教科書に落書き、ノートに謎の創造物。ほとんどの人は授業中、制御できない脳の指令により手が勝手に動いて落書きを書いたことがあるだろう。ほんのちょっとの落書きをすることで、退屈な授業も何とかやり過ごすことができる。
授業中の落書きの歴史は古い。なんと中世を生きた人々も落書きをしていたのだというのだから驚きだ。中世の文献を研究する歴史家のエリック・カワッケル氏が言っているのだから間違いない。
1.子供の道徳教育によく使われたユウェナリスの『諷刺詩集』に描かれた15世紀の落書き。昔の子どもたちも創造力も凄かった。
中世の落書きを研究したカワッケル氏によれば、落書きは当時の人がペンの試し書きをした証拠なのだという。ボールペンや印刷技術が発明される前は、写本を行う写字生や学生はインクの出や線の太さを確かめるため、本の背表紙の余白でペンの試し書きをした。だが今の学生が教科書にする落書きとそっくりだ。
当時も大勢が退屈していたという事実以外にも、落書きは多くのことを伝えてくれる。13~14世紀にかけて、本は手で書かれていた。文を写す際、写字生は原本の書体を真似するのが通例であったが、それは彼らの本来のものとは異なるものである。しかし試し書きの落書きは写字生の母国の書体であり、自己表現の機会でもあったため、本の制作者の情報を窺い知ることができるのだ。
2.Oの中に描かれた顔は後から書き込まれたものだが、よくマッチしている
3.15世紀の写本なのだが、親近感を覚えずにいられない。
4.文字の中に描かれた顔。写字生は写本に取りかかる前のウォーミングアップとして、これを書いたのではなかろうか。消しゴムの無い時代に書き間違いは許されないのだから!
5.中世のスマイル。
本は13世紀に書かれたものだが、落書きはそれから200百年後のもの
6.13世紀の写本に加えられた落書き。これは古くて新しい!
7.尖った鼻の顔の増殖
中世の落書きも、今と一緒で、変な顔や幾何学図形に、適当に書かれた文字だ。また写本中の本だけでなく、それを使っていた学生のものにも描かれている。こうした分厚い本には、宗教や哲学、道徳についての学術的な話題がぎっしり詰まっていた。現代の中学生や高校生くらいの当時の学生たちにとっては、どうやら退屈な話題だったようだ。暇つぶしの落書きはそれから数百年間も続くのだが、中には本の出版から数百年後になされた落書きもある。退屈した頭に聖域などありはしないのだ。
via:viralnova・原文翻訳:hiroching
この頃って活版印刷が出来たか出来なかったくらいの頃じゃなかったっけ
本ってすごい高価だったと思うんだけどそんなもんに落書きしたらえらい目に会うんじゃないか
てっきり日本かと思ったら西洋だった
ぜひ日本の古代~近世あたりの
落書きも特集してほしい
俺と変わらんやんけ!
大昔のの人
3000年前の老人「いまどきの若者はー」
全体的に波状にしたがる傾向にあるね
顔の左側を書いてる人たちは右利きなんだろうな
おれのと変わらねえ
3の画像
同じ角度ばかりで胸から上しか描かない人物画にものすごく親近感
巻髪の女と帽子の男の絵は絶対この紙以外にも何度となく描いてると思う
字がとても綺麗でうっとりする
ホルヘ師が粛正に乗り出すレベル。
なお、グーテンベルク聖書にまで落書きしたつわものもいる模様。
6世紀から7世紀にかかれた写本には落書き無かったりする
インク作るだけで地獄であり、書くというよりは刺青に
近い作業だった
落書き発生したのは中世からであり、腕が痛いよとか
寒いぜという環境モノから、仕事終わったワインのむぞという
明るいものまであったようだ
記事トップ(6番)の絵
マン島やシチリアの三脚巴、ならぬ四脚巴かな?
妙にセンスがいいなwww
ヴォイニッチを思い出した
※15
そう考えるとヴォイニッチ手稿も厨房とかの頃によく思い描いた「ぼくのかんがえたあたらしいせかい」的なものを書き留めたノートだったのかもね
いいね!
親近感ぱねえ
悪魔のブエル思い出した
なんだっけ・・・
あの足が4本まとまってる奴・・・
何かのロゴに無かったか?
どれもこれも妙に気合が入ってるあたり
授業中逃避行動に走る学生は時代を問わないなw
※19
シチリア州旗かな?
※20 ※21 d(゚Д゚)☆スペシャルサンクス☆( ゚Д゚)b
※19
いだてん!
>19 >13でも言われてるがマン島の国旗が近いかな。でもマン島は脚3本。
センスに溢れてるな
芸術的だなw
いちいち芸術的だな
人間は精神的に昔も今も変わっていないって誰かが言ってた
500年後に晒されないように自分の落書きも処分したほうがいいな・・
強弱のつくペンで描かれてるだけで何となく良く見えてしまう
現代はプロの絵かきでも子供の落書きでもどこかで見たことのある物、個性のない物が多いように感じますけど、昔の人はえらく独創的ですね。
※29
本を読める人間ってのが限られてて、そういう人は高度な教育を受けた貴族だったり僧侶だったからじゃないかな
※29
それこそが広大な時間スケールの「いまどきの若者はー」って奴ですわ
今の落書きを3000年前の人に見せても高度にアイコン化されてて衝撃受けると思うよ
おしい!らくがきから
三脚巴紋(トリスケリオン)の
進化が見られたかも知れないのに
6番はマン島の国旗にかなり似てるな
マン島のは足3本だけど構図はまったく同じ
誰の心にも創造主と破壊者はいるのだ。
4.文字の中に描かれた顔。のフォントが欲しいとちょっと思った
あいたくてウォーカーやん
昔の人の落書きは芸術的だな
いまと違って本は高価なものだったろうに
決めた
世界中から古代~中世の落書きを集めて大全を作り
全世界に向けて販売する
ちょっとまっててくれ
松山城を解体修理したら屋根裏から昔の大工が仕事中に落書きした武士の似顔絵が見つかったのを思い出した
すさまじく親近感
落書きも歴史になるのか
エイボンの印があるじゃないか、ツァトゥグァの信者だったのかな?
こういうのを見るとワクワクすると同時に
焚書がいかに罪深いかを痛感する
ここまで5中世のスマイルの「200百年後」へのツッコミなし
※46
よし!ようやく200百年後へのツッコミがあったw
>本の背表紙の余白でペンの試し書きをした。
ってのは裏表紙(の裏)じゃないかな
背表紙は本棚にいれたときに見える背中の細い部分
私も無表情なドラ○もんを無限に書き続ける落書きをよくしていたけど、時が経てば脚光を浴びたりするかな。
とっておこう。