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ラブライブ!スーパースター!! 3期第7話感想

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 今話の名セリフ:「今こそ、私達3人で全力で、Liella!にぶつかろう!」

 「ラブライブ!スーパースター!!」3期第7話「Liella!に勝つために」の感想です。


~ オープニング前 ~
 夏休みが終わって、新学期が始まりました。生徒達の間では、上海スクールアイドルフェスの話題で盛り上がっていました。
「あの時・・・、私が感じたのは・・・。」
   
    
「おはよう。」
「あ・・・。お、おはようございます。」
    
「今の、上海ライブの振り付けよね?」
「いえ。単なるイメトレです。では。」
    
「相変わらずね・・・。」
   
「マルガレーテちゃん! 久しぶりっす!」
「上海以来。」
「よう!」
   
「フン! 馴れ馴れしくしないで。」
   
「あれ?」
「ったく、変わんねーな・・・。」
   
「私はLiella!に勝つんだから!」
   


~ Aパート ~
 ラブライブ開催の日が近付いてきました。しかし、結ヶ丘のスクールアイドル部は2つあり、ラブライブに出場できるのは1チームだけです。
 そこで、理事長は、来月の学園祭で結ヶ丘のスクールアイドル代表決定戦を開く事を決めました。
「かのん先輩の動向が気になりますの。」
「そうだな。ちょっとのぞきに行ってみるか?」
    
「フフ・・・、偵察・・・。」
   
 随分生き生きしてるじゃねーか、おい。さすが、安心と信頼のやべー女ですね。(笑)

   
「おや? かのん先輩がいないですの。」
「遅れているんすかね?」
    
「今日は帰ったみたい。」
『え?』
「かのん先輩、家の水道が壊れたらしく、帰宅。」
    
「ええ? では、今は二人だけ?」
「今度は、すみれ先輩から。」
   
「どうせ偵察に行ったのなら、2人を勧誘してきて。うまくやって解決ギャラクシーよ。」
   
 おい、ギャラ子。後輩に丸投げしてんじゃねーよ。少しは、最上級生の威厳、見せろよな? 「ギャグの威厳を見せてりゃ、それで十分ったら十分なのよ」という逃げ道は認めないからね?(笑)

「何が解決ギャラクシーですの! 無茶な! あの2人ですのよ! そんな簡単な訳・・・。」
   
「行っちゃう・・・。」
「まずいっす!」
   
「ここは、夏美だろ!」
「はぁ!?」
「冬毬ちゃんと姉妹じゃないっすか!」
    
   
「ええ・・・。で、でも、姉妹だからこそ、複雑な部分もありまして・・・。」
   
    
    
    
「行き過ぎ。」
   
    
「修正。」
   
    
   
「や、やあですの・・・。」
「何よ?」
    
「ええと、そのですね・・・。」
   
「さ、さよなら!」
   
「アゲイン。」
   
    
 変な機械を装着させられ、強制的に走らされては、オーバーランもさせられ、逃げる事も許されない。四季の前世は、夏美の前世にかなりの恨みを持っていたんでしょうか。(笑)

「想像するに、一緒になれないかという相談ではないかと。」
「え、えーと・・・。まあ・・・。」
    
「何なのよ! はっきりしないわね! 私達ランニングに行きたいんだけど。」
「え、えーと、つまりですの、その・・・。」
   
「君達! これまでも青春の光を追いかけてきて、きっと沢山の涙と汗を流してきた事だろう・・・。」
   
「今こそ、我々と一緒にラブライブという最高の光を、共に追いかけて、みないかー!」
    
   
   
「ですの・・・。」
   
「夏美では力不足だったか・・・。」
「やらせたのは、あなた達ですの!」
   
 キミ達、1年以上付き合ってるんだから、副社長じゃ説得は厳しいって、なんとなく感じてたよな? なのに、変な機械を着けさせて、強制的に走らせて、逃げ道も作らせないとか、新手のいじめなんじゃないかと思えてきました。(笑)

「なんだ、あなた達もいたのね。何の用?」
   
「どう思ってるのか、確認したい。」
「上海で一緒に歌って、気持ち変わったりしてないっすか? なんて・・・。」
「私達は、一緒に歌って、とても楽しかった。」
   
「今まで9人がすべてだと思ってたけど、あのライブにはもっと大きな広がりがあった・・・。11人の力があれば、もっともっとすごい事ができるんじゃないかって・・・。」
「それは・・・。」
    
「アグリーしかねます。」
「冬毬・・・。」
    
「私の目的は、姉者の言葉が本当かどうか確かめる事。その1点のみ。」
   

「ありがとう、私の笑顔を好きと言ってくれて・・・。」
   
「落ち込む時や傷付く時があったとしても、本当に楽しいって思える笑顔・・・。」
   
   
「マニーよりも、もっともっと素敵な最高の笑顔になれる日が来ると信じているの・・・。」
   

「姉者が生半可な気持ちでない事を、この目で確かめたい。今、馴れ合って1つになる事を、私はベストだとは思いません。」
   
「マルガレーテがどうかは分かりませんが。」
「わ、私も、Liella!を倒して、お姉様達に認めてもらわなきゃいけないんだから!」
   
「Liella!は敵なのよ!」
「やっぱり、そうっすよね・・・。」
   
「でも、信じてくれ。私達は本当に11人で歌いたいと思っている・・・。その気持ちはウソじゃない・・・。」
   
「分かったわよ。」
   
   
「まったく・・・。」
「いいのですか? まだ返事の変更は間に合うかと。」
「冬毬だってLiella!に入る気はないんでしょ? 敵なんだから当然よ!」
   

 少しして、かのんの家では・・・、
「よっしゃ! 水漏れ止まった!」
「ナイスお姉ちゃん!」
「任せて!」
    
「・・・って、なんで私がやってるの!?」

「私、文系だから。」
「関係ある!?」
   
「あー、いつも、こういうの、お父さんがやってくれてたんだな・・・。」
「私もこういうの苦手で・・・。ありがとうね、かのん!」
   
 マルガレーテの成長のためにお父さんを海外に飛ばした弊害がこんなところに・・・。ここは、NHK職員が行くべきところだったんじゃないですかね。NHK本社も、かのんの家も、渋谷区内にあるんだから、水道修理ができるNHK職員がささっと行って、ささっと修理して、ささっと帰ってくりゃいいんじゃないかと思いますね。(笑)

 その夜・・・、
「冬毬・・・。」
「はい。」
「少し話が・・・。」
   
「今、宿題やっているところです。後にして下さい。」
「そう・・・。」
   
    
    

    
「ちょっといい?」
「何よ?」
「お父さんから調べもの頼まれちゃって。」
   
   
「どうぞ。」
「ごめんね。確か、ここら辺の本の事を言ってるんだと思うんだけど・・・。」
「早くしてよね!」
    
「マルガレーテちゃん、Liella!に誘われたんだって?」
「千砂都先輩から聞いたの? 分かってると思うけど、私は、Liella!と一緒にならない・・・。私の目的は・・・。」
「Liella!を倒してラブライブで優勝。でしょ?」
    
「フン!」
「あった! たぶん、これだ!」
    
「ではー。」
「ちょっと! かのんは、それでいいと思ってるの?」
「何で?」
   
「ねえ、マルガレーテちゃん。」
「何よ?」
    
   
「今度、冬毬ちゃんをうちに呼んでみない?」
「ハァ!?」
「たとえば、お泊まり会とか!」
   
「何を急に・・・。」
「上海で言えなかった事も沢山あるだろうし、一度ゆっくり私達だけでお話ししてみようよ!」
   
   
「不器用な者同士で!」
「フン! 別にいいけど!」
   


~ Bパート ~
 という事で、後日、冬毬をかのんの家に呼び、トマカノーテの3人でお泊り会をしました。
「お待たせ!」
「かのん。なんとかしてあげて・・・。」
   
   
   
「7巻がない!」
「どうしたの?」
「いえ、これの7巻はどこに?」
「え? どこだろ?」
    
「よくそれで落ち着いていられますね・・・。信じられません・・・。」
   
 いや、キミの方が異常だよ。普通、他人の家に上がって漫画1巻抜けてたくらいなら、「まあ、しょうがないか」と軽く済ませそうなんですけどね。完璧を求めてるとなると、考えが違うんですかね。
 っていうか、「エスプレッソ侍」って何だよ。とても売れるとは思えないタイトルの漫画が単行本7巻以上出てるなんて、イミワカンナイ。(笑)

「近くに本屋ありましたね。7巻買ってきます。」
「いいよー、探しておくから!」
   
 なけりゃ仕方ないじゃなくって、買いに行くのかよ! その行動力、恐るべし・・・。このような突き抜けたギャグをかますあたり、さすが、ギャグ度の高い副社長の妹ですね。(笑)

「私の部屋には来ない方がいいわね。かのんのお父さんの本棚、もっと雑然としてるから。」
   
   
「あ・・・。」
「アハハハ・・・。」
   
 犯人、マルガレーテかよ。買いに行く行かないの騒ぎになってんだから、さっさと自分が読んでいる事を明かせよ。まったく、このネタガレーテは・・・。やっぱ、この子、本気で本作一のギャグキャラになろうとしているんじゃないかと思えてきました。(笑)

   
「家で、たこ焼き?」
「マルガレーテちゃん、タコパ初めて?」
「買って食べる事はあるけど・・・。」
   
「ところで、何なのです? この格好・・・。」
「私が聞きたいわよ・・・。」
「上海のお土産! 楽しくなれるでしょ?」
「アグリーしかねます・・・。」
   
 だったら、着る前からツッコめばいいのにねえ。どんな服か分かってたはずなのに。「ここはノリツッコミでお願いします!」と、NHKから指示があったのでしょうか。(笑)

『ごちそうさまでした!』
   
「どうぞ!」
「いただきます。」
    
   
「美味しい・・・。」
   
「よかった! 冬毬ちゃんの好きな焼き芋も準備してるからね!」
「お芋・・・。」
   
   
「用件を話して頂けますか?」
「用件?」
    
「用件があるから呼び出したんですよね?」
「うーん・・・。とりあえず、カフェオレ飲まない?」
    
「Liella!と一緒になった方がいいという話ですか?」
「違うよ。せっかく3人で同じグループになって、上海まで一緒に行ったのに、お互いの事を全然話せてこなかったから・・・。」
    
「2人の事、もっと知りたくなって・・・。」
「コミュニケーションをとりたいと。」
   
「そうそうそう! 上海であんなに良いパフォーマンスが、なぜ11人でできたのか分かる? きっとね、あの瞬間は、みんなが同じ目標に向かって手を取り合えてた・・・。1つになれたと思うの・・・。」
   
「つまり、こうやって学校以外でも、おしゃべりする事は無駄じゃなくって、良いパフォーマンスをするために必要な事である!」
   
「・・・と、かのん先輩は思ったんです!」
   
「あちちっ!」
「ごめん、マルガレーテちゃんにはちょっと熱かったね・・・。」
   
「熱いのが嫌いじゃないの。ちょっと猫舌なだけ!」
   
「冬毬ちゃんは甘いの好き?」
「大好きです。」
「お砂糖あるよ。」
   
    
   
「甘い方が好きなんて意外・・・。」
   
「そうですか?」
「ストイックなイメージだったから」
「体型維持のため、普段はセーブしています。」
「あっち!」
   
「でも、アツアツって、いい・・・。」
   
「そうだ! うち、コノハズク飼ってるんだ! 冬毬ちゃんの好きな生き物は何?」
「クラゲ・・・。」
    
「クラゲって、ジェリーフィッシュ? 気持ち悪くない?」
「そんな事はありません! あんなに可愛くて癒やされる生き物、他に存在しません!」
    
「毎日、寝る前に必ず見ています。」
「飼ってるんだ・・・。」
「はい。」
   
「ほら。話してみないと分からない事、いっぱいあるでしょ?」
「・・・って、私の話は必要ありません!」
「そんな事ないよ! すっごく大事!」
    
「え?」
「冬毬ちゃんの事、もっと知りたい!」
「先輩・・・。」
    
「焼けたわよ! 焼き芋!」
「私も食べてみたかったの。」
「行こう!」
   
   

 それから少しして、3人を街を散歩しました。
「ここって・・・。」
「去年歌ったよね。」
「過去の記録を見ました。お2人が対決されていましたね。」
   
「うん。東京大会でお互い競い合って、私達Liella!が決勝に・・・。」
「フン!」
   
   
「冬毬ちゃんも、ずっと夏美ちゃんの事、気にかけてる・・・。」
   
「また夏美ちゃんが傷付いて終わるんじゃないかって・・・。同じ事になっちゃうんじゃないかって・・・。」
「はい・・・。」
   
「上海に行って、素敵なライブができて思った。今こそ、2人の気持ちを解放させる時が来たんだよ。」
   
「解放?」
「どういう事でしょうか?」
   
「上海でのライブは、心が震えるほどに感動した・・・。」
   
「でもね、今もまだ、2人の気持ちは昔と変わらず、宙ぶらりんのまま・・・。」
   
   
   
「私は姉者を敵だと思っていません。ただ、夢を中途半端に追いかけてほしくない・・・。姉者の悲しむ姿は、もう見たくないですから・・・。」
   
   
「私はLiella!に勝ちたい・・・。それだけよ・・・。」
   
「私ね、3人で練習して思った。マルガレーテちゃんも冬毬ちゃんも、真剣だって・・・。」
    
「それは、マルガレーテちゃんは本気でLiella!に勝ちたいから・・・。冬毬ちゃんは夏美ちゃんの気持ちを確かめたいから・・・。」
   
「今こそ、私達3人で全力で、Liella!にぶつかろう!」
   
「ええ、望むところよ!」
「アグリーです!」
   

 そして、後日・・・、
「予定通り対決するという事ですね?」
『はい!』
    

「かのんは?」
「まだ学校かと。」
「本当に対決するって言いに行ったの?」
   
「マルガレーテは、かのん先輩が私達とグループを作った時、どう思いましたか?」
「どう思うって?」
   
「私は、Liella!のためだと思っていました。Liella!を成長させるために、自分達がライバルになるのではないかと・・・。」
   
「でも、先輩は、本当に私達の事を考えてくれていたんですね。私達の気持ちを、ちゃんと大事にしてくれました。」
「お人好しなだけかもよ。」
    
「でも、そのせいで、先輩はもう、Liella!には・・・。」
   
「だから勝つの。」
「え?」
   
「私達3人でLiella!に勝って、そして・・・。」
   
   
「アグリーです。」
   
「お待たせー!」
   
「話しておきたい事があるんだけど。」
「え?」
   
   
「大事な話です。」
「何? やだ! 怖い!」
「悪い話じゃないわよ。」
   
    
「本当に?」
   
    
「うん! いいと思う!」
「よかったです。」
「私は賛成! 2人とも、いっぱい考えてくれてたんだね!」
   
「さあ、いくわよ! Liella!に勝つんでしょ?」
「Liella!に勝って、そして・・・。」
    
「うん! レッツゴー! トマカノーテ!」
   
「その名前、何とかならない?」
「私は、嫌いではありません。」
   
「ありがとうね!」
   
    
    

 今回は、これで終了です。


【まとめ】
 今回は、トマカノーテの3人が、Liella!に勝つために、3人の結束力を高める話でした。
 今話視聴前は、Liella!に勝つために相手の事をよく知る必要があるという事で、1年生のマルガレーテと冬毬がLiella!メンバーについて色々知るものだと思っていましたので、この展開は驚きでした。次回を盛り上げるための良い準備回だったと思います。

 考えてみれば、かのん、マルガレーテ、冬毬の3人は、同じチームではあるものの、付き合いはそこまで深くなかったように思いますね。
 Liella!は敵だと思っているマルガレーテに対し、かのんはLiella!と馴れ合っていますし、冬毬は、入部してからしばらくは練習に出なかった事が多く、さらに、部室もなかったり、冬毬の自宅はかなり遠かったりと、3人揃っての話し合いは、なかなかできなかったでしょう。
 しかも、マルガレーテと冬毬は、クールな性格で、頭も良く、笑顔が少なめで、近付き難いところがあるように感じます。となると、友達ができにくく、腹を割って自分の気持ちを打ち明ける事は簡単ではないでしょう。他人と足並みを揃えにくくなってしまうでしょうね。
 それだけに、気さくな性格のかのんの存在は、すごく大きかったと思いますね。かのんのおかげで、色んな事を打ち明けられるようになり、結束力が高まり、そして、Liella!に勝ちたい気持ちが最高潮になりました。さすが、沢山の結ヶ丘の生徒達を落としてきた天然タラシは格が違うぜ!(笑)

 ですが、マルガレーテも冬毬も、上海スクールアイドルフェスを経て、11人でライブを披露した事に大きな達成感を抱いていました。3人よりも多い人数で1つの目標に向かって頑張れば、その意気込みは増大しますし、目標を達成できれば、楽しい気持ちも増すでしょう。
 しかし、その気持ちに従ってLiella!に入れば、これまでLiella!とは別のチームで活動していた時に目指していたものが志半ばで終わってしまいます。不完全燃焼の形でLiella!に加わる訳であり、そんな状態の2人が加入しても、良いパフォーマンスは発揮できないでしょう。

 だから、Liella!に加わるにしても、今のチームでやりたい事をすべてやりきってから、というのは良い流れだと思いますね。
 Liella!とは別のチームで活動して培ってきた事をLiella!に全力でぶつけて、悔いなくトマカノーテでの活動を終え、新たな気持ちでLiella!に加わる。マルガレーテも冬毬も、Liella!に加わる事は言ってませんでしたが、かのんの耳元でヒソヒソ言っていた事は、たぶんそういう事だと思いますね。
 マルガレーテも冬毬も、先輩達の行動を見て、心変わりし、Liella!に加わるものだと思っていましたので、直接対決を経てLiella!に加わる流れになるのは、すごく面白くなってきたと感じました。気持ちを最高潮に高めた3人がどんなパフォーマンスを見せるのか、すごく楽しみですね。

 さて、次回は、Liella!、トマカノーテ、どちらがラブライブに出場するか決めるために対決。結果はどうあれ、次回で2チームが統合し、11人体制になるのでしょう。
 両チームの対決は、どちらが制するのか? そして、この対決の後に、11人は何を見るのか? 最初から最後まで目の離せない展開になりそうで、早く次回を視聴したい気持ちでいっぱいです。

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