スタートラインに立った作品たち(『あの夏』『パパ』)
最後まで悩んだけど、簡易感想にすることにした。やっぱり『Another』がこの曜日の本命で毎週ちゃんと記事を書きたいということもあるし。Blog運営的には人気が高い『あの夏』、ラブコメ層・ロリ層(笑)の支持を集めそうな『パパ聞き』はアクセス、TB数稼ぎとしては感想を書くべきなのだろうが、ぶっちゃけそれらの数なんてどうでもいいし(爆
あの夏で待ってる 第2話『先輩と一緒…』
《あらすじ》
イチカが自宅にいるところを見事に姉と柑菜に目撃された海人。なんとかその場を取り繕ったが、上手く行き過ぎてイチカと同居することに!? 海人はそんな中でイチカが「どこか分からないけど、覚えている光景を見に来た」という願いに惹かれる。
一方、柑菜から伝播して次の日には映画を撮影する面々にイチカとの同居が広まっていた。そして映画撮影の無事を祈った決起集会は、当然霧島家になって――
《感想》
次回予告の柑菜のあのセリフは、さすがに『おねティ』シリーズ未視聴でも知ってた。うん、そりゃあ言っちゃダメだと思うわ(笑 というか、すでにネタにしてるんだな。このあたりの先見性は凄い。ちなみにTOKYO MXだと『おねティ』再放送はじまったから比較しながら楽しめるかもしれない(ぉ
不安要素が出て来た2話だと思う。姉が長期出張に行った霧島家。海人は怪我の回復が万全ではなく、首だけではなく額にもセル(細胞)の代謝不順が……。これ、最後は主人公死亡とか主人公が宇宙人になるとか
あとは恋愛模様か。海人はイチカに惹かれ、イチカも海人へ……。でも、そんな相思相愛の外では海人に想いを寄せる柑菜と、そんな柑菜をやっぱり気にしている風の幼馴染の哲朗、その哲朗を気にしていそうな美桜と報われないドロドロの三角関係が、外で行われている。これ、たぶんポイントなんだろうね。主人公とヒロインは相思相愛で突き進みながら、その外で別の三角関係が発生してそこに少なからず主人公とヒロインが巻き込まれるケースっていうのは、主人公たちの純粋な想いを描きつつ恋愛関係をいろいろな面で描けるわけだから。
でも、決起集会も開いて、イチカが同居するようになってようやく『あの夏』もスタートラインかな。
パパの言うことを聞きなさい! 第2話『家へおいでよ』
《あらすじ》
姉に一日姪っ子の面倒を見させられた祐太。それは、姉が夫と一緒に一週間旅行へ出かけるためのものだった。子供たちは新婚旅行にすら行っていない二人に、二人きりの旅行をプレゼントしたいため祐太と一週間過ごせるのだと証明したかったのだ。
姪っ子の気迫に押されて一週間彼女たちと一緒に暮らして面倒をみることを了承した祐太。だが、その矢先姉たちが乗った飛行機が墜落事故を起こしたという一報が入る。行方不明の両親は当然死亡扱いとされ、葬儀も執り行われた。両親がいない今、三人の娘たちはバラバラに引き取られることに。
だが、それを三人は拒む。その姿に、かつて両親が死んだ時に「家族は一緒にいなきゃダメなの」と言って自分を引きとり育ててくれた姉を思い出した祐太は――
《感想》
今のところ第2話で一番意味深だったのは、この作品だと思っている。
「血のつながりなんて関係ない、家族は一緒にいなきゃダメなんだ!」という祐太の発言は真理だと思っている。
ギャルゲー『φなる・あぷろーち』という作品で同じく両親不在の兄妹を引きとった主人公の従兄が似たようなことを口にしていて、感動したことを思い出した。というか、ギャルゲープレイして今でも胸に残っている数少ない名言だと思っているくらい。
結局、家族なんてものは良くも悪くも幻想でしかない。そもそも血のつながり云々というが、それなら夫婦の間に血のつながりは存在しないわけだ。それでも夫婦は家族でもある。それは、血縁関係だから家族なのではない。家族というのは、一緒に過ごす時間が他の誰よりも長く、それゆえに一緒の時間を誰よりも多く積み重ねるからこそ、他者と差別化される“絆”となるのである。
だから、バラバラに引きとられたらそれはもう家族ではなくなってしまうかもしれない、ということだ(極論だけど。家族バラバラに過ごしていても家族として機能している家庭もあるだろうし)。一緒に同じ時間を積み重ねていくからこその家族。私たちが血縁関係を重んじるのは、血のつながりもあるだろうが、それ以上に生まれてからずっと一緒にいると言う積み重ねの時間ゆえに違いない。
逆説的にいえば、「血のつながりは大切。でも、それに胡坐をかいて一緒の時間を過ごさずコミュニケーションを取れないようでは、それは形ばかりの“家庭”であって“家族”ではない」ということだろう。
そんなわけで、この作品もスタートラインに立った。結構裕福そうな家庭に暮らしていて、普通なら祐太が移住するのがベストだろうが祐太の発言から考えれば、三人が祐太のあの狭いアパートへ引っ越すのだろう。二階建てで、トイレが二つあって、別々に洗濯する余裕のあった家ではなくなり、プライベートと呼べる境界は消え、トイレは一つで、経済的にも別々に選択する余裕はない。
これでどう展開していくのか楽しみ(まぁ、次回は一番下の子が現状を理解して泣くのを説得しそうな予感だが)。
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NoTitle
なるほど、「あの夏」は簡易感想に回す事にしたんですね(´ω`)
『Another』と放送日が被ってしまってたのなら納得です、多分私も「あの夏」を簡易感想に回してたでしょうからw
どちらもとても期待できる作品ではありますけど、後者の方が圧倒的に書く文量を多くせざるを得ませんから致し方ないですよね(^-^;)
本編のコメントとしましては、おっしゃる通りようやくスタート地点に立ったんだなって感じですよね。
イチカが地球にやってきた理由も明らかになりましたし、海人たちが今後どうしていくかの目標も定まりましたし。
多分8割方今回みたいにラブコメ&青春な内容になっていくんでしょうが、こういう甘酸っぱさって学生時代にしか味わえないよなぁと一人モンモンとしながら観る事にしますw
先輩後輩の関係ってスバラシイですよね、胸キュンキュンです!(何
ではではー。