空深ク、彼方へ ―

いやー、参りました。前回の感想で期待しているとは書いたもののまさか2話にして
ここまでの面白さを発揮してくれるとは思いもよらなかったです。

もう展開から話の構成、萌えや燃えといった色々な要素まで全部が全部
めちゃくちゃいい感じで合わさっているんですよね。
見ていて全く気持ちが途切れないというか、テンポもいいですしすんなり溶け込める感じで。
それでいて要所要所で笑える場面も盛り込まれているから、これは気持ちのいい作品です。

けど、そう感じられるのも多分、この戦争がただのスポーツであるということが
前提にあるがためのものなのかも知れませんね。
余計なことを考えずに、ただただ繰り広げられる展開を楽しめるというか。

この気持ちよさっていうのは、例えば現実のサッカーなんかの白熱した試合を見終わった後の
爽快感にどことなく似ている部分なんかもある気がします。


　


特にレオン閣下の清々しさときたら半端じゃないですよ。
近年稀に見るカッコ良さを持ち合わせたキャラです。
個人的に今期ではおそらく戦国乙女のノブナガ様と双璧になるだろうと思います。

もう、一つ一つの仕草から、紋章や技の演出までも全てが様になり過ぎていて
そこに小清水さんのハリのある声が合わさるから、とにかく凄く気持ちいいんです！

それに敵とは言っても、そこもあくまでスポーツということで勝てぬとなれば
潔く負けを認め降参する。そんなスポーツマンシップに乗っとっている姿勢がいいですよね。
試合には全力で立ち向かい、試合が終ればフレンドリーな戦友に。

まさに選手の鑑です。これは惚れないわけがない。

また、圧巻の戦闘描写が尚のこと彼女のカッコ良さと話全体の熱さを
見事なまでに引き出しています。

もうね･･･。何度でも言いますけど気持ちよ過ぎです(笑)


　


そして、そんな閣下に対し真っ向から勝負を挑むエクレールもまたカッコ良かったです。
彼女の戦闘シーンもかなり迫力のある感じで良かったですし
主人公であるシンクも含め何だか登場人物の皆が皆、実直でいいキャラしてますよ。

しかも彼女の場合はちょっとしたエロというか萌え的な要員も兼ねていて
そのギャップがまた可愛らしくていいですよね。ツンデレっぽい感じも含め。

うん。こう見ていくと何だか今回は色々なキャラの良さがよく描かれた回でも
あった気がします。それぞれの特性を引き出していましたし。
それでいて世界観(戦争)の説明もきちんとあったわけですから、やっぱり話の構成がうまいですよね。


　


けれど、そんな話の結末には思わぬ落とし穴が実はあって･･･(苦笑)

これはちょっと予想外な展開でしたね。。
｢そうか、そうきたか！｣ って感じで、まさか帰れなくなるとは思いもしませんでしたから。
考えてみれば確かにそうであっても全くおかしくないのですけど
何だかそういう雰囲気を全く感じなかったので･･･汗

しかし、こうなると当面の話の目的としては姫も自責の念を感じて
彼を元の世界に戻す方法を見つけ出すっていうことになるんですかね。

ちょこっと出てきた現実世界の描写もありましたし、あの幼馴染の子も心配して
シンクのことを探し出すのかも知れませんけど
ちょっとどういう展開に話が転ぶのかはまだよく分からない感じですね。

もう二転三転はしそうですけど、そこはオリジナルアニメなだけに、ここからどういう展開を
見せてくれるのかといった部分はやはり期待せずにはいられないところでしょう。

とにかく楽しみですね。


それと作画や動きなどは非常にいい感じですね。素晴らしいです。

一話の感想でその辺りを心配する声が結構上がっている印象を受けましたけど
このクオリティのまま保ってくれればいいなぁと思います。




次回　 「帰りたい！帰れない？勇者inフロニャルド！」

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