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ついこの前春アニメが始まったと思ったらもう夏アニメの時期ですよ!
また今回も原作を読んだアニメが結構あるので、原作の印象を書き綴ろうと思います!
原作読んでないからどんな作品か分からない!という方の参考になれば。
あくまで個人的な感想ですが、読んでくださる方は「続きを読む」をクリック!

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2011.06.11 Top↑
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アメコミタッチのヒローアニメ「TIGER&BUNNY」。
ヒーロー達がスポンサーロゴを身につけ戦うという、面白い世界のお話。
最初アニメ放送決定と聞いたときは、HEROMANなどと同じ時間帯のアニメかと思い込んでいたら、なんと深夜帯放送・・・
どうせつまらないだろうと、1話切りするつもり満々で視聴してみました。
感想は「不思議なアニメ」です。
ヒーローもので、バトルシーンもあり、カッコいいのです。
しかし、なぜか見ていると肩の力が抜けて、日常ものアニメを見ているときのような気分になれる。
ストーリー性のあるアニメを見た後に見ると、まるでデザートのように心を落ち着かせてくれます。
何も考えずに誰でも簡単に入り込める世界観に、絶妙なタイミングで時折入るギャグ。
このアニメは今期の「Aチャンネル」や「日常」よりもユルい日常アニメかもしれないです。非日常な話ですけど。

そしていい味だしているのが、このOP「オリオンをなぞる」。
ヒーローものなのですが、全く熱血ソングではなく爽やかな一曲です。
心地よいスピード感あるロックの中で、いい感じに浮いているキーボードの音が夏らしい清清しい音を作り出しています。
どうやら「UNISON SQUARE GARDEN」、キーボードを使用した楽曲はこの「オリオンをなぞる」が初めてらしいです。
このCDに収録されているほかのカップリングはキーボードを使っている曲はなく、唯一キーボードを使っている「オリオンをなぞる」が他の曲と比べてアニソン、ポップ感があります。
彼らの過去の楽曲は聴いたことがないのですが、カップリングを聞く限り、初キーボードの挑戦は大成功だと思います。

力強いのですが、暑苦しくないサビ。
少し幼い感じもする甘い声のボーカルに合わさるキーボードがすばらしい。
キーボードが無ければ、この爽やかなポップさが無くなり、ただのメロディーが良いよくあるロックになっていたと思う。

オリオンをなぞる こんな深い夜
つながりたい 離されたい つまり半信半疑あっちこっち
新未来を願う 空前絶後の
言葉がもし、もし紡げるなら 時間が止まるよ
「ココデオワルハズガナイノニ」

優しい声で歌われるこのサビは一度聞いたら、忘れないでしょう。
もういつでもどこでも、口ずさんでしまいます。
少しアクセントのある「つまり半信半疑あっちこち」が耳に残って離れません。

曲のスピード感、ストレートな歌詞には、TIGER&BUNNYに出てくるワイルドタイガーのような、思いっきり全力でぶつかるカッコよさがあります。

作詞作曲はベーシストの田淵智也さん。
LiSAのミニアルバムにも作曲で参加した方です。

爽やか爽快なこのナンバー。
TIGER&BUNNYを見た後の夏の夜に、オリオンでも眺めながら聞くのをオススメします。

評価:★★★★☆ 4.7




2011.05.22 Top↑
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人気少年漫画「デッドマン・ワンダーランド」がついにアニメ化しました。
数少ない今期のバトルアニメですよね。
グロくてダークなバトルアニメは、あまり好きでは無いのですが、熱いバトル成分補給のために毎週楽しみにして見ています。

OPはインターナショナルロックバンド、fadeの歌う「one reason」。
しかしアーティスト名義はDeadman Wonder Bandの略でDWB feat.fade となっています。
fadeとして歌うのでは無く、楽曲提供のようなつもりの曲だから、こういう名前にしたのかもしれません。

さすがインターナショナルロックバンドであって、曲の方は洋楽ロックを意識したものすごくカッコいい音になっています。
作品の世界観に合った、重くダークなハードロックに、激しいエモーショナルな歌声は海外のエモーロックのような雰囲気が伝わってくる曲です。

歌詞も全て英語なんですが、ちゃんと韻も踏んでいて、聞いていて違和感のある英語では無いです。
でも、同じ邦楽バンドならONE OK ROCKのほうが一枚上手かなーと思ってしまう。

CDでフルを聞くと、劣化版洋楽ロックのように聞こえるのですが、アニメのオープニングでは全く印象が変わってくるのです。

最近のバトルアニメに多い、登場キャラ達が技を出して戦いまくる映像とは違い、戦闘シーンが1回も出てきません。
暗い画面の中で血をイメージした赤と黒を使い、激しく次々と映像が変わるという、アメリカ人とかがものすごく好きそうなカッコ良さです。
これがfadeの曲とものすごく合っいて、アニメOPとしては高く評価していいと思います。

バトル満載のデッドマンワンダーランド。
ただの厨二病アニメかと思いきや、この面白い世界観にどんどん引き込まれて行ってしまう。
OPもEDもいいし、ちゃんとアニメ化成功しているいい作品だと思います。

評価:★★★☆ 3.9
2011.05.19 Top↑

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変態が集まる変ゼミ。
ただの下ネタアニメかと思っていたら、面白くて面白くて…
今期TOP3に入るアニメですね。
まぁただの下ネタアニメなんですけど。
アザゼルさんといい、15分アニメも面白いですね。
気楽に見れて楽しいです。

オープニングは無いので、アニメの最後に流れるこの「Punctuation」が主題歌です。

Punctuation…
句読点という意味らしいです。
パンクロックとかかと思ってた自分が恥ずかしい。

お世辞にもいい曲とは言えませんが、なぜかクセになってしまう曲です。
それは花澤香菜の可愛らしい歌い方のおかげだと思います。
決して歌がうまいのではなく、ちゃんとキャラを出しつつ歌えるという。
アーティスト名義も松隆奈々子というキャラ名で出してますし、完全にこの曲はキャラソンなんです。

オリコン入りするようないい曲ばっかで、もろに「キャラソン」って感じの主題歌が最近少なかったので嬉しいです。
こんな曲、人前では流せないですもん。
これこそアニソンという感じがします。

歌詞に下ネタが含まれているところがちゃんと変ゼミの世界観に合っていて良いですね。

胸の衝動の名は愛 I LOVE LOVE LOVE…略して『あいぶ』
好き間で揺れちゃうのよ ブラブラブラ…じゃぁ、とめてちょうだい

「あいぶ」だの「ブラジャー」だの、けしからん。

作曲は菊地創さん。
なんとヨスガノソラの比翼の羽根を作曲された方です。
ここまで対象的な曲を作れるというのもまた、プロの腕ですね。

花澤香菜の声にカッコいいギターサウンドが合わさって生まれたこのキャラソン主題歌。
いい曲では無いですけど、楽しい曲です。

評価:★★★☆ 3.7
2011.05.17 Top↑
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花咲くいろはEDの「Hazy」がついに発売されましたね。
この曲は私の中で今期No.1EDでして、フルverが聞きたくてウズウズしていました。
ではさっそく感想を。

初恋限定。のOPソングでデビューし、どんどんと人気を博していき、武道館ライブまで達成した声優ユニット「スフィア」。
数々の声優ユニットがある中、このスフィアはかなり成功しているグループだと思います。
3月にも2ndアルバムを出し、今回のシングルは7枚目になります。

もともと私は、明るく楽しく!みたいな、あきらかにアイドルグループって感じのユニットが嫌いでして。
スフィアもキャピキャピ歌ってるだけなんだろう、という印象があり聞いてなかったのですが、今回の曲で幻想をぶち壊されました。

最初にいろはのEDで聞いたときはスフィアと全く気づきませんでした。
ゆっくりと優しいアルペジオから入り、一人ずつ順番に歌って始まります。
春らしい爽やかなギターのアルペジオに、スフィアが優しく歌うミディアムテンポなこの曲は、今までの私が抱いていた「スフィア」のイメージを完全に壊し変えてくれました。
流石は声優で、プロの歌手も顔負けな美しい歌声です。
スフィアはアップテンポな曲よりも、今回みたいなミディアムソングのほうが彼女たちの声の良さが引き出されていいと思います。

全員で歌うサビも良いのですが、この曲はサビ以外が聞き所だと私は思います。
「夢を見る少し手前で
置いてきたものはなんだっけ
忘れてしまいたくはないけど
時折ふっと~」
一人ずつ歌うこの綺麗なメロディーがクセになって大好き。
サビじゃなくて、ずっとこのAメロを聞いていたいほどに。

作曲は今までもたくさんのスフィア楽曲を担当してきた黒須克彦さん。
平野綾の曲もたくさん手掛けてきています。
次もぜひスフィアに綺麗な曲を歌わせて、この方向性で進んでもらいたい。

春になりちょっと綺麗な大人になったスフィア。
止まるところを知らないままどんどんレベルを上げていってほしいです。

評価:★★★★☆ 4.5
2011.05.15 Top↑