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2016年5月 2日 (月)

糖質制限とP摂取量

岡山のJSBTに参加してきました。「晴れの国岡山」は大変盛況で活気のある雰囲気は元気と刺激を頂けますね。珍しくまじめに聴講したセッションは「透析患者の栄養について」でした。制限制限で嫌気がさしている透析患者さんに光明を希望を与えるには、制限ばかりの指導ではなくエネルギーをしっかり取ることも重要であることを伝えるべきだと仰られました。確かにそう思います。意外としっかり食べている人の方が元気だったりしますもんね

さて、巷では糖質制限とカロリー制限はどっちが有効?なんてダイエットの世界では話題です。透析の栄養指導の世界ではPとタンパクは良く聞きますが、Pと炭水化物ってどうなんでしょ?エネルギーを保持しつつ食事の内容を変えることで骨代謝異常に役立てることができませんかね?例えば、タンパクを控えた分、炭水化物を摂取すればPを低く抑えられるとか・・・。

で、質問してみましたが明確な回答は得られず、結局自分で調べて患者さんは身を持って試みるしかないようです。リンの含有量で調べてみると、やはり、全般的には炭水化物に含まれるリンの含有量はタンパク質に比べると少ないようですね。患者さんに食事ごとの写メでも撮ってもらって協力を依頼しようと思ったけど、やっぱり毎回の自分の食事を他人に暴露するのは抵抗感があるようで、良い返事をしてもらえませんでした。

炭水化物とリンとエネルギー。そして骨代謝と血管石灰化。奥が深そうに思いますが如何でしょうか?

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