転職前年度あたりは身体に支障が出ていました。いま思うと危なかったのかもしれません。
営業部役員からの恫喝や上司からの陰湿な説教により、転職する前年はなんだか身体に異変を感じていました。なかなか寝付けない、フワフワする、出勤時に会社のビルを見るだけで動悸がする、疲れが異常に貯まりやすい…などなど。体調不良を抱えた結果、末期には理不尽に怒鳴られても何も感じず、ただ謝ってやりすごそうとしか思いつきませんでした。
社内にも私と同じように謝罪ばかりしている50歳近い佐藤さんという方がおられました。いい年なのに上席の席の前に立たされ公開説教は当たり前でしたし、直接関係ないミスでも怒鳴られている姿をよく見かけました。当の本人の佐藤さんは、それらを悔しいとも感じておらず「謝っておけばすむ。殺される訳じゃないんだから。」と諦めておられました。こんな佐藤さんを見て、上からの恫喝説教に謝罪するだけのサラリーマンになってしまうのでは……という危機感を覚えました。これも転職しようと思った要因です。