少し前にアイマスSS界で話題になっていたドラマ「相棒」とアイマスのクロスオーバーSSに続きが来ていました。相変わらず完成度が高いです。
※SSはエレファント速報のまとめ記事より。
1、亀山「右京さん!アイドルマスターですよ、アイドルマスター!」 記念すべき第1シーズン。アニメ版アイマスに何故かはまってしまった右京さんが、突如発生した「765アイドル誘拐事件」の解決に乗り出すお話です。大真面目にアイマスにはまる相棒キャストの描写が細かくて楽しいですね。
2、亀山「右京さん!シャイニーフェスタですよ、シャイニーフェスタ!」 第2シーズン。アニメでアイマスにはまった右京さん達が、今度はゲームに全力投球するお話です。しかし楽しむのも束の間、なんとシャイニーフェスタ購入者を狙った通り魔事件が発生し……?
陣川君を始め相棒のオールスターが続々登場し、ネタにも磨きがかかった本作。「『ファンキーノート』の亀山ぁ」のくだりで爆笑必至です。
3、亀山「右京さん!生っすかですよ、生っすか!」 現在の最新作。生っすかSPECIALのCDを熱く語る特命係の面々がやたらシュールですが、なによりもシークレットライブへの参加に執念を燃やす右京さんが一番インパクトがありました。相棒自体、真面目な作風のドラマだけに、アイマスに全力投球する右京さん達とのギャップが際立っています。
近年の刑事ドラマを代表すると言っても過言ではない「相棒」シリーズとアイドルマスターの世界観を組み合わせた二次創作SSシリーズ。SS内の設定が共通していることから、同一の作者の手によるものと推測されますが、相棒シリーズとアイマスに関する深い理解と再現度の高さは本当に素晴らしいものがあります。
本シリーズのパターンとしては、まず前半で「相棒」の杉下右京と亀山薫がアイマスの関連グッズにドはまりするところから始まり、中盤で「事件」発生、終盤で事件を解決するとともにアイマスに対するメッセージを描くという構成となっています。
時系列としてはパラレル的な扱いとなっているようで、杉下・亀山時代でありながら後代のレギュラーである神戸尊や甲斐亨が出てきたりします。官房長やたまきさんも健在です。こういう作品が出てくるのも、二次創作ならではの醍醐味かと。
大変遅くなってしまい申し訳ございませんでしたが、2012年下半期20選のコメント記事を書き終えたのでご報告します。
【完成版】2012年下半期20選+1 (ノベル・架空限定セレクション)(http://nichohon.blog78.fc2.com/blog-entry-855.html) どうぞ、よろしくお願いします。
1月はむろPや天下Pが新作を上げているし、ボン太君Pのいおりん許嫁や馬糞Pのブラクラが再開するし、極め付けに大喜利M@sterのとてつもない新人が来てたりと、本当に話題に事欠かない月でした。ああ、記事を書く余裕さえあればいくらでも特集が組めるのに…… まあ連日の仕事と武道の稽古で疲れきっている以外の時間を、にせぽにー卓と開拓卓の視聴に回しまくっているのが原因と言えば原因なのですが。
さて、最近の作品のことをとんと語っていないので、現在お気に入りのシリーズをひとつ紹介します。
【Novelsm@ster】凍京バラッド。(1)
WilyP
「冬の寒さ」というのは、物語においては「人の温かさ」を引き立たせる最高のシチュエーションとなります。本作は双海姉妹がひょんなことから出会った少年とのお話を軸に、人間が関わりあうことの温かさ・思いやりの心を描いたハートウォーミングな連作となっています。双海姉妹が普段の妹キャラではなく、いじめられていた少年を見守るお姉ちゃんとして描かれるのが、とても魅力的なのですね。
丁寧に積み重ねられていく物語と、WilyPの温もりのあるイラストが非常にマッチしていて、冬場に心があったかくなる名作に仕上がっています。
現在、連載中。