民放連、ラジオの全局一斉デジタル化断念を正式発表(2013年3月21日)
○民放連、ラジオの全局一斉デジタル化断念を正式発表(2013年3月21日)
民放連、ラジオ全局一斉でのデジタル化を断念とのこと。
平成25年3月
日本民間放送連盟
ラジオ委員会
V-Lowマルチメディア放送に関する検討結果ラジオ委員会は、V-Lowマルチメディア放送の“音声優先セグメント”をアナログラジオ放送の移行先として考え、ハード事業者が行う設備投資総額の試算やラジオ全社の意向調査などを行い、“音声優先セグメント”へ参入するための様々な検討を行ってきた。この結果、ラジオ全社での“音声優先セグメント”への移行については合意に至らなかったが、V-Lowマルチメディア放送への参入を目指すラジオ社がある一方で、AM放送の難聴解消などを目的としてFM放送の活用を希望するラジオ社があるので、これらの意向を踏まえ、双方が両立する制度整備などを求めていくこととする。このほか、ラジオ社の多様なニーズを踏まえ、今後ともラジオメディアの発展や将来のために必要な施策を求めていくこととする。
以上
かといって、デジタル受信機普及の問題もあるので、できるところだけデジタル化ってわけにもいかないだろうなぁ。
AMラジオのFM化という安価で簡便な方法が現実的な選択肢として浮上した時点で、デジタル化への動機付けは後退していたに違いない。
○朝日新聞デジタル:ラジオ、一斉デジタル化を正式断念 民放連 - 社会
○時事ドットコム:デジタル化、一斉参入断念=AMラジオのFM活用も−民放連
ちなみに、下は2011年の調査報告:
○V-Low 帯での「音声優先セグメント」 民放ラジオ96社が参入希望 | 調査・研究結果 - 放送研究と調査(月報)メディアフォーカス | NHK放送文化研究所
こういう希望は一応出しとくものだとは思うけれど、最初から参入を希望しなかった少数派の4社がどこなのか知りたい。
※当ブログ内の関連エントリー:
○ラジオのデジタル化、全国規模での実施困難(YOMIURI ONLINE、2013年2月23日)
| 固定リンク
「AM」カテゴリの記事
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和3(2021)会計年度(2023.02.18)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2021年度)(2023.02.18)
- 参議院議員選挙:東京圏ラジオ局の開票速報番組一覧(各局、2022年7月10日(日))(2022.07.08)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2020年度)(2022.02.12)
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和2(2020)会計年度(2022.02.12)
「FM」カテゴリの記事
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和3(2021)会計年度(2023.02.18)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2021年度)(2023.02.18)
- 参議院議員選挙:東京圏ラジオ局の開票速報番組一覧(各局、2022年7月10日(日))(2022.07.08)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2020年度)(2022.02.12)
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和2(2020)会計年度(2022.02.12)
「メディアに取り上げられたラジオ」カテゴリの記事
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和3(2021)会計年度(2023.02.18)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2021年度)(2023.02.18)
- リクエストの日(10月25日)(2017.10.24)
- 東日本大震災発生から5年。「区切り」は言及する人の立場を選ぶ。(2016.03.11)
「ラジオ」カテゴリの記事
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和3(2021)会計年度(2023.02.18)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2021年度)(2023.02.18)
- 参議院議員選挙:東京圏ラジオ局の開票速報番組一覧(各局、2022年7月10日(日))(2022.07.08)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2020年度)(2022.02.12)
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和2(2020)会計年度(2022.02.12)
「短波放送」カテゴリの記事
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和3(2021)会計年度(2023.02.18)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2021年度)(2023.02.18)
- 参議院議員選挙:東京圏ラジオ局の開票速報番組一覧(各局、2022年7月10日(日))(2022.07.08)
- 在京ラジオ局新規採用者数一覧(1987〜2020年度)(2022.02.12)
- ラジオ局売上高ランキング(関東)令和2(2020)会計年度(2022.02.12)
コメント