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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第5話感想

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 今話の名セリフ:「いいんだよ、果林ちゃん・・・。どんな果林ちゃんでも、笑顔でいられれば、それが一番だよ・・・。」(エマ・ヴェルデ)

 「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第5話「今しかできないことを」の感想です。


~ オープニング前 ~
「どこまでも広がっているスカイブルーの空・・・。まぶし過ぎて見えなかった・・・。アイドルになった私に、どんな事ができるのか・・・。」
    
   
「えーと・・・。学生寮の地図・・・。」
「どうかした?」
    
「あ、あの・・・。虹ヶ咲学園の人ですか?」
   

    
「この前はありがとう! 1人?」
「ええ。騒がしいのは苦手なの。」
   
「そっか。良かったら、一緒に食べてもいい?」
「好きにしたら?」
    
   
「え?」
「これ、スイスにいた時から、ずっと憧れてたの!」
    
    
「んー、ボーノ!」
   
「それを食べるために、わざわざ日本へ?」
「え? ううん! そうじゃなくて!」
    
「冗談よ。」
「なーんだ・・・。私ね、スクールアイドルになりたくて、日本に来たの。」
「スクールアイドル?」
   
「小さい頃、日本のアイドルの動画を見て、心がポカポカってなった事があったの! だから私も、そんな事ができるアイドルになれたら、と思って・・・。」
「それで日本まで? やるじゃない!」
    
   
「あの・・・。朝香果林さんですか?」
「え、ええ・・・。」
   
   
「私達、雑誌でよく見てて!」
「ファンなんです!」
   
「ありがとう。」
「これからも頑張って下さい!」
   
「モデルをしてるの?」
「ええ。読者モデルだけどね。」
「すごい!」
   
「アイドルだってすごいじゃない。お互い頑張りましょう。」
「うん!」
   
   


~ Aパート ~
 それから何日か経ったある日・・・、
    
「どっちもボーノ!」
   
「相変わらず食べるわね、エマ。」
「だって美味しいんだもん!」
   
「今日も同好会?」
「うん! メンバーも増えて、最近すっごく賑やかで! それにね、ソロアイドルをやろうってなってから、みんな、ますます張り切ってて!」
    
「そう・・・。」
「果林ちゃんも一緒にやれたらいいのにな・・・。」
   
「そういう賑やかなのは苦手だって知ってるでしょ?」
「そっか・・・。」
    
「じゃ、私、そろそろ行くわね。」
「え? 果林ちゃん?」
   

 それから少しして・・・、
「よーしよしよし・・・。」
「ごろにゃーん・・・。」
   
「こうしてなでてると、ネーヴェちゃんを思い出すよ!」
   
 「ネーヴェ」というのは、家で飼っている子ヤギの事。小さい時は、よくヤギ達に歌を聞いてもらったと、スイスにいた頃を懐かしみます。
   
 エマは、同好会メンバーが妹達のようだと、ホームシックには感じていません。とはいえ、家族は、エマが日本でちゃんと過ごしているか心配なようですが。

 その直後、せつ菜とかすみが部室にやって来ました。かすみは、あるものをメンバーに見せました。
 それは・・・、
   
 最近、この自己紹介動画の再生回数が、かなり伸びているとか。コメントもついています。
    
 女神降臨って・・・。天使だと思った事はよくありますが、女神とまで感じた事はなかったわ・・・。なかなかやるな、このfmyって奴は。(何張り合ってんだよ(笑))

 せつ菜は、自分をアピールできるものを動画にしようと、プロモーションビデオ(PV)を作らないかと提案。
 侑は、エマの家族に見せるにも良いんじゃないかと、この案に乗ります。とはいえ、エマは、どんなPVにするか悩みます。

 同じ頃・・・、
    
   
 ちなみに、このせつ菜の動画は、侑が色んなアイディアを出して、璃奈が編集したそうです。
 かすみの自己紹介動画も好調。この調子で知名度を上げれば、ライブも夢ではないと、せつ菜は意気込んでいます。
「アピールか・・・。私、どんなところをアピールしたらいいんだろう?」
「んー・・・。歩夢といえば・・・。」
「何?」
    
「ニコニコ笑ったかなって思えば、急に泣いたり、ほっぺ膨らませて怒ったり、ずっと見てても飽きない感じ?」
   
「侑ちゃん。それ、全然アイドルっぽくないよ! むー!」
「ほら、それそれ!」
「もう! 侑ちゃん!」
    
 ハイハイ。ゆうぽむ、ゆうぽむ。今回も、良いバカップルぶり、ありがとうございます。(笑)

「侑ちゃんって、よく見てるよね。歩夢ちゃんの事も、みんなの事も。」
「それに、スクールアイドルの事も色々調べてくれてて助かります!」
    
「えへへ、私、スクールアイドルに、ホント、ハマっちゃって! だから、みんなを応援したくて!」
「え?」
   
「こんな近くで応援してくれる人がいるなら、彼方ちゃん張り切っちゃう!」
「ですね! 私も頑張らなきゃって思います!」
    

 その後、各々のPVのイメージについて話し合い。エマは、人の心をポカポカさせるようなアイドルになりたいと思っているものの、具体的にどんなものなのかは分かっていません。
「心をポカポカ・・・。」
「それってどんなイメージかな?」
   
「彼方ちゃんは枕とお布団だなー。」
「泣ける小説でしょうか。例えば、子犬と女の子が・・・。」
「かすみん特製のコッペパンに決まってます!」
「断然アニメです!」
    
 しずくの語りがキャンセルされた・・・。まあ、語らせたら優に5分は超えそうですし、切って正解でしょうね。さすが、みんなのアイドル・かすみんは、しっかり空気を読んでいて偉いぜ!(笑)

「私はぬいぐるみ、かな。」
「おばあちゃんのぬか漬け!」
「スクールアイドルで決まりでしょ!」
   
   
「やっぱり私達、バラバラですね。」
「エマさんのイメージが大事かも!」
「そうだね!」
    
 直後、しずくは、演劇なら衣装を着るとイメージが湧いたりすると言いました。
 それを聞いてメンバーが向かった先は服飾同好会。果林のクラスに、この同好会のメンバーがいたようです。
 少しして・・・、
「どう? エマさん?」
「うん! ぴったり!」
   
「お嬢様、お帰りなさいませ!」
   
「ぐぬぬ・・・。可愛い・・・。」
「他にも試してみてもいい?」

「もちろん!」
   
「これから花火でも見に行こっか!」
「行く行く!」
   
「イエイ! ゴーファイ! ウィン!」
   
「ガオー! クマ・ヴェルデだよ! 食べちゃうぞー!」
   
「うわー! 癒される!」
「これも衣装?」
「ですね!」
   
 また侑は安易に抱きつきやがって・・・。このご時世でもお構いなしやのう。もはや、侑の他人への激しい接触は毎回のノルマになってるんでしょうか。(笑)
 つーか、「クマ・ヴェルデ」に誰かツッコむなりウケるなりしてよ! みんなスルーしちゃうから、私がツッコむしかないやん・・・。感想書きながらツッコむのって体力使うのに・・・。まあ、「だったらツッコまなけりゃいいじゃん」と言われれば、それまでですが。(笑)

 その後、皆で写真を撮ろうという話になりました。
   
 エマは、果林も一緒に入ろうと誘いますが、果林は断ります。
 ちょうどその時、果林の携帯に着信が。仕事があるようで、果林は先に部室を出ました。

 その夜・・・、
「興味がある事、休みにやってみたい事?」
   
    
「なんてね。」
   
 その直後、エマが果林の部屋に。エマは、部屋が散らかっている事に呆れながらも、PVのイメージについて服飾同好会を紹介してくれた事を感謝しました。
 また、スクールアイドルの雑誌があった事に、果林もスクールアイドルに興味あるんじゃないかと、エマは目を輝かせます。そして、一緒に同好会をやろうと言いますが、果林は興味ないと返します。

「私、読者モデルの仕事もあるし、スクールアイドルなんてやってる暇ないの。知ってるでしょ?」
   
「そっか・・・。いつも手伝ってくれてたから、もしかしたら一緒にできるかもって・・・。」
「頑張ってるエマを応援したいと思っただけよ。そんな風に思われるなら、もうやめておくわ。」
    
「果林ちゃん・・・?」
「それ、持っていっていいわよ。衣装の参考にでもして。」
    
「それと、もう誘わないで。」
   

   
「どうして? あんなにムキになって、そんなに嫌だった?」
   
「分からないよ、果林ちゃん・・・。」
   


~ Bパート ~
 その翌日、PV作りに臨むエマですが、昨夜果林にきつく言われた事が気になり、気持ちが入っていません。途中、衣装替えのために部室に戻っても、じっと外を見つめ、果林の事を考えていました。
 そんな中、侑と歩夢が部室に。なかなか戻ってこないのが心配で、見に来ました。
 侑は、エマのカバンに入っていたスクールアイドルの雑誌が気になり、手を取ります。中を開くと、紙が1枚落ちました。
 この紙は・・・、
「これ・・・。果林ちゃん・・・。」
    
 その後、エマは果林の元に向かいました。そして、寮の果林の部屋に。
「来て!」
「え・・・。」
   
   
「ちょっと・・・。一体何なの・・・。」
「今日、私に付き合って。お願い・・・。」
    

    
   
    
    
    
   
    
    
「こんなに遊んだの久しぶり・・・。」
「果林ちゃん。これ、果林ちゃんのでしょ?」
    
「もらった雑誌に挟まってたの。それって本当の気持ち? 一番興味があるのがスクールアイドルって。」
「それは・・・。」
   
「どうして言ってくれなかったの? 私には興味のないフリして、ずっと、自分の心をしまい込んで・・・。」
    
「前に言ったの憶えてる? 私、見てくれた人の心をポカポカにするアイドルになりたいって。」
   
「でも、私は、一番近くにいる果林ちゃんの心も温めてあげられなかった・・・。そんな私が、誰かの心を変えるなんて、無理なのかもしれないけど・・・。」
「エマ・・・。」
    
「果林ちゃんの笑顔を久しぶりに見たよ! 私、もっと果林ちゃんに笑っててほしい! もっともっと果林ちゃんの事知りたい!」
    
    
「エマのために同好会の事を手伝うようになって、そしたら・・・、楽しかった・・・。」
   
「みんなで1つの事に向かって、悩んだり、言い合いしたり、笑ったり・・・。下らないと思って、ずっと遠ざけてきた事が、全部、楽しかった・・・。」
    
「でも、私は、朝香果林はそんなキャラじゃない・・・。」
    
「クールで、カッコつけて、大人ぶって・・・。それが私なの・・・。なのに今更・・・。」
   
「分かったでしょ? 悪かったのは私・・・。エマのせいじゃない・・・。エマならきっと、みんなの心を・・・。」
    
   
「いいんだよ、果林ちゃん・・・。どんな果林ちゃんでも、笑顔でいられれば、それが一番だよ・・・。」
   
「だから、きっと大丈夫・・・。」
   
   
「もっと果林ちゃんの気持ち、聞かせて! 私に!」
   

    
    
    
    
    
    
    
   
    
   
    
    
   
    

「スクールアイドル、できるかしら? 私に。」
「やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う!」
   
   
「うん・・・。」
   


~ エンディング後 ~
 そして、果林もスクールアイドル同好会のメンバーとなりました。
 また、エマのPVの再生回数、コメントもだいぶ伸びています。スイスの家族から喜びの電話もきたそうです。
「大成功だね!」
「当然よ。私が撮ったんだもの。」
「果林ちゃんのは私が撮るね!」
「ええ、お願いね。エマ。」
「うん!」
    
   
「どうした、りなりー?」
「何でもない・・・。」

    

 今回は、これで終了です。


【まとめ】
 エマは、なかなか果林を同好会に誘う事ができませんでしたが、果林と一緒に遊んだり、どんな果林でも笑顔でいてほしいと伝えたりした事で、果林はエマに本当の気持ちを打ち明け、同好会のメンバーとなりました。

 なるほど・・・。これが「エマかり」ってやつか・・・。うん、とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー。尊い!
 今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(もっと良い表現ないのか(笑))。「エマかり」といえば、「にじよん」の4コマ目で、果林のクールさを良い意味で崩すくらいしか印象になかったのですが、こう見ると、かなり味のあるカップリングなんだな、と感じました。
 3年生で、かつ、寮生という共通点。クールで大人びているけど、そのイメージを保つために素直になれないところもある果林に対し、エマはいつも明るくて素直という相違点。この2つを上手く活かして、良カップリングに昇華させていたように思いますね。

 「エマかり」にウエイトが置かれた今話ですが、「エマかな」も見逃せないところ。エマが彼方を膝枕していて、故郷を思い出していたところは、「にじよん」を思い出し、見ていて癒されました。
 まあ、さすがに・・・、
   
 こんな事はなかったですが。(笑)

 「にじよん」を思い出すといえば、服飾同好会で色んな衣装を着ていたところもですね。メイド服、浴衣姿は「にじよん」にも出てきており、メイドの方は、他メンバーが良い感じに笑いを作っていたと感じています。
 クマ・ヴェルデについては、「キミ、愛さんか!」とツッコんだのと同時に(笑)、良いマイナスイオンをいただきました。「わくわくアニマル」の影響で、クマといえば、しずくの印象が強かったのですが、エマもすごく合ってて可愛いな、とかなり驚きました。

 ライブ曲「La Bella Patria」については、「自分の気持ちに嘘をつくのって難しいね」「心に耳をすませて」といった歌詞が、今話のポイントをよく表しているな、と感じました。「自分の気持ちに嘘をつくのって難しいね」というのは果林に対して当ててるフレーズでしょうし、「心に耳をすませて」は果林にもエマにも言える事でしょう。
 エマは、人の心をポカポカさせるようなアイドルが具体的にどんなものなのかは分からないものの、難しく考えず、心の中で思った事、感じた事をただ単純に素直に出していけば十分なのでしょう。スクールアイドルをやりたいために来日したり、卵かけご飯だったり、PVのイメージ作りのために色んな衣装を着てみたりとか、色々やってみる事が大事なのだと思いますね。
 色んな衣装が出てきたのも、ライブシーンの見所でした。特に、「スクスタ」の「無邪気な赤ずきん」を入れてきたのが興奮ポイント。スタッフ様には拍手を贈るしかないですね。

 一方、果林については、皆と一緒にワイワイする事が楽しいと思っても、それは、周りが抱く、クールで大人びている「朝香果林」には相応しくないと感じて、スクールアイドルの誘いを断り続けていたのは、果林らしいな、と感じました。周りのイメージを崩したくないために本心を隠してしまうのは、先月の「にじよん」を思い出しますね。
 どんな果林でも受け止めるというところも「にじよん」と同じでしたが、今話は、エマ1人が優しく受け止めていたところが見所でした。エマの包容力の深さや、エマが虹ヶ咲学園に来てから良い友達として長く付き合い続けている事を上手く引き出してきたな、と思いますね。
 アニメが始まる前は印象度の低かった「エマかり」ですが、ここにきて、これほど注目度が高くなるとは思いもしませんでした。今後のストーリーでも、どんな濃い「エマかり」を描いてくれるのか、楽しみにしたいですね。

 さて、次回は、璃奈がメインの話ですかね。
 そして、ようやく「璃奈ちゃんボード」がアニメ本編に登場でしょうか。目が離せません。

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