前回の続きです。これは実話です。というかこのサイトの話は実話ベースです(一部フィクションにしていますけども)
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わが社の社員旅行は総務部長の意味不明な発言により、2班に分けて別日程で行われることとなりました。このため問題が勃発する訳です。
社長にゴマをすりたい自称空気の読める人たちは「社長が行く班と同じにしろ!」と私たち幹事に詰め寄ってくるわけです。一方、せっかく旅行に行くんだから会社の重苦しい雰囲気から逃れたいという、社内の空気をわざと読まないお気楽組からは「社長と違う班にしてくれ!」とお願いされる訳です。社長と同じ班となると、社員旅行という名の日常業務が繰り広げられることをお気楽組は知っていたため彼らも必死に懇願してくるのです。しかしいくら幹事に言われたとしても、当の社長が日程をなかなか決めず調整できなかったのです。自分で決定できない不可抗力の事象いついて、あれこれ希望出されるのって結構辛いんですよね。
更に旅行前日にも受難が待っておりました。ある役員から23時くらいに電話があり「旅館にウォシュレットはあるのか!」と聞かれました。最初はやさしい口調で質問されたのですが、私が「わかりません」と正直に答えると、怒り口調で「俺は痔なんだ!旅館にウォシュレットはあるのか!」とやや恫喝まがいに質問してくる訳です。痔にウォシュレットは必須だと、この時はじめて知りましたが、それにしても旅行の幹事だからって何でも聞かれても困ります。あまりにもむかついたので携帯の電源を切って寝たのを覚えています。
皆様におかれましても社員旅行の幹事などあたらぬようお祈り申し上げます。苦労だけあって感謝されないポジションですので。