い髪の女性・エマと再会する。R15+ (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:アブデラティフ・ケシシュ アデル・エグザルコプロス レア・セドゥ サリム・ケシュシュ モナ・ヴァルラヴェン ジェレミー・ラウールト 
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この記事へのコメント
こちらにもコメントさせていただきます!
りお様
こんにちは。私もこの作品、同性愛に限定することなく、あらゆる恋愛に通じる話しなのではないかと思いました。
TBさせていただきますね。
2014年04月24日(木) 12:26 |   | ここなつ #-[ EDIT]
ここなつさん
こちらにもコメントありがとうございますv-411

> 私もこの作品、同性愛に限定することなく、あらゆる恋愛に通じる話しなのではないかと思いました。

ストーリーだけ見ると、そうですよね。
異性愛だろうと同性愛だろうと同じってことでしょうね。
2014年04月25日(金) 06:16 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
こんにちは。

とにかく長かった・・・って印象しかなかった。
そこまでやらなくてもって思ってしまって途中であきちゃいました。
2014年08月26日(火) 21:10 |   | Nakaji #-[ EDIT]
Nakajiさん
コメントありがとうございますv-411

> とにかく長かった・・・って印象しかなかった。
> そこまでやらなくてもって思ってしまって途中であきちゃいました。

わたしは、飽きはしなかったのですが、長いっていうのには同意です。
179分もかけるような内容じゃないですよね。
2014年08月27日(水) 00:39 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
こんにちは
フランス映画で、長くて根性がいるかなときばってみたんですが、長さはそこまで感じませんでしたが、終盤の公共の場での下半身触らせは何やってるんだ^;と(素直に)
アデルのブルーは、熱情の思いを残す色で、その色がエマから途中から消えてしまうのも、演出がうまいなーと思いました
2014年11月29日(土) 08:38 |   | maki #jQTfdwCM[ EDIT]
makiさん
コメントありがとうございますv-411

> 終盤の公共の場での下半身触らせは何やってるんだ^;と(素直に)

わたしも思いました(笑)
ありゃないですよね~

> アデルのブルーは、熱情の思いを残す色で、その色がエマから途中から消えてしまうのも、演出がうまいなーと思いました

アデルは、エマの展覧会にもブルーのドレスを着ていきますよね。
アデルはまだエマへの思いを残していて、エマにはもうその気はないということの表れですかねえ。
2014年11月30日(日) 22:15 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016年03月02日(水) 22:29 |   |  #[ EDIT]
zebraさん
コメントありがとうございますv-411
なるほどなーと思いました。
2016年03月04日(金) 22:29 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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