CANAAN 第13話(最終話)
『キボウノチ』
希望の地(カナン)。
同じ名を持つ二人の少女は、互いの信念をかけて最後の勝負に挑む。
大沢マリアを爆死させることでカナンの動揺を誘うアルファルド。しかし、カナンは「マリアは生きている」と信じ抜き、その心に動揺はない。
至近距離からの銃弾さえ躱し、アルファルドの奥底さえ見透かすような眼差しで見つめた時、カナンはアルファルドの“実態”を掴む―――。
<感想>
アクションシーンあり、単なるハッピーエンドに終わらぬ終わり方あり、それでいて未来への余韻を残した終わり方あり、と久々に充実した最終回だと思いました。
とにかく覚醒したカナンは強かった。マリアは“ヒカリ”ではなく“トモダチ”。確かに突拍子もない答えにアルファルドでなくても笑ってしまいそうになる場面ですが、それはある意味で決心なんですよね。単なる偶像としての“ヒカリ”でもなければ、自分にとって都合のいい照らすだけの“ヒカリ”でもない。時に笑って、時に怒って、時に泣いて・・・・・・。一緒に寄り添って隣にいることを認めた証。
前回では明確な答えをアルファルドにぶつけなかったカナン。でも、この土壇場でしっかりと自分の意見を以てぶつかっていったところは、さすが主人公と言ったところ。やっぱり英雄譚はこうでないと。
宗教の教祖のように、単に崇めるだけの存在ではない分だけ、身近で、それだけ想いも強い。その状況下での共感覚を用いたカナンの戦闘能力は、確かにシャムをして「希望」の名をつけたアルファルドを凌駕する「絶望」と言っていいほど。
銃撃戦からラスト、アルファルドが自分の左腕を撃ち抜くまでの一連のシーンは迫力と爽快さとスピード感があって、さすがと言うべきか。
「選択権は生きている者にある」という言葉も、何気に伏線を回収していることになってますし、列車の外でのやり取りも単に自殺するのではなく、シャムの亡霊から解放されるために入れ墨を施した左腕を撃ち抜いてもぎ取る選択をする辺りが、(言葉が適切かどうかは分からないが)オシャレ。
エピローグの描き方も、単に皆が一堂に会してハッピーエンドではないから、変にリアリティがあるし、良いと思う。
カナンは鉄の闘争人代行として上海から別の地(?)へ、マリアは写真展を開けるほどのになっていてそこでカナンとアルファルドの写真を公開(アルファルドの写真って、もしかしたら凄いことだと思うんですがね。もちろん、彼女が蛇として行動を続けているのなら)、そして左腕を喪って落下したアルファルドはまさかの生存で……、と。
サブキャラたちもユンユンはバイト漬けの生活で、タクシーのおっちゃんも顕在で、カミングスはまさかの出家www
それぞれがそれぞれの道を歩きながら、それでも互いに互いのことをしっかり意識している構図が良い。物語の終わり方って、もちろん物語の数だけあるけれど、これだけ「ふさわしい」と思った終わり方も珍しいかも。
ED後に数年後(?)と思われる描写とカナンvsアルファルド再演っぽい演出もありましたが、あれはあれで終わりそうw 続編とか書ききれないと思うしね。でも、DVD発売の際にはボーナスアニメとかあっても良いなと思う……と言うか、期待したいですね。あれば即購入です(ぉ
1話から大きな期待を以て観たアニメ。脚本奈須氏、キャラ原画武内氏が彩る世界はやはり他とは一線を画す出来で、本当に面白かったです。1クールの間、スタッフの皆様方、大変お疲れ様でした。
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