アイカツプラネット! 第16話感想
- 2021/04/30
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今話の名セリフ:「栞ちゃんも、響子ちゃんも、私もね、私達アイドルには、夢みたいな事を本当にしちゃう力があるんだよ!」(珠樹るり)
「アイカツプラネット!」第16話「パジャマ・パーティ・ナイト」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、舞桜に、ハナとローズのバトルステージのオファーが入ってきました。しかし、舞桜はあまりにも早いと、心の準備ができていません。
プレッシャーがかかっている舞桜を手助けしたいと思う響子。そこで、栞は、ある事を考えていました。
~ Aパート ~
その後日、栞、るり、響子の3人が、舞桜の家にあがり込んできました。
栞は、舞桜の家で合宿をしようと考えています。今日は、両親がいないそうですが、あらかじめ連絡したようです。
その後は、鍋の話に。夕食は、持ち寄りで鍋にしようと考えていました。
「私は、野菜たっぷりトマト鍋! 美容にはビタミンだよね!」
「鍋といったら、おでんでしょ!」
「私は、コラーゲンたっぷり豆乳鍋を!」
「私のお母さんが用意してくれたのも、鍋だったんだけど・・・。」
「餃子鍋!」
「見事にばらけたね!」
「どれも美味しそうだけど・・・。」
「味がケンカしちゃいそう・・・。」
「いいじゃん! 全部混ぜちゃえ!」
『混ぜちゃうの!?』
それからしばらくして・・・、
「どんな味になるんだろう・・・。」
「食べてからのお楽しみ!」
「あの写真、バレエの発表会?」
「ここで問題です! 舞桜のこの衣装は、何の役でしょう? ヒントは私のドレシア!」
「栞ちゃんのドレシアっていったら、不思議の国のアリスか、」
「眠れる森の美女のオーロラ姫! ですよね?」
「はい! 正解です!」
「舞桜がこの役をやってくれた時、すっごく嬉しかったの憶えてる!」
「栞、毎回見に来てくれてたもんね!」
「いつまでバレエ続けてたんだっけ?」
「高校上がる少し前。先生が引っ越しちゃって!」
「おお・・・。いい匂い・・・。」
「奏お兄ちゃん、お帰り!」
「お邪魔します・・・。」
「どうしたの、お兄ちゃん?」
「自分ちにアイドル集合って事態に、過剰反応してる・・・。」
「過剰反応(主にアソコが)」ってやつですね。分かります。まあ、それが年頃の男子の一般的な反応だよな。お兄ちゃん、可愛いよ。(笑)
「1人は妹だよ?」
「1人は幼なじみだし!」
「1人は生徒会の後輩ですけど?」
いや、そういう問題じゃないから! たとえ身近な存在でも、男1人に対し美少女4人という事態に出くわしたら、多くの男子は困惑しちゃうから! 舞桜達の無自覚さが本当に怖ろしい・・・。(笑)
「でも、こうやって揃うと、なんか、アイドル圧が・・・。」
「アイドル圧! はは! ウケる! あ、お兄ちゃんもこっちで!」
「いや、遠慮しときます・・・。お腹一杯なんで・・・。」
「っていうか、胸いっぱい・・・。」
まあ、そうなるよな。これは、寝る前の自家発電待ったなしか!?(笑)
少しして・・・、
『いただきます!』
「ん! 美味しい!」
「ん! 美味しい!」
「何これ!」
「意外といける!」
「だよね!」
「これ、何鍋っていうんでしょう?」
「素材の持ち味がぶつかり合って、思いがけない美味しさと楽しさが生まれて止まらない!」
「アイカツ鍋?」
『アイカツ鍋・・・。』
『それだ!』
夕食は楽しく弾み、しばらくして、後片付け。
「食べたね!」
「食べ過ぎ!」
「迷惑じゃなかった?」
「え?」
「舞桜がプレッシャーで緊張してるかもって、心配しちゃって。舞桜って平気そうに見えて、1人になったら色々考えちゃったりするし。」
「栞って、私の事、私より分かってるかも!」
「付き合い長いもんね!」
その後も、4人は、楽しい夜を過ごしました。
「良い夢か・・・。」
「どうしたの?」
「アイカツ始めてから、ずっと夢見てるみたいだなって・・・。」
「ビックリするような出会いが次々とあって、自分の知らなかった自分にも会えて・・・。」
「朝起きるとね、今日はどんな事が起こるんだろうって、ワクワクするんだ!」
「明日、ローズちゃんとステージで戦えるの、夢みたい!」
「夢じゃない。全部、舞桜ちゃんが引き寄せた現実だよ?」
「どういう事?」
「ずっとバレエやってた舞桜ちゃんのダンス。いずみちゃんがメロメロドッキューンってなって、舞桜ちゃんをスカウトしたんだよね!」
「新しくハナになった舞桜ちゃんのステージを見て、前のハナだった明咲ちゃんもメロメロドッキューンってなった!」
「だからローズは、ステージからハナに挑戦状みたいなメッセージを送った。」
「それが番組の目に止まって、『うたプラ』でローズとハナを対決させようってなった!」
「ほらね!」
「全部、繋がってるんだ・・・。」
「栞ちゃんも、響子ちゃんも、私もね、私達アイドルには、夢みたいな事を本当にしちゃう力があるんだよ!」
「みんな、ありがとう!」
「頑張ろうね!」
~ Bパート ~
ローズとのバトルステージの日を迎えました。合宿で楽しく一夜を過ごした甲斐あって、舞桜は緊張がまったくありませんでした。
そして、舞桜は、栞達と「アイカツプラネット!」へ。
「客席で見てる。」
「気持ちは一緒にいるよ!」
「ありがとう!」
「みんなで、」
『アイ、カーツ!』
「ハナ!」
「どうしたの?」
「聞こえる? 私の心臓の音。」
「緊張してるんじゃないの。ハナとステージに立てるワクワクドキドキの音!」
「夢みたいで、夢じゃない・・・。」
それから少しして、2人は、ファンに向けて今の意気込みを語る事に。
「どっちが勝つかは予想がつかないけど、確かなのは、世界で一番アツいステージになる事!」
「前のハナがいなかったら、今のハナ、私はここにはいません。その事を忘れないで、今日のステージを皆さんに届けたいと思います!」
そして、バトルステージが始まりました。
今回のバトルステージの勝者は?
「ハナ!」
「やっぱり、ローズちゃん強かった・・・。」
「そのローズと良い勝負したじゃない! じゃない?」
「今まで見たハナのステージで、一番グッときた!」
「すっごく伝わったよ!」
「ありがとう・・・。今の自分、出し切った!」
「成長したね、ハナ。」
その後日・・・、
「やっぱり勝ちたかったな・・・。」
「ローズちゃん! じゃなくて、明咲ちゃん!」
「ライバルの顔も見れた事だし、そろそろ行くとするかな!」
「え?」
「ますます楽しみになったよ! ハナとの次のバトルステージ! じゃ、またね!」
「明咲ちゃん! 次は負けないから!」
「これ以上私をアツくしてどうすんの!」
今回は、これで終了です。
次回:「ドレスはくえすちょん」
ドレスにとってアイドルとは? 行き詰まったデザイナーの紗良がアトリエにこもってしまいました。
その答えを見つけるべく、紗良の出した解決策はステージに立つ事。紗良は、かつて活躍していた幻のアイドル「サラ」。
復活のバトルステージで紗良が見出したドレスの生まれた意味とは?
【まとめ】
舞桜は、ローズとのバトルステージが決まった事にプレッシャーを感じていましたが、栞達と楽しく一夜を過ごした事で緊張が和らぎ、今の自分を出し切ったものの、残念ながら負けてしまいましたが、次こそは勝つと前向きでした。
という事で、ハナとローズの新旧ハナ対決は、ローズに軍配。Aパートまで明咲はまったく出なかった一方、舞桜は合宿を通じて栞達と絆を深めていただけに、ハナが勝ちそうな雰囲気はあったんですけどね。
勝敗を分けたのは、経験の差ですかね。明咲は、ローズとしてアイカツしてからはそんなに日が経っていないものの、かつてはトップアイドルだった身。海外にいた時もアイカツの発展のために色んな事を学んでいて、事実上アイカツをしていたようなものであり、経験の長さは、明咲の方が上です。
あとは、天才性でしょうか。新しいアバターでゼロからスタートする事は、明咲にとっては大したハンデではないのでしょう。
舞桜も天才肌で、今のトップアイドル・キューピットには2回も勝ってはいますが、同じ天才だったら、経験値の多い明咲の方が優位。ローズとのバトルステージが早々に決まって戸惑っているようでは、まだまだという事なのかもしれませんね。
ですが、決して勝てない相手ではないでしょう。まだまだ経験を積んで、成長する余地は沢山あるのですし。
といっても、明咲も成長しますし、今回のバトルステージを通じて、アイカツへの熱意が高まったでしょう。明咲に勝つのは厳しい道なのかもしれませんが、めげずに頑張り続ければ、いつかは勝てるんじゃないかと思います。
今作の最終回がいつになるのかは分かりませんが、いつか、ハナがローズに勝つところを見てみたいな、と期待しています。
Aパートでは、舞桜の家で合宿。合宿というよりは、お泊り会といった感じですが、緊張感いっぱいの舞桜の気持ちを和らげ、精神を強くさせるという点では、ある意味、合宿でしょう。
実写によるお泊り会のシーンは、ものすごく新鮮で、見応えがあり、楽しい雰囲気は十分伝わりました。アニメにするよりも良かったんじゃないかと思っています。今後も、メインキャラ達が何かにワイワイ楽しむ実写シーンを楽しみしています。
さて、次回は、ついにサラキター! メインキャラ8人の中で一番イケてると感じてますので、次回の視聴がものすごく楽しみです。
デザイナーが本業ゆえ、積極的にステージに立つ事はないと思われ、もしかしたら、サラのステージシーンは次回だけかもしれません。それだけに、どんなパフォーマンスを見せるのか、しっかり注目したいと思います。