自分は“やればできる人間”だと思っている「中二病」、そんな中二病を否定する
「大二病」ときて、社会人2年目が陥る「社二病」の上に立つ
管理職2年目がかかりやすいという「管二病」が話題になっている。
主な症状としては、以下の通りだ。
- 部下の意見に耳を貸さなくなる
- 仕事を教えず「これも勉強だ」などと言って突き放す
- ノルマを与えるだけでマネージメントはしない
- 人を感情が無いモノのように扱う
えー、数日前に話題になっていた「社二病」という造語に対抗して
管二病という言葉を作って漫画を書いてみました。
管理職に昇進したことによる万能感を勘違いし、本来の業務であるマネジメントを
忘れ暴走することを管二病と定義して漫画を描いてみました。
発症した場合、特効薬が無い難病であるため完治は困難です。
稀に部下を追い込んで退職させることもありますが、自覚症状はありません。
なおこの記事作成にあたっては自分の体験談と、産業医の方が書かれた
こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから (文春文庫)
を参考にしました。以下、その箇所を引用致します。
・部下の意見に耳を貸さなくなる 以下引用
世界は自分を中心に回っているという典型だから、部下から意見が出ても、
それは考えすぎだといい、時期尚早だという。なぜ考えすぎなのか、時期尚早なのかの
根拠をいわない。仕切ることは得意だが、意見交換して結論を出す技量がない。
だから力でねじ伏せようとする。 (P.84)
・仕事を教えず「これも勉強だ」などと言って突き放す 以下引用
質問をしてきた新入社員に対して、「勉強になるから自分で考えてやってごらん」と
差し戻す上司がいる。これは一見、教育しているように見えるが、
時と場合によっては部下を突き放すことになる。
~中略~
最悪な例では、抱えている仕事のうち最も重い仕事だと理解していながら
さらに処理する日が今日と明日しかないというタイミングさえ知っていながら
「だからこそ勉強になるんだなあ」などといって突っ返す。陰湿である。(P91~P92)
・ノルマを与えるだけでマネージメントはしない 以下引用
部下の個性に気を配ることなく、誰にも同等なノルマを課せば
プラスの業績や効果が自動的に出てくると信じて疑わない上司がいる。
~中略~
部下の士気が落ちてしまえば結果は出ない。マイナス評価される部下が多ければおおいほど
成果は上がらない。しかしそれは部下の努力不足が原因だと思い込んでいる。
部下がいきいきと仕事することによって、成果は上がるという発想を持てないのだろう(P94)
・人を感情が無いモノのように扱う 以下引用
部下も血の通った人間なのに、歯車のように扱ってよいのか?
上司の都合でコミュニケーションを放棄して良いのか?
好き嫌いという感情で、部下たちの心を揺さぶってよいのか?
個人の嗜好で仲間をつぶしてしまう集団が果たして健全といえるか?(P64)
こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから (文春文庫)
ところで、この本のレビューを見てください。アフィ踏みたくない方用に引用しておきます。
以下、こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから (文春文庫)レビューより引用
(投稿者名は引用していません)
70 人中、64人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
部下とコミュニケーションが出来ない上司が生産性を下げ社会を悪化させる 2007/2/8
形式:単行本私はこれまで、部下を厳しく鍛えてきましたが、部下が次々と退職したり、
鬱病で長期欠勤するようになり、人事や幹部から叱責を受けるようになりました。
それでも、「最近の若いのは言わないと何もしないんだから、仕事を動かすには
厳しくしつけるしかない、でないと自分が何でも抱える羽目になり殺されてしまう」
と思っていましたので、全く反省せずほとんど態度を改めませんでした。しかしこの本を読んで目が覚めました。
「今の若者達は想像以上に未熟であるp.129」ことを前提に、
部下とコミュニケーションを円滑にしてマネジメントしていくことが
上司の役目なのですね。
「こんなやつ人殺しじゃないか」と思える上司の例が出てきますが、
良く考えると自分も似たようなものだと気付いて冷や汗が出ます。部下の仕事をマネジメントする意識が無く、サポートをしないで何もかも
部下に押しつけ追い込み、人材をつぶして生産性をさげていく上司が
バブル世代に良く見られると指摘していますがp.91~93、確かにそういう人がいます。
そうした上司がリストラを生き延びた若者をつぶして「去るも地獄残るも地獄」という
状態を創っているのが、今の日本社会の閉塞感を生み出しているのではないでしょうか。そうした態度は上司にとっては快適なので、恐ろしいことに職場全体へ伝染していくと
指摘されていますp.84。
回りを見回すと、そんな上司が結構昇進してしまう例が見られます。
コミュニケーションの不足で、人材の喪失や生産性の低下をもたらしていないか、
コミュニケーション能力・部下の仕事のマネジメント能力に欠けた上司を昇進させて、
被害を拡大させていないか、経営者も管理職もこの本を読んでよく考えてみるべきです。
私もこの本にある具体的な部下のサポート方法を実践します。
このレビューが本当か釣りかは定かではありませんが、もし本音を書いておられるのであれば
こんな人のために若い人が社会から退場させられていることに強い憤りを感じます。
もしこの腐ったブログを読んでおられる管理職のなかで、部下がついてこない、など
漠然と不安に思われる方がいれば是非、この本を読んでほしいです。
管理職は上から下に一方的に指示を出し、感情的に圧力をかける役職ではありません。
成果を出し続けるために部下をマネジメントし最適化する役職です。
これは良い提言
もっと周知されるべき
元管総理で「管二病」かと思いました・・
元ネタの「中二病」なんぞよりも、ひょっとしたら重大な問題かもしれないと思った。「中二病にひっかけて流行に乗っただけじゃねーか」とか一瞬でも思ってしまった自分が恥ずかしいです。
もっとこの言葉は知られてしかるべきだと思います。
イラ管病?(ガースー官房長官にあらず)
著者が自己顕示欲で
「俺はこんなことも気付くンやで」と主張したい感情は分かるけどね。
この著者のように、
読者が自分の上司を体系化した時点でその人も
部下二病に陥るということに気付かないと。
目の前の現実を直視せず
誰かの批評を気にして何でも体系化したがる人=「○二病」
と私は思う。
昔からそういう輩は存在します。
今更それを「管二病」と命名したというだけ、単なる流行りに乗っての2匹目のどじょう狙いがミエミエです。
ようは、その人の性格だと思いますよ。
>昔からそういう輩は存在します。
>今更それを「管二病」と命名したというだけ、単なる流行りに乗っての2匹目のどじょう狙いがミエミエです。
ようは、その人の性格だと思いますよ。
元ネタ、というかネット用語にある中二病だって、ネット用語に定着する以前からそういう輩は存在していたんじゃないですか?
昔から存在する社会病理に対して、大して何ともない名前しか今まで付いていなかったことこそ問題なんじゃないですか?
著者の管二病定義はともかくとして。
幸いなことに、現在働いている会社にはいないタイプでした。
まあこういう人たちは大体がバブルで苦労もなく生きてこられた世代なのでしょう。
何もしなくても懐に金が入ってくるのだから、何をする気にもなれないんでしょうね。
部下二病の語呂の悪さ
>>5
部下からみた管理職の多くが、ここでいう「管二病」に見えるのであって、
でも「部下から見た」っていうのは既に「部下二病」なんじゃね?
ってことが言いたいんだと思うが。
多くの「部下から見た管理職」というイメージが「管二病」のようなのであれば、
多くの部下の立場の人が自分とこの管理職に不満を持っている、つまりマネジメント不足だと感じている現状を自分に当てはめれないことこそ、
ここでいう管二病の1「部下の意見に耳を貸さなくなる」の症状だよなーとは思った。
>>5は、明確にここの管二病を否定している訳ではないから、見当違いかもしれんが。
>「俺はこんなことも気付くンやで」と主張したい感情は分かるけどね。
◯二病って元々あるあるネタみたいなもんだろ
全然分かってないなw
※5、※6が適切な指摘をしているが、ここの管理人の顕示欲の強さは確かに感じるわ。
アフィリ向けには適切な「煽り」なのかもしれないが、気持ち悪いわ。
そもそもの中二病の定義間違っていて恥ずかしい
特徴2のケースは、いくつかの可能性があるよね。a)知っているけど意地悪で教えない。b)答えはあるけどよく知らないので、間違ったことを教えるリスクを取りたくない。c)答えが出ている問題ではないので誰かが答えを提案しなければならない。a)b)の場合は上司が悪いが、たいていはc)なんじゃないかな?この場合、いくつか素案を考えて上司の判断を仰ぐことになる。そもそも締め切り前日になって、わからないところを聞きに行くってだけでバツだがね。
14さん abcはすべて机上の空論ですよ。現在の実際の企業のリアルを知らないことが伝わってきます。早期退職でセミリタイア済みの方でしょうか?今の若者たちが戦争に行かずに安心して働いて結婚もできる環境を望みます。
> 著者が自己顕示欲で
> 「俺はこんなことも気付くンやで」と主張したい感情は分かるけどね。
自己顕示欲も何も、ブラック企業に在籍しての“気づき”をネタにしてるんだから、
そもそもそういうサイトじゃないのか? とマジレス・・・
解ります、こんな馬鹿上司。
yoし川うn輸の±田ですね。(笑