千早誕生日おめでとう!

昨年3月のやよい誕生祭から始まったこの静止画企画ですが、今回の千早の作品でちょうど全員分となったため終了とします。。お付き合いいただきありがとうございました。何かこのブログを彩る企画はないものかと考えた末に始めた静止画でしたが、やっているうちにMMDの使い方をずいぶん覚えることが出来て有意義なものとなりました。今後は気が向いたときにMMDをいじって遊ぶつもりです。
今ホントに仕事でメンタルをやられまくっていて記事を書く気力が尽き果てているのだけれど、この作品が来たからには蘇らざるを得ない。つい最近の
百舌Pの新作でゆるんだ涙腺に、本作がトドメを差してきました。
【NovelsM@ster】 Boy Meets Girl エピローグ 前編 【それからのふたり】
【NovelsM@ster】 Boy Meets Girl エピローグ 後編【ボーイミーツガール!】
むろP
数あるシリーズ物のノベマスの中でも、ここまで着地が美しく決まった作品は貴重と言えます。ノベマスにおけるトゥルーエンドとしてこれ以上を望むことは出来ない、と思わしめる見事なエンディングでありました。連載完結おめでとうございます。
今まであまり語ったことがありませんでしたが、私の個人的なアイドルマスターの研究テーマに「一般人とアイドルの境界」というものがあります。要はアイマスの二次創作でしばしば「一般人キャラとアイドルマスターのアイドルの間の越えられない壁」が見え隠れするのは何ゆえなのかという疑問から出発したテーマなのですが、私が初めてBoy Meets Girlシリーズの第1話を見たとき、「この作品は必ず私の研究テーマに何らかの答えを出してくれるに違いない」という予感めいた期待がありました。私がこのシリーズを特に応援していた理由の一つがそれです。そして今日エピローグを見て、予感はやはり正しかったかなという気がしています。
私もノベマスはそれなりに見てきたつもりではありますが、その中において「一般人とアイドルの境界」を完全に乗り越えてハッピーエンドに至った作品は、実は極めて珍しい物だったりします。アイマス二次創作の傾向として一般人とアイドルが結ばれて終わることは稀で、最終的にアイドルと結ばれるのは特権階級者たる「プロデューサー」のみ、という暗黙のルールが存在しているような気がするんですよね。よく考えてみるとL4Uの時の「一般人代表=ファン代表P」なんかも全然定着しなかったですし。
なのでこの作品の主人公・タロー君と響が至った結末は、かなりの奇跡なのだと思います。
もっとも、そういう小難しいことを差し引いても、Boy Meets Girlシリーズはハイクオリティな演出と、王道的な青春ラブストーリーを存分に味わえる素晴らしいシリーズでありました。この作品が世に出たことに、何よりも感謝を捧げたいです。
結局、明日の貴音オンリーは行けなくなりました……まあ、またの機会にということで。
今日はまずはみきだらけの最終話の記事から。モバマス関連のノベマスピックアップは、記事中段辺りからスタートです。
みきだらけ 最終回
みきだらけマイリスト
かもっぱちP
2012年初頭を圧倒的面白さで彩ったシリーズ。今作で完結となりました。765プロのアイドル全員が美希に変身してしまうという突飛な設定に加えて、謎解きゲームとしての面白さ、強烈なギャグシーン、そしてラストはほろりと良い話で締めくくるというように、面白さがぎゅうぎゅうに詰まった作品となっています。
今作はコーラ大好きな主人公Pの存在感が大きかったですね。ダメな大人だけどアイドル達への一所懸命さだけは一流というPが、なんだか大好きです。
何はともあれ完結おめでとうございます。かもっぱちPお疲れ様でした。
【ノベマス】千早VSラーメン 第二話
覆面作家P
二人暮らしを始めた千早と貴音。生真面目な千早の監督のもと、濃い味のラーメンを禁じられてしまった貴音ですが、案外二人の関係は順調のようです。
そんなある日、地方のライブのためにしばらく家を空けることになってしまった千早。留守番の貴音があっさりと千早を送り出したことに、一抹の寂しさを感じてしまう千早でしたが……
【NovelsM@ster】Boy Meets Girl 【OPパロ】
ボン太くんP むろP
私も大好きなむろPの「Boy Meets Girl」が、ボン太くんPの手で新たなる息吹を吹き込まれました。本編のダイジェストというべきシーンを抽出して再現し、OP動画として生まれたのが本作品。同じ題材を元にしていますが、むろPとボン太くんPの個性の違いが作風に現れているような気がします。
むろP製作中の本編エピローグへの期待がますます高まる作品です。
2月の5日に、それもほぼ同時刻にアイドルマスターシンデレラガールズのノベマス3本が出そろうという奇跡が起きました。私はモバマスは全然やっていないのですが、この一件をきっかけに急速に関心が向き始めています。
それにしても、最近になってモバマス娘達の出てくるノベマスが一気に増え始めましたね。今後のノベマスジャンルを楽しむ上で、モバマスの事を知っておく必要性が高まってきた気がします。
【Novelsm@ster】 渋谷凛のある日の風景 1
【Novelsm@ster】 渋谷凛のある日の風景 2
にわP シロP(立ち絵提供)
モバマスアイドルで最初に名前と顔を覚えたアイドルは「渋谷凛」となりました。それはひとえにこの作品のおかげです。
にわPの新作は、クールな微笑が魅力の凛が過ごす日常を描いたノベマス。「普通の少女」が「アイドル」世界の住人になっていく様子を切り取ったお話です。平凡な日常が少しずつアイドルという非日常になっていく戸惑いと、その変化を楽しむ心情が繊細に描かれています。
うさうさ × うさうさ
百舌P
保母さんアイドルという新境地を開いたニューフェイス・持田亜里沙。うさぎのパペットを片手に、子どもと接するかのような態度をとるありさ先生に振り回されるプロデューサーでしたが、その場に居合わせた伊織を上手く誘導してありさ先生の相手をさせてしまいます。 かくしてうさぎパペット持ちのありさ先生と、うさちゃん人形持ちの伊織という、うさぎ繋がりの奇妙な出会いが生まれたのでした。
マイペースなありさ先生と、恥ずかしさを全力で抑えた伊織が交わす「うさぎコミュニケーション」の可愛さは必見。これはうさうさ動画。
シンデレラ候補生:喜多見 柚 【Novelsm@ster】
ガルシアP
進路のこともまだピンとこない普通の女子高生・喜多見柚が、アイドルにスカウトされるまでを描いた作品。たまたま通りがかったステージで
とっても可愛いわた、春香さん某有名アイドルに出会ったことで、遠い世界と思っていたアイドルという光景が、突然目の前に広がります。居合わせたPから渡された名刺は、さながら非日常への切符といったところでしょうか。Pのスカウトに対する柚ちゃんの答え方が、個人的には非常に気に入っています。
ガルシアP作品の代名詞ともなっている影絵演出も今作でさらにグレードアップ。作中の時間軸に合わせたクリスマスカラーが目にも鮮やかな仕上がりとなっています。
【モバマス】 “なくてななくせ” 【渋谷凛】
陽一P シロP(立ち絵提供)
シロPの立ち絵整備により、ノベマスジャンルへの切り込み隊長となりつつある渋谷凛。実力派のP達が多数モバマス関連のノベマス製作に着手しているようです。
陽一Pの作品は主人公Pを「観察者」として、凛のクールさの裏に隠された感情を紐解いていく作品です。凛の無意識のボディランゲージを隅まで知りぬいているPと、いろんな仕草の陰に感情を隠している凛が過ごす時間は、恐ろしく甘美なひとときに感じられます。しかしながら、女の子の感情というものを男側が完璧に把握できていると主人公Pが考えているとしたら、それはワナというもので……
小悪魔クーデレという強力な属性を発揮する渋谷凛。一足早い凛からのバレンタインになりそうです。
和風アレンジは実に素晴らしい。
アイドルマスター アレンジBGM集
国綱P
国綱Pの「偶像剣 緋蒼乱舞」シリーズで用いられていたアイマス楽曲和風アレンジのBGM集です。偶像剣サウンドトラックとして、本編の映像を想い返しながら視聴するのも一興かもしれません。というか、国綱P自ら曲のアレンジもしていたとは……3DCGの製作にシナリオに音楽と、まさにマルチな才能ですね。
格無しPのブログを見ていたら、「ShinyGirls!」シリーズが今度の貴音オンリーで小説化されるというお話を見つけました。「ShinyGirls!」はすごい好きなので、来週なんとか休みが取れたら行ってみたいですね。
【Novelsm@ster】天海春香が死のうと決めた日
天下P
本当はこれを真っ先に紹介したかったのですが、いつの間にか時間が経ち過ぎてしまいました。まあでも良い作品を紹介するのに遅すぎるということはないので、ここで紹介させていただきます。
己の望みも叶わない現実の冷たさに直面し、ついに自死することを決めた天海春香。お気に入りの本のページに栞代わりのカミソリを挟み、「次に飛行機を見たら死ぬ」という決めごとをした春香は、公園でこれまでのアイドル人生を振り返ります。
果たして春香は本当に死を選んでしまうのか? 答えは飛行機の行く先のみぞ知る。
アイドル探偵学園シリーズ
アイドル探偵学園 運営ブログ(romanhat.exblog.jp) ただいま開催中のアイドル×ミステリの競作シリーズ。探偵養成学校に入校したアイドル達が、それぞれに与えられた謎に立ち向かうシリーズです。すでに著名なノベマスP達の作品がいくつも上がっているので、ミステリ好きな方は今からでも作品巡りに参加してみてはいかがでしょうか?
とりあえず、でこちゃんに聞いてみるの!
HLCP
【演芸m@ster】○ン○まつり【コントまつり】
弱気P
HLCPの動画に端を発する「コントまつり」タグシリーズ。心地よいテンポでお送りするギャグノベマスです。
震源地であるHLCPの作品は、美希のとある質問に伊織が真面目に解答していくシリーズ。だんだんおかしくなっていく美希の質問に、きちんとレスを返してくれる伊織は本当に律義ですね。この辺はクイズ王シリーズと同じノリです。
弱気Pの作品は律子と真が小ネタを連続して披露してくれるギャグノベマス。ルーレット形式で出されたお題に全力で取り組む二人の姿が面白い作品です。オチの言葉遊びがお見事。
【Novelsm@ster】春、遠からじ。- 如月母娘の雪解け -【アニメ最終回記念】
格無しP
【Novelsm@ster】2人のREST@RT【アニマス千早】
おしるP
アニマスで千早の家族描写が掘り下げられたことで、ノベマスでも母親である千種さんの登場が増えてきたように思います。格無しPの上記作品もその一つであり、またその作品に刺激されて生まれたのがおしるPの上記作品です。
格無しPの作品はパートを終えた千種さんのもとに、千早から電話がかかってくるお話し。千早の側から電話をかけてくるシチュエーションは後続のおしるPの作品と共通していますが、格無しPの作品は母である千種さんの視点から描かれたものとなっています。不器用ながら子を思う母の気持ちが描かれた作品です。
おしるPの作品は765プロのクリスマスパーティー前に母親と電話をする千早のお話し。電話をかけている時の千早の表情の変化が凄くグッときますね。まだまだぎこちない母子の会話ですが、これからゆっくりと雪解けしていくことでしょう。「千早の家」シリーズとはまた違った親子の形を描いた作品です。
【ノベマス】月影よ半身を奪わないで
わっけいん氏
東郷寺プロのもとで着実に実績を上げ続けるデュオユニット「レッドショルダー」。強い絆で結ばれた二人は順風満帆に活動を続けていましたが、ある時審査員に言われた「お互いに一度離れてみたら」という云う一言に動揺します。今後の事を話し合いながら、とある道路の横断歩道に差し掛かった二人でしたが……
アイマス+車の多い道路=バッド&覚醒フラグは王道ですが、それだけに物語は熱いですね。魔王エンジェルサイドのお話は、結構熱い展開の物が多くて好きです。
【アイドルマスター】 「私は、萩原雪歩が嫌いだ。」 【NovelsM@ster短編】
HDKPPP
内緒で雪歩を765プロに応募した張本人にして、彼女の友人でもある「かずちゃん」。引っ込み思案な雪歩を前向きにさせたいという優しさと、イジイジしている彼女への苛立ちをない交ぜにしたまま友達として接し続けるかずちゃんでしたが、次第に765プロの話しかしなくなる雪歩への苛立ちを強めていってしまいます。
ある時ついに不満を爆発させてしまったかずちゃん。そんな彼女に対して雪歩がとった行動とは……?
アケマス時代のムック本に僅かに登場したのみというレアキャラのかずちゃんを語り手として、一般人の目線から雪歩を描いた作品。アイドルと一般人の間のすれ違いと絆を描いた名作です。
ノベマスを見る量はあまり変わらないのだけれど、記事を書くほうが追い付かないシーズン。そういう時に限って良質のノベマスが充実しているのは何故なんでしょうか。
『我那覇くんは器用』
原チャリ刑事氏(アイマスMAD処女作)
ノベマスに限らずニコマスを追いかけていると、「処女作にもかかわらず恐るべき完成度」の作品に出くわすことがあります。本作もまたそんな作品の一つ。
独特の震えるようなフォントの表示演出から、登場するアイドル達の言葉や仕草のひとつひとつまでが、主役たる響の心の「揺れ」を描くために最大の効果を発揮しているように感じます。不器用だけれども本当に純粋な子たち、という描写が秀逸です。まさに原チャリ刑事氏の描き方の勝利ではないかと。