妖狐×僕SS 第12話(終)
『二人になった日』
≪あらすじ≫
双熾から、自分が幼少期にやり取りをしていた相手が蜻蛉の代筆として筆を取っていた双熾自身であることを告白され、謝罪された凜々蝶はそれを受け入れる。双熾が大切に保管していた手紙も「それは君に宛てたものだから」ということで、再び双熾の手に戻された。
想いは繋がり、凜々蝶たちには日常が戻ってくる。
そんな折、妖館のラウンジでバーテンダーのような振る舞いをする河住丈太郎の息子・小太郎は、父が先祖返りであることを知り、さらにその先祖返りが生まれ変わった時に、記憶を継承していることもあるのだと言う事実に悩んでいた。
生まれ変わりと先祖返りは違うんですか?
父は母とは違う別の誰かと結婚し、
そして自分とは違う子の父親になるのですか?
玄関前で、同じく帰宅途中だった反ノ塚にそう漏らした小太郎。そんな彼に「じゃあタイムカプセルを埋めよう」とやってきたのは、毎度おなじみの夏目残夏。そんなこんなで将来の自分や、あるいは大切な相手に対してタイムカプセルに手紙として言葉を残しておくことになった面々。
当然凜々蝶も誘われる。いつものようなツンシュンっぷりを最大限に発揮しつつも参加することにした凜々蝶は、その前にここまでの非礼と無礼を詫びるため、改めて双熾に菓子折りを持っていくことにした。そっと添えた手紙を加えて……。
だが、いざタイムカプセルを埋めようとなった時、凜々蝶は反ノ塚に言われて埋めようとしている手紙が双熾に宛てた添え状であり、タイムカプセルに埋めようと思っていた自分の思いの丈を書き綴った手紙を菓子折りと一緒に双熾に渡してしまった痛恨の失敗に気づいて――
≪感想≫
純愛ストーリーって良いよね
……変態要素が強過ぎたけど(ノ∀`*)アイター
そんなわけで、今期『Another』の鳴、『あの夏』の柑菜と並んでいろいろな意味で注目を浴びたヒロイン・凜々蝶の物語も最終話。最後が手紙の誤爆からまさかの告白展開と言う流れはさすがに駆け足というか、驚いた部分も正直ある。本音を言えば、双熾がしてきたことを知った凜々蝶が彼にどういった行動を取っていくのかというのも楽しみだったが、そこは一気にすっ飛ばされてしまった感じ。まぁ、それはそれで良いのだけどw
他人に悪態をついてしまう凜々蝶と、(己が目的の為に)他人に媚びて生きて来た双熾。二人は最初、まるで正反対、対称的なように描かれながらも、話が進むにつれて本質的に二人はとても近しいのだと言うことを少しずつ明かされていき、今回こうしてまたしても凜々蝶と双熾は、本質としてとても似通っているのだと示した上での、ハッピーエンド。連勝 ヽ|´ `*ξ|ノ ~ではないが、二人(おもに凜々蝶)の物語を見守って来た身としては、寂しさを覚える最終話ではあるのだけど、同時にこういうエンディングが迎えられたことがとてもうれしい。文字通り「ハッピー」なエンディングだった。
最後の最後で凜々蝶が、双熾の自室を覗いてしまったのはお約束かw
まぁ、双熾がドのつくほど変態であることなんて今さらだからねwww というか、双熾EDの歌詞通り、マジで凜々蝶からもらった食べ物を防腐処理して永久保存してやがったぞ、この男(爆 本当に歪みないな。まぁ、それも多才で有能なイケメンだから許されることだけど(ノ∀‘*)アイター
◆先祖帰りの特性
ちょっとうろ覚えな部分があるんだけど、先祖返りってつまり「生まれ変わり」と言うよりは、「同位体転生」に近いのかな。同位体転生って言うのは造語だけど、まぁだいたいのニュアンスは察してくれている気もするが、つまり、単純な話、今の凜々蝶が亡くなった、数十年後とか数百年後に生前の凜々蝶様の容姿や能力、性格をそのまま継承し、時に前世の記憶すらも受け継いで再誕するのでは?ってこと。
というか、そうじゃないと小太郎の悩みは説明がつかないしね。
そんな小太郎の悩みを吹き飛ばした丈太郎の言葉はなぜか重みがあったw 確かに彼の言う通り、どんなに容姿や能力、あるいは記憶すら継承しようとも人と人との出会いや絆がなければ、そんなものはやっぱり「そっくりさん」でしかないのだろう。
伊達にいつもバーテンダーみたいにしてやたらロマンティックなことばかり口にしているわけではないようだwww
ただ私が本当に興味があるのは、その特性を最終話に出してきたということ。
容姿、能力、あるいは記憶までもし継承して転生することがあるのだとすれば、例えば今のこの妖館のメンツがそのままの能力と容姿のまま、江戸時代とか明治時代に出逢っている可能性もあるし、あるいはこれから先の遠い未来でまた一緒に過ごすこともあるかもしれないと言うことだ。
何とも夢のある設定。まぁ、今の妖館のメンツを見る限り記憶を継承したまま転生した人はいないっぽい(やたら達観している残夏とか、実は前世の記憶あるんじゃないかと思うが、彼の場合見える“目”があるから何とも言えないw)。つまり、転生した時には私たちが知る現代の彼らの人間関係や感情がリセットされている可能性が高いので、そういう意味でパラレルワールド的に展開されることに不安を覚える設定でもあるのだけど。
というか、わざわざ最終話にこんな設定引っ張って来たのなら、続編の可能性もあるってことだよね。そしてその続編は、今のメンツと人間関係を継承したアフターストーリーではなくて、そうしたものがリセットされた現代から転生した後、もしくは転生する前(前世)の話になるんじゃないかって予感もあるので、この作品の続編だけは一気にここまでとはかけ離れた展開になる可能性もあるだけに本当に望んでいいのかどうか微妙w
どうも、原作既読者の感想とか読むと原作だともっとこうエグい展開というか、凄い展開があるそうじゃないか。それはそれで引き込まれる魅力のあるストーリーと設定なんだろうけど、原作未読でアニメからこの作品に触れた者としてはあんまりそういう展開は望んでないと言うか何と言うか(苦笑 まぁ、食わず嫌いなんだろうけど)。
ただまぁ、どうせなら前世の方が興味あるかなw 例えば今彼らが住む妖館は、先祖帰りのコミュニティが妖怪に狙われやすい特性から築き上げられたものだ。つまり、この妖館が設立に至るエピソードがあるわけで、もしかしたらそれは凜々蝶たちの前世が関わっているのではないかと思うと、そういうのを空想するのも楽しいと思う。
(というか、書いていて思い出したが、結局妖怪に襲われて命の危険性があるってことはあんまりなかったねwww)
まぁ、話は尽きないところだが、今期一番予想外に面白かったのは実はこの作品だった。絵を見たり、公式HPのキャラ紹介を読んだりしていると、もっとこう少女漫画的な(原作はガンガン系らしいが)展開や恋愛模様のある、正直あまり私が得意ではない系統の作品かと思った。
ただ、いざ蓋を開けてみれば男女問わず楽しめる作品だった。シリアスなストーリーがベースにあるんだけど、その上に積み重ねられたストーリーと演出は、デフォルメされたキャラが躍動するシーンなど含めてコメディ要素も強く、可愛い女の子たちとカッコいいイケメン男子たちに彩られたこの作品は(いろいろ残念過ぎる要素のあるキャラばかりだがwww)とても魅力的だった。
上記のように本来の原作の凄い展開はなく、そういう意味では原作からやや離れたアニメオリジナルの展開だったようだが、私はそういう展開よりこちらの方が好みだったのでそういう意味でアニメ版『妖狐×僕SS』はとてもあっていた作品だったのだと思う。
まだまだパッケージ版の修正や調整などがあるでしょうが、とりあえず本放送終了、監督以下スタッフの皆様方、お疲れさまでした。
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NoTitle
いや、ほぼ原作通りです。
…ぶっちゃけ、1期はプロローグなんでw
ただ、中だるみとか冗長な部分がとか言われるのは、尺合わせで多少水増ししたため。
10話くらいの方が締まったかも。