激動の2011年ももう少しで終わりですね。当ブログも更新頻度が落ちたりして活動が鈍りつつありますが、変わらずお越しくださる皆様に感謝を申し上げます。また今年は祖母の喪中のため、新年慶賀のご挨拶を控えさせていただくことを、先に記しておきます。
簡単にですが、一年の振り返りを。
2011年はノベカク系作品が豊作な年だったと思います。量的なデータは手元にないのでわかりませんが、内容的にはかなり充実していた印象です。
今期が豊作だった理由ですが、魔王エンジェルの三人やレッドショルダー、佐野美心、小早川瑞樹といった過去のサブキャラ達に次々とスポットライトが当たるようになったこと、アイマスDSのドラマCD発売によるリバイバル、そしてアイマス2&アニマスの新設定(竜宮小町、木星、新幹少女らの設定を含む)が流入したことで、より物語創作の幅が広がったためではないかと思います。
今年デビューのPさんは沢山いらっしゃいますが、インパクトのある方が多かったですね。ざっと今年分のマイリスに入れた人達を見ていくと、アヒャル氏、いたちょこP、うぇいP、エコノP(仮)、小須田P、かもっぱちP、くぴP、グラスレディーP、サイ天使P、3袋P、しおつぶP、◆半角P 、シトロエンP、汗握P、迅七P、鈴の音FDP、玉子焼きP、ちかひP、とたらいざP、ばにしゅP、ばねP、風鈴P、むろP、ライロP、わっけいん氏、it-out氏、KKPP(仮)……etcといった方達が見つかりました。(だいたい50音順。これでも極一部にしか過ぎないので、名前を上げられなかった方には申し訳ないです。)
あとはノベマス・架空戦記の普及の立役者である歪氏の架空戦記デビューがありましたね。
来年はノベマス界がどのような方向に進んでいくのか、非常に興味深いものがあります。アイドルマスターの普及によって、また新たな世界観が広がっていくことを望みます。
さて以前にも記事に書いた通り、今年は伊織プッシュ年を目指していたわけですが、残念なことに私の仕事環境が変わってしまった9月以降は、あまり力を入れて特集することが出来ませんでした。それでも今まで一番好きだった春香に加え、伊織というアイドルへの理解が深まった一年間となったと思います。個人的には6月に満足のいく伊織MADを上げることが出来たのが大きかったですね。
ニコマスにおいて伊織はツッコミ役を中心にどんな役どころでも安定する子という印象がありましたが、2以降の伊織はヒロイン度が急上昇し、さらにヒーロー・ダークヒロイン・ライバルポジションでも主役を張れるほどキャラクターの器が大きくなってきたような気がします。とりわけ今年はストーリーPVジャンルでの活躍がめざましかったのではないでしょうか。ノベマスでは以前から物語の中で動かしやすいアイドルとしてよく名前が挙がりますし、この子はストーリー性の強い作品で地力を発揮するタイプかもしれません。
伊織プッシュ年は一応12月で終了となりますが、引き続き来年以降も伊織の作品は優先的に見ていこうと思います。そして、そろそろ本来の春香派としてのポジションも取り戻さなければなりませんね。
今年はどうにもバンダイナムコゲームスへの信頼が揺らいでしまい、アイマスの展開についていけないことが多かったので、来年はもう少し安心してアイマスを応援できるような立ち振る舞いを公式サイドにお願いしたいなと、生意気ながら思っております。
当ブログは今後も静かに活動を続けて参りますので、皆様どうぞ来年もよろしくお願い致します。
2011年12月31日
「NP氏の本棚」管理人 NP
むろPの大作シリーズ、Boy Meets Girlが最終回を迎えました。
【NovelsM@ster】 Boy Meets Girl 最終話 【道】
手持ちのポイントが少なかったのであんまり宣伝につぎ込めませんでしたが、代わりにブログの方で即日紹介をば。1話1話のレベルが高く、しかも毎回むろPの創意工夫が光る名シリーズだと思いました。制作時の試行錯誤の苦労は並大抵ではなかったと推察します。
最終回はかなりあっさり目ですが、その分このシリーズが描きたかった核心的テーマが無駄なく描かれていると感じます。響とタローの二人は本当に成長しましたね。シリーズを追いかけてきた者達にとって、この結末の受け止め方は人それぞれの感慨があると思います。
さてひとまずこの物語も完結となったわけですが、まだ描かれていない「アフターストーリー」が期待できそうな予感。ボーイミーツガールの真エンドを見届けて、もう一度シリーズを記事にまとめてみたいものです。
またこの作品を軸に以前から考えていた雑論があるのですが、そちらはいずれ機会があれば記事にしようと思います。
なにはともあれ、むろPお疲れ様でした。シリーズ完結おめでとうございます。
毎年この日が来ると感慨深いものがある。
アイドルマスター Megum@s参加作品・「Unsteady」
ニコラスP(アイマスMAD処女作だったもの)
デビュー当時から自分は少しは成長できたのかねぇと思いますが、なんだかんだで4周年を迎えてしまいました。思えばこの動画を投稿した当時は1~2か月もしたらただの見る専に戻ろうと本気で考えていたわけです。それがニコラスPあるいはブロガーのNPと立場を変えつつも、今でもこうしてニコマスに関わらせていただいているのは不思議な縁と言うより他ありません。
【アイドルマスター】水瀬伊織に送る「RIVER」 【石井竜也】
【三浦あずさ聖誕祭】 Something Missing 【ベヨネッタCMテーマ】
今年出した作品と比べてみると、なんだか自分の本質的なところって何も変わっていないんじゃないかと思いますね。良くも悪くも。
タイプムーンの新作伝奇ビジュアルノベル「
魔法使いの夜」の体験版をプレイしました。


さすがにと言うべきか、ビジュアルノベルとしての演出レベルの高さがとてつもないことになっていますね。
プレイした感触としては「自分で物語の時間軸を進めていく劇場版アニメーション」という感じでした。ほとんど立ち絵とテキスト、そしてエフェクトだけで構成されているはずですが、読み物と言うよりも映像作品そのものをプレイしているように感じます。個人的にはキャラクターボイスを廃したのは良い判断だったと思いますね。
かつて本編のプロローグ部分を丸々体験版としたFateと違い、まほよの体験版は序盤~中盤のシナリオをコラージュしたような造りとなっているせいか、お話の脈絡が掴みにくかったかなあという印象も受けました。まあ本編をやれば解決する問題ですが。
これはいよいよ発売が楽しみですね。
13話中編が来ていたのに普通に気付いてなかった。危うかったわぁ……
【NovelsM@ster】 Boy Meets Girl 第13話中編 【声】
【NovelsM@ster】 Boy Meets Girl 第13話後編 【アイドル】
むろP
むろPのBoy Meets Girlを最初に見た時に「これは間違いなく名作になる!」という直感がありましたが、その直感は間違っていなかったようです。ここまで丁寧に積み重ねてきた物語があったからこそ、その上に壮麗なエピソードを組みたてることが出来たのだと思います。
驚嘆すべきは進化した「光」の表現。逆光やステージライトの演出は第一線級のニコマスPVと比べても遜色の無い仕上がりです。
響の運命のコンサートもついに終盤。次回の最終回まで感動の涙は取っておきましょう。
【アイドルドライバー それから……】Amour?
シトロエンP
ADV形式のノベマスは「会話劇」としての側面が強いかと思われますが、その会話劇的な表現をつきつめていった先にアイドルドライバーがあると思います。
シトロエンPの描く絵理と尾崎さんの距離感は絶妙ですね。べったりくっついているように見えながら、ギリギリのラインですれ違う間柄。この寸止め感がアイドルドライバーのお話にさらなる魅力を付け加えていると思います。
攻める絵理と守るおざりん。大人としての理性の牙城を守ることは出来るのでしょうか。
馬鹿な私 大切な貴方
ちかひP
強い信頼の絆で結ばれた貴音と雪歩の物語。毎日懸命にレッスンに励む雪歩でしたが、無理がたたってか倒れてしまいます。その時、間近にいた貴音は……。
不器用ながらも雪歩の事を案じる貴音が健気ですね。二人の様子を温かく見守ってあげたくなる良短編です。
【THE iDOLM@STER X】 1st mission
【THE iDOLM@STER X】 2nd mission
【THE iDOLM@STER X】 3rd mission
チリかジャマイカで汲んだP(その正体は……)
初代ロックマンXとコラボした架空戦記シリーズでデビューした期待の新人(棒読み)。その正体はバレバレではありますが、つっこまない方針で。
シグマPによる突然の反乱に加わり、都市の破壊活動を始めたアイドル達。彼女たちを元に戻すべく、ロックマンX=亜美とゼロ=真美が立ちあがります。見ていて驚くのは、その異様なまでのゲームプレイの巧さ。リカジャ・・・じゃなくてチリかジャマイカで汲んだPご本人がプレイされているのかどうかはわかりませんが、ステージ・ボスともにノーダメで突破、一部特集武器等の使用制限、ボスは必ず0距離で撃破、と縛りをものともしない攻略を見せています。
【Novelsm@ster】一緒に帰ろう【はるいお短編】
おしるP
おしるPのはるいお……勝ったな。
というわけで、最近おしるPが投稿されているアイドル二人に焦点を当てたノベマスシリーズの新作です。シンプルな構成の中で、きっちりとアイドル同士の関係性を描く純粋なイメージの作品となっています。物語もおしるPならではの穏やかな雰囲気がたまりません。やはり彼はハッピーエンドの達人という気がしますね。
【第五次ウソm@s祭り】765プロに歌声を――第1話【大遅刻】
【何故】765プロに歌声を――第2話【続いた】
ボン太くんP
明確にストーリー性を持つノベマスの中で他Pのノベマスを紹介するという斬新な試みが行われた作品。この紹介の仕方が出来るのはボン太くんPなればこそですね。羨ましい。紹介されている2作品は、どちらもお薦めの一品です。
解散した765プロを蘇らせるべく、かつての仲間達に声をかける雪歩。しかし皆の反応は冷静で、雪歩の話に乗ってくれる人は誰もいません。失意のまま春香の家に向かった雪歩でしたが……。
第1話で終了する予定だったみたいですが、第2話も来ていますね。そちらは小鳥さんと、そして意外な登場人物が待ち受けていました。
それにしてもボン太くんPの描く春香さんは本当に男前ですなあ。
雪歩誕生日おめでとう! 雪歩の誕生日はクリスマスと合わさって一番盛り上がりますね。

さてさて、雪歩がipad的な物を持っておりますが、実は私も本日iphone4Sを購入してきました。今までは自宅に帰ってからパソコンを開かないとノベマスを見られませんでしたが、これで通勤中もノベマスを楽しめると言うものです。パソコンで読むノベマスがハードカバーのようなものだとすれば、iphoneで読むノベマスはさながら文庫本のような感じですね。
メールと電話を誤爆しやすいのだけ難点ですが、これで念願のスマートフォンライフを楽しめそうです。
スマ歩【NovelsM@ster短編】
こたつにアイスにみかんP
こんなスマートフォンライフも良いかも。
最近は「やっと仕事から帰る→重い瞼をこらえてノベマスを見る→泥のように眠る」のループで、なかなか感想記事書くところまでたどり着けません。
【アイマス】学園SF「暁の光芒」第四回【MMD】
【アイマス】学園SF「暁の光芒」最終回【MMD】
扇子P
MMDを用いた正統派ジュブナイルが完結しました。テレビドラマの演出手法を最大限生かした名作で、最後まで青春SFらしい清々しさを貫く物語が展開されました。ノベマスは見るけどMMDドラマはあまり見たことが無い、という方に、最高の入り口としてお薦めしたい作品です。
【第5次嘘M@S】 日高舞がやってきた! 第1話:ママ、襲来
しゅうまいP(アヒャル氏・処女作)
これがミキのお師匠様 前編
しゅうまいP(アヒャル氏)
人間味のある舞さんをひっさげて華々しくデビューしたノベマスPさんです。現在投稿されているどちらの作品とも日高舞が主役を張るストーリー。ただ傍若無人なだけでない、溌剌とした自由人として活躍する女性を描いた良作ですね。
【短編ノベマス】「Sweet Little*Sweet Potato」
月の輪P
「家族」がテーマになりやすいアイドルというと千早かやよいになる気がしますが、伊織もまた「家族」の在り方を深く描けるアイドルなのだと思います。自宅に高槻家の子ども達を招待した伊織と、なぜか焼き芋作りに全力を出す執事の新堂さん。秋の風味がもたらした水瀬家のヒトコマを描いた作品です。
Macで紙芝居クリエイター的なものを作ってみた
二鏡氏
MacユーザのノベマスPに朗報のニュース。タイトル通りMacで動作するノベマス作成ツールが開発された模様です。これまでMac使いでノベマス製作に踏み込むか迷っていた方はぜひ。
ところで、PVPでは稀に見かけるMacユーザのニコマスPですが、ノベマスP達の中でMacを愛用している方達はどのくらいいらっしゃるのか興味があります。たしかすっきりぽんPはMac使いだったような。
【短編ノベマス】やりとり【はるちは】
coro氏
アニマス素材を活かしたノベマス。お話もほのぼのと始まり、画面構成もきわめて斬新…と思って見ていると、だんだん変態的な方向に超展開していく春香と千早の会話。誰も見ていないからとばかりに暴走し始める二人でしたが……。
変態淑女二人の電話はいつもこんな感じなのでしょうか。
【NovelsM@ster】くすぐり紙
【NovelsM@ster】腹の底からリクエスト
斜塔P
寡作の名作家・斜塔Pの新作2つです。「くすぐり紙」はゆきいおに定評のある斜塔Pならではの作品。いじめっ子といじめられっ子のようで、実は心の通じ合った雪歩と伊織を見られます。
「腹の底からリクエスト」は斜塔Pには珍しい、というかニコマスでも珍しい律子と響の組み合わせを描いた作品。タイトル通り、お腹のすくエピソードです。
【嘘m@s】 千早VSラーメン 第一話
覆面作家P
タイトルが千早VS貴音でないところに、実質ラーメン=貴音の法則が出来上がりつつある予感。というわけで、覆面作家P待望の新作です。
家を飛び出した千早を拾い上げてくれたのは、一人暮らし中の貴音でした。さて、そんな貴音が同居の条件として上げてきたのは、予想通りラーメンを提供することでしたが……。
覆面Pのちはりつの同居物のときもそうでしたが、千早は相手に尽くすタイプだなあと思いますね。
【木星NovelsM@ster】Smile Chorus 1話(1/2)
しおつぶP(アイマスMAD処女作)
ジュピターが完全に主役を張るノベマスはまだまだ少ないと言って良いと思いますが、こちらのしおつぶPは処女作にしてストレートに木星を描くというチャレンジャブルな作品を上げられました。ネタキャラになりがちな木星ですが、本作ではかなり真面目な主人公として活躍しそうです。
ノベマスとしての構成もかなりしっかりしていて、これからの大活躍が期待されるPさんです。
延期に延期を重ねていた「魔法使いの夜」でしたが、ついに発売日が正式決定したみたいです。
「魔法使いの夜」公式サイト:http://www.typemoon.com/products/mahoyo/index.html 公式サイトで奈須きのこ氏と
ゴッドハンドこやまこやまひろかず氏のコメントも掲載されているようです。
それにしても、ここまで来るのは長かったですね……。ノベマスのような作品が大好きな私としては、ビジュアルノベルの名門TYPE-MOONの新作に夢が膨らむばかりです。まだ体験版には触れていませんが、ビジュアルノベルの歴史を変える名作に仕上がっていることを期待しています。
ニコニコ動画が5周年を迎えたとのことで、色々とリニューアルされたようです。我らがアイドルマスターを始めとする「殿堂入り」カテゴリも解体されたみたいですね。このことが今後ニコマスの再生のされ方にどう影響してくるのかは注意深く見ていきたいところです。
さて、新たに「オススメ」という機能が追加されたようなので利用してみたのですが、見事に表示がノベマス一色になりました。流石に私の趣味をよくわかっていらっしゃる……
数日遅れでしゅーろくごー!見たら、赤羽根PがニコラスPになっていた。何を言っているか(ry
アニメ「アイドルマスター」 しゅーろくごー! (第23話) 前半
アニメ「アイドルマスター」 しゅーろくごー! (第23話) 後半
その正体は赤羽根Pによるニコラス・ケイジのものまねから派生した番組内のネタだったのですが、聞いてるこちらはビビりました。とりあえず今井さんの口から「ニコラスP」という言葉を聞けるとか歴史的僥倖かもしれない。P名被りの生んだ奇跡。
ちなみに私は07年末位から「ニコラスP」と名乗ってますが、もう一人ニコマスには「にこらすP」という同名のPさんが他にいらっしゃるんですよね。ニコラスってP名が何故こんなに被るんだろう……。
とっておきのアイドルドライバー最終話を楽しんできました。
【アイドルドライバー 第六話】アイドルドライバー
【アイドルドライバー】 ナナナビゲーション【3:37】
シトロエンP
感想を述べる前にこちらの話題をば。本作の視聴スタイルについて、続空のカズマさんが実に興味深いことを言っておられました。
アイドルドライバーの話(続・空から降ってくるので カズマさん)>見た。ようやく見た。積んでた最終回とその直前ぐらいの回を見た そう、実は積んでた(中略)どうにか絞り出すとするなら、アイドルドライバーを見るテンションになるまで待ってた、とゆーのが適当な「それ」な気はする
……このコメントにとてつもない共感を覚えた自分がいる……。
カズマさんも数話分をあえて「積んで」いたみたいですが、その積んでいた理由というのが上記の引用文です。実を言えば、私が投稿直後にアイドルドライバー最終話を見ないでいたのもほとんど同じ理由からでした。
例えるなら美味しいディナーを食べる前には十分お腹を空かせておくように、私にとってアイドルドライバーという作品は、心身のコンディションを整えたうえで最大限に味わいたかったノベマスなんですよね。仕事の疲れで朦朧とした頭で見るとかいうのはもったいなさすぎる。それだけ私はこの作品と触れ合う時間を大切にしたい気持ちがあった。
月並みなことばで恐縮ですが、アイドルドライバーは本当に良いシリーズだったと言うより他にありません。尾崎さんと絵理の二人にフォーカスされたシンプルな物語、しかも文章・ビジュアル・音楽といった個々の要素が洗練され抜いていて、総合的にも極めて上質なノベマスに仕上がっていたと思います。「会話劇としてのノベマス」をつきつめていった先にある作品、という気がしますね。
見返す度に何度でもアイドルとの素敵なドライブを追体験できる。私もお気に入りのNovelsM@sterでした。
現在、非常に興味深く追いかけているあんこPのシリーズ。
偶像に口紅を1(世界から「あ」が消えました)
偶像に口紅を2(さらに「ぱ」と「る」も消えました)
偶像に口紅を3(そして「ぬ」も消えました)
偶像に口紅を4(すると「ぺ」も消えました)
あんこP
(※この感想記事は作品のルールにのっとり、「あ」「ば」「る」「ぬ」「ぺ」を使用禁止としています。)
筒井康隆先生の実験的小説を原作とするノベマス。世界から一字ずつ言の葉が消えていくことで、その文字を名に含む存在もまた消滅していくという終末世界を描いたお話となっています。リボンの子を始めとして、765プロの子たちも次々と消滅していく悲しい世界。その中でプロデューサーは何を想い生きていくのか。
静かに紡がれていく物語が感動を呼ぶ、最近注目中の作品です。
おまけの解説編はうってかわってのんびりした雰囲気ですので、そちらも楽しく拝見しています。
【アイグラネタ】はるいおがたこ焼きを食べに行くようです【Novelsm@ster】
焼き肉P
同期・焼き肉Pのはるいおノベマス。仲の良い子同士でたこ焼きを食べに行ったら、きっとこんな風に楽しいんでしょうね。春香と伊織に加えて、競演しているあずささんと貴音がほのぼのした雰囲気を醸し出しています。
アイドル達の和やかな食事風景を垣間見られる短編です。オチもきっちり。
【NovelsM@ster】 いつもはお姉ちゃんだけど... 【短編】
いたちょこP
アイマスの癒し系コンビとしては最強と謳われるあずささんとやよい(所謂ひらがな組)。あずやよ作品は数が少ないものの、この二人を描いたノベマスには名作が多いという印象があります。カフェあずさもそうでしたね。それは多分、やよいが心から甘えられる存在として、あずささんが心優しい女性に描かれているからだと思います。
いたちょこPの上梓した今作もまた、そんな二人の優しい時間の過ごし方を描いたノベマスに仕上がっています。お互いの髪を梳く姿は、まさに本当の姉妹のようです。
涼が他のアイドルと同居するようです ばんがい!「コタツの罠」
玉子焼きP
876アイドル達の騒がしい同居生活を描いたノベマス。夢子・絵理・サイネリアの3人からモテモテの涼と、まだ涼が男性であることを知らない愛ちゃんの関係が微笑ましいですね。涼のおかれた状況がが羨ましすぎます。
衣装改変によって冬らしい恰好をしているせいか、こたつでミカンを食べながら視聴したい雰囲気に仕上がっています。
めしばなアイドル貴音 パイロット版
龍彦P
食の軍師・小鳥シリーズの後を受けて登場した龍彦Pの新作です。今回の主役はラーメン女王の呼び声も名高い貴音が務めます。事務所に備蓄されていた即席ラーメンの味を巡り、丁々発止のグルメ論争を展開する貴音達。アイドル達の誇りをかけた「めしばな」が、いま炸裂します。
夢を背負うプロデューサーと、狼煙を上げる少女の話。
ガルシアP
毎回欠かさず見ている「とのばな。」ですが、今回は感想記事を書くのに難儀しました。基本的に本シリーズは「物悲しい」雰囲気はあっても暗くは無かったのですが、今回に限ってはかなりダークな物語が展開されます。そういう意味では異質な回と言えるかもしれません。
とは言え、このお話は次の展開につなげていくために重要な「布石」の回であることも十分に感じられました。シリーズ物のノベマスは一話ごとの「点」のストーリーのみならず、各話が結びつくことによって生まれる「線」のストーリーも醍醐味であります。ガルシアPがこの回に散りばめたニュアンスが、今後のお話の中でどのように活きてくるのか、その点に物凄く関心があります。
なにぶん叙述トリック的な仕掛けを得意とするガルシアPだけに、今回出てきた設定をその通り受け取るのは早すぎる気がします。後続の物語まで見てからでないと、この回の真価が測りにくいですね。
変態りっちゃん
事故米P
久しぶりに復活を遂げた事故米Pの作品。ノベマス史上トップクラスに残念な美女と化した律子と、逆にまともになった小鳥さんのかけ合いが楽しすぎる短編です。
美希LOVEなあまり、変態淑女となってしまった律子。そのあまりの駄目っぷりに、流石の小鳥さんもドン引きしてしまったようです。しかし妙なところで純情なこの律子さんには、逆に好感を抱いてしまいますね。
『loser』 【Novelsm@ster短編】
夜の機動戦士P
ニコマスでは07年から活動し、最近はノベマスPとしても活躍している夜の機動戦士P。新作は美希とPを主役に、「負けることの意味」を問う示唆的なノベマスとなっています。
負け知らずだった美希が、初めて味わったオーディション不合格の挫折。そんなときでも「悔しい」という感情が理解できないでいる美希が、秀逸な手法で表現されています。苦い敗北の味が勝利の美味に変わる日は、そう遠くないことでしょう。