ラジオ批評ブログ――僕のラジオに手を出すな！

○Macに初めから入っている音楽制作ソフト GarageBand で radiko を録音しよう。

※末尾に若干加筆しました（2011年7月16日、2012年5月13日）

Macintosh には標準で音楽制作ソフト GarageBand がプリインストールされている（App Store からのダウンロード・パッケージなどで改めて購入する場合は有料）。操作は簡単で、フリー音源も収録されていて、ポッドキャスト制作などはこれだけでとりあえず充分。例えば、「マジ高ネットラジオ」のマジ高さんは、GarageBand でテーマ曲・ジングルなども含めた番組制作を行っているようだ。

○アップル - GarageBand

○マジ高ネットラジオ

さて本題。

普段は受信機派の私も、radiko を GarageBand で録音する方法を一応確認しておこうと思い立って試してみた。

Googleで「GarageBand radiko 録音」を検索すると、下記サイトがトップに表示された：

○mac で radiko を mp3 録音し iTunes に登録する方法 | gutarin

画像を使って非常にわかりやすく説明されており、これで概ね充分。

ただ、ひとつ気になる記述が：

radiko がスピーカーから出した音を内蔵のマイクで拾っているだけなので、周りの音を拾い、音質はいまいちです。

要はラジオの前にICレコーダーを置いて録っている状態と同じ。この方法だと、ラジオを聴きながら笑っている自分の声が、構成渡辺君よろしく録音されてしまう。まぁ、それはそれで面白いけれど。

この問題は次の方法で解消できる。これで雑音なく録音することが可能。

1. GarageBand を起動し、「新規 Podcast エピソード」を選択
2. オーディオ・ケーブルでヘッドフォン出力端子とマイク入力端子をつなぐ。つまり、Macから出る音をMacに戻す。

　
3. 入力を内蔵マイクからライン入力に切り替える。通常は、GarageBandの「環境設定」の「オーディオ／MIDI」で、「オーディオ入力」を「内蔵入力」または「システム設定」に変更すればよい。

　
　
4. radiko を起動して録音したい局にセット。
5. GarageBand の録音可能な任意のトラック（「Male Voice」など）が選択されていることを確認し、録音ボタンをクリック。
6. 番組が終わったら録音を停止し、「ツールバー > 共有」から、任意の方法でmp3に書き出す。iTunesに登録するもよし、他のメディアに保存するもよし。

要は、前掲ブログ記事の方法に太字で示したふた手間を足しただけ。わざわざ書くほどの話でもない。「言われなくても解るよ」という人も多いはず。

けれど、新たに変なものをインストールしなくても済む点は良い。

それに、radiko に限らず、ネットで配信される音声コンテンツの録音なら何にでも使えるはず。

ただし、両端がオスで3.5mmのオーディオ・ケーブルが必要（iPad や MacBook Air の音声入出力がどうなっているかは未確認ですが）。

また、タイマー録音はできない。（ひょっとしたら、AppleScript 的な何かでなんとかできるかもしれないし、出来ないかもしれない。それを確かめる知識も能力も私にはありません。）

そして、録音中は放送が聴けない。ただし、下のようにヘッドフォン出力側に分配器（100円ショップでも売っている）を入れれば音声を取り出すことができ、録音しながら放送を聴くことができる。

　

※追記：上記の方法で録音した音声（2011年7月16日）

上に示した方法を使うとこんな感じで録れます。ご参考にどうぞ：

「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」
（TBSラジオ、2011年7月16日（土）8:30-13:00））
を15秒間録音
　

※追記：（2012年5月15日）

無料の録音・編集ソフト Audacity を使えば、タイマー録音が可能のようです：

○無料の録音・編集ソフト Audacity で radiko をタイマー録音しよう。（当ブログ内）

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