ラブライブ!スーパースター!! 3期第3話感想
- 2024/10/26
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今話の名セリフ:「まぶしかったら、私が陰になってやる・・・。引っ張っていけないなら、私が一緒に引っ張っていってやる・・・。」
「ラブライブ!スーパースター!!」3期第3話「白色のセンター」の感想です。
~ オープニング前 ~
「んー! ライブ最高だったー! だって!」
「こんなに良い歌だったんだ・・・。配信見逃して人生損したー! だって!」
「昔のマルガレーテと別人。」
「そんな感想書く時間あるんだったら、あの時来て『イイネ』押せってのよ!」
「見て! マルガレーテちゃんの笑顔! 可愛い!」
「ほ、ほら! 練習するんでしょ!」
「すごいな・・・。やっぱり、お客さんにも伝わるんだよ! みんなを笑顔にしたいって気持ち!」
しかし、代々木スクールアイドルフェスに出場するために必要な1万以上の「イイネ」は集まらず。
ですが、マルガレーテは、ラブライブ優勝を目標に掲げており、リモートライブの結果に動じていません。
~ Aパート ~
とはいえ、かのん達のリモートライブは大好評。しかし、それゆえに、Liella!の存在感が薄くなっています。
「このままでは、あの3人の方が結ヶ丘のスクールアイドルとして有名になり、ゆくゆくは・・・。」
『私達、結ヶ丘女子スクールアイドル!』
「トマカ!」
「ノーテ!」
「改め!」
『Newella!でーす!』
「・・・などという事に!」
「Newella!って何・・・。」
「新しいLiella!という意味で、Newella!デスよ!」
「Newella!(ニュエラ)」ってダサい響きだなあ。トマカノーテの方がよっぽど聞こえが良いぞ。っていうか、かのん達3人が身体全体で「NEW」を表現してるのが、ウケますね。(笑)
千砂都は、かのん達に負けない良いライブをしようと意欲的です。
そんな千砂都に、代々木スクールアイドルフェスでセンターをやってみらどうか、と言います。かのんとライバルである事を考えると、対等に戦えるのは千砂都ですが、千砂都には、2年生にセンターをやってもらいたいと考えています。
「今回は、新しいLiella!を見てもらうライブだよ。今までセンターをやった事がない人がいいと思うんだ。」
「やってみない?」
「四季が!?」
「うん! ずっと思ってたんだ。四季ちゃんには四季ちゃんにしか出せない魅力がある! 今のLiella!に新しい風を起こせるんじゃないかって!」
「私が・・・。」
しばらくして・・・、
「それにしても、四季がセンターとは・・・。」
「千砂都先輩の言う通り、新しい風が吹きそうっす!」
「大丈夫! 四季ならできる! ずっと思ってたんだ! 四季がセンターだからこそ生まれる、妖艶かつクールなライブ! いや、あえて激しいライブを見せるという意表をつく事も可能!」
「メイが見たいだけ。」
「な訳ねーよ!」
「作曲はメイちゃんが担当なんすよね?」
「ああ。先輩達に頼まれちゃったからな。自信はないけど、精一杯頑張るぜ。」
「私が衣装担当!」
「あの・・・。メイちゃん、作詞にもチャレンジしてみないっすか? 四季ちゃんの事、一番分かってるのはメイちゃんっす。」
「きな子も一緒に協力するっすし、お互い相談しながら、やってみないっすか?」
「作詞か・・・。」
「うん。」
「分かった。四季が嫌じゃなければ。」
「四季?」
「メイは、本当に私がセンターでいいと思ってるの?」
「ああ! もちろん!」
「分かった・・・。」
それからしばらくして・・・、
「冬毬は、今日も練習来ないの!?」
「行く必要になったら行くって・・・。」
「はぁ!? ふざけてるわね!」
「まあまあ・・・。」
「何度も何度も何度も来てって言ってるのに!」
「どうも・・・。」
「素敵・・・。」
「うん、素敵。」
「わあっ! 人がいた!」
その後日・・・、
「じゃあ、とりあえず、一度センターがどんな感じか、やってみよう!」
「準備OKよ!」
「四季ちゃん! ここに立ってみて!」
「おお! 最高だぜ!」
「すごい! 四季ちゃん! センターっぽいっす!」
「意外とスター性あり?」
「だろだろ? そう思ってたんだよ!」
「先輩・・・。」
「まぶ・・・、しい・・・。」
「四季ちゃん!?」
「大丈夫デショウカ・・・。」
「いつも虫探しで日陰にばかりいたから・・・。」
「でも、センターとしてのポテンシャルは、十分にあるみたいでしたの!」
「きな子、見ただけで感動しちゃったっす・・・。」
「これは?」
「ゆいがおー!」
「学校のマスコットの?」
「この結ヶ丘に古くから伝わる、伝説の妖精です!」
「その姿を見た者は、幸せになれると言われており・・・。まさか実在していたとは・・・。」
「いや、いないでしょ・・・。」
「マニーの匂いですの!」
「なんと・・・。」
「でも、誰が・・・。」
「あ!」
「シッキーがゆいがおーに・・・。」
「んな訳ないでしょ!」
無駄に手間と金のかかる弱音の吐き方やのう。こんなに破壊力のあるボケをかませるんなら、堂々とセンターやれるんじゃないかと思っちゃいますね。(笑)
その夜・・・、
「ちょっと強引過ぎたかな?」
「四季、目立つのあんまり好きじゃないから・・・。」
「でも、あれで良かったと思う。」
「どうして?」
「元々、自分からやるとは絶対に言わないと思うし、四季も、やってみようって気持ちは正直あったと思うんだ・・・。」
「やっぱり私じゃ、かのんちゃんみたいには上手くいかないか・・・。」
「千砂都先輩は悪くないよ!」
「ありがとう!」
「四季をセンターにってアイデア、すごく良いと思う・・・。誰よりも、私が一番見たいんだから・・・。」
それから少しして、千砂都は、かのんの家に入ろうとしていましたが、かのんとマルガレーテの話が聞こえてきました。
どうやら冬毬は3日続けて練習に来ていないようです。マルガレーテは、冬毬の態度に腹を立てていますが、かのんは、事情があるかもしれないと、あまり気にしてはいません。
「言いなさいよ! 私達の目標はラブライブ優勝! それに賛同できないなら、とっととやめなさいって!」
「嫌だよ!」
「なんで!?」
「賛同できないならやめろなんて、言いたくない・・・。だって、色んな人がいるから、私達だって輝ける場所がある訳でしょ?」
「どういう事よ?」
「色んな人がいるから素敵なの・・・。色んな色があるから綺麗なんだよ・・・。」
「ったく・・・。だから、アンタと組むのは嫌だったのよ・・・。」
「色んな人がいるから、私達だって、輝ける・・・。」
「怒ってる?」
~ Bパート ~
「みんな心配してたぞ。」
「うん・・・。」
「どうしても嫌なのか?」
「嫌というか、無理・・・。」
「そっか・・・。みんな、四季のセンター、似合ってるって言ってたんだけど・・・。」
「クラスでも全然目立たなかった・・・。それが当たり前だと思ってた・・・。自分はそういう人なんだって・・・。」
「でも、メイと出会って、もしかしたら自分もって・・・。」
「誰かに気付いてもらえるのかもって・・・。」
「でも、やっぱり無理・・・。」
「どうして、そこまで・・・。」
「かのん先輩が練習しているところ、見た・・・。」
「それで思った・・・。センターになる人には、人を引き付ける力がある・・・。」
「すみれ先輩や恋先輩、夏美ちゃん・・・。みんなセンターで歌っていた時はそうだった・・・。」
「それを言うなら四季も・・・。」
「私は違う・・・。」
「ステージでスポットに当たった瞬間に思った・・・。これはきっと、私じゃない方がいいって・・・。」
「そんな事!」
「センターは、みんなに与える影響が大きい・・・。私がセンターだと、きっとすごく迷惑がかかる・・・。特に、今回の歌は、新しいLiella!の最初の歌・・・。すごく大事・・・。」
四季はセンターを辞退する事に。可可は四季を説得しようと思っていますが、すみれは、センターは無理強いして選ぶものではないと、四季の気持ちを受け入れます。
となれば、気持ちを切り替えて、別のメンバーをセンターにしなければなりません。一体誰にするのか?
そう話が進んでいましたが・・・、
「待って!」
「私・・・、やっぱり・・・、四季ちゃんがセンターがいい!」
「千砂都!」
「それは、みんなもそう思ってるわよ・・・。ただ・・・。」
「目立たなきゃとか、誰かを引き付ける力がなきゃとか、そんなのなくてもいいと思う・・・。色んな人がいるから、スクールアイドルなんだよ・・・。」
「色んなセンターがいてもいい・・・。目立たなくても!」
「目立たないセンター?」
「何なの、それ?」
「でも、なんか面白そうっす!」
「でしょ? 一言で言うと、白!」
「白?」
「うん! それ自体は、まるで透明みたいに目立たないけど、色んな綺麗な色の中にあっても、一番輝いて見える色・・・。」
「それが四季の色・・・。四季の、歌・・・。」
「みんなに見てもらう・・・、」
「今までと違う、Liella!の姿・・・。」
「作れるっすか、曲?」
「うん! できそうな気がする!」
「メイ・・・?」
「まぶしかったら、私が陰になってやる・・・。引っ張っていけないなら、私が一緒に引っ張っていってやる・・・。」
「目立たなくてもいい・・・。いつもの四季のままでいい・・・。」
「そんな四季だからできるセンターがあるんだ・・・。そんな四季じゃなきゃ、できないセンターがあるんだよ・・・。」
「これは・・・。」
「四季が歌う歌。まだ未完成だけど、私と一緒に作ってほしい・・・。世界には、無数の色があるんだって歌を・・・。」
「作ろう・・・。新しいLiella!のステージを・・・。みんなと一緒に!」
「みんな・・・。」
「練習、始めるよ!」
「はい!」
それから何日か経ち、代々木スクールアイドルフェスを迎えました。
「倒れそう・・・。」
「緊張してる?」
「すごく・・・。」
「私も・・・。」
「メイ・・・。」
「でも大丈夫・・・。四季が傍にいるから・・・。センターで歌う四季を応援できるから・・・。」
「目立たなくてもいい・・・。注目されるのが嫌だったら私が注目を集めてやる・・・。」
「メイも、目立つの嫌いなくせに・・・。」
「それでも、いつもの四季の魅力を、みんなに知ってもらいたいんだ!」
「これが・・・、センター・・・。」
「これが・・・。」
「かのん。練習、行くわよ。」
「これが・・・、私だけの・・・、色・・・。」
今回は、これで終了です。
【まとめ】
という事で、今回は、かのんが抜けて8人体制となったLiella!が代々木スクールアイドルフェスに出場した話でした。
8人全員がラブライブ全国大会優勝を経験しているものの、大黒柱・かのんが抜けた事で、不安や緊張、プレッシャーを感じていたましたが、力を合わせて乗り越え、良いライブを披露しました。新体制のLiella!は、上々のスタートを切れたんじゃないかと思います。
新体制のLiella!の最初のライブのセンターは四季が選ばれました。
四季はガチガチの理系キャラで、運動能力はそんなに大した事はない、と思いきや、なかなかのダンスの腕前で、千砂都から一目置かれるほど。千砂都は昨年四季と一緒に練習した時に、いつか四季をセンターに据えれば、面白いライブになりそうだと考え、今回はその良い機会だと思ったでしょうね。
しかし、四季は、目立つのが無理だと感じていた上、かのんの練習を見て、人を引き付ける力が自分にはないと思い知りました。
理系って、何かを作ったり、研究する事などに黙々と打ち込みがちで、表立って目立った事をやる事に抵抗を感じやすいでしょう。それも、メイと会う前は、友達がいなく、いつも1人だったと思うと、尚更でしょうね。
四季は、いつもクールで物怖じしないところがあるように感じ、しかも、変なものを色々発明するやべーヤツだと思っていましたので(笑)、センターで目立つ事に抵抗を感じていたのは、四季も人の子なんだなと思い、魅力を感じました。とはいえ、ドローンとかを使ってまで、センターは無理だと表明するのは、さすがにどうかと思いましたが。(笑)
ですが、メイが、目立たなくても自分が引っ張っていくと、四季の大きな力になりました。やっぱり、一番の友人は頼りになり過ぎますね。
そして、ライブシーンでは、2人一緒のシーンが多く、メイが四季を上手くフォローしているように感じました。イチャついてるようにも見えたのは、私だけではないでしょう。(笑)
メイのイケメンな表情や、四季の色っぽい表情もそこそこあったと思うと、今話の制作、四季メイ推しのスタッフ様達がかなりノリノリで作ったんじゃないかと疑っちゃいますね。おそらく、今話制作後は「やった! 俺達はやったんだ! 四季メイ尊い!」って叫んだんじゃないかと、妄想してます。(笑)
また、千砂都も、四季が目立ちたくない気持ちを知ってもなお、四季を信じてセンターに据える事を貫いたのも見事でした。部長としてまた一皮むけたように感じました。
もし、四季のセンター辞退を受け入れてたら、結果は大きく変わってたでしょう。千砂都は自分の意見を押し通せなかった事に悔いは残りますし、四季は自分の心の弱さで他のメンバーにセンターを務めさせる事に負い目を感じるでしょうし、新たにセンターに選ばれたメンバーは唐突な選出にプレッシャーを感じる。
これでは、良いライブができる訳がなく、優勝とは程遠い結果になってたでしょう。前途多難なスタートになりかねなかったと思うと、自分の決断を覆さなくて良かったと思いますね。
色んな人がいるから素敵、色んな色があるから綺麗という、かのんの言葉を聞いていたのが大きかったでしょう。
あの言葉がなければ、目立つ事は嫌でもステージで輝く事はできると、四季の可能性の模索には至らず、四季のセンターを諦めていたでしょう。偶然だったとはいえ、聞けて良かったと思いますね。
新体制のLiella!のライブを見たマルガレーテは、Liella!に負けたくない気持ちを見せました。前話のトマカノーテのライブがLiella!に、今話のLiella!がトマカノーテに、それぞれ良い刺激を与えていて、2つのグループが互いに切磋琢磨する事でもっと成長できるという、3期初回でかのんが考えていた通りに事が進んでいるのは良い事ですね。
ラブライブが始まる直前には、2つのチームが1つになると思いますが、その時までに両チームはどう成長していくのか、今後もしっかり追っていきたいと思います。
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ラブライブ!スーパースター!!3期 第3話感想
【白色のセンター】
いやいやいや!第3話めっちゃ良かった!物語の構成がすごく深く作られていて、人と人とのやりとりがすごい丁寧に描かれていて、私的にスパスタ3期のベスト回にノミネートされたね!
ちーちゃんがめっちゃいい味を出しているんだよ!
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