2014.07/31 [Thu]
Free! -Eternal summer- 第5話
Free! -Eternal summer- 第5話
『決意のヘッドアップ！』
≪あらすじ≫
水泳部の練習終わり、いつもと様子が違う渚に
違和感を覚える岩鳶水泳部のメンバーたち。
タイミングを見て理由を伺おうとするが、
渚は頑なにその理由を話そうとしなくて……。
（公式HP STORYより抜粋）
≪感想≫
◆普通な問題 -だからこそ大切-
渚の過去をベースにした30分。遙、凛は言うに及ばず、真琴の過去も明らかになっている状況。そうした中で過去が明らかになっていなかったのは渚と怜だけなのだが、当の怜はもともと幼馴染じゃなかったことや物語スタート時から水泳能力ゼロでスタートしたことなどもあって、あまり気にしていなかった。
裏を返せば幼馴染なのに過去や、中学時代が一切明らかではなかった渚の方が異質だった。そういった部分をようやく回収してきたのだが、なんというかあまりにフツー。まぁ、真琴や凛の過去が突飛というかフィクションらし過ぎたのだろうけど。
小見出しにも書いたように親と向き合うというのは、子供にとって普通の問題だ。成長すればいずれ向き合わなくてはいけない。そりゃそうだ。血が繋がろうと、誰よりも長い時間を一緒に過ごそうと、親子と言えど別個体の人間同士。育つ環境によりけりとはいえ、価値観や考え方だって少しずつ成長するにしたがって親からズレていくことも少なくなく、そうなった時にはやはり最も身近なコミュニティの存在として子は親に向き合わないといけない。
だから本当の意味で「（子の）独り立ち」ってこういう瞬間なんじゃないかな、とも思う。
子どもの独り立ちがどういう時なのかは、まぁ家庭によってマチマチだとは思うが、多く聞くような気がするのは「実家を出て独り暮らしを始めてから」というものか。時折、恋人向けのアンケートで独り暮らしか実家暮らしか、みたいなものを見かけるのも、こうして暗にその人が親から離れているかどうかというのを問いたいのだろう。
ただ私はこの考え方には全く賛同していない。なら実家が自営業で家業を継ごうとする人は？ 介護や支援が必要だから最初から家を出ずに家庭を支えている人は？ いや、そんな特殊なケースに限らず一緒に住んで互いに援助しながら普通に今まで通り家族として生活しているだけで「独り立ち」出来ていないなんて言えるのだろうか。
親や家族から支えあわず独立していないといけないなら、その人は結婚したらまた独り立ちできない人間に逆戻りだ。なぜって？ そりゃあ結婚すればその結婚相手はその人の「家族」で支えあって生きているではないか。
とまぁ、捻くれた考えはともかくとして、話を戻すとたぶんこの回が渚にとって独り立ちの瞬間だったんだろうな、と。今まで自分の思いを口にせずに言いなりだった渚が自分の意思を口にした。それが通るかどうかはまた別問題とはいえ、自分の意思と意見を言葉に示せたことは、独り立ちの大きな一歩なのだろう。
さて、気になるのはここまで話題に出てきておいて結局、渚の両親は顔はおろか声すら出てこなかったことだ。決定的に親の存在を排除して描く（排除というのは存在を無視するのではなく、存在しているのだけど極力描写しないこと）のは、なんとも今時（？）のラノベらしい。いや、それこそ作品によってはちゃんと親が出てくる作品もあるだろうから、一概に言うことは間違っているんだろうけど、結局一度も渚の両親が出てこなかったことにそんなことを感じてしまったｗ
≪TB先 参照リンク（URLアルファベット順）≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、nifty系、so-net系はほぼ全滅。livedoorは調子がいいと送れます。
・http://84870.blog13.fc2.com/blog-entry-3487.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/honeybear62444/32898927.html
・http://blog.goo.ne.jp/sakino-k/e/d60071c39b2bd75a55b8bfc864708224
・http://blog.livedoor.jp/katsux2/archives/51931428.html
・http://craft89.blog105.fc2.com/blog-entry-1074.html
・http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-10491.html
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・http://kira47.blog58.fc2.com/blog-entry-3073.html
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・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-5680.html
・http://magi111p04.blog59.fc2.com/blog-entry-1748.html
・http://nanohana0103.blog.fc2.com/blog-entry-2079.html
・http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-2743.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/blackwidow/diary/201407300000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/oboro1964/diary/201407310000/
・http://puchimaru2.blog.fc2.com/blog-entry-1895.html
・http://seigenjikan.blog2.fc2.com/blog-entry-3266.html
・http://tiwaha.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/free--eternal-4.html
・http://uitosou.blog136.fc2.com/blog-entry-527.html
・http://wendykai.blog60.fc2.com/blog-entry-2419.html
・http://wondertime.blog31.fc2.com/blog-entry-2544.html
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『決意のヘッドアップ！』
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水泳部の練習終わり、いつもと様子が違う渚に
違和感を覚える岩鳶水泳部のメンバーたち。
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渚は頑なにその理由を話そうとしなくて……。
（公式HP STORYより抜粋）
≪感想≫
◆普通な問題 -だからこそ大切-
渚の過去をベースにした30分。遙、凛は言うに及ばず、真琴の過去も明らかになっている状況。そうした中で過去が明らかになっていなかったのは渚と怜だけなのだが、当の怜はもともと幼馴染じゃなかったことや物語スタート時から水泳能力ゼロでスタートしたことなどもあって、あまり気にしていなかった。
裏を返せば幼馴染なのに過去や、中学時代が一切明らかではなかった渚の方が異質だった。そういった部分をようやく回収してきたのだが、なんというかあまりにフツー。まぁ、真琴や凛の過去が突飛というかフィクションらし過ぎたのだろうけど。
小見出しにも書いたように親と向き合うというのは、子供にとって普通の問題だ。成長すればいずれ向き合わなくてはいけない。そりゃそうだ。血が繋がろうと、誰よりも長い時間を一緒に過ごそうと、親子と言えど別個体の人間同士。育つ環境によりけりとはいえ、価値観や考え方だって少しずつ成長するにしたがって親からズレていくことも少なくなく、そうなった時にはやはり最も身近なコミュニティの存在として子は親に向き合わないといけない。
だから本当の意味で「（子の）独り立ち」ってこういう瞬間なんじゃないかな、とも思う。
子どもの独り立ちがどういう時なのかは、まぁ家庭によってマチマチだとは思うが、多く聞くような気がするのは「実家を出て独り暮らしを始めてから」というものか。時折、恋人向けのアンケートで独り暮らしか実家暮らしか、みたいなものを見かけるのも、こうして暗にその人が親から離れているかどうかというのを問いたいのだろう。
ただ私はこの考え方には全く賛同していない。なら実家が自営業で家業を継ごうとする人は？ 介護や支援が必要だから最初から家を出ずに家庭を支えている人は？ いや、そんな特殊なケースに限らず一緒に住んで互いに援助しながら普通に今まで通り家族として生活しているだけで「独り立ち」出来ていないなんて言えるのだろうか。
親や家族から支えあわず独立していないといけないなら、その人は結婚したらまた独り立ちできない人間に逆戻りだ。なぜって？ そりゃあ結婚すればその結婚相手はその人の「家族」で支えあって生きているではないか。
とまぁ、捻くれた考えはともかくとして、話を戻すとたぶんこの回が渚にとって独り立ちの瞬間だったんだろうな、と。今まで自分の思いを口にせずに言いなりだった渚が自分の意思を口にした。それが通るかどうかはまた別問題とはいえ、自分の意思と意見を言葉に示せたことは、独り立ちの大きな一歩なのだろう。
さて、気になるのはここまで話題に出てきておいて結局、渚の両親は顔はおろか声すら出てこなかったことだ。決定的に親の存在を排除して描く（排除というのは存在を無視するのではなく、存在しているのだけど極力描写しないこと）のは、なんとも今時（？）のラノベらしい。いや、それこそ作品によってはちゃんと親が出てくる作品もあるだろうから、一概に言うことは間違っているんだろうけど、結局一度も渚の両親が出てこなかったことにそんなことを感じてしまったｗ
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