DOG DAYS
DOG DAYS #09 『グラナ砦攻防戦』 感想
どんなに足掻こうとも着々と噛み合ってしまう負の歯車。
最悪の状況下を目の前にしてレオ姫はなにを想うのか―
色々な展開への分かれ道を今まで残してきた感じだった本作品ですが、今回の話を観る限り、
もう方向性はほぼ定まったといっても言いのでしょうね。
レオ姫がミルヒの幸せを願えば願うほど、ミルヒへと魔の手が忍び寄っていってしまい
その上、そんな願いのためにと彼女がとり続けてきた行動が逆に物事を悪い方向へと
結びつけていってしまう。
加えて、レオ姫のその行動がミルヒを深い悲しみへと陥れてしまう原因にもなっているわけで、
もう本末転倒とも言えるこの結末というのは、ちょっと観ている方としても辛いですし
この避けようのないストーリー面でのシリアス展開というのは 「やはりそうきたか・・」 という感じで
もう次回が気になってしょうがないのだけど、でも観るのもちょっと怖いような。。
そんな印象を今回は抱きました。というか前回も同じようなことを感想で言ったのですけど
まぁより明確にというか、再認識させられたといったような感じですね。
そして、今回初めて明かされることとなった “魔物” の全貌。
もちろん、登場したと言ってもそれはレオ姫の星詠の中だけであって、それ以外ではラストでの
あの目玉がギョロリと見開くシーンのみなので、実際にはどういう展開が待ち受けているのかは
よく分からないところではあります。
それでも、あのラストや今までの流れ、そして次回のサブタイが隠されているところなどを見ると
この魔物関連の大きな展開の波が次回に押し寄せてくるのはまず間違いないのかなとは
個人的にも思っているところで、やっぱりその中での熱い展開と愛に満ちた展開というのは
否が応でも期待してしまうところですよね。
それは、レオ姫のミルヒに対する愛はもちろん、ミルヒがレオ姫に抱く愛。
そして、シンクがミルヒに抱く愛と、ミルヒがシンクに抱く愛などなど...
やっぱりこの作品って “相手を想いやる気持ちの大切さ” というものを大きなテーマにしていて
そのテーマ性を色々な方向(キャラ)からアプローチしてきているんじゃないかなと思うんです。
だからこそ、そういった点はやはり一番期待するし、気になる部分でもあったりするんですよね。
特に、レオ姫の場合はその想いが行き過ぎ、また自分の中で抱え込んでしまったがために
その “想い” が “悪意” 的に捉えられ、またそのせいで重い展開になってしまったというのも
ありますから、そういった気持ちとは逆行したこの展開の行く末に何が待ち受けているのか・・・。
または、その先で制作スタッフが何を描き切ろうとしているのかというのは、
DOGDAYSという一つの作品の中でも一番重要なポイントになってくるのでしょう。
むしろそこを重点的に描かなければシリアス展開にした意味がないわけですから。
ただ、いくらシリアス展開だとは言っても、やはり “DOGDAYSらしさ”というのは健在なわけで
それ故にそこまで鬱々しい雰囲気が漂うわけでもなく、暗いアニメだと強く感じることもない。
その点においては、いい意味で相変わらずといった感じで、巧くバランスが取れているように
感じることができますね。
もちろん最初にも言ったように、ミルヒやレオ姫の気持ちというのを考えると、観ているだけで
なかなか辛くなってきてしまうところではありますが、その気持ちを和らげてくれるというか。。
序盤からほんわかとした雰囲気を描いてきたことによって、そういう緩い印象がこの作品には
付き纏っているわけで、そういった印象がこの暗い流れを相殺してくれているというのは
視聴者の意識しないところで起こっているのかなと思います。
まぁ何が言いたいのかというと、こういう雰囲気と流れもやっぱりこの作品には必要だよなぁと。
そんなことを今回では強く認識させられたりもしましたね。
というわけで、とにもかくにも本編に話を戻すと、もうレオ姫は窮地に追い込まれてしまい、
その上、ミルヒまでもがあの星詠にて予言された未来の結末にあと一歩というところにまで
迫ってしまったわけで、あとはこの二人の当事者以外が何とかするしか方法はないのですよね。
(レオ姫の星詠みと彼女の行動によってこうなってしまった以上、もう彼女に未来を変える程の
力はないと考えられるため。出来るとしてもシンクたちと共闘する程度かなと。)
故に、そこで一番のキーパーソンになってくるのは個人的にはダルキアン郷なのかなと
思っていたりして、おそらくシンクよりも一番この状況を打破する力と術を持っている
人物であるのだと思います。
おそらく、シンクたちの一まずの役目は彼女たちが到着するまでの時間を稼ぐこと。
まだ、彼女たちがどれだけの力を持っているかというのは明かされてないわけですし
とにかくダルキアン郷が鍵を握っているというのは間違いないのでしょう。
また他で言えば、聖剣の真の力というのも展開を大きく左右する可能性を秘めていそうですね。
まぁ、あまりこういう考察は得意ではないので、あとはもう次回分を楽しみに待って
彼女たちの行く末をしっかりと見守りたいと思います。
とにかく最後はみんなが笑っていられるような気持ちのいい展開になってくれることを
切実に願いたいものです。
次回 「EPISODE10」
もう方向性はほぼ定まったといっても言いのでしょうね。
レオ姫がミルヒの幸せを願えば願うほど、ミルヒへと魔の手が忍び寄っていってしまい
その上、そんな願いのためにと彼女がとり続けてきた行動が逆に物事を悪い方向へと
結びつけていってしまう。
加えて、レオ姫のその行動がミルヒを深い悲しみへと陥れてしまう原因にもなっているわけで、
もう本末転倒とも言えるこの結末というのは、ちょっと観ている方としても辛いですし
この避けようのないストーリー面でのシリアス展開というのは 「やはりそうきたか・・」 という感じで
もう次回が気になってしょうがないのだけど、でも観るのもちょっと怖いような。。
そんな印象を今回は抱きました。というか前回も同じようなことを感想で言ったのですけど
まぁより明確にというか、再認識させられたといったような感じですね。
そして、今回初めて明かされることとなった “魔物” の全貌。
もちろん、登場したと言ってもそれはレオ姫の星詠の中だけであって、それ以外ではラストでの
あの目玉がギョロリと見開くシーンのみなので、実際にはどういう展開が待ち受けているのかは
よく分からないところではあります。
それでも、あのラストや今までの流れ、そして次回のサブタイが隠されているところなどを見ると
この魔物関連の大きな展開の波が次回に押し寄せてくるのはまず間違いないのかなとは
個人的にも思っているところで、やっぱりその中での熱い展開と愛に満ちた展開というのは
否が応でも期待してしまうところですよね。
それは、レオ姫のミルヒに対する愛はもちろん、ミルヒがレオ姫に抱く愛。
そして、シンクがミルヒに抱く愛と、ミルヒがシンクに抱く愛などなど...
やっぱりこの作品って “相手を想いやる気持ちの大切さ” というものを大きなテーマにしていて
そのテーマ性を色々な方向(キャラ)からアプローチしてきているんじゃないかなと思うんです。
だからこそ、そういった点はやはり一番期待するし、気になる部分でもあったりするんですよね。
特に、レオ姫の場合はその想いが行き過ぎ、また自分の中で抱え込んでしまったがために
その “想い” が “悪意” 的に捉えられ、またそのせいで重い展開になってしまったというのも
ありますから、そういった気持ちとは逆行したこの展開の行く末に何が待ち受けているのか・・・。
または、その先で制作スタッフが何を描き切ろうとしているのかというのは、
DOGDAYSという一つの作品の中でも一番重要なポイントになってくるのでしょう。
むしろそこを重点的に描かなければシリアス展開にした意味がないわけですから。
ただ、いくらシリアス展開だとは言っても、やはり “DOGDAYSらしさ”というのは健在なわけで
それ故にそこまで鬱々しい雰囲気が漂うわけでもなく、暗いアニメだと強く感じることもない。
その点においては、いい意味で相変わらずといった感じで、巧くバランスが取れているように
感じることができますね。
もちろん最初にも言ったように、ミルヒやレオ姫の気持ちというのを考えると、観ているだけで
なかなか辛くなってきてしまうところではありますが、その気持ちを和らげてくれるというか。。
序盤からほんわかとした雰囲気を描いてきたことによって、そういう緩い印象がこの作品には
付き纏っているわけで、そういった印象がこの暗い流れを相殺してくれているというのは
視聴者の意識しないところで起こっているのかなと思います。
まぁ何が言いたいのかというと、こういう雰囲気と流れもやっぱりこの作品には必要だよなぁと。
そんなことを今回では強く認識させられたりもしましたね。
というわけで、とにもかくにも本編に話を戻すと、もうレオ姫は窮地に追い込まれてしまい、
その上、ミルヒまでもがあの星詠にて予言された未来の結末にあと一歩というところにまで
迫ってしまったわけで、あとはこの二人の当事者以外が何とかするしか方法はないのですよね。
(レオ姫の星詠みと彼女の行動によってこうなってしまった以上、もう彼女に未来を変える程の
力はないと考えられるため。出来るとしてもシンクたちと共闘する程度かなと。)
故に、そこで一番のキーパーソンになってくるのは個人的にはダルキアン郷なのかなと
思っていたりして、おそらくシンクよりも一番この状況を打破する力と術を持っている
人物であるのだと思います。
おそらく、シンクたちの一まずの役目は彼女たちが到着するまでの時間を稼ぐこと。
まだ、彼女たちがどれだけの力を持っているかというのは明かされてないわけですし
とにかくダルキアン郷が鍵を握っているというのは間違いないのでしょう。
また他で言えば、聖剣の真の力というのも展開を大きく左右する可能性を秘めていそうですね。
まぁ、あまりこういう考察は得意ではないので、あとはもう次回分を楽しみに待って
彼女たちの行く末をしっかりと見守りたいと思います。
とにかく最後はみんなが笑っていられるような気持ちのいい展開になってくれることを
切実に願いたいものです。
次回 「EPISODE10」
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