今では当たり前のクールビズですが、導入初期は喧々諤々の議論があったのです。
全社一斉にクールビズ導入!という訳ではなく、個々の会社によって対応は異なりました。
そのゴタゴタを今回漫画にしてみました。
社長が、クールビズ導入の是非について管理職に聞く訳です。
営業部からは、特に年配の顧客にとってクールビズは失礼だと受け取られる等の
反対意見がありました。中間派(先送り)、賛成派の意見もあり一筋縄でいかない問題でした。
しかし何を思ったのか、社長が会社のトップや省庁関係者が集まる会合に出席した際
クールビズの人が多かったことを思い出し、クールビズ推進という結論を出してしまうのです。
そこで活気づいたのは、今まで議論の行方を伺うだけで発言もしなかった
渡辺&部長の総務コンビです。社長より「クールビズ推進!」という錦の御旗が掲げられ、
官軍が判明すると、賊軍であるクールビズ反対派を叩き出すのです。
硬直化した経営組織の会議では官軍を見極め、賊軍を打つという立ち回りをするのが
サラリーマンとしての生き方かもしれませんが、多様な意見を封殺することにもなり
競争力低下を招くと思うのですが、どうなんでしょう。