2011.07/23 [Sat]
セイクリッドセブン 第3話
セイクリッドセブン 第3話
『クレイジーナイト』
≪あらすじ≫
鏡誠は、ルリの命を受けて研美悠士（けんみ・ゆうじ）の護衛をすることに。そこに現れたのは、セイクリッドセブンの力を持つ者“セイクリッドテイカー”の一人である輝島ナイト（きじま・ないと）だった。彼の圧倒的なパワーと物質を変換する力、なにより悠士を殺そうと言う殺意に翻弄される誠。
悠士は、その状況に疑似的にセイクリッドテイカーの力を得るスーツ・アーティジェムスーツ「サイクロプス」を纏い、ナイトを一時的に撃退する。
だが、その場に居合わせたアルマばナイトの力の余波を受けて悪石化しかけてしまう。
アルマに力を与えるため世界各地でイシを求めていたルリも緊急帰国。悠士からの護衛依頼を受け、ナイトと彼と一緒に脱走した翡翠（フェイゾォイ）の捕獲を試みることに――
≪感想≫
◆ルリの願いと矛盾
悪石を全て消滅させる。
それがルリの願いだ。全ての悪石がこの世から消滅することで、クリスタル化した存在の中で眠り続ける唯一の肉親が目覚める可能性に賭け、自分から両親を奪った悪石への復讐を遂げようとしている。
だが、その一方でそれは彼女自身にとって身を裂く思いになってしまう。鬼瓦が指摘したように、今や仲間として共に悪石を倒す鬼瓦自身もまた微弱な力と言えど悪石であり、そして何よりあそこまで絶大な信頼と好意を寄せるアルマもまた悪石なのだ。
もしも、彼女の願いを成就させるであれば、それは鬼瓦を破壊し、アルマを殺すと言うこと（もちろんアルマの中にある悪石だけを壊せるのならまた違うのかもしれないが、現状そこは指摘されていないが）。
彼女の中でもその矛盾には気付いている。悪石に対する憎悪がありながら、悪石であるアルマに幼い頃に救われた経験があり、アルマを信頼している。
ルリは必ずこの先、自らの願いか、アルマかという選択を迫られることになるだろう。その時彼女はどちらを選ぶのか。あるいは両方を選ぼうとガムシャラになるのか。
そこが一つの大きな分岐点になるのだろう。
◆怪し過ぎる研美悠士
誰が何と言おうと怪しい悠士w
たぶん、今後の物語の起点は間違いなく彼だろう。どうしてナイトは執拗に悠士の命を狙うのか？
ナイトからすればセイクリッドテイカーと言うだけで、数々のモルモット的な扱いだって受けてきたはずだ。もしかしたら、ナイトがあの研究所に引き取られないといけないようなこと（根回しをして彼の両親に金銭で話をつけたとか）をしたかもしれない。
少なくともあそこまでナイトが執拗に狙う理由があるはずなのである。それが何なのかは今の段階では明らかにされていないし、視聴者からすればあからさまに胡散臭い（笑）悠士だが、言っていることは今のところ正論であり、それにルリたちも同意している。
だが、もしナイトが悠士を狙う理由が、ルリや鏡には理解出来なくとも、アルマには理解出来てしまうものだったとしたら、現在の相関関係は一気に崩れ去る。アルマがもしかしたらナイトと手を組んで悠士を倒そうとするかもしれない。
似たような展開で言えば、『ウィッチブレイド』ではそんなこともあったわけだ。何が正しくて何が間違っているのか。それは主観的に判断して良いのか、客観的に判断して良いのか。そもそも、個人の数だけ信じる正義があるのだとすれば、ナイトと悠士は永遠にそのワダカマリを解消することはないのかもしれない。
現時点では、やはりセイクリッドテイカーをモルモット扱いし、事実上軟禁して自分たちの利益に変換している事実が悠士にはあって、それに対して悠士は「セイクリッドテイカーが野放しになるのを防ぐため」と客観的な根拠を抱き、ナイトは「セイクリッドテイカーと言えど一個人の自由を剥奪した」と批難する構図が妥当か。
この先、どうなるかは解らないが、こうした構図の通りでも面白いだろし、斜め上を行くような理由があると、また別の面白さが出て来るかもしれない。
次回『学園祭のオニ』
≪TB先 参照リンク（URLアルファベット順）≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、nifty系、so-net系はほぼ全滅。livedoorは調子がいいと送れます。
・http://2009nenaki.blog11.fc2.com/blog-entry-579.html
・http://28903894.at.webry.info/201107/article_32.html
・http://blog.goo.ne.jp/gurimoe/e/5176d34bd644c235225a6e
bbc797abd1
・http://blog.livedoor.jp/rin20064/archives/52198945.html
・http://blog.livedoor.jp/sumi4460/archives/66493554.html
・http://cristal1102.blog84.fc2.com/blog-entry-1255.html
・http://disorellan.blog61.fc2.com/blog-entry-1126.html
・http://fanblogs.jp/gyobayashi/archive/2364/0
・http://hakuheisen914.blog6.fc2.com/blog-entry-2056.html
・http://hououin.blog.fc2.com/blog-entry-77.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-3944.html
・http://merkmals.blog31.fc2.com/blog-entry-1763.html
・http://ngelas.blog72.fc2.com/blog-entry-472.html
・http://noltuhe.blog55.fc2.com/blog-entry-107.html
・http://scriptor.blog54.fc2.com/blog-entry-978.html
・http://seraraku2.blog59.fc2.com/blog-entry-5871.html
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『クレイジーナイト』
≪あらすじ≫
鏡誠は、ルリの命を受けて研美悠士（けんみ・ゆうじ）の護衛をすることに。そこに現れたのは、セイクリッドセブンの力を持つ者“セイクリッドテイカー”の一人である輝島ナイト（きじま・ないと）だった。彼の圧倒的なパワーと物質を変換する力、なにより悠士を殺そうと言う殺意に翻弄される誠。
悠士は、その状況に疑似的にセイクリッドテイカーの力を得るスーツ・アーティジェムスーツ「サイクロプス」を纏い、ナイトを一時的に撃退する。
だが、その場に居合わせたアルマばナイトの力の余波を受けて悪石化しかけてしまう。
アルマに力を与えるため世界各地でイシを求めていたルリも緊急帰国。悠士からの護衛依頼を受け、ナイトと彼と一緒に脱走した翡翠（フェイゾォイ）の捕獲を試みることに――
≪感想≫
◆ルリの願いと矛盾
悪石を全て消滅させる。
それがルリの願いだ。全ての悪石がこの世から消滅することで、クリスタル化した存在の中で眠り続ける唯一の肉親が目覚める可能性に賭け、自分から両親を奪った悪石への復讐を遂げようとしている。
だが、その一方でそれは彼女自身にとって身を裂く思いになってしまう。鬼瓦が指摘したように、今や仲間として共に悪石を倒す鬼瓦自身もまた微弱な力と言えど悪石であり、そして何よりあそこまで絶大な信頼と好意を寄せるアルマもまた悪石なのだ。
もしも、彼女の願いを成就させるであれば、それは鬼瓦を破壊し、アルマを殺すと言うこと（もちろんアルマの中にある悪石だけを壊せるのならまた違うのかもしれないが、現状そこは指摘されていないが）。
彼女の中でもその矛盾には気付いている。悪石に対する憎悪がありながら、悪石であるアルマに幼い頃に救われた経験があり、アルマを信頼している。
ルリは必ずこの先、自らの願いか、アルマかという選択を迫られることになるだろう。その時彼女はどちらを選ぶのか。あるいは両方を選ぼうとガムシャラになるのか。
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