ひぐらしのなく頃に解 2話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ひぐらしのなく頃に解]
ひぐらしのなく頃に解
第2話「厄醒し編 其の壱『鬼ごっこ』」
<あらすじ>
※あらすじ・考察は「月の静寂、星の歌」様の記事を活用させていただいております。
古手梨花は、沙都子が寝静まった自室で紫色の液体が入ったコップを傾けて何かと語り合っていた。大事な人たちを守りたいと願いつつも、疲れてしまったと呟く梨花に、何かは語りかける。
「またその話?」
レナがあの状態から立ち直れたこと、何より圭一が別世界で起きたことを覚えていたと言うこと。しかし、それは奇跡の産物であり、そう何度も起きないだろうと呟いた......。
1983年6月10日
朝起きた沙都子は、下着姿のまま自分の腕に注射器を当てていた。沙都子の体質に適合していると言う栄養剤の研究に協力しているとはいえ、慣れるものではないと言う沙都子。
梨花に励まされたが、沙都子はそれでも「不公平ですわ」とつぶやく。
その日、早朝から準備をした悪戯で今日も今日とて圭一をからかう沙都子。それを見守るのは、魅音とレナ、梨花…そして詩音。「悟史から沙都子を頼まれた」と言う詩音は、梨花の面倒をみるためだけにわざわざ分校から転校してきていた。
当面の目標は、沙都子のカボチャ嫌いを治すため毎日のようにカボチャ入りのお弁当を作ってきていた。沙都子も、その手間と詩音の熱意を理解しているためか、梨花に促されたこともあって不詳不詳ながらそのお弁当を口にして、カボチャ嫌いの克服を目指していた......。
続きは、OPENからどうぞ。
※管理人は、原作未プレイ・PS2未プレイ・第一期閲覧済みの状態で本記事(主に考察)を書いています。
<あらすじ(続き)>
午後の授業は体育。早めに終わったため、残りは自由時間になった。いつもの部活メンバー(+詩音)は、鬼ごっこをすることに。ゾンビ鬼と言う、鬼が増える方式の鬼ごっこで楽しむメンバー。
計略を巡らせる圭一、魅音の計略に耐える圭一、レナの思春期特有石化魔法にかけられる圭一…とまぁ、主に圭一が苦労していたが、勝負はレナと、ゾンビになったと嘘を付き続けていた魅音と詩音の勝ちとなった。
その帰り道、圭一たちは入江京介と富竹ジロウ、そして鷹野三四と出逢う。三四の雛見沢連続怪死事件の話が出て、梨花と沙都子は口をつぐむ。
それぞれの家に解散となった後、魅音と詩音とレナは圭一に今まで隠してきた雛見沢連続怪死事件について話し始めた。「今まで黙っていてごめん」と謝る魅音だが、「誰にだって言えないことの一つや二つある」と言って笑い飛ばす圭一。それでこそ新雛見沢名物男と褒める詩音。
一方、自宅に帰った梨花と沙都子。何か思い悩んでいるような梨花に沙都子は「仲間に相談することが大事」とかつての圭一と同じセリフを口にする。一抹の期待を込めて沙都子に「誰からその言葉を聞いたのか」と問い返す梨花だったが、沙都子に今思いついたと言われ肩を落とす。
奇跡はそう何度も起きない。
それを痛感しながらも、梨花は「大丈夫」と笑顔を傾けようとしたが…そのごまかしも限界にきていた......。
<感想>
なんか、ほのぼの平和となってる(ラストはともかくとして)。まぁ、事実上の1話だろうから、これくらいの方が導入としては良いのかもしれませんね。この世界での独自設定(詩音の転校など)もあるようですし、その辺りを本格的に事件が起きる前に視聴者に見せておく、と言ったところでしょうか。
もしかしたら、物語半分近くを消費した「鬼ごっこ(ゾンビ鬼)」と言うものが、実はどこかの伏線や布石になっているのかもしれませんね……私にはどの辺りが布石なのかさっぱりですが(せいぜい、魅音と詩音が実は捕まっていなかった→味方だと思っていた相手が実は敵(何かしらの対象)だった、と言う展開くらいでしょうか?)
デフォルメキャラは、某聖杯戦争なゲームのバッドエンドで出て来るキャラたちを感じさせるようなタッチで描かれてましたね。こう言ったところはアニメならではと言ったところでしょうか。
入江京介、変態度400%を突破しそうな勢いです( ̄∇ ̄;)と言うか、普通にロリコンなんですけど、この変態医師(w
<MVC>
前原圭一
出た、スーパーコーディネイターの超回避力(マテ まぁ、ギャグがメインだったからこそ言える感想ですが(原作をプレイしている方からするといろいろ伏線があったみたいですが)。
それは別にしても、まるでこれまでの雛見沢での事件でのことを記憶はしていないけど記録しているかのような圭一の発言は、第一期を観ただけにジーンとくるものがあります(「人間は成長するんだぜ」「誰にだって言えないことくらいある」など)。
<私的推理>
1.園崎詩音
この世界の大きな違いは園崎詩音が分校にいる、と言うこと。これまで詩音は興宮の別の学校に通っていた設定になっている。そこで幾つかの違いを検証。ただし、この検証が直接ないし間接的に物語解決の糸口になるかどうかは不明(w とりあえず世界観としての違いを捉え、考え得る限りのものを挙げておいて、後で少しでも役に立てば良いと思ってるレベルのことですが。
・詩音は悟史から頼まれたことを覚えている
目明し編のことを考えれば、この世界ではそれを明確に認識していると言うことになる。まぁ、他世界とは似て非なる世界なのでこう言うこともあるだろう。目明し編は、たぶん詩音が取る行動の中で最悪な部類に入る気もするし。
・詩音は園崎本家に戻っている?
興宮で暮らしていた頃は当然本家ではなくアパートだった(日本人がマンションと呼ぶような、おそらくこの年代としては良いクラスのアパート)。ただ、さすがに分校に通うことを考えれば魅音とお魎のいる本家に戻ったと考えられる(お弁当をわざわざ作る手間と時間を考えれば余計に)。当然魅音とお魎と暮らしているはず。魅音はともかく、よくお魎が許したもんだ…。
これが何を意味するかは不明。でも、近場にいると言うことは何らかの意味を持ってくるのではないか、と。あと、バイトとかもしてない可能性があるような(沙都子を頼まれた、と言うことは部活メンバーの一員として遅くまで沙都子と一緒に遊んでいる可能性もあるし)。その辺りの差異が、きっと他の世界とは違った結果を生み出す…はず。
2.沙都子の注射
沙都子の体質に合うらしい栄養剤の研究。明らかに怪し過ぎな展開ですσ(^◇^;)
普通に考えれば、入江京介が関わっている(入江が多くの世界で沙都子に固執あるいは保護者的な考えを持つ理由も、沙都子が貴重な体質の持ち主だと考えれば何となくわかる)。そして、おそらくは1話で出て来た細菌あるいは、その細菌に対する免疫を高めるワクチンのようなものの研究に直接ないし間接的に関連していると考えられるでしょうね。
なぜ沙都子なのか、と言うのは本当に体質なのだと思いますが。もしかしたら、悟史も同様の体質だったのかもしれません。仮に沙都子による栄養剤研究がワクチン研究だとしたら、連続怪死事件に見立てられて行方をくらました悟史が、もしかしたらその体質を活かして妹や友人の住む雛見沢で細菌テロが起こった場合、それを避けられるor打開出来るワクチン製造に協力するため、入江を仲介して雛見沢を出て現在も協力中…と言う生存説を唱えることもできるかもしれません。
まぁ、それはそれで入江の立場をどうとらえて良いのか微妙なのですが。
3.梨花の摩耗?
これまで傍観者としていたと思われていた(と言うか私が勝手に思っていた)梨花ですが…どうやら、普通に幸せを求めているのかもしれません。
沙都子が「不公平」と言った言葉には梨花も頷いたでしょう。記憶を何らかの形で継承ないし共有しているがために、何度も何度も悲劇の雛見沢を観て、体験させられ、そして自分が殺されていく様を共有することに等しいのですから。
でも、もう限界って感じですね・゚・(ノд`)・゚・ こうなったらもう一度圭一に奇跡を起こしてもらうしかない!と安易な考えに至ってしまいそうになる私の気持ちも、きっと察していただけるはず。
次回は厄醒し編 其の弐『無力』。観ないとおしおきらしいですよ(次回予告より
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://08syounen.blog.shinobi.jp/Entry/281/
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-767.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-1055.html
・http://aniotalife.blog99.fc2.com/blog-entry-187.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/beni_koji/22569796.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/091e6dd4b128c0a1aef01aec6c4ba7c6
・http://blog.livedoor.jp/darth_mayuge/archives/50902450.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50805488.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50593803.html
・http://blog.livedoor.jp/paprika200502/archives/51136162.html
・http://blog.livedoor.jp/puzzlize/archives/50997332.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50976957.html
・http://dfpmblog.blog53.fc2.com/blog-entry-546.html
・http://fwp5sxrt.blog101.fc2.com/blog-entry-128.html
・http://gennsouryouiki2nd.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_f331.html
・http://happy2material.blog41.fc2.com/blog-entry-856.html
・http://happyuki-blog.at.webry.info/200707/article_28.html
・http://hqtargz.blog106.fc2.com/blog-entry-74.html
・http://kagamipani.blog95.fc2.com/blog-entry-154.html
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・http://lessiy.jugem.jp/?eid=761
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・http://maguni.com/diary.cgi?no=190
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-1336.html
・http://mekatama.blog21.fc2.com/blog-entry-809.html
・http://nounaisekai.blog105.fc2.com/blog-entry-93.html
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- [アニメ(放送終了):ひぐらしのなく頃にシリーズ]
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- [Edit]
月の静寂、星の歌の なっきーです。
まずごめんなさいという話ですが、沙都子の注射、おなかにしています。うちの記事の修正、遅れまして申し訳ないです(汗)。
考察は、第1期同様に楽しみに読ませていただきました。
ただ、原作既読の私が何を言ってもヒントになりそうなので、考察にコメントするのは避けておきますね。
>入江
余所様(しかも複数)でロリ江とか命名されていて噴きました(笑)。
>圭一
綿流し編までの失敗の数々を思えば、今回の台詞は感動的でした。
>「人間は成長するんだぜ」
>「誰にだって言えないことくらいある」
特に鬼隠し編では、 「仲間なら隠し事は無しだろ!? お前は仲間じゃない!」 でしたから…(汗)。