東京MX「ニュース女子」問題について
きょうの沖縄タイムス、琉球新報は一面で「辺野古埋め立て着工」の記事で発狂してます。もう、新聞というよりも完全に敵国の機関誌まるだしです。沖縄県民の全員が辺野古埋め立てに反対してるように勘違いさせるとことなど、さすが、機関誌です。
多くの沖縄県民が望んでいるのは辺野古埋め立てに反対ではなく、普天間基地の早期移転だったはずです。
それが、いつのまにか辺野古埋め立て反対、新基地建設反対にすり替えられてしまっています。さすが、敵国の機関誌だけはあります。完璧に仕事してます。
世界一危険な普天間基地など、沖縄タイムスも琉球新報もなかったかのようです。
翁長知事と名護市の稲嶺市長は工事着工に怒り心頭のようですが、地元3区の区長は歓迎しています。両氏ともに、沖縄の民意だ民意だと叫んでいますが、地元、辺野古地区の民意を語ろうとはしません。
翁長氏や稲嶺氏が地元辺野古地区の真の住民と並んで会見してるとこを見たことも、聞いたこともありません。
へんな民意だと多くの沖縄県民は高江の反対運動を見て気づきはじめてきています。
浦添市長選挙で沖縄のほんとうの民意が示されようとしています。
きょうも、(農と島のありんくりん)を紹介します。
農と島のありんくりん
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移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する
東京MX「ニュース女子」問題について
1月5日に東京MXで放映された「ニュース女子」に対して、シンスゴ(辛淑玉)氏が吠えています。
毎度のことながら、このアクティビスト (活動家)のけたたましいこと。
なんでも、「司会したハセガワが同調していたのは許せん。東京新聞はこいつを首にしろ」とまで叫ぶのですから、尋常ではありません。
ジャーナリストが司会で同調的態度をしたていどのことで、そのつど会社を首になっていたら、首がいくつあっても足りゃしません。
そもそもこの番組は、大変にローカルな番組です。※地上派でしたので訂正しました。
一瞬お色気系かと思う雰囲気にくるんで、硬派の時事問題を、地上波では絶対に呼ばれない論客たちがしまくるという一風変わった番組のようですが、例によって知らなんだ
到底、硬い時事番組には見えませんね(笑)。
いつもはバリバリの硬派の長谷川幸弘氏が、このキャバクラのような雰囲気にニカニカしているのが可愛い。
とまぁ、こんな報道バラエティが高江紛争を扱って、それが「沖縄ヘイト」だとしてシンスゴ氏が噛み付き、これに待ってましたとばかりに、琉新と沖タイが相乗りして連日1面をにぎわせていたようです。
https://www.youtube.com/watch?v=gGnlO81rwcI&t=173s
シンスゴ氏の声明文です。
「現場にも行かず、当事者にも取材をしない一方で、反基地運動によって迷惑をこうむっているというニセの「被害者」を登場させる。
そして、「沖縄の反基地運動はシンスゴという親北派の韓国人が操っている。参加者はカネで雇われたバイトで、その過激な行動で地元の沖縄人は迷惑している」というデマを流して視聴者の意識を操作する。
これは、沖縄の人々の思いを無視し、踏みにじる差別であり、許しがたい歪曲報道である。
また、権力になびく一部のウチナンチュを差別扇動の道具に利用して恥じない「植民者の手法」でもある。」
私はこのテの文章を3行以上読むと悪寒がするので、全文はこちらからお読みください。
http://mainichi.jp/articles/20170127/rky/00m/040/002000c
いちおう日本語らしいのですが、彼ら内部でしか通じない呪文のような用語でつづられているために、半分読み通せればリッパです。
彼女の言っていることに一対一で答える必要はないと思います。
オール沖縄のオフィシャル・イデオロギーである、通俗的「沖縄差別論」であるにすぎません。
これに対して DHCシアター(※)は濱田社長名でこう回答しています。※コメントの指摘をいただいて訂正いたしました。
「そもそも法治国家である日本において、暴力行為や器物破損、不法侵入、不法占拠、警察官の顔写真を晒しての恫喝など数々の犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を聞く必要はないと考えます。
DHCシアターでは今後もこうした誹謗中傷に屈すること無く、日本の自由な言論空間を守るため、良質な番組を製作して参ります。」
なるほど、メディアがベタ一色なので、こういう社が一社くらいあっても毒にはならないと思いますが、そう言うとこれで終了なので、高江紛争をその当初からウォッチしてきた者としてコメントしておきましょう。
シンスゴ側が問題としているのは、以下です。
①トンネルの前よりのレポート。「反対派の暴力行為により地元の住民でさえ高江に近寄れない状況」
●シン側・・・トンネルからヘリパッドまで25㎞あり、ホテルも営業していて高江の住民は自由に往来している」
②地元住民の声。「反対派が救急車を止めて現場に急行できない事態が続いた」
●シン側・・・そのような事実はない。
③「抗議活動に加わった人権団体のりこえネットが5万円の日当を払った」
●シン側・・・「金銭目的で運動に傘下しているかのように歪曲して報道した。交通費相当を支給し、現地の様子を発信する”市民特派員”を募集しただけ。
公平に見て、この「ニュース女子」高江レポートを取材した井上和彦氏の取材には、やや甘いところが見受けられます。
①の「トンネルから先に反対派の暴力で行けない」というのは、大げさに過ぎます。
この取材が昨年末だとすると、その時期には既に高江周辺ににおいてそこまでの暴力的状況は解消されていました。
ですからトンネルをくぐると危険だというのは、オーバーです。
おそらく井上氏は下のような状況を念頭に置いたのでしょうが、彼らは山城氏逮捕後、指導者を失って暴力行為は手控えるようになっています。
ただし井上氏の名誉のために言っておくなら、一時期極めて先鋭な暴力闘争が高江地区を震え上がらせて、地域社会を混乱に陥れたこと自体は紛れもない事実です。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-1f27.html
確かにこの時期は反対派は県道に自動車のバリケードを築き封鎖してしまい、ピケット要員にその下にもぐりこませ、警官隊に実力で抵抗していました。
高江の住民は通学にも畑に行くことすら制限され、唯一の購買施設の共同売店の維持にも支障がでていました。
実はこの状況のすさまじさは、今回シン氏に相乗りした沖タイすらこう報じているほどです。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/61153
「高江の農家、ヘリパッド抗議に苦情 県道混乱で生活にも支障
2016年9月8日 ステッカーを使った対策は5日から始まった。区は村を通じ県警に通知。市民側にも伝えているが、仲嶺久美子区長は「農家から効果があったとの報告はない。周知が必要」と言う。
県道70号では8月から、市民が「牛歩作戦」として、工事車両の前を時速10キロ未満の速度で走る抗議行動を展開。
機動隊の交通規制もあって県道は渋滞し、出荷や作付けする農家を中心に地元住民の往来に支障が出ていた。(略)
高江共同売店では物品の入荷日を抗議集会のある曜日は避けるようにした。仲嶺区長は「区民のストレスは限界に来ている。早くヘリパッドを完成させた方がいいとの声も出ている」と打ち明ける。通勤、保育園送迎、通院などに支障が出ていると苦情は絶えない。
7日早朝、抗議行動を遠目で眺めていた与党県議は「これでは反対していた人たちまで離れていく。工事を進めたい国の思うつぼだ」とつぶやいた。」
沖タイ記事のように高江は一時期、学校や地区行政も地域住民の車だけでも通してくれないかと反対派に懇願するといった、警察も行政も空白の実効支配地域となっていました。
次に②の反対派の私的検問行為ですが、これを否定されては困ります。沢山の映像や動画で記録されています。
※反対派の検問映像はこちらからhttps://www.youtube.com/watch?v=TSbJlNS9rmU&feature=youtu.be
下の写真は反対派のツイッターからのものですが、なんと警察車両を「検問」していると得意気に書き込んでいます。
※以下4行は裏がとれない情報のために削除しました。2月7日
シン氏の代理人である金竜介弁護士はこう述べています。
「高江に集まっている人々はテロリストで犯罪者、不法行為者、黒幕としてお金を集めて送っているのが辛さんだとの虚偽の内容だ。
辛さんの人権を侵害し、日常生活を脅かす報道だ」
私は高江の反対派に対して一律にテロリストだとも犯罪者だまでは思っていませんが、過激な反社会的暴力行為を厭わない人たちであるとはいえるでしょう。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/20165-b8be.html
上の写真は8月4日に起きた山城氏指揮による防衛局暴行事件の動画から、静止画に切りとってみました。
https://www.youtube.com/watch?v=8eS4o-CxyjI&feature=youtu.be
このような暴力行為によって山城氏は逮捕されています。山城氏は政治犯として逮捕されたのではなく、あくまでも刑事事件容疑者ですから念のため。
ちなみに、山城氏と同時期に暴行罪で逮捕され拘留中の添田容疑者は自称山口組の暴力団員で、しばき隊という反ヘイト団体のメンバーでした。
添田は高江でも暴力を働きましたが、彼を高江に連れてきたのが、このシンスゴ氏と福島瑞穂氏のふたりです。
この高江紛争の暴力のシンボルのような添田の紹介者であるシンスゴ氏が、暴力なんかありませーんと言ううのですから、よー言うよと思います。
シンスゴ氏はこんなアジ演説をツイッターしています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-6460.html
このように「(高江で)戦争だ」と言ってみたり、暴力的方法で米軍機を妨害しようと言ったことも記録されています。
また、高江に多くの県外者が支援に来ていたことも事実です。
上の写真は岩上安身氏の8月7日のツイッターに投稿されたものですが、こう岩上氏は書き込んでいます。
「県外からきてくれた人、手を挙げてください」という山城氏の呼びかけに応えて挙手する参加者の方々。18時からの集会が本番。まだまだ増える見込み。」
恒常的にそうであったという統計数字はありませんが、高江紛争の主役が県外者である時期がそうとう長期間続いたのは事実です。
私は高江紛争に関わった人々には様々なパターンがあったと思います。
中心となるコア活動家は、労組や左翼政党、あるいは「平和団体」から給料としての報酬を支給されているでしょう。
労組専従なら現地に派遣される場合、元の賃金相当プラス現地活動費などが支給されるのが通念です。
反対運動をするのが商売の、職業的活動家ですから当然です。
しかし、だからといって、シンスゴ氏が代表をする「のりこえネット」が、「沖縄特派員」として5万を支給したことで、「テロリストの黒幕はシンスゴだ」とする見方は、一方的に過ぎます。
5万ていどでは航空代の足していどにしかなりませんから、それを以て金目当てだと言うのはおおげさです。
私は憶測の域を出ませんが、なんらかのトンネル団体を通じて北朝鮮や中国の資金が流入していることはあり得ることだと考えています。
それは沖縄に海兵隊がいては困る、利害関係を強く持つのがこの二カ国だからです。
しかし、なんども言ってきているように証拠がありません。ない以上それはあくまでも蓋然性の範疇にすぎないのです。
中国や北朝鮮に危機感を持つのは正常な感覚ですが、憶測をあたかも事実のように言う姿勢は間違いです。
また、おっとり刀で駆けつけて弁当自弁のいわゆる「プロ市民」と称される人も多くいたことでしょう。
あるいは、ただのヤジ馬がいてもよいでしょう。
いずれにせよ、地元高江地区で参加しているのは、片手の数にも満たない一握りの者たちで、その大部分は共産党員です。
県内参加者よりも県外参加者が上回った間のは事実ですが、この盛況ぶりを「地域住民の抵抗の民意」と報じた地元紙や本土メディアの報じ方には問題があります。
今回の「ニュース女子」事件を見て思うことは、両極端ではしょって語るなということです。
沖縄メディアは力一杯左に振れていて、いかなる容認の声も伝えません。
今回の件についても一方的にシンスゴ側の声のみを伝えて、声をあわせて「沖縄ヘイト」を叫んでいます。
これに本土メディアも追随しているために、表面的には沖縄県民が全員基地反対運動を支持しているかのような誤解が生れています。
私はこの「ニュース女子」ていどのバイアスは、日頃のメディアの傾きを多少中和する程度のことだと思いますが、あえて保守系報道に望みたいことはひとつでず。
煽らないで下さい。図式化しないで下さい。バイアスをかけないで下さい。
地元はヘリパットを求めているわけではなく、容認派といわれる人も「反対しても作られてしまう」という諦観に似た気分でそうであるにすぎません。
その諦観も含めて、賛成・反対に一括してくくれないのが多くの島衆なのです。
私は長谷川幸弘氏問題のほうがより大きな問題だと思っていますが、これについては次回にします。
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