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ラブライブ!スーパースター!! 3期第8話感想

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 今話の名セリフ:「私に何でも話して! 冬毬と話ができるなら、何時間でも何日でも、スクールアイドルと全然関係ない話だって構わない・・・。」

 「ラブライブ!スーパースター!!」3期第8話「結ヶ丘 VS 結ヶ丘」の感想です。


~ オープニング前 ~
   
    
    
    
「いかんですの!」
   
    
   
   
   
    
「Liella!・・・。私達は、勝つ!」
   
「負けないよ・・・。」
   


~ Aパート ~
 Liella!とトマカノーテが対決する日が近付いてきましたが、結ヶ丘の生徒達は、どちらか1チームだけをラブライブの代表とする事に抵抗を感じています。
 対決するにしても、結ヶ丘のスクールアイドルとして同じ条件で競い合ってほしいという声が多いです。上海スクールアイドルフェスと同じように、同じ曲を2組で分けて歌い、ライブの結果を生徒達に決めてもらうという事です。

 歌う曲は、どうするのか? かのんは新曲にしようと考えていますが、対決は再来週と、時間はそんなにありません。それに、誰が作るのか?
 それについては、協力して作り合う事になりました。それぞれのチームから2人ずつ参加し、4人で曲を作る事に。

 Liella!からはメイと夏美が、トマカノーテからはマルガレーテと冬毬が、それぞれ参加しました。
 曲について話し合う前に、メイは、Liella!メンバーと話し合って決めた、この対決でのルールを設けました。それは、対決に負けたチームは、勝ったチームのお願いを1つ必ず聞くという事。マルガレーテは、この提案を受け入れました。
 いよいよ曲作りに入りますが、マルガレーテは先に作ってきたようです。
「時間がないと思って先に作ってきたの。カッコいいでしょ?」
「確かにカッコいい・・・。」
「でしょ? ラブライブの東京大会に出た時は、この曲を歌おうかと思ってたくらいよ!」
   
「すまん!」
   
「これは、スクールアイドル向きじゃない気がする・・・。」
   
「何ですって!?」
「ほら! ラブライブは、スクールアイドルの祭典だろ? やっぱり、曲にも、ちゃんとスクールアイドルへの愛があふれていないと!」
   
「嫌よ! せっかく新たに曲を作るんだから、今までにないようなものにしたい!」
「だからって、何でもいいって事にはならないだろ!」
    
「だったら、持ち寄ればいいだけの事では?」
   
「それぞれが、歌詞と曲を持ち寄って、各グループの部長、ないしは、リーダー的存在の人に、一番良いと思ったものを選んでもらう。公平かつクオリティーも担保されるかと。」
   
「まあ、それなら・・・。うちのグループなら、かのんって事よね?」
「異論がなければ、そういう事で。」
   
「待って! ここにこの4人が集められたのは、どちらのグループも納得できる曲にするため。それを決めるには、やはりもっとお互いに話し合った方がいいのでは?」
「必要ないと思います。」
    
   
「あっ、そう!」
   

 この話し合いでは何も決まらず。メイは、明日も話し合おうと思っていますが、このままでは進展は望めなさそうです。
 そこで、四季は、夏美と冬毬の家に行こうと言いました。2人が仲良くならないと良い曲は完成しないと思ったためです。


~ Bパート ~
 そして、しばらくして、きな子、メイ、四季の3人は、夏美の家を訪れました。
「何ですの? いきなり家にまで・・・。帰りの電車逃しても知らないですのよ!」
   
「私達も協力する。」
   
「え?」
「今の2人の関係、上手くいってない。」
「いらぬお節介ですの! このくらい私1人で何とかしてみせますの!」
   
「私達は友達。」
   
「四季・・・。」
「冬毬ちゃんは、夏美ちゃんが悲しむ姿を、もう見たくないだけ。本当は優しい子。それは、夏美ちゃんが一番知ってるはず。」
   
「笑って。夏美ちゃんが笑顔でいたら、きっと冬毬ちゃんも、安心して心を開く。」
   
「笑顔・・・。」
「冬毬ちゃんは、夏美ちゃんの笑顔が大好き。」
「それは・・・。」
   
「暗い顔しないで。夏美ちゃんは、いつも明るく、楽しそうでいて。」
「スマーイル! っす!」
   
   
「大好きだから見たくない・・・。傷付くところも悲しむところも・・・。」
   
「姉者。ファイト。」
   
   

「冬毬!」
   
   
「ロスした分の時間、後でマニーを請求しますよ。」
   
「聞いて・・・。私は冬毬と話がしたい・・・。曲を作るなら、最高の形で冬毬と・・・。みんなと1つになって作り上げたいんですの・・・。」
   
「こいつも、そうしたいって!」
「わざわざ来てあげたんだから、感謝してよね・・・。」
   
「話したではないですか。曲は、それぞれ持ち寄ってと。」
「それだと意味がない・・・。」
「2つのグループ、どちらも心躍る曲を私たちが作る。」
「それぞれ、別の考え、違いがあっても、お互いに意見を出し合えば、良い曲はできるはず・・・。」
   
    
「マルガレーテも、Liella!側に寄り添う、と?」
「賛成はしてないわよ。ただ、冬毬の言う通り、持ち寄って選ばれた曲が私のじゃなかったら、納得いかないもの・・・。」
    
「アグリーできません・・・。」
   
「でもさ!」
「そういう事でしたら、曲作りはお任せします。この部屋から出ていって下さい・・・。」
    
   
「冬毬のバカ!」
   
「姉者・・・。」
   
   
「バカバカバカバカ・・・!」
   
「バカバカバカバカバカバカバカ・・・!」
   
   
「すみません・・・。言い過ぎました・・・。」
   
    
「何!?」
   
「冬毬の事、全部受け止めるから・・・。」
   
   
「全部受け止めるから、心を開いてほしい・・・。」
「姉者・・・。」
   
   
「私に何でも話して! 冬毬と話ができるなら、何時間でも何日でも、スクールアイドルと全然関係ない話だって構わない・・・。」
   
「ずっとずっと、ずっと冬毬と話がしたい・・・。」
   
   
「冬毬の事が、大好きなんだから・・・。」
「姉者・・・。」
    
「姉者はいつも、ずるいです・・・。」
   
「私がどれだけ姉者を、心配してきたと思ってるんですか・・・。」
「私だって、ずっと苦しかったんだから・・・。」
   
    
「なんて変わり者で、不器用で、素敵な姉妹なんだ・・・。」
「何、もらい泣きしてんの・・・。」
   
「マルガレーテもだろ!」
「フン!」
   
「No Rain,No Rainbow・・・。」
「雨降って、地固まるっす・・・。」
   

「名前、ついてるのか?」
「はい。」
   
「初耳ですの。この子の名前は?」
「姉者。」
   
「私・・・。」
「分かった! じゃあ、こっちで1人はぐれているのが・・・。」
「マルガレーテ。」
    
「やっぱりな!」
「何でそうなるのよ・・・。」
   
「冬毬も面白いところあんだな!」
「面白い、なんて・・・。」
「今の私達なら、良い曲が作れる気がする・・・。」
   
「四季ときな子も手伝ってくれよ。いいだろ?」
「ご自由に!」
    
「じゃあ作っていこう!」
   
    
    
    

   
    
    
   
    
    
「あの・・・。」
「Liella!とマルガレーテちゃん達の件なんですけど・・・。」
「私達に提案があります!」
   
「聞かせて。」
   
    
   
「ねえねえ! みんな、少し時間をちょうだい!」
「みんなに書いてほしいものがあるの!」
   
   
「署名して!」
   

   
    
   
   
「今こそ! この結ヶ丘を音楽の故郷にしましょー! ルンルン!」
    
「はーい、OK!」
「恥ずかしい! なぜ私がこんな事を・・・。」
「こういうのは、生徒会長がやらないとな!」
「みんな、恋先輩の事、もーっと好きになるっす!」
    

 しばらくして、2つのスクールアイドル部の対決の時が来ました。
    
   
    
   
「いよいよだね・・・。」
「勝つ!」
「正々堂々と、まいりましょう!」
    
「真っ正面からぶつかって、悔いなく歌いきろう! ソングフォーミー!」
「ソングフォーユー!」
    
『ソングフォーオール!』
   
    
   
    
    
    
    
    
   
    
   
    
    
   
    
   

   
「3人ともすごかったよ!」
「お互いに、全力を出し合えた、素敵なステージでした!」
「恋先輩達も、私にはできないパフォーマンスを出してた・・・。」
    
「ぶつかり合う中で・・・、」
「お互いを高め合えた・・・。」
「悔しいけど、認めてあげるわ。あなたの実力。」
    
「よかったね! マルガレーテちゃん!」
   
   
「こういう時は、涙してもいいのですよ。」
「うるさい!」
    

「それでは、結果を発表いたします! 投票結果は・・・。」
    
    
    
「結果は!」
   
「11人で地区大会に出場して下さい!」
『え!?』
   
「11人で!?」
「どういう事!?」
「みんなに署名してもらったんだ。私達、やっぱり、11人のLiella!が見たい・・・。学校のみんなの気持ちは同じだった・・・。」
   
「だから、Liella!は敵は、もうお終い!」
   
   
「ちぃちゃん達、勝ったら私達にお願いがあるって・・・。」
「ああ!」
   
「勝負に負けた方は、勝った方の言う事を1つ必ず聞く。」
「勝ち負けじゃなくなったっすけど・・・。」
「かのん先輩のお願いは何?」
   
「私達は・・・。勝ったら、11人でラブライブに出たいって言うつもりだった!」
   
「あ! 一緒だ!」
「私達もよ!」
「ホント!?」
   
   
「では、改めまして!」
「私達、結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル!」
   
    
「手を出して。」
「ええ!」
   
   
    
「せーの!」
『Liella!です!』
    

    

 今回は、これで終了です。


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 うーん・・・。なんか、しっくりこない決着だったな・・・。
 今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。ライブシーンが終わってからのシーンが納得できるものではなく、今話を終えた後は、モヤモヤした気分になっていました。
 2期最終話ほどではなかったものの、評価点は低めで、「前話であれだけ盛り上げておきながら、これか・・・」という印象が強かったですね。

 とは言っても、ライブシーンまでの描写は、良いところが多かったと思っています。

 Aパートラストでは、きな子、メイ、四季の3人が、夏美と冬毬の仲を取り戻すため、2人の家を訪れましたが、この時の四季が頼もしかったですね。「私達は友達」「姉者。ファイト」など、四季の言葉1つ1つが、冬毬との心の距離を縮めたいのに冷たい対応をされて落ち込んでいる夏美を励ますのに、十分過ぎる効果があったと感じています。
 メイと出会う前は友達がいなく、メイと友達になってからもメイ以外とは馴染めなかったと思うと、四季は、すごく変わりましたよね・・・。高校に入ってから会ったきな子、夏美は、四季にとって大切な存在である事がうかがえます。代々木スクールアイドルフェスではセンターとしてステージに立ち、一皮むけたのも影響してそうですね。

 その後、2年生4人とマルガレーテは、両チームが話し合って歌を作ろうと冬毬に持ちかけるものの、冬毬は取り合わず。耐えかねた夏美は、泣きながら、積もりに積もった不満を冬毬にぶつけ、冬毬を押し倒し、自分の気持ちを訴えました。姉にこれ以上傷付いてほしくないために、夢は持たずに非情に現実的に動いてきたのが、結果として姉を傷付けたという皮肉なものになりましたが、冬毬の目を覚まさせるのに十分な効果があったでしょう。
 夏美が一時夢を諦める前までは、夢を追いかける姉を応援していたのに、今では冷めた目で見られるとか、あまりにも辛いですよね。挑戦の結果はどうあれ、姉が楽しい気分で何かに頑張っている姿を見れば、自分だって楽しい気分になるのですから、そこは素直に応援してほしいものですよ。大切なのは夢よりも現実だと、あの時夏美が言った事を真に受け過ぎなんですよね、冬毬は。

 2人が仲直りした後は、2年生の4人と1年生の2人で歌作りに取り掛かりました。
 歌作りのシーンは、セリフはなかったものの、すごく見応えがあったと感じています。3年生が卒業した直後は、こうやって6人で行動する事が多くなると思いますが、「スーパースター」は、3年生の卒業後を描かないと思われますので、ここで6人が頑張るシーンを描いてくれたのは驚きました。これまでは別チームで行動した2年生と1年生が互いに信頼し合って何かに打ち込むところには、本当に感動しましたね。

 その翌朝、夏美と冬毬は、同じ時間に起きて、一緒にランニングして、一緒に歯磨きして、登校する時の距離も縮まりました。
 やっぱり、姉妹揃って朝の行動を共にするのは良いですよね。今話冒頭のバラバラ行動との良い比較になっていて、すごく見応えを感じました。

 ライブ曲「Dazzling Game」は、「とにかくカッコいい!」の一言ですね。Aパートではメイからスクールアイドル向きではないと言われたものの、マルガレーテが提案したカッコいい曲調が採用されたのは良かったですね。
 ライブ前半は、両チームがステージを半分ずつ使い、互いに向き合って歌とダンスを披露。ステージ衣装も、Liella!は赤、トマカノーテは青と、対照的で、これぞ対決って感じでしたね。
 後半は、両チームが同じ紫色の衣装に。全員がステージを目一杯使い、目線も観客達に向けられました。両チームとも、相手チームと一緒になって、11人体制になりたい気持ちが強く感じられましたね。

 ライブシーンまでは、すっごく良かった! 本当に良かったよ・・・。だけど、この後の結果が・・・。
 対決の結果は、事前に多くの生徒達から署名された「11人のLiella!が見たい」でした。これが残念でしたね。

 と言っても、署名活動をした事が悪かったとは思っていません。スクールアイドルではない生徒達の思いが、スクールアイドルの力になる。これは、ラブライブシリーズの良き魅力ですからね。
 同じ学校のスクールアイドルなのに、1つにまとまらず、2チームに分かれて、どちらかのチームはラブライブに出場できない。それは、あまりにももったいない事であり、なんとしても全員が1つのチームになって、全員がラブライブに出てほしい。
 そのために、そう思っている生徒達の思いを集めて、スクールアイドル達にぶつける。その事は、本当に素晴らしい行動だと思っています。

 しかし、それとは別に、対決の判定はしてほしかったところ。2つのチームが1つになってほしいという署名が沢山集まったから、対決の判定はしなくていいというのは、なんか違うと思いますね。
 Liella!もトマカノーテも、今回の対決に対して真剣だったんですよ。だから、その気持ちを尊重して、どっちのパフォーマンスが良かったかの評価はしてほしかったです。
 特に、1年生のマルガレーテと冬毬は、その気持ちが一際強く感じたんですよね。前話でLiella!に勝ちたい気持ちは最高潮に達し、今話でも、オープニング前では冬毬が姉よりも早く起きてランニングしていたところや、Aパートではマルガレーテが話し合い前から曲を作っていたところからは、勝ちたい気持ちがヒシヒシと感じられました。

 そんな2人の事を考えると、白黒つけてほしかったと思いますね。奇跡的に同票で引き分けだったという展開でも構いません。
 どっちが勝者だったのかを明かした後に、「でも、私達は、11人でラブライブに出てほしい!」と叫んで、沢山の生徒達から集まった署名を11人に見せてほしかったと思いますね。その後、両チームとも、勝ったら相手チームに聞いてほしいお願いである、11人でLiella!を結成するという事を明かして、結ヶ丘の全生徒達の思いは同じだったという流れが最高だったかな、と思っています。

 納得いかないところはありますが、今話でようやく、Liella!は11人体制に。
 1つになって良かったとは思いますが、あと4話で終わりだと思うと、さしたるライバルチームは登場せずに、トントン拍子で東京大会、全国大会を制するんじゃないかと気になりますね。
 それだと面白みに欠けますので、何か一波乱ほしいところ。気持ちを新たに、残り4話を楽しみたいと思います。

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