前回の記事では、ブログへの実名表記を、状況を問わず、
例え個人ニュースサイトであっても批判的に捕らえてきた。
しかしながら、表現の自由の観点から考えれば、
全ての実名表記が批判されるわけでもない。
なので今回は、どういった場合なら、web上の実名表記が許容されるか、
私の考えを述べたいと思う。
例え個人ニュースサイトであっても批判的に捕らえてきた。
しかしながら、表現の自由の観点から考えれば、
全ての実名表記が批判されるわけでもない。
なので今回は、どういった場合なら、web上の実名表記が許容されるか、
私の考えを述べたいと思う。
前回の記事でも「一般人」と注釈を入れたが、
まず、実名でもOKなのは、いわゆる「有名人」に該当し、
人気や評判を聞くのも仕事の一部になっているような方々だ。
具体的には、政治家、俳優、歌手、作家、プロスポーツ選手などで、
アマチュアスポーツ選手でも、国際試合で日本代表になるような方なら
有名人に含めて構わないと思う。
なお、作家や芸能人の場合、本名(戸籍名)とは別の名前で
社会的に活動(芸名・筆名で)されている方が多いので、
あくまでも、社会に知られている名前が実名となる、と思う。
そうでなければそういった方々が、芸名を使う意味が無い。
という前提の元に、「一般人」の場合を考える。
前回の記事では、
・原則として発信者が削除しない限り、ネット上に永久に残る
・対して、引用したニュース記事は、数ヶ月でネット上から消える
・ニュース記事は、「報道」という社会的責任があり、文責を負っている
・対して、個人ブログは、各自が半匿名で勝手に書いている
という理由から、あとあと当事者とその周辺に起こりうる影響を考慮し、
実名表記は避けるべきと主張した。
逆に言えば、この点に十分な認識と配慮、及び覚悟があるなら、
実名表記をしても構わないのではないか、とも思う
(厳密に言えば、元記事の著作権にも配慮する必要はあるが、
全く観点が別の問題になるので、今回は省略する)。
具体的には、
・時限公開記事にし、最長でも元記事が消えたら非公開にする
・発言者の身元や立場を明らかにする
といった対応が考えられる。
元記事が表示されている間だけの「期間限定な公開記事」として、
出典元を明らかにする目的で、実名表記もオリジナルを守るため、
というのであれば、安易に第三者が批判は出来ないだろう。
あくまでも「引用」という形式をも守る必要はあるが。。。。
また、発信者が身元を明らかにし、文責を明確にしているブログは
責任を取る覚悟があるのだろうから確かに、
何を書いても構わないのかもしれない。
なお他にも、私が前回の記事で批判した理由には、
・実名表記の理由や必要性が感じられない
というのがあった。
特に何の信念も無く、単にニュースをコピーしているようにしか見えない、
といったブログが目立ったのである。
しかしこれも、「表現上、あるいは、主張上必要なら」、OKかもしれない。
実は、八甲田雪崩事故に関してだけ言えば、
おもむろに、関係者の実名表記をされているブログがある。
過去記事でも一部紹介したが、犠牲者の遺族の方のブログだ。
正直言って最初、酸ヶ湯隊長Sさんや、怪我をされたガイドTさんなどの
実名がハッキリ記載されている記事を見たとき、ちょっとおののいたが、
読んでいくうちにこの方の場合、明確な必要性がある、と
神経質な私にさえも思えた。
紛れも無く、この方は大きな傷を負われている。
そして誰よりも、事故再発防止を願っておいでの方ではと思う。
また、この事故が周りから、酸ヶ湯ガイドに全て責任を押し付けて
終わり、という扱いをしてほしくない方だとも思うのだ。
記事を読む限り相当な常連で、酸ヶ湯ガイド陣とも親しいようでもある。
事故に遭った状況や、酸ヶ湯ガイドや他の参加客などの行動を公表し、
可能な限り、この立場でこの方が知りえた限りのことを、
事故再発防止を切に訴える目的で、自らの事情をも公表して発信する。
これは一般的には、公共的にも必要性があること、と解釈できるだろう
(まぁ実際にこの情報の恩恵を受けるのは、必ずしも「公共的」ではなく
登山やスキーなど、似たような趣味をお持ちの方だけかもしれないが)。
また、何よりもこの方の場合、ご自身も事故で負傷され、
実名・年齢がネット上に晒されてしまった経験をもたれる方で、
かつ、配偶者が犠牲になったことも、ネットに公表された方だ。
そして、そういった自らの立場を明確にして、記事で発信されている。
殆ど匿名状態で、好き勝手なことを書いているブロガー(私も含むが)とは、
全く状況が違うのである。
個人ニュースサイトと称して、ニュースに任せて他人の実名を書いたり、
あるいは、容貌写真の一方的な掲載など全く別の形で、
他人のプライバシーを公開の場に晒しているブロガーのうち、
どれだけの人が実際に他人に、自分のプライバシーを公表されても構わない、と
覚悟を決めているのだろうか。。。。。
私は、勝手にプライバシーを公開されるのは、
過去記事でも散々強調してきたが、ものすごく不愉快である。
拡大被害を防ぐなど、公共的必要性があれば多少仕方ないかもしれないが、
それでもできるだけ、避けて通りたい。。。。
なのに、その意志を踏みにじり、反省の色の無いYahooブロガーへぼ氏を、
私はまだ今のところ、許すことは出来ないのだ。
※この記事は、予約投稿しています。
※2007.5.8に、記事内に一部、リンク先を追加しました。
まず、実名でもOKなのは、いわゆる「有名人」に該当し、
人気や評判を聞くのも仕事の一部になっているような方々だ。
具体的には、政治家、俳優、歌手、作家、プロスポーツ選手などで、
アマチュアスポーツ選手でも、国際試合で日本代表になるような方なら
有名人に含めて構わないと思う。
なお、作家や芸能人の場合、本名(戸籍名)とは別の名前で
社会的に活動(芸名・筆名で)されている方が多いので、
あくまでも、社会に知られている名前が実名となる、と思う。
そうでなければそういった方々が、芸名を使う意味が無い。
という前提の元に、「一般人」の場合を考える。
前回の記事では、
・原則として発信者が削除しない限り、ネット上に永久に残る
・対して、引用したニュース記事は、数ヶ月でネット上から消える
・ニュース記事は、「報道」という社会的責任があり、文責を負っている
・対して、個人ブログは、各自が半匿名で勝手に書いている
という理由から、あとあと当事者とその周辺に起こりうる影響を考慮し、
実名表記は避けるべきと主張した。
逆に言えば、この点に十分な認識と配慮、及び覚悟があるなら、
実名表記をしても構わないのではないか、とも思う
(厳密に言えば、元記事の著作権にも配慮する必要はあるが、
全く観点が別の問題になるので、今回は省略する)。
具体的には、
・時限公開記事にし、最長でも元記事が消えたら非公開にする
・発言者の身元や立場を明らかにする
といった対応が考えられる。
元記事が表示されている間だけの「期間限定な公開記事」として、
出典元を明らかにする目的で、実名表記もオリジナルを守るため、
というのであれば、安易に第三者が批判は出来ないだろう。
あくまでも「引用」という形式をも守る必要はあるが。。。。
また、発信者が身元を明らかにし、文責を明確にしているブログは
責任を取る覚悟があるのだろうから確かに、
何を書いても構わないのかもしれない。
なお他にも、私が前回の記事で批判した理由には、
・実名表記の理由や必要性が感じられない
というのがあった。
特に何の信念も無く、単にニュースをコピーしているようにしか見えない、
といったブログが目立ったのである。
しかしこれも、「表現上、あるいは、主張上必要なら」、OKかもしれない。
実は、八甲田雪崩事故に関してだけ言えば、
おもむろに、関係者の実名表記をされているブログがある。
過去記事でも一部紹介したが、犠牲者の遺族の方のブログだ。
正直言って最初、酸ヶ湯隊長Sさんや、怪我をされたガイドTさんなどの
実名がハッキリ記載されている記事を見たとき、ちょっとおののいたが、
読んでいくうちにこの方の場合、明確な必要性がある、と
神経質な私にさえも思えた。
紛れも無く、この方は大きな傷を負われている。
そして誰よりも、事故再発防止を願っておいでの方ではと思う。
また、この事故が周りから、酸ヶ湯ガイドに全て責任を押し付けて
終わり、という扱いをしてほしくない方だとも思うのだ。
記事を読む限り相当な常連で、酸ヶ湯ガイド陣とも親しいようでもある。
事故に遭った状況や、酸ヶ湯ガイドや他の参加客などの行動を公表し、
可能な限り、この立場でこの方が知りえた限りのことを、
事故再発防止を切に訴える目的で、自らの事情をも公表して発信する。
これは一般的には、公共的にも必要性があること、と解釈できるだろう
(まぁ実際にこの情報の恩恵を受けるのは、必ずしも「公共的」ではなく
登山やスキーなど、似たような趣味をお持ちの方だけかもしれないが)。
また、何よりもこの方の場合、ご自身も事故で負傷され、
実名・年齢がネット上に晒されてしまった経験をもたれる方で、
かつ、配偶者が犠牲になったことも、ネットに公表された方だ。
そして、そういった自らの立場を明確にして、記事で発信されている。
殆ど匿名状態で、好き勝手なことを書いているブロガー(私も含むが)とは、
全く状況が違うのである。
個人ニュースサイトと称して、ニュースに任せて他人の実名を書いたり、
あるいは、容貌写真の一方的な掲載など全く別の形で、
他人のプライバシーを公開の場に晒しているブロガーのうち、
どれだけの人が実際に他人に、自分のプライバシーを公表されても構わない、と
覚悟を決めているのだろうか。。。。。
私は、勝手にプライバシーを公開されるのは、
過去記事でも散々強調してきたが、ものすごく不愉快である。
拡大被害を防ぐなど、公共的必要性があれば多少仕方ないかもしれないが、
それでもできるだけ、避けて通りたい。。。。
なのに、その意志を踏みにじり、反省の色の無いYahooブロガーへぼ氏を、
私はまだ今のところ、許すことは出来ないのだ。
※この記事は、予約投稿しています。
※2007.5.8に、記事内に一部、リンク先を追加しました。