みなさん、バッドノウハウという言葉は聞いたことがあるだろうか。
現在は、いやなブログさんによる、バッドノウハウの本来の定義からやや拡張されて、
uglyなソフトに人間のほうが間尺を合わせるダメな行為を指す意味で使われることが多いように思う。
しかし、これはほとんどエンジニアリング世界(だけ)で通じる言葉でマネージメントの世界でこういう言い方はまずしない。
たとえば、一部で悪名高い、「動いているコードは触るな」メソッドを考えよう。
これはエンジニアから見たら極めて悪辣かつバッドな行為だ。コードを理解せずに対処療法的に問題が出た部分だけを修正してしまうわけだから。
こういうのが積み重なると、こっちを直せばあっちが飛び出し、あっちを直せばこっちが火を噴く。というシステムが簡単に出来上がる。
で、これが何年も前から言われているのに全然なくならない。無くならないどころか減っていく気配すら見えないのは、マネージャーにとって、これは全然「バッド」なノウハウじゃないからだと思う。
マネージャーの仕事ってのは極論すれば「出来るエンジニアがいてもいなくても結果を出す。出せるように手配をする」のが仕事である。たまたま部下にいいエンジニアがいる時にだけ成功するプロジェクト運営方針ってのは明らかに間違ってる。
とするとエンジニアに「ちゃんと理解して修正しろ」と指示するのは間違っているわけだ。ダメエンジニアは理解したつもりで余計トンデモないコードを仕込んでデグレード障害を起こすから。
マネージメントの世界ではこういう教科書的にはちょっとアレゲでも経験的にうまくいく手法をとても大切にする。マネージメントの教科書には書いてないけれども経験的にうまくいく手法を、ベストプラクティスとして蓄積していくわけだ。
でも、これってこの2人の間には深い断絶があるのよね。だってマネージャーはエンジニアに
「お前がバグを入れるかもしれないから理解しろとは言えないし、分かっているから直させろといわれても信じられないんだ。」
とは言えないじゃない。
実はこういう話は一杯あって、エンジニアあがりの新米マネジャーが苦労する一因になっていると考えている。
結論としては、経験則重要、現実を見よう。って事が言いたかったんだけど、この話の流れだとちっともそういう風に見えないな。
反省
・・・・しかし、こういう話をレガシーエンコーディングの話で盛り上がった直後に思いついてしまうのはそれはそれでどうなんだ。
現在は、いやなブログさんによる、バッドノウハウの本来の定義からやや拡張されて、
uglyなソフトに人間のほうが間尺を合わせるダメな行為を指す意味で使われることが多いように思う。
しかし、これはほとんどエンジニアリング世界(だけ)で通じる言葉でマネージメントの世界でこういう言い方はまずしない。
たとえば、一部で悪名高い、「動いているコードは触るな」メソッドを考えよう。
これはエンジニアから見たら極めて悪辣かつバッドな行為だ。コードを理解せずに対処療法的に問題が出た部分だけを修正してしまうわけだから。
こういうのが積み重なると、こっちを直せばあっちが飛び出し、あっちを直せばこっちが火を噴く。というシステムが簡単に出来上がる。
で、これが何年も前から言われているのに全然なくならない。無くならないどころか減っていく気配すら見えないのは、マネージャーにとって、これは全然「バッド」なノウハウじゃないからだと思う。
マネージャーの仕事ってのは極論すれば「出来るエンジニアがいてもいなくても結果を出す。出せるように手配をする」のが仕事である。たまたま部下にいいエンジニアがいる時にだけ成功するプロジェクト運営方針ってのは明らかに間違ってる。
とするとエンジニアに「ちゃんと理解して修正しろ」と指示するのは間違っているわけだ。ダメエンジニアは理解したつもりで余計トンデモないコードを仕込んでデグレード障害を起こすから。
マネージメントの世界ではこういう教科書的にはちょっとアレゲでも経験的にうまくいく手法をとても大切にする。マネージメントの教科書には書いてないけれども経験的にうまくいく手法を、ベストプラクティスとして蓄積していくわけだ。
でも、これってこの2人の間には深い断絶があるのよね。だってマネージャーはエンジニアに
「お前がバグを入れるかもしれないから理解しろとは言えないし、分かっているから直させろといわれても信じられないんだ。」
とは言えないじゃない。
実はこういう話は一杯あって、エンジニアあがりの新米マネジャーが苦労する一因になっていると考えている。
結論としては、経験則重要、現実を見よう。って事が言いたかったんだけど、この話の流れだとちっともそういう風に見えないな。
反省
・・・・しかし、こういう話をレガシーエンコーディングの話で盛り上がった直後に思いついてしまうのはそれはそれでどうなんだ。
別稿にて書いたが最近DELLのPCを買い、そこでお粗末なバンドルソフトで不快な思いをしたのであるが、考えていくうちにこれは本当にDELLがユーザーニーズを取り違えた結果なのだろうか。という疑念がわいてきた。
以前とは異なり、PCはビジネス向け/コンシューマ向けと明確にセグメントが分かれており、それは以下のような違いがある。
コンシューマはAV機能やゲームが重要で新し物好きでバンドルソフトが付加価値として認められる世界。
ビジネスはオフィススイートがいかに簡単に使いはじめれるかが重要な世界であり、PCでマルチメディアなんて考えられない。余計なバンドルソフトなどクソ食らえという世界。
わざわざ、自社ホームページを個人向け/ビジネス向けと明確に分岐させているDELLがそれを知らないとは考えにくい。
と、そこまで考えてはっと気づいた。
このバンドルソフトって本当にデルがお金を払ってるのだろうか?
逆にプロモーション費用をもらっている可能性は?
受けるメリットを考えるとそう考えるとつじつまが合うのである。もともとバンドルソフトは1本100円ひどいときには1本10円という単価がまかり通る世界で、それだけでは全然食っていけない市場である。
だからバンドルソフトは基本的に賞味期限の切れたもはや普通の販路では売れないソフトをさばくために使うか、試食版という形でマーケッティングの道具として使われる運命にある。
だから、バンドルソフト提供側が所詮マーケッティングだし。と割り切ってお金を払えば、
・DELLの販売量を考えると広告媒体としてはオイシイ
・デルのサイトのBTOメニューに正規版へのアップグレードオプションが表示されるようになることは超おいしい
・デルの方ももらったお金でPCをより安く出来て他社より価格競争力がうまれおいしい
と見事Win-Winの関係が成立する気がするのだ。
・・・・実際はどうなのだろう?
だれか教えてください。
オーダーメイドはつらいよ! ランキング!
以前とは異なり、PCはビジネス向け/コンシューマ向けと明確にセグメントが分かれており、それは以下のような違いがある。
コンシューマはAV機能やゲームが重要で新し物好きでバンドルソフトが付加価値として認められる世界。
ビジネスはオフィススイートがいかに簡単に使いはじめれるかが重要な世界であり、PCでマルチメディアなんて考えられない。余計なバンドルソフトなどクソ食らえという世界。
わざわざ、自社ホームページを個人向け/ビジネス向けと明確に分岐させているDELLがそれを知らないとは考えにくい。
と、そこまで考えてはっと気づいた。
このバンドルソフトって本当にデルがお金を払ってるのだろうか?
逆にプロモーション費用をもらっている可能性は?
受けるメリットを考えるとそう考えるとつじつまが合うのである。もともとバンドルソフトは1本100円ひどいときには1本10円という単価がまかり通る世界で、それだけでは全然食っていけない市場である。
だからバンドルソフトは基本的に賞味期限の切れたもはや普通の販路では売れないソフトをさばくために使うか、試食版という形でマーケッティングの道具として使われる運命にある。
だから、バンドルソフト提供側が所詮マーケッティングだし。と割り切ってお金を払えば、
・DELLの販売量を考えると広告媒体としてはオイシイ
・デルのサイトのBTOメニューに正規版へのアップグレードオプションが表示されるようになることは超おいしい
・デルの方ももらったお金でPCをより安く出来て他社より価格競争力がうまれおいしい
と見事Win-Winの関係が成立する気がするのだ。
・・・・実際はどうなのだろう?
だれか教えてください。
オーダーメイドはつらいよ! ランキング!
結城浩のはてな日記で結城氏が執筆した本の無料プレゼントを開催している。
『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門マルチスレッド編』無料プレゼント
とBlogに書けば参加権を得られる。という簡単な条件もあって、まだ応募開始から3日しかたっていないのに、ざくっと数えただけで現在ですでに
という大変な盛況振りである。
すごいな。と思う反面、これってWebマーケッティングのお手本ともいうべき作戦だよな。と思った。
100以上のBlogで宣伝されれば、少なくても見積もってもその10倍は宣伝を見ることになるし(実際にははてなのhigeponさんとかの人気サイトでも取り上げられているのでもっと多いと思う)
人間、どんな宣伝文句よりも知り合いの紹介に食指が動くものである。プレゼントがあたらなかった人も相当数が購入するのではないか。
そう考えたら普通せいぜい5000冊程度の売り上げしか見込めない技術書のマーケッティング効果としてはかなりおいしい。
なんといっても元手は高々本8冊である。
無料・口コミをキチンと押さえ、かつ、嫌味にならないように配慮しながらBlogで宣伝を進めていく結城氏は商売人としても1流だなぁと感じいった次第。
PS 実は結城氏の今回の企画、開始初日から知っていたのだけど、このエントリはひげぽんさんの広告エントリを見るまで思いつかなかった。
オイラの脳にすばらしい刺激をくれたひげぽんさんに感謝したい
我輩感心したぞ! ランキング!
『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門マルチスレッド編』無料プレゼント
とBlogに書けば参加権を得られる。という簡単な条件もあって、まだ応募開始から3日しかたっていないのに、ざくっと数えただけで現在ですでに
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という大変な盛況振りである。
すごいな。と思う反面、これってWebマーケッティングのお手本ともいうべき作戦だよな。と思った。
100以上のBlogで宣伝されれば、少なくても見積もってもその10倍は宣伝を見ることになるし(実際にははてなのhigeponさんとかの人気サイトでも取り上げられているのでもっと多いと思う)
人間、どんな宣伝文句よりも知り合いの紹介に食指が動くものである。プレゼントがあたらなかった人も相当数が購入するのではないか。
そう考えたら普通せいぜい5000冊程度の売り上げしか見込めない技術書のマーケッティング効果としてはかなりおいしい。
なんといっても元手は高々本8冊である。
無料・口コミをキチンと押さえ、かつ、嫌味にならないように配慮しながらBlogで宣伝を進めていく結城氏は商売人としても1流だなぁと感じいった次第。
PS 実は結城氏の今回の企画、開始初日から知っていたのだけど、このエントリはひげぽんさんの広告エントリを見るまで思いつかなかった。
オイラの脳にすばらしい刺激をくれたひげぽんさんに感謝したい
我輩感心したぞ! ランキング!
とうとう来てしまいましたね。
Windows3.1時代は画面をつくるのがとにかく大変。
というのが顧客ニーズだったのでIDE製品が輝いていたのですが、
インターネットが普及するとUIはHTMLで十分じゃーん。
もっとロジックをサポートしてよ。ってな流れになってしまい、
IDEというだけでは稼げなくなってしまったんでしょう。
Delphi、いい売却先が見つからなくてお蔵入りになったら悲しいなぁ
ソース Impress PC Watchの記事
神殿! ランキング!
Windows3.1時代は画面をつくるのがとにかく大変。
というのが顧客ニーズだったのでIDE製品が輝いていたのですが、
インターネットが普及するとUIはHTMLで十分じゃーん。
もっとロジックをサポートしてよ。ってな流れになってしまい、
IDEというだけでは稼げなくなってしまったんでしょう。
Delphi、いい売却先が見つからなくてお蔵入りになったら悲しいなぁ
ソース Impress PC Watchの記事
現在やねうらおさんのblogで集中状態になるのに15分かかる
という記事がでている。
話題の「Joel on Software」からの抜粋なのだそうだが、
この話は僕がすきなトム・デマルコの著作でも繰り返し語られており、また僕自身の体験からも心底同意する。
で、僕はどうしたかっていうと
・ノートPCもって喫茶ルームにこもる
・家に仕事をもってかえる(ある種の人にとっては基本?)
・部下(てか親会社の下っ端ども)にぐぐる前に質問しに来るんじゃない。と恫喝する
・あほマネージャーから押し付けられた雑用をさくっとムッシング
などなど色々と小汚い手を駆使させていただいた。
また、実体験でいえば作業を一番阻害するのは無能な部下じゃなくて無能な管理職。後回しに出来ない上にくだらない用事ってのは心底始末に終えない。
なんであんたが上司にいいわけするようのパワポ資料の構成をわしが考えてやらなあかんねん。とかとか
ま、会社も変わったことだし、もはやどうでもいいんだけどね。
ps ああ、はやくJoel読まねば
という記事がでている。
話題の「Joel on Software」からの抜粋なのだそうだが、
この話は僕がすきなトム・デマルコの著作でも繰り返し語られており、また僕自身の体験からも心底同意する。
で、僕はどうしたかっていうと
・ノートPCもって喫茶ルームにこもる
・家に仕事をもってかえる(ある種の人にとっては基本?)
・部下(てか親会社の下っ端ども)にぐぐる前に質問しに来るんじゃない。と恫喝する
・あほマネージャーから押し付けられた雑用をさくっとムッシング
などなど色々と小汚い手を駆使させていただいた。
また、実体験でいえば作業を一番阻害するのは無能な部下じゃなくて無能な管理職。後回しに出来ない上にくだらない用事ってのは心底始末に終えない。
なんであんたが上司にいいわけするようのパワポ資料の構成をわしが考えてやらなあかんねん。とかとか
ま、会社も変わったことだし、もはやどうでもいいんだけどね。
ps ああ、はやくJoel読まねば