« マジ高ネットラジオ 第112回「Perfumeフライデー事件総括」(ネットラジオ、2009年7月3日配信) | トップページ | 足立区民放送(足立エフエム開局準備会)が、あだち区民まつり「A-Festa2009」(2009年10月10日(土)、11日(日))に出展するらしい。 »

Barakan Morning(InterFM、2009年10月5日(月)7:00-10:00)

○「Barakan Morning」(InterFM、2009年10月5日(月)7:00-10:00)

「Barakan Morning」

BARAKAN MORNING(番組公式サイト)

愉しみにしていた「Barakan Morning」(InterFM、月〜金7:00-10:00)がついに始まった。

英語でやるのか日本語でやるのか気になっていたが、日本語による放送だった。

アシスタントは、FMラジオ各局や、最近ではTBSラジオでおなじみの柳井麻希。ただ、InterFM での番組担当はこれが初めてとのこと。

ピーター・バラカン(公式ブログ)
Radio DJ 柳井麻希 MY Days(公式ブログ)

朝ワイドということで、どのくらいピーター・バラカンらしい選曲になるのか注目していたが、なかなかいい選曲だったような気がする。

1曲目は Tom Petty & The Heartbreakers の "American Girl" (1977) だった。当時本国ではヒットしていたものの日本では全く知られていなかったというようなエピソードが曲と一緒に紹介されていたが、ピーター・バラカンのスタンスをうまく表しているようで面白い選曲だった。

番組サイトにプレイ・リストも載っている。

音楽番組としてはかなりいいと私は思ったが、番組を聴いた他の人はどう感じただろうか。こんな音楽番組が月〜金で聴けるのなら相当に素晴らしいと思う。

ただ残念なのは、この時間帯の番組としてはニュース・情報系の話題が少ない。Jeff Potting のニュースのパートと、ピーター・バラカンが英語のニュース記事を紹介するコーナーがあるが、やや物足りない。それに、バラカンが英語でニュースを読み上げ、それを聴いて柳井が相槌を打ったり笑ったりしている間は、英語が聴き取れない人には手持ち無沙汰かもしれない。

もうひとつ言えば、7:00-10:00 という放送時間。土日ならよいが、平日の番組としてはちょっと聴きにくい。平日であれば、8:30ぐらいに終る番組でないとなかなかキツい。

かといって聴き逃したくないので、私は、番組を録音しておいて夜中や次の日の早朝などに聴くつもりだ。今日から寝る時間が遅くなること必至。困るやら、うれしいやら。

「猿」は「満期」(聴いた人には解る)。

 

Playing for Change, Songs around the World (2009)

Playing For Change | Peace Through Music(英語)

BANNER - REPLACE

この日の放送で一番印象的だったのは、Playing for Change というプロジェクト名義でリリースされている Songs around the World (2009) というアルバムの話。

このアルバムは「Barakan Beat」Vol.132(OTONaMazu:ネットラジオ、2009年5月17日配信分)でも既に紹介されている。

Archive List(過去番組のリスト)(OTONaMazu インターネットラジオエンタテイメント)
※上記ページ「Barakan Beat」の「Vol.132-May17.2009」が該当回。
 番組最後に "War: No More Trouble" が紹介されている。

この日の「Barakan Morning」でかかった曲はボブ・マーリー(Bob Marley)の "One Love"(1977)の カヴァー :


Playing for Change, "One Love"
Songs around the World
(2009)
 

この Playing For Change というプロジェクトは、音楽プロデューサー、マーク・ジョンソン(Mark Johnson)が、カリフォルニア州サンタ・モニカで、1ブロック先から聴こえてきたロジャー・リドリー(Roger Ridley)というストリート・ミュージシャンの歌を偶然耳にしたことから始まった。

ベン・E・キング(Ben E. King)の "Stand by Me" (1961) を歌う彼にインスパイアーされたマークが世界中を旅して、ロジャーの歌と演奏に世界各地のストリート・ミュージシャンの歌と演奏を重ねあわせてひとつの曲に仕上げた。録音を続け、やがて1枚のCDとしてリリース。現在も度は継続中。

マークは、音楽制作にとどまらず、The Playing For Change Foundation を設立し、発展途上国に子供のための音楽・芸術学校を建設する活動も行っている。

"Playing for Change" は「小銭のために演奏する」と「変化を求めて演奏する」の掛詞で、ストリート・ミュージシャンたちが音楽で世界を変えるこのプロジェクトをよく表現している。


Playing for Change, "Stand by Me"
Songs around the World
(2009)
 

これらすべての発端となったロジャー・リドリーの "Stand by Me" が収録されたのは 2005年3月であったが、残念なことに、同じ年の2005年11月16日に彼は他界している。


Roger Ridley, "Bring it on Home" (2009)
この曲は、Songs around the World (2009) には収録されていない。
 

ロジャーは、教会・クラブ・地下鉄構内などで歌い続けてきたが、メジャーでレコードをリリースしたことはないようだ。インディーズ・レイベルから Taking You Back (2004) という CD をリリースしている。

「音楽と人生」という言葉とイメージが頭をよぎった。

Roger Ridley - Roger Ridley/street performer(英語、ロジャー・リドリー公式サイト)
CDBaby | Roger Ridley | Taking you back(英語、ロジャー・リドリーのCDを販売しているオン・ライン・ショップ)

Google

|

« マジ高ネットラジオ 第112回「Perfumeフライデー事件総括」(ネットラジオ、2009年7月3日配信) | トップページ | 足立区民放送(足立エフエム開局準備会)が、あだち区民まつり「A-Festa2009」(2009年10月10日(土)、11日(日))に出展するらしい。 »

FM」カテゴリの記事

ラジオ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Barakan Morning(InterFM、2009年10月5日(月)7:00-10:00):

« マジ高ネットラジオ 第112回「Perfumeフライデー事件総括」(ネットラジオ、2009年7月3日配信) | トップページ | 足立区民放送(足立エフエム開局準備会)が、あだち区民まつり「A-Festa2009」(2009年10月10日(土)、11日(日))に出展するらしい。 »