2020年8月27日 (木)

更新

更新。

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2018年12月 2日 (日)

決まり

ルールを作ると、ルールが全てと振舞う輩が生まれる。資格を作ると資格が全てと振舞う輩が生まれる。

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凄い人

愚者は自分に酔う。賢者は育ててくれた周りに酔う。

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2017年1月21日 (土)

注文してもない料理店

その日は、大寒に相応しく強い北風が頬に突き刺さる寒い寒い夜だった。秋に開催される中四国臨床工学技士会山口県大会の打ち合わせを終えて、徒歩でわずかのところにある大衆的なもつなべ店に6名で集合した。昨今の日本の縮図のような、寂びれたローカル線の駅に寄り添うようにひっそりと佇む風情。真冬でもソフトクリームの電飾だけが煌々と灯されているが、今日の寒さでなんとなく灯りにぼかしが入っているようにも見えた。

戸口を空けると、韓国のオンドルが設置されてそうなワンフロアと、昭和を感じさせる卓上コンロとちゃぶ台。意外にも他のお客さんが二組も居る。最近はやりの「掘りごたつだったら良かったのにな」と感じながら腰を下ろす。大よそ色気のないバイトと思われる女子店員さんが1名で忙しそうに対応していた。男6人、普通で考えれば「とりあえずビール」が定番ではあるが、最近は時代の変化と規制強化も相まってノンアルコールを頼む機会も増えている。物語はそこから始まった。

「とりあえずビール、それとノンアルも2つ。」

「すみません、ノンアル置いてないんです。」

そうか、切らしたんだな。大して繁盛している風でも無さそうだから仕方ないか。

「どっかその辺で買ってこいや」

と後輩に冗談を言いながら、コーラ2つで乾杯。打ち合わせの続きも含めて歓談が始まった。もつなべ店なのでもつなべを人数分注文するのは王道として、サイドメニューに焼肉もある。といってもホルモンが中心でがっつり焼肉と言う感じは無く、ひっそり”とんちゃん”と言う感じである。

「ホルモンとカルビー。」

「はい。ありがとうございます。」

「それと、ミノとレバー。」

「あ…すみません、それ置いてないんです。」

「え?メニューに載ってるよ。」

「はい、さっきまではあったんですけど…。」

と隣の卓に目をやる店員。そうか、あれで終わりだったんだな。大して繁盛している風でも無さそうだから仕方ないか。

「んじゃ、チヂミとチャンジャ。」

「あ…すみません、ないんです。」

「は?メニューに載ってるよ。」

「はい、普通はあるんですけど今日は…」

なんだか怪しくなってきたぞ。まぁ大して繁盛している風でも無さそうだから仕方ないか。

「んじゃ、キムチはある?」

「はい。キムチはあります。」

即答である。どうやら、このバイトの店員さんそこそこ経験があって、店の内情を知り尽くしているようだ。そう言えばさっき電話で当日予約をした時は、やけに対応が機敏だった。と言うことは、何があって何が無いのか把握している可能性が高い。と言うことは次に何が注文されるのか内心ドキドキしている可能性が高い。

…ムフフ( ̄ー+ ̄)

店員対お客。ここからお互いの深層心理を推察する壮絶な戦いが始まったのであった。

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「いったい何があるんだろう?」

そういう疑問がグループの中で話題となるのは必然である。「これはある。」、「いやない。」、「これはきっとある。」、「そうだなありそうだな。」と料理そっちのけで、あるかないかの話題に集中する男6人。それを遠目で聞き耳を立て、不安げに様子を伺う女子店員。何とも言えない空気がもつなべの香りに混じって部屋中を駆け巡った。

「あれ、あるんじゃない!?」

日頃から遠慮のなくズケズケ言う男が大声で叫んだ。指差した方向を直視する他の5人と、店のはずれからこっそり横目で伺う女子店員。指差した方向に示すものはハイボール。どこぞのメーカーが綺麗な女優を駆使して魅せるポスターが、1杯○○円と華やかに貼られていいる。もつなべ店という性格上、ハイボールが無いとは常識的に考えられない。恐る恐る注文してみると。笑顔で

「あります。」

ホッ。安堵した空気が部屋中を漂ったが、次の瞬間その空気は脆くも打ち破られた。

「んじゃ3ハイ」

「…すみません、1ハイで終わりです。」

そう言って、速やかにポスターを剥がす女子店員。はぁぁぁぁ?( ̄Д ̄;;それはないやろ。もつなべ店という性格上、ハイボールが無いとは常識的に考えられない。…はずだったのだが。もうこうなると、この店を楽しむしかない。そうだ!店を入る時にソフトクリームの電飾。客引きの目的かどうかは置いといて、寒空に煌々と存在感を示していたあのネオン。これの勝負は如何に?

「あると思う人~。一口100円」

ついに、賭けが始まった。○と×がないと賭けは成立しないが、微妙にバランスが整って、2対4、1対5など何度も勝負を重ねて行き、快活なガッツポーズと歓声が夜遅くまでこだましたのであった。

最後に店の奥から、店主と思われるおばちゃんの登場。店の歴史と注文してもない言い訳を15分程度熱心に話され、お腹も心もいっぱいになって店を後にしたのであった。お腹を満たしに行ったはずだが予想だにしない楽しさを実感することができた。次はどの程度注文してもないのか?楽しみだ( ^ω^ )。

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2016年11月30日 (水)

手作りIoT

昔はDrも24時間体制で待機するスタッフに気配りしてくれたものだよなぁ~。体に気を配ってくれたり、差し入れしてくれたり。最近はNsを通じていきなり指示が出るだけでそんなことは全く無くなった。コミュニケーション不足というか、そんな時代なのかね~寂しい限りです。こうなったら、CRRTの待機を何とか楽をしたい!そんな発想でメーカーに問い合わせてみると、ACH-10からデーターを取得できることが判った。

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専用のソフトを供給してもらって、データーを定期的に吸い上げるとCSVが吐き出される。それをでグラフに加工してネット上にアップロード。Windowsの標準コマンドを使えば自動的にアップロードできる。さらにWindowsのタスクを使ってスケジュールを組めば自動更新完成v。こんな感じに出来上がった。警報の履歴も見れたりする。

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自宅からでもスマホからでも状況が確認できるので、3人で待機当番を回す状況から少しは楽になるかな~。構築の方法が知りたい方はご一報ください。多分無償でいけると思います( ̄▽ ̄)

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2016年11月 3日 (木)

第65回農村医学会

どこ行くん?と嫁にいわれ「農村医学会」と言うと、クスッと軽くバカにしたような笑い
「何それ?今どきそんな学会有るん?名前がダサいね」と…。
うるへ~何たって65回を数える歴史的な学会なんだ!
これからは地方創生の時代、農村をバカにすると痛い目に合うぞ~プンプン。
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ってことで、行ってきました。場所はあのサミットが行われた賢島。伊勢神宮も近くにあるし、観光セットでなくてはあり得ないっしょ。早速、伊勢うどん。私の大好きなゆるゆる腰の麺に焼が入った伊勢焼うどん。美味美味
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早々に座長の仕事を開始。若い子の演者が沢山いて頼もしい限りです。臨床工学技士の年齢構成は若い人が多いので、ホント将来を担う意味で頑張ってほしいとエールを送ります。

はい、仕事以上。( ̄▽ ̄)

速攻伊勢神宮へ。日ごろの醜態を反省すべく洗礼を受け、気持ちを新たにし、おかげ横丁へ直行。戒めたのは一瞬か…(^Д^)。出来立てのにごり酒と赤福で幸せな気持ちになり、後輩と鳥羽で一献。なんだか、全国どこに行っても地方に活気がないよね~。平日とはいえ真っ暗な商店街に寂しさを感じながら、嫌いな職員の悪口で大盛り上がりネタは付きませんでした。ほろ酔いで近鉄電車に揺られ終点の賢島まで。この電車も人少ないな~。と思っていたら、ひと駅前で私を一人を除いて全員下車Σ( ̄ロ ̄lll)アセアセ。
感動的だったので記念にパチリ
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なんて不安な気持ちで駅に着いたら予感的中!タクシーどころか人っ子一人居ない!
え~土地勘もないのに宿までどうやって行けば良いの?ヾ(.;.;゚Д゚)ノgooglemapだけを頼りに暗がりの道なき道を進み30分後にようやく到着。結構なリゾートホテルだった。(*^.^*)こんなとこ一人で泊まるの勿体無いな~と、サプライズが起きる訳でも無く朝を迎えた。ちょっと天気悪いけど、素敵な絶景に改めて孤独を感じる
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さて、今回のメインイベントはこちらでした。
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じゃ~んじゃじゃ~んスコアは相変わらずでしたが、ハイクオリティーなコースでかなり感動

三重県サイコーでした。来年の第66回農村医学会はなんと!沖縄です。歴史と風格と実績と娯楽のある農村医学会に乾杯(* ̄ー ̄*)

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2016年9月30日 (金)

その批判は他人の為か?

ご存じのとおり政治の世界に足を踏み入れてしまったが、どうしても批判を避けて通ることのできない世界である。選挙運動とは支援する候補者を当選させると同時に、そうでない候補を落選させる活動と明確に記述してある。批判するのが本質的な活動なのだ。批判して気持ちいい人は明らかなSだと思うし、それで超~気持ちいぃ~と思う人は、よっぽどその人に対して恨みのある人だろう。政治に限らず批判をするシーンは沢山あるわけで、間接的に聞いてても決して気持ちいいものではないし、最近のネット社会では良くも悪くも蔓延している傾向にある。

そこで、今朝のラジオの備忘録。「批判をすること自体は全く問題ではないし、昨今の揉め事を極端に避ける風潮は決して良いことではない。ただその批判の裏に世のため人の為社会の為という大義名分があるかどうかが最大のポイントだ。」

むむむ…_| ̄|○。自分にも思い当たる節がある。単に相手が嫌いで批判してはいないか、自分の利益の為だけに批判していないか…。考えさせられる言葉であった。続けて、「その大義名分がないと批判ではなくただのクレームになると」。一般的な人に限らず、患者であったり時には家族であったりする訳で…。その都度その批判は相手の事を考えて、相手の為や社会に貢献することを前提に行っているのか?考えながら行動しよう。

ネットで探すとやはりあった。そうか!批判というか反対意見を述べるとき、「その方が貴方の為になりますよ」とか、「その方が社会に役に立ちますよ」とかをバックボーンに反論すべきってことですね

ついでに最近惹かれた名言は、「常識を疑い良識に従え」、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、そして聖人は経験から悟る。」である。

・・・今日も難くてすみません(;´Д`A ```

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2016年9月28日 (水)

クリアサイトフィンガーカフ/クリアサイトシステム

非観血で連続的にA-lineが測定できると長崎に行った時に聞いたので、早速デモをお願いしてみた。エドワーズライフサイエンスのクリアサイトフィンガーカフ/クリアサイトシステムです。当院のような片田舎の小さな病院でもお貸し頂いてありがたく思います。

実際の使用感は良いです。連続的に指にカフ圧をかけるので患者様はやや違和感があるようですが自制内。リアルタイムに血圧が観察で来てNIBPとの相関も問題ありません。時代は進化しましたね。しばらくするとSpO2のように手軽に測れるようになるのかもしれません。透析で使用する目的は、血圧低下を事前に察知できるか?が主で、血圧低下が著明なPtに実際に使用してみました。

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こんな画面も用意されていて、一瞬ギョッとしますが測定値は信頼できそうな印象でした。

問題はコストです。消耗品のフィンガーカフは72時間縛りで定価3万円。コストは取れません。要するにすべて持ち出しとなります。ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)。そこが営業的にも厳しい状況らしく…装置自体は斬新で有効的だと思うのですが・・・。

そんな中、前述の目的を果たすためにデータ取りをして、ローカルな学会で発表でもしてみようかなぁ~と思ってたのですが、「それが駄目なんです。」と忠告を受けました。今はやりのCOI、要するに利益相反ですな。ただで貸してもらってn数を提示した上での発表は厳禁で、使用経験的な発表ならセーフだそうな・・・。

ぅえ~めんどくせぇ~。もう吐き気してきた(;-ω-)ノ。そこまで縛る必要あるの?まったくせちがない世の中になりました。もちろん私は無視して発表するけどね。(…使用経験って事で(^-^;)

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2016年9月21日 (水)

技士と技師

いろんな説があって、著明な人もいろんなことを言ってらっしゃいますが、看護婦が看護師になったのは男女雇用機会均等法がきっかけだったと、池上彰のTVでやってました。今は婦人警官(婦警さん)と言ってはいけないそうで、女性警察官というのだそうです。言いにく~
http://www.geocities.jp/policewoman21/history.html
男女平等については全く異論はないけど、「らしさ」まで平等にするのはどうかと思う。

病院という性質上、「女の職場」であることには違いないと思うが、この仕事に初めて着いたときはまさにカルチャーショックだった。なんて、他愛もない、解決に結びつかない、くだらない世間話が多いことか。。。カンファレンスと称してほとんどの時間は井戸端会議だったことを思い出す。ペラペラしゃべってストレス発散!問題の解決なんてどうだっていいんだよね~。思えば超~ストレスな毎日だったな~。今でもその実態は変わっていないと思うけど。

男にはその時間が無駄で許せないのだが、もともと違う生き物なのだから違って当たり前。拙作ながらその頃作った我が格言は、「男は情報と理屈、女は経験と感覚」男は理詰めで納得させたいが、女は理屈は関係なく自分の気持ちが落ち着くまで納得しない。逆に言うとルールなんかどうでも良くて、自分の気が済みさえすればよいw(゚o゚)wオイオイ
もう一つあった。「男は世界が自分、女は自分が世界」 出典:ドン・ジュアンとファウスト著者:グラッぺ。

非難しているわけでない。その代り、男にはない能力がある。たとえば感性が鋭い。患者さんの顔色やオーラの違いを発見するのは素晴らしく長けている。よって単純な男の浮気の隠ぺいはあっさり見抜かれてしまう

話はそれたが、そんな理由で看護婦が無くなったのもその時代背景を受けての事だったらしい。んで、臨床工学技士はなぜ「士」を選んだのだろう?「士」が男を象徴するものだとすれば、男女雇用機会均等法がきっかけだとすると、女性もたくさん活躍する臨床工学技士なので「師」にすべき??看護士と呼ばなくなったのもそれが理由らしいし。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師VS理学療法士、臨床工学技士、栄養士…。真相は如何に?

師と士のどっちが偉いかという議論もあって、武士よりも師匠の方が上?そうかぁ、武士の指導する師匠ってことですね。まぁ「師と仰ぐ」と言う言葉もあるし、威厳はそっちの方があるのかも?ただ例外があって・・・

ペテン師と詐欺師はどう理解しべし?( ̄▽ ̄)ムフ

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2016年9月12日 (月)

ルールとモラル

バイポーラのインレットが破損した。インレットは学生の実習でも部品として使用する一般的なものだった。ジャックを引っ張ると簡単に抜け取り外しが可能となっていた。

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これは簡単。数百円もあればこっちで交換できるよね~。とインレットの注文をかけたところ。さぁ大変。

「現場での医療機器の分解は困ります。」専門の担当者がきっちりと点検して、安全性を確認した上で使用して頂かないと困ります。」輸送費と技術料と諸々で、ん万円になります。

え?え?えぇ~??だって、ねじといて引っ張って差し込むだけですよ?

「いや、弊社としては安全性を担保するために…。何かあっては困りますから…。」

は?は?はぁ~??だって、ねじといて引っ張って差し込むだけですよ?

「いや~医療機器でもありますし、社内的にコンプライアンスを遵守しなければなりませんので…」

まぁ~じかぁ~。医療機器という「錦の御旗」をたてて、一切触るな!ということになれば臨床工学技士の存在価値は?大きく疑問に感じる出来事でした。

最後に担当者に一言。「あなたを攻めても仕方ないですが、世の中ルールを守れば良いと言うものではありません。ルールより大切なのはモラルです。モラルがしっかり守れればルールなんてそんなに必要ありません。ルールだけを重んじるのは桝添知事と一緒です!」

深い苦笑いをして帰られましたが、ホントに世の中ルール遵守が行過ぎていると思いませんか?優勝した広島カープで「神ってる」って言葉がはやりましたが、ルールだけ守れば良いという風潮を私は「桝添ってる」と名付けます( ̄ー ̄)ニヤリ

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