ひろがるスカイ!プリキュア キャラ感想&名セリフ
- 2024/02/11
- 00:01
「ひろがるスカイ!プリキュア」全50話と劇場版を見終えての感想です。
本作も総評記事を2つに分けました。こちらは、その前半です。ここでは、キャラ感想および名セリフについて、語っていきます。
なお、後半の記事をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。後半は、前半を飛ばして読んでも差し支えない内容にしていますので、後半を先に読んでから、こちらの記事を読んでいただいても構いません。
さて、本作も振り返ってみれば、多くの視聴者の胸を打つセリフや、大いに笑わせてくれたセリフなど、沢山のセリフが飛び交い、ストーリーを面白くしてくれました。
ここでは、私が気に入ったセリフをランキング形式で挙げながら、キャラの感想を語っていきます。
まず、ソラ、ましろ、ツバサ、あげは、エルのプリキュア5人については1人ずつ、名セリフベスト10を公表し、プリキュア5人以外のキャラは全員統合して、10位まで公表します。
そのため、今回は、計6部門について、合計60個のセリフを紹介しています。
それでは、発表しましょう! 1位から5位までは、画像付きで挙げていきます。
ソラ・ハレワタール/キュアスカイ
第1話を見た時は、人間離れした運動神経で街中を颯爽と移動したり、カバトンを軽くあしらったり、ランボーグにボロボロにされても不屈の精神で立ち上がったりする姿に、「何だ・・・。このカッコ良過ぎるイケメンは・・・。惚れる!」なんて思ってました。
ですが、次の話では、ましろから友達になろうと言われてすごく喜んだり、可愛い服を着て気分がアガったりなどして、「あれ? この子、めちゃくちゃ可愛くないか?」と感じ、第5話でましろにプリキュアになってほしくない理由を明かした時は、「ああ・・・。この子、本質的な部分は、普通の女の子だわ・・・」と感じて、この子を応援したい気持ちが高まりました。同時に、「次は、どんなカッコいいところや可愛いところを見せてくれるんだろう?」と毎回期待していて、目が離せなかったですね。
プリキュアとして世界を救いましたが、これで真のヒーローになった訳ではなく、今後も本物のヒーローが何なのかを模索し続けていく事でしょう。それは、青の護衛隊隊長になったとしても同じ事。真のヒーローへの道に終わりはないと思います。
だけど、仲間や友達を頼りながら、進み続けてほしいですね。今後も多くの人達との新たな出会いが待っているでしょう。そんな様々な出会いが、ソラの世界をさらに広げてくれると信じたいもの。
強くなってくれ、ソラ・・・。立ち止まるな、ヒーローガール・・・。第22話でソラが心折れた時にかけた言葉ですが、物語が終わった今も、そう願っています。
ソラの名セリフベスト10は、以下のようになりました。
1位 「相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く・・・。それが、ヒーロー!」 (1話Bパート)
2位 「ましろさんは、今のましろさんのままで良いんです・・・。」 (4話オープニング前)
3位 「もうちょっとだけ、手を繋いでいてもいいですか?」 (5話Bパート)
4位 〈ヒーロー・・・。今の私が口にできるような言葉じゃありません・・・。でも、あなたがそう呼んでくれるなら!〉 (23話Bパート)
5位 「動くな! そこからエルちゃんに1ミリでも近付いたら、絶対に許さない!」 (15話Bパート)
6位 「でも、こうする事が正しいと思ったからです!」 (12話Bパート)
7位 「友達に・・・、なりませんか?」 (49話Bパート)
8位 「ましろさん。私は、ましろさんと、もっと一緒にいたいです!」 (6話Bパート)
9位 「ワガママです・・・。分かってます・・・。でも、怖いんです! ましろさんが傷付くなんて! そんなの絶対に嫌だ!」 (5話Bパート)
10位 「未熟だから知りたいんです・・・。未熟だから、立ち止まらず、前に進まなければならないんです!」 (42話Bパート)
1位は初回から。これ以外の1位は考えられないですね。途中で、心が折れたり、迷ったりした時などもありましたが、最後までこの信念を貫いていたと思います。
2位は、ましろが初めてプリキュアに変身した第4話から。自分には何もないと思い込んでいたましろが本作で大きく成長できたのは、この言葉があってこそだと思います。
3位は、アップドラフト・シャイニング初お披露目後から。今まで1人だったソラにとって、友達と手を繋ぐ事は、すごく温かったでしょう。以降、ここぞという時の手繋ぎシーンは、ソラまし熱を上げてくれました。
4位は、ましろからの手紙を読んで立ち直ったところから。ましろが初めての友達で良かったと心底感じましたね。
5位は、第15話から。普段は爽やかで誰に対しても敬語を使って話す子が、敬語を使わずにブチ切れたのは、良い意味で衝撃を受けましたね。このシーンは、後に大きな因縁を生み、前半の山場を盛り上げてくれましたので、上位ランクインとなりました。
6位は、カバトンを救出するシーンから。悪い事をした奴でも、困っているのであれば、絶対に助けるソラの正義心にしびれました。最終話でもカバトンが同じ事を言っていたのも感動しましたね。
7位は、最終決戦でカイゼリンに手を差し伸べるところから。ましろと会うまで友達付き合いをしてこなかった子が、こんな事を言うなんて、次回作が始まった今でも、こみ上げてくるものがありますね。
9位は、3位と同じく5話から。ソラの本質がよく分かったセリフです。普段はカッコ良く、運動神経は化け物じみても、本当は、心は繊細で、大切な人が傷付くのは見たくないくらい、すごく心優しい子。ソラの魅力を多大に感じたため、ベスト10入りとなりました。
虹ヶ丘 ましろ/キュアプリズム
第3話までを見た感じでは、物知りで、料理もできて、優しくて、おとなしいけど芯の強い子だと思っていましたが、意外にも、そんな自分に自信を感じていなかったり、将来の夢がない事に悩んでいたりと、成長期待度が高い子でした。それだけに、ましろメイン回では、どんな成長を見せてくれるのか、すごくワクワクしてましたね。
物語が進むにつれ、様々な事に挑戦しては、自信をつけて、ゆっくりと少しずつ成長していき、ストーリー前半で絵本作家になる夢を見つけました。その後も、素敵な絵本を沢山描き、最終回エンディングでは、絵本で今作を振り返るという素敵なシーンを見せてくれました。
プリキュアでも、ストーリー終盤ではプリズムシャインでアンダーグエナジーに取り込まれた者達を救ったりと、大きな見せ場を作ってくれました。パンチやキックを繰り出しての肉弾戦は少なめでしたが、ましろも立派なヒーローだったと思います。
あと、おとなしい子だと思わせといて、ギャグ顔が多かったり、ツッコミが冴えてたり、あざとい場面もちらほらありました。これで自分には何もないとか、冗談はやめて下さい(笑)。ソラと同じくらい面白い子だったと感じています。
そんなましろの名セリフベスト10は、次の通り。
1位 「あなたが心配だよ・・・。助けたいよ・・・。気持ちは同じ・・・。それって、一緒に戦う理由にならないかな?」 (5話Bパート)
2位 〈最後に1つだけ。ヒーローになれなかったなんて言わないで・・・。だって、ソラちゃんは、とっくの前から、もうヒーローなんだから!〉 (23話Bパート)
3位 「でも、大事なところで転んじゃって・・・。それが悔しい・・・。」 (17話Bパート)
4位 「コンテストには落選しちゃったけど、私、これからも、もっと描いてみたい・・・。エルちゃんや誰かの心に届くような絵本を・・・。」 (20話Bパート)
5位 〈ゆっくりだけど、少しずつだけど、今の私なら!〉 (37話Bパート)
6位 「自分の価値は、自分で決めるんだよ!」 (43話Bパート)
7位 〈描こう! これからも沢山! 思いっきり!〉 (34話Bパート)
8位 「動かないで! 1ミリでも動いたら、絶対に許さない!」 (23話Bパート)
9位 「でも、今これが必要なのは、私じゃなくて、ソラちゃんって気がするから、ね! プレゼントさせて!」 (2話Bパート)
10位 「信じて待っている人がいる限り、何度だって立ち上がれる・・・。きっと、それが、ヒーローだから・・・。」 (49話Bパート)
1位は、これしかないといった感じですね。後にマジェスティも同じ事を言ったり、「オールスターズF」でも同じ場面が描かれたりと、ましろの象徴的なセリフだったと思います。
2位は、心折れたソラにあてた手紙の一部分。ましろにしか生み出せない最高の言葉だったと思いますね。
3位は、リレー回から。悔しさとは無縁の子だと思ってましたので、あの時の悔し涙は、すごく印象に残りました。また、この回以降、ましろが泣く姿は、かなりガチで描かれていたと思いますね。
4位は、夢の始まりとなった第20話から。なりたい夢がなかったのが、こんな素敵な夢を見つけたのですから、上位ランクインです。
5位は、ましろとあげはが友達になった時を振り返る37話から。「ゆっくりと、少しずつ」は、ましろの象徴であり、ましろメイン回ではどんな成長を見せてくれるのか、すごく楽しみでした。
6位は、物語終盤から。プリズムシャインよりも、この言葉が、バッタモンダーを救う決定打になってたでしょう。自分に何もないと思っていた子が、こんな事を強く言えるとか、すごく成長したと思います。
9位は、第2話から。プリティホリックの手帳をソラに渡すところですね。後の回で、ここが回想でよく使われるほどの重要イベントだと感じましたので、ランクインさせました。
8位、10位は、過去にソラが言っていた事ですね。心がすごく通じ合っているように感じられて良いですよね。
夕凪 ツバサ/キュアウィング
メインキャラでは初の男子プリキュア。放送開始前は「男の子をメインキャラに据える上、声役も男性とか大丈夫?」とか「『プリティでキュアキュア』とは何だったのか」と思いましたが、いざ見てみたら、全然抵抗は感じませんでした。
勉強が好きな、おとなしめな子で、本来は見た目が可愛いプニバードという設定が効いたでしょう。自分の中では、何人かの男の子友達と外で活発に遊んだり、一緒にゲームしたりするのが男の子らしいと思っていますので、それをツバサに投影させなかったのが、男子プリキュアが受け入られた要因だと考えています。
とはいえ、周りは年上女子ばかりでしたので、「その位置変わってくれ・・・」という嫉妬心とか、「来世はツバサになりたい・・・」という欲望は強かったですね。ギャグ感想の良いネタになりました。(笑)
あと、「夕凪」という名字は、第26話しか使われませんでしたね。エンディングクレジットは「夕凪 ツバサ」ってしっかり紹介されていたのに。
全然使われていないのは可哀想だと思いましたので、「なぎツバ」という愛称で何度も呼ばせていただきました。私のために良い名字をありがとう、なぎツバ君。(お前のために作られた名字じゃねーし、ちっとも可哀想だと思ってねーだろ(笑))
ツバサの名セリフベスト10は、以下の通り。
1位 「プリンセス・エル! あなたのナイトが参ります!」 (9話Bパート)
2位 「島から出ましょう! 一歩を踏み出すんです!」 (38話Bパート)
3位 「無理に笑おうとしないで下さい・・・。そのまんまのあげはさんでいればいい・・・。十分、素敵な保育士さんなんですから・・・。」 (36話Bパート)
4位 〈夢が広がる中で、沢山の仲間達と出会った・・・。そして今、ボクは、こんな夢を見ている・・・。みんなと一緒に、この世界を守りたい・・・。〉 (48話Bパート)
5位 「心配はいりません。ボク達は最強のコンビですから!」 (49話Bパート))
6位 「あげはさんみたいに、カッコ良い大人になりたい!」 (50話Bパート)
7位 「これからも一緒に、沢山遊びましょうね!」 (40話Bパート)
8位 「お前は何も分かってない! プリズムには、誰にも負けない優しさがあるんだ!」 (10話Bパート)
9位 「その代わり、木を見つけたら、あのブランコでボクと心ゆくまで・・・。」 (37話Aパート)
10位 「へ、返事を書かないのは、ナイトとしての礼儀に反しますから・・・。」 (18話Aパート)
1位は、初めてプリキュアに変身する直前から。やっぱ、これしかないっすね! ツバサが一番カッコ良かったのは、この時だったと思います。
2位は、第38話から。プリキュアになる前は、飛びたいのに飛べずに悩んでいたと思うと、このセリフは熱いですよね。この出来事を起点に、スカイランドの賢者に選ばれたり、スカイランド防衛策を考えたりと、大出世しましたので、文句なしの2位でした。
3位、5位、6位は、あげは絡み。出会ったばかりの頃は、あげはのマイペースっぷりに嫌気を感じていたのに、物語が進むにつれ、あげはの事を認め、あげはから大きく頼られるようになり、2人の関係性がかなり進んだと思いますね。
9位、10位は、ギャグセリフ。エルを守りたい気持ちが強過ぎて、たまに、真面目な子とは思えないくらい暴走していたのが面白かったですね。やはり、ナイトより、エルコンプレックスと言うのが適してた気がします。(笑)
聖 あげは/キュアバタフライ
メインキャラ初の成人プリキュアという事で話題になりましたが、流行に敏感な上、ちょっとギャルっぽい雰囲気を出した事で、女の子受けしやすいキャラに仕立てたのは良かったと思いますね。
大人な雰囲気は抑えられていたとはいえ、メインキャラ5人の中では最年長という事で、面倒見の良いお姉さんだと感じられたのは、過去作の多くの年長キャラと同様で良かったところですね。また、自動車免許取得可能年齢の18歳という事で、あげはが車を運転して色んな所に行ったのも面白かったところです。
プリキュアになっても、ミックスパレットで周りをフォローしたり、他のプリキュアの長所を生かした良い指示を出したりと、年長らしさが感じました。他のプリキュアからすれば、すごく頼もしい味方だったでしょう。
普段は明るい性格のあげはですが、幼い頃は、親の離婚で2人の姉と別れてしまい、そこから何年か経った後も、母親の都合で、すごく仲の良かったましろと離れ離れに。
辛い別れを2度も経験したものの、それでも、明るい性格で周りに接しているのは「すごいよな・・・」と思いました。それに、保育士を目指すきっかけを作ってくれた人と会えた事を思えば、悪い事だけで終わらなかったのは良かったと思いますね。
保育師を目指して頑張っている姿は、そこまで多く描かれなかったものの、良い経験を沢山積んで、立派な保育士になったでしょう、きっと。嫌な事や辛い事があっても笑顔で前を向けられるよう、沢山の子供達と触れ合い、「最強の保育士」になれたと信じています。
そんなあげはの名セリフベスト10は、次の通り。
1位 「私なんか? そんな事言うな! そんな事、誰にも言わせるな! ましろんには、優しさっていう、誰にも負けない力があるんだよ!」 (4話Bパート)
2位 「プリキュアや保育園のみんなは、私の大切な人達なの・・・。だから、私は外野なんかじゃない!」 (18話Bパート)
3位 「みんなを笑顔にするために、頑張って、頑張って・・・。笑顔が返ってきたら、最高なんだって、教えてくれた! だから私は、そんな風になりたいんだ!」 (28話Bパート)
4位 「少年だよ! 私にとっては、これからもずっと!」 (48話Bパート)
5位 「エルちゃんには、エルちゃんだけのミラージュペンがあるはずだよ? それは、エルちゃんにしか見つけられないものなんだ。でも、きっとエルちゃんなら見つけられる・・・。」 (32話Aパート)
6位 「でも、忘れないよ・・・。一緒に沢山遊んだ事も、美味しい給食食べた事も・・・。こうやって手を繋いだ事も・・・。」 (36話Bパート)
7位 〈キュアバタフライはさ、みんなを守るプリキュアだから・・・。ツバサ君・・・。君の夢だって・・・、守ってみせる!〉 (48話Bパート)
8位 「でも、ツバサ君なら作戦に気付いてくれると思ってた!」 (11話Bパート)
9位 「でも、もし、また私の大切な人達に手を出したら、許さない!」 (18話Bパート)
10位 「それでも! 闇に飲まれたカイゼリンの心を見つけ出す・・・。それができるのは優しい光だけ・・・。ましろん、あなたになら、きっとできる・・・。」 (48話Aパート)
1位は、ましろが初めてプリキュアする直前から。ましろと長く付き合い、ましろの優しさをよく知っているからこそ言える良いセリフですよね。1位は、迷いなく決まりました。
2位は、あげはが初めて変身する直前から。普段は軽い性格でも、子供達のために懸命なのは見応えがありましたね。初登場からプリキュアになるまでの期間は長かったですが、その時も立派なヒーローだったと感じています。
3位は、あげはの姉が登場した第28話から。子供にとっては酷な別れを経験したものの、いつもで笑顔で明るく、夢に向かって頑張っていたのは、本当にすごいな、と感心しますね。
4位、7位、8位は、ツバサ絡み。あげはにとって、ツバサはからかい甲斐があって面白い子だと思ったのと同時に、頼りがいのあるしっかり者だったでしょう。「ツバサ君」と呼ぶ事は少なかったですが、この距離感が良かったと思いますね。
エル/キュアマジェスティ
300年前のスカイランドのプリンセス・エルレインから世界の命運を託された「運命の子」。それに相応しい力で、物語前半では、ソラ達をプリキュアに変身させる力や、新たな技を生み出す力を与えました。
物語後半では、プリキュアに覚醒。赤ちゃんがプリキュアになるというのは、驚きでしたね。メイン視聴層の女の子達が、プリキュアになりたいという可愛い夢を持ちやすくなると思えば、良い展開だったと思います。
「運命の子」ではあったものの、普通の1歳児である事が大きく描かれ、ストーリーが進むにつれて、歩けるようになったり、しゃべるようになったりといった成長を拝めたのは、すごく見所がありましたね。
今後は、スカイランド国王、王妃と一緒に過ごす事になり、何年後かには国を治める立場になるでしょう。でも、ソラ達と一緒に過ごした経験を元に、沢山の国民達と仲良くなって、沢山の国民達から慕われた良き統治者になったと信じたいですね。
そんなエルの名セリフベスト10は、次のようになりました。
1位 「みんな、だいじ! だいすき! えるも・・・、まもる!」 (32話Bパート)
2位 「ましろ・・・。あなたが心配だよ・・・。助けたいよ・・・。気持ちは同じ・・・。それって、一緒に戦う理由にならないかな?」 (33話Bパート)
3位 「立ち止まるな! ヒーローガール!」 (49話Bパート)
4位 「こんな所で倒れたら、許さないんだから! 無事でいて!」 (49話Bパート)
5位 「ずーっといっちょ! ずーっとなかよち!」 (40話Bパート)
6位 「ぶらんこ、なかよし!」 (34話Bパート)
7位 「おうち、かえろ!」 (25話Bパート)
8位 「なすべき事をやり終えて、運命がひとまわりしたら、これからもパパとママの隣にいさせて!」 (47話Bパート)
9位 「つばさ、あそぶのあと! がまん!」 (37話Aパート)
10位 「あったかい・・・。大好きだよ、ましろ・・・。」 (50話Bパート)
1位は、エルのミラージュペンが出てくる直前から。まだ赤ちゃんながらソラ達を守りたい覚悟がすごいと感じましたので、堂々の1位ですね。
2位も、簡単に決まりました。マジェスティクルニクルンを入手する直前のセリフですね。3位、6位、7位もですが、ソラ達と一緒にいて感じた事や思った事を、先の話で上手く活かせているのは本当に良かったです。
4位は最終決戦から。エルレインから与えられたパワーで、プリキュアにならずともツバサより大きい姿となり、ツバサを守れるなんてはしゃいでましたが、それでも、エルにとって、ツバサは良きナイトだと思っているのでしょうね。
5位は、結婚式ごっこの話から。「運命の子」ゆえに平穏な時を過ごせなかったエルにとって、この言葉はかなり重かったと思いますね。ツバサとの結婚式ごっこは、やがて、ごっこではなく、本当に結婚したと私は信じています。
他キャラ総合
1位 「出会いに偶然はない。人と人が巡り合う事。それは、いつだって必然。運命。物語の始まり。」 (虹ヶ丘 ヨヨ、2話Aパート)
2位 〈立ち止まるな、ヒーローガール。また会おう・・・。〉 (シャララ、15話Bパート)
3位 「だが、私に続くのは、これが最後だ。君は、君のヒーローを目指せ・・・。大切な仲間とともに・・・。」 (シャララ、24話Bパート)
4位 「たとえヒーローになれなくたって、ソラはソラだわ・・・。優しくて真っ直ぐで、素敵な子・・・。今のソラを受け入れてあげて・・・。お願い・・・。あの子には、少し時間が必要なの・・・。」 (レミ・ハレワタール、23話Aパート)
5位 「人が本気で決めた事に口を出すのは、間違った事だ・・・。」 (シド・ハレワタール、23話Aパート)
6位 「知りたいという気持ちは、繋がって広がっていくものだと、私は思うわ・・・。」 (虹ヶ丘 ヨヨ、21話Aパート)
7位 「良かった・・・。私みたいな弱い者でも、お父様を守れた・・・。これって、力がすべてじゃないって事に、なりませんか?」 (カイゼリン・アンダーグ、45話Bパート)
8位 「俺の負けだ・・・。お前はTUEEE・・・。俺なんかより、ずっとな・・・。あばよ・・・。」 (カバトン、12話Bパート)
9位 「ああ、そうさ! 俺はバカだ! でもな、俺は無価値なんかじゃねぇ!」 (バッタモンダー、43話Bパート)
10位 「悲しいの、悲しいの、あげはちゃんから飛んでけー!」 (たけるの祖母、36話Aパート)
1位は、ましろの祖母・ヨヨ。この言葉は本作の象徴だったと思いますね。1位は、問題なく決まりました。
ヨヨは、6位にもランクイン。この言葉があって、ツバサは、12歳ながらスカイランドの賢者という国の重要ポジションに就けました。現実の私達にもすごく当てはまる良い言葉だと思います。
2位は、ソラの憧れの人・シャララ。「立ち止まるな、ヒーローガール」は、物語の中盤以降のソラの支えとなり、最終決戦ではマジェスティが叫んだ言葉でもありましたので、すごく心に残るセリフだと思います。
シャララは、3位にも入りました。憧れの人をずっと憧れ続けているようでは、いつまで経ってもその人を超えられず、夢を叶える事はできない。どこかで憧れを脱却する必要があるという意味では、私達にとっても大事な言葉であり、上位ランクインとなりました。
4位、5位は、ソラの両親。出番は少なかったですが、ソラの事を優しく信じる良い両親だと深々と感じました。弟のレッドも、姉の事を自慢に感じているようで良かったですね。
7位は、アンダーグ帝国の皇女・カイゼリン。身を挺してまで、スカイランドとアンダーグ帝国の争いを止めた姿には、心打たれましたね。
ただ、あまりにも優し過ぎる性格ゆえに、本作の黒幕・スキアヘッドにいいように利用されていたのは、すごく可哀想に感じました。でも、ソラからは友達になろうと言われ、部下も戻ってきたりと、最後は救われたのは良かったですね。
8位はカバトン。姑息な手を使わずに正々堂々と全力でスカイと戦った事や、ソラの強さを認めた潔さが、ランクインのポイントでした。
最終決戦ではソラ達の戦いを手助けし、最終話では自分を処刑しようとしたカイゼリンの事を許して、再びカイゼリンに尽くしたりと、なかなか良いヤツでした。物語序盤は立派な悪役ではありましたが、カバトンもヒーローだったと思います。
9位はバッタモンダー。第41話で、コイツに対する見方がものすごく変わりました。
第43話では、強大な力を持つスキアヘッドに一発殴るという意地を見せたり、ソラとましろに、これまでの悪事を謝ったりと、カッコ良い一面を見せてくれました。それだけに、クズとかクソ野郎などとバカにした事を今でも申し訳なく思っています。本当にすまなかった・・・。
10位は、あげはが保育園児だった時の先生。2人の姉と離れ離れになったばかりのあげはにとって、彼女は、良いお母さん的な存在だったでしょう。
彼女のおかげで、あげはは保育士を目指すようになり、また、あげはがよく接した保育園児・たけるの祖母だった事から、登場は第36話のみだったものの、かなり印象に残ったキャラだと感じています。
これにて、全部門の公表が終わりました。
本作も面白いキャラが沢山いましたね。「わんだふるぷりきゅあ!」でも、面白いキャラがどんどん出てきてほしいですし、心に残るセリフもジャンジャン出てくれるのを楽しみにしています!
前半は、これで以上です。後半をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
本作も総評記事を2つに分けました。こちらは、その前半です。ここでは、キャラ感想および名セリフについて、語っていきます。
なお、後半の記事をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。後半は、前半を飛ばして読んでも差し支えない内容にしていますので、後半を先に読んでから、こちらの記事を読んでいただいても構いません。
さて、本作も振り返ってみれば、多くの視聴者の胸を打つセリフや、大いに笑わせてくれたセリフなど、沢山のセリフが飛び交い、ストーリーを面白くしてくれました。
ここでは、私が気に入ったセリフをランキング形式で挙げながら、キャラの感想を語っていきます。
まず、ソラ、ましろ、ツバサ、あげは、エルのプリキュア5人については1人ずつ、名セリフベスト10を公表し、プリキュア5人以外のキャラは全員統合して、10位まで公表します。
そのため、今回は、計6部門について、合計60個のセリフを紹介しています。
それでは、発表しましょう! 1位から5位までは、画像付きで挙げていきます。
ソラ・ハレワタール/キュアスカイ
第1話を見た時は、人間離れした運動神経で街中を颯爽と移動したり、カバトンを軽くあしらったり、ランボーグにボロボロにされても不屈の精神で立ち上がったりする姿に、「何だ・・・。このカッコ良過ぎるイケメンは・・・。惚れる!」なんて思ってました。
ですが、次の話では、ましろから友達になろうと言われてすごく喜んだり、可愛い服を着て気分がアガったりなどして、「あれ? この子、めちゃくちゃ可愛くないか?」と感じ、第5話でましろにプリキュアになってほしくない理由を明かした時は、「ああ・・・。この子、本質的な部分は、普通の女の子だわ・・・」と感じて、この子を応援したい気持ちが高まりました。同時に、「次は、どんなカッコいいところや可愛いところを見せてくれるんだろう?」と毎回期待していて、目が離せなかったですね。
プリキュアとして世界を救いましたが、これで真のヒーローになった訳ではなく、今後も本物のヒーローが何なのかを模索し続けていく事でしょう。それは、青の護衛隊隊長になったとしても同じ事。真のヒーローへの道に終わりはないと思います。
だけど、仲間や友達を頼りながら、進み続けてほしいですね。今後も多くの人達との新たな出会いが待っているでしょう。そんな様々な出会いが、ソラの世界をさらに広げてくれると信じたいもの。
強くなってくれ、ソラ・・・。立ち止まるな、ヒーローガール・・・。第22話でソラが心折れた時にかけた言葉ですが、物語が終わった今も、そう願っています。
ソラの名セリフベスト10は、以下のようになりました。
1位 「相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く・・・。それが、ヒーロー!」 (1話Bパート)
2位 「ましろさんは、今のましろさんのままで良いんです・・・。」 (4話オープニング前)
3位 「もうちょっとだけ、手を繋いでいてもいいですか?」 (5話Bパート)
4位 〈ヒーロー・・・。今の私が口にできるような言葉じゃありません・・・。でも、あなたがそう呼んでくれるなら!〉 (23話Bパート)
5位 「動くな! そこからエルちゃんに1ミリでも近付いたら、絶対に許さない!」 (15話Bパート)
6位 「でも、こうする事が正しいと思ったからです!」 (12話Bパート)
7位 「友達に・・・、なりませんか?」 (49話Bパート)
8位 「ましろさん。私は、ましろさんと、もっと一緒にいたいです!」 (6話Bパート)
9位 「ワガママです・・・。分かってます・・・。でも、怖いんです! ましろさんが傷付くなんて! そんなの絶対に嫌だ!」 (5話Bパート)
10位 「未熟だから知りたいんです・・・。未熟だから、立ち止まらず、前に進まなければならないんです!」 (42話Bパート)
1位は初回から。これ以外の1位は考えられないですね。途中で、心が折れたり、迷ったりした時などもありましたが、最後までこの信念を貫いていたと思います。
2位は、ましろが初めてプリキュアに変身した第4話から。自分には何もないと思い込んでいたましろが本作で大きく成長できたのは、この言葉があってこそだと思います。
3位は、アップドラフト・シャイニング初お披露目後から。今まで1人だったソラにとって、友達と手を繋ぐ事は、すごく温かったでしょう。以降、ここぞという時の手繋ぎシーンは、ソラまし熱を上げてくれました。
4位は、ましろからの手紙を読んで立ち直ったところから。ましろが初めての友達で良かったと心底感じましたね。
5位は、第15話から。普段は爽やかで誰に対しても敬語を使って話す子が、敬語を使わずにブチ切れたのは、良い意味で衝撃を受けましたね。このシーンは、後に大きな因縁を生み、前半の山場を盛り上げてくれましたので、上位ランクインとなりました。
6位は、カバトンを救出するシーンから。悪い事をした奴でも、困っているのであれば、絶対に助けるソラの正義心にしびれました。最終話でもカバトンが同じ事を言っていたのも感動しましたね。
7位は、最終決戦でカイゼリンに手を差し伸べるところから。ましろと会うまで友達付き合いをしてこなかった子が、こんな事を言うなんて、次回作が始まった今でも、こみ上げてくるものがありますね。
9位は、3位と同じく5話から。ソラの本質がよく分かったセリフです。普段はカッコ良く、運動神経は化け物じみても、本当は、心は繊細で、大切な人が傷付くのは見たくないくらい、すごく心優しい子。ソラの魅力を多大に感じたため、ベスト10入りとなりました。
虹ヶ丘 ましろ/キュアプリズム
第3話までを見た感じでは、物知りで、料理もできて、優しくて、おとなしいけど芯の強い子だと思っていましたが、意外にも、そんな自分に自信を感じていなかったり、将来の夢がない事に悩んでいたりと、成長期待度が高い子でした。それだけに、ましろメイン回では、どんな成長を見せてくれるのか、すごくワクワクしてましたね。
物語が進むにつれ、様々な事に挑戦しては、自信をつけて、ゆっくりと少しずつ成長していき、ストーリー前半で絵本作家になる夢を見つけました。その後も、素敵な絵本を沢山描き、最終回エンディングでは、絵本で今作を振り返るという素敵なシーンを見せてくれました。
プリキュアでも、ストーリー終盤ではプリズムシャインでアンダーグエナジーに取り込まれた者達を救ったりと、大きな見せ場を作ってくれました。パンチやキックを繰り出しての肉弾戦は少なめでしたが、ましろも立派なヒーローだったと思います。
あと、おとなしい子だと思わせといて、ギャグ顔が多かったり、ツッコミが冴えてたり、あざとい場面もちらほらありました。これで自分には何もないとか、冗談はやめて下さい(笑)。ソラと同じくらい面白い子だったと感じています。
そんなましろの名セリフベスト10は、次の通り。
1位 「あなたが心配だよ・・・。助けたいよ・・・。気持ちは同じ・・・。それって、一緒に戦う理由にならないかな?」 (5話Bパート)
2位 〈最後に1つだけ。ヒーローになれなかったなんて言わないで・・・。だって、ソラちゃんは、とっくの前から、もうヒーローなんだから!〉 (23話Bパート)
3位 「でも、大事なところで転んじゃって・・・。それが悔しい・・・。」 (17話Bパート)
4位 「コンテストには落選しちゃったけど、私、これからも、もっと描いてみたい・・・。エルちゃんや誰かの心に届くような絵本を・・・。」 (20話Bパート)
5位 〈ゆっくりだけど、少しずつだけど、今の私なら!〉 (37話Bパート)
6位 「自分の価値は、自分で決めるんだよ!」 (43話Bパート)
7位 〈描こう! これからも沢山! 思いっきり!〉 (34話Bパート)
8位 「動かないで! 1ミリでも動いたら、絶対に許さない!」 (23話Bパート)
9位 「でも、今これが必要なのは、私じゃなくて、ソラちゃんって気がするから、ね! プレゼントさせて!」 (2話Bパート)
10位 「信じて待っている人がいる限り、何度だって立ち上がれる・・・。きっと、それが、ヒーローだから・・・。」 (49話Bパート)
1位は、これしかないといった感じですね。後にマジェスティも同じ事を言ったり、「オールスターズF」でも同じ場面が描かれたりと、ましろの象徴的なセリフだったと思います。
2位は、心折れたソラにあてた手紙の一部分。ましろにしか生み出せない最高の言葉だったと思いますね。
3位は、リレー回から。悔しさとは無縁の子だと思ってましたので、あの時の悔し涙は、すごく印象に残りました。また、この回以降、ましろが泣く姿は、かなりガチで描かれていたと思いますね。
4位は、夢の始まりとなった第20話から。なりたい夢がなかったのが、こんな素敵な夢を見つけたのですから、上位ランクインです。
5位は、ましろとあげはが友達になった時を振り返る37話から。「ゆっくりと、少しずつ」は、ましろの象徴であり、ましろメイン回ではどんな成長を見せてくれるのか、すごく楽しみでした。
6位は、物語終盤から。プリズムシャインよりも、この言葉が、バッタモンダーを救う決定打になってたでしょう。自分に何もないと思っていた子が、こんな事を強く言えるとか、すごく成長したと思います。
9位は、第2話から。プリティホリックの手帳をソラに渡すところですね。後の回で、ここが回想でよく使われるほどの重要イベントだと感じましたので、ランクインさせました。
8位、10位は、過去にソラが言っていた事ですね。心がすごく通じ合っているように感じられて良いですよね。
夕凪 ツバサ/キュアウィング
メインキャラでは初の男子プリキュア。放送開始前は「男の子をメインキャラに据える上、声役も男性とか大丈夫?」とか「『プリティでキュアキュア』とは何だったのか」と思いましたが、いざ見てみたら、全然抵抗は感じませんでした。
勉強が好きな、おとなしめな子で、本来は見た目が可愛いプニバードという設定が効いたでしょう。自分の中では、何人かの男の子友達と外で活発に遊んだり、一緒にゲームしたりするのが男の子らしいと思っていますので、それをツバサに投影させなかったのが、男子プリキュアが受け入られた要因だと考えています。
とはいえ、周りは年上女子ばかりでしたので、「その位置変わってくれ・・・」という嫉妬心とか、「来世はツバサになりたい・・・」という欲望は強かったですね。ギャグ感想の良いネタになりました。(笑)
あと、「夕凪」という名字は、第26話しか使われませんでしたね。エンディングクレジットは「夕凪 ツバサ」ってしっかり紹介されていたのに。
全然使われていないのは可哀想だと思いましたので、「なぎツバ」という愛称で何度も呼ばせていただきました。私のために良い名字をありがとう、なぎツバ君。(お前のために作られた名字じゃねーし、ちっとも可哀想だと思ってねーだろ(笑))
ツバサの名セリフベスト10は、以下の通り。
1位 「プリンセス・エル! あなたのナイトが参ります!」 (9話Bパート)
2位 「島から出ましょう! 一歩を踏み出すんです!」 (38話Bパート)
3位 「無理に笑おうとしないで下さい・・・。そのまんまのあげはさんでいればいい・・・。十分、素敵な保育士さんなんですから・・・。」 (36話Bパート)
4位 〈夢が広がる中で、沢山の仲間達と出会った・・・。そして今、ボクは、こんな夢を見ている・・・。みんなと一緒に、この世界を守りたい・・・。〉 (48話Bパート)
5位 「心配はいりません。ボク達は最強のコンビですから!」 (49話Bパート))
6位 「あげはさんみたいに、カッコ良い大人になりたい!」 (50話Bパート)
7位 「これからも一緒に、沢山遊びましょうね!」 (40話Bパート)
8位 「お前は何も分かってない! プリズムには、誰にも負けない優しさがあるんだ!」 (10話Bパート)
9位 「その代わり、木を見つけたら、あのブランコでボクと心ゆくまで・・・。」 (37話Aパート)
10位 「へ、返事を書かないのは、ナイトとしての礼儀に反しますから・・・。」 (18話Aパート)
1位は、初めてプリキュアに変身する直前から。やっぱ、これしかないっすね! ツバサが一番カッコ良かったのは、この時だったと思います。
2位は、第38話から。プリキュアになる前は、飛びたいのに飛べずに悩んでいたと思うと、このセリフは熱いですよね。この出来事を起点に、スカイランドの賢者に選ばれたり、スカイランド防衛策を考えたりと、大出世しましたので、文句なしの2位でした。
3位、5位、6位は、あげは絡み。出会ったばかりの頃は、あげはのマイペースっぷりに嫌気を感じていたのに、物語が進むにつれ、あげはの事を認め、あげはから大きく頼られるようになり、2人の関係性がかなり進んだと思いますね。
9位、10位は、ギャグセリフ。エルを守りたい気持ちが強過ぎて、たまに、真面目な子とは思えないくらい暴走していたのが面白かったですね。やはり、ナイトより、エルコンプレックスと言うのが適してた気がします。(笑)
聖 あげは/キュアバタフライ
メインキャラ初の成人プリキュアという事で話題になりましたが、流行に敏感な上、ちょっとギャルっぽい雰囲気を出した事で、女の子受けしやすいキャラに仕立てたのは良かったと思いますね。
大人な雰囲気は抑えられていたとはいえ、メインキャラ5人の中では最年長という事で、面倒見の良いお姉さんだと感じられたのは、過去作の多くの年長キャラと同様で良かったところですね。また、自動車免許取得可能年齢の18歳という事で、あげはが車を運転して色んな所に行ったのも面白かったところです。
プリキュアになっても、ミックスパレットで周りをフォローしたり、他のプリキュアの長所を生かした良い指示を出したりと、年長らしさが感じました。他のプリキュアからすれば、すごく頼もしい味方だったでしょう。
普段は明るい性格のあげはですが、幼い頃は、親の離婚で2人の姉と別れてしまい、そこから何年か経った後も、母親の都合で、すごく仲の良かったましろと離れ離れに。
辛い別れを2度も経験したものの、それでも、明るい性格で周りに接しているのは「すごいよな・・・」と思いました。それに、保育士を目指すきっかけを作ってくれた人と会えた事を思えば、悪い事だけで終わらなかったのは良かったと思いますね。
保育師を目指して頑張っている姿は、そこまで多く描かれなかったものの、良い経験を沢山積んで、立派な保育士になったでしょう、きっと。嫌な事や辛い事があっても笑顔で前を向けられるよう、沢山の子供達と触れ合い、「最強の保育士」になれたと信じています。
そんなあげはの名セリフベスト10は、次の通り。
1位 「私なんか? そんな事言うな! そんな事、誰にも言わせるな! ましろんには、優しさっていう、誰にも負けない力があるんだよ!」 (4話Bパート)
2位 「プリキュアや保育園のみんなは、私の大切な人達なの・・・。だから、私は外野なんかじゃない!」 (18話Bパート)
3位 「みんなを笑顔にするために、頑張って、頑張って・・・。笑顔が返ってきたら、最高なんだって、教えてくれた! だから私は、そんな風になりたいんだ!」 (28話Bパート)
4位 「少年だよ! 私にとっては、これからもずっと!」 (48話Bパート)
5位 「エルちゃんには、エルちゃんだけのミラージュペンがあるはずだよ? それは、エルちゃんにしか見つけられないものなんだ。でも、きっとエルちゃんなら見つけられる・・・。」 (32話Aパート)
6位 「でも、忘れないよ・・・。一緒に沢山遊んだ事も、美味しい給食食べた事も・・・。こうやって手を繋いだ事も・・・。」 (36話Bパート)
7位 〈キュアバタフライはさ、みんなを守るプリキュアだから・・・。ツバサ君・・・。君の夢だって・・・、守ってみせる!〉 (48話Bパート)
8位 「でも、ツバサ君なら作戦に気付いてくれると思ってた!」 (11話Bパート)
9位 「でも、もし、また私の大切な人達に手を出したら、許さない!」 (18話Bパート)
10位 「それでも! 闇に飲まれたカイゼリンの心を見つけ出す・・・。それができるのは優しい光だけ・・・。ましろん、あなたになら、きっとできる・・・。」 (48話Aパート)
1位は、ましろが初めてプリキュアする直前から。ましろと長く付き合い、ましろの優しさをよく知っているからこそ言える良いセリフですよね。1位は、迷いなく決まりました。
2位は、あげはが初めて変身する直前から。普段は軽い性格でも、子供達のために懸命なのは見応えがありましたね。初登場からプリキュアになるまでの期間は長かったですが、その時も立派なヒーローだったと感じています。
3位は、あげはの姉が登場した第28話から。子供にとっては酷な別れを経験したものの、いつもで笑顔で明るく、夢に向かって頑張っていたのは、本当にすごいな、と感心しますね。
4位、7位、8位は、ツバサ絡み。あげはにとって、ツバサはからかい甲斐があって面白い子だと思ったのと同時に、頼りがいのあるしっかり者だったでしょう。「ツバサ君」と呼ぶ事は少なかったですが、この距離感が良かったと思いますね。
エル/キュアマジェスティ
300年前のスカイランドのプリンセス・エルレインから世界の命運を託された「運命の子」。それに相応しい力で、物語前半では、ソラ達をプリキュアに変身させる力や、新たな技を生み出す力を与えました。
物語後半では、プリキュアに覚醒。赤ちゃんがプリキュアになるというのは、驚きでしたね。メイン視聴層の女の子達が、プリキュアになりたいという可愛い夢を持ちやすくなると思えば、良い展開だったと思います。
「運命の子」ではあったものの、普通の1歳児である事が大きく描かれ、ストーリーが進むにつれて、歩けるようになったり、しゃべるようになったりといった成長を拝めたのは、すごく見所がありましたね。
今後は、スカイランド国王、王妃と一緒に過ごす事になり、何年後かには国を治める立場になるでしょう。でも、ソラ達と一緒に過ごした経験を元に、沢山の国民達と仲良くなって、沢山の国民達から慕われた良き統治者になったと信じたいですね。
そんなエルの名セリフベスト10は、次のようになりました。
1位 「みんな、だいじ! だいすき! えるも・・・、まもる!」 (32話Bパート)
2位 「ましろ・・・。あなたが心配だよ・・・。助けたいよ・・・。気持ちは同じ・・・。それって、一緒に戦う理由にならないかな?」 (33話Bパート)
3位 「立ち止まるな! ヒーローガール!」 (49話Bパート)
4位 「こんな所で倒れたら、許さないんだから! 無事でいて!」 (49話Bパート)
5位 「ずーっといっちょ! ずーっとなかよち!」 (40話Bパート)
6位 「ぶらんこ、なかよし!」 (34話Bパート)
7位 「おうち、かえろ!」 (25話Bパート)
8位 「なすべき事をやり終えて、運命がひとまわりしたら、これからもパパとママの隣にいさせて!」 (47話Bパート)
9位 「つばさ、あそぶのあと! がまん!」 (37話Aパート)
10位 「あったかい・・・。大好きだよ、ましろ・・・。」 (50話Bパート)
1位は、エルのミラージュペンが出てくる直前から。まだ赤ちゃんながらソラ達を守りたい覚悟がすごいと感じましたので、堂々の1位ですね。
2位も、簡単に決まりました。マジェスティクルニクルンを入手する直前のセリフですね。3位、6位、7位もですが、ソラ達と一緒にいて感じた事や思った事を、先の話で上手く活かせているのは本当に良かったです。
4位は最終決戦から。エルレインから与えられたパワーで、プリキュアにならずともツバサより大きい姿となり、ツバサを守れるなんてはしゃいでましたが、それでも、エルにとって、ツバサは良きナイトだと思っているのでしょうね。
5位は、結婚式ごっこの話から。「運命の子」ゆえに平穏な時を過ごせなかったエルにとって、この言葉はかなり重かったと思いますね。ツバサとの結婚式ごっこは、やがて、ごっこではなく、本当に結婚したと私は信じています。
他キャラ総合
1位 「出会いに偶然はない。人と人が巡り合う事。それは、いつだって必然。運命。物語の始まり。」 (虹ヶ丘 ヨヨ、2話Aパート)
2位 〈立ち止まるな、ヒーローガール。また会おう・・・。〉 (シャララ、15話Bパート)
3位 「だが、私に続くのは、これが最後だ。君は、君のヒーローを目指せ・・・。大切な仲間とともに・・・。」 (シャララ、24話Bパート)
4位 「たとえヒーローになれなくたって、ソラはソラだわ・・・。優しくて真っ直ぐで、素敵な子・・・。今のソラを受け入れてあげて・・・。お願い・・・。あの子には、少し時間が必要なの・・・。」 (レミ・ハレワタール、23話Aパート)
5位 「人が本気で決めた事に口を出すのは、間違った事だ・・・。」 (シド・ハレワタール、23話Aパート)
6位 「知りたいという気持ちは、繋がって広がっていくものだと、私は思うわ・・・。」 (虹ヶ丘 ヨヨ、21話Aパート)
7位 「良かった・・・。私みたいな弱い者でも、お父様を守れた・・・。これって、力がすべてじゃないって事に、なりませんか?」 (カイゼリン・アンダーグ、45話Bパート)
8位 「俺の負けだ・・・。お前はTUEEE・・・。俺なんかより、ずっとな・・・。あばよ・・・。」 (カバトン、12話Bパート)
9位 「ああ、そうさ! 俺はバカだ! でもな、俺は無価値なんかじゃねぇ!」 (バッタモンダー、43話Bパート)
10位 「悲しいの、悲しいの、あげはちゃんから飛んでけー!」 (たけるの祖母、36話Aパート)
1位は、ましろの祖母・ヨヨ。この言葉は本作の象徴だったと思いますね。1位は、問題なく決まりました。
ヨヨは、6位にもランクイン。この言葉があって、ツバサは、12歳ながらスカイランドの賢者という国の重要ポジションに就けました。現実の私達にもすごく当てはまる良い言葉だと思います。
2位は、ソラの憧れの人・シャララ。「立ち止まるな、ヒーローガール」は、物語の中盤以降のソラの支えとなり、最終決戦ではマジェスティが叫んだ言葉でもありましたので、すごく心に残るセリフだと思います。
シャララは、3位にも入りました。憧れの人をずっと憧れ続けているようでは、いつまで経ってもその人を超えられず、夢を叶える事はできない。どこかで憧れを脱却する必要があるという意味では、私達にとっても大事な言葉であり、上位ランクインとなりました。
4位、5位は、ソラの両親。出番は少なかったですが、ソラの事を優しく信じる良い両親だと深々と感じました。弟のレッドも、姉の事を自慢に感じているようで良かったですね。
7位は、アンダーグ帝国の皇女・カイゼリン。身を挺してまで、スカイランドとアンダーグ帝国の争いを止めた姿には、心打たれましたね。
ただ、あまりにも優し過ぎる性格ゆえに、本作の黒幕・スキアヘッドにいいように利用されていたのは、すごく可哀想に感じました。でも、ソラからは友達になろうと言われ、部下も戻ってきたりと、最後は救われたのは良かったですね。
8位はカバトン。姑息な手を使わずに正々堂々と全力でスカイと戦った事や、ソラの強さを認めた潔さが、ランクインのポイントでした。
最終決戦ではソラ達の戦いを手助けし、最終話では自分を処刑しようとしたカイゼリンの事を許して、再びカイゼリンに尽くしたりと、なかなか良いヤツでした。物語序盤は立派な悪役ではありましたが、カバトンもヒーローだったと思います。
9位はバッタモンダー。第41話で、コイツに対する見方がものすごく変わりました。
第43話では、強大な力を持つスキアヘッドに一発殴るという意地を見せたり、ソラとましろに、これまでの悪事を謝ったりと、カッコ良い一面を見せてくれました。それだけに、クズとかクソ野郎などとバカにした事を今でも申し訳なく思っています。本当にすまなかった・・・。
10位は、あげはが保育園児だった時の先生。2人の姉と離れ離れになったばかりのあげはにとって、彼女は、良いお母さん的な存在だったでしょう。
彼女のおかげで、あげはは保育士を目指すようになり、また、あげはがよく接した保育園児・たけるの祖母だった事から、登場は第36話のみだったものの、かなり印象に残ったキャラだと感じています。
これにて、全部門の公表が終わりました。
本作も面白いキャラが沢山いましたね。「わんだふるぷりきゅあ!」でも、面白いキャラがどんどん出てきてほしいですし、心に残るセリフもジャンジャン出てくれるのを楽しみにしています!
前半は、これで以上です。後半をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。