北陸新幹線 (長野経由)

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昔からの恋人(北陸)を金持ち(首都圏)に取られるようだ
北陸新幹線 について、関西人

北陸新幹線(長野経由)(ほくりくしんかんせん・ながのけいゆ)とは、エクストリーム公共事業であり、社会の上部構造の象徴である。

概要[編集]

北陸新幹線は下部構造である在来線を粉砕し、東京都民の利便性のために小諸市高岡市といった地方都市を下流へと追いやり、北陸地方の労働者を東京へ供給する役割を果たす。また、北陸新幹線はJR間の上下構造をも象徴し、名目上は東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)によって運営されているものの、実質的に全線がJR東日本によって支配されており、一部区間ではJR西日本の乗務員もJR東日本の指揮下に入る。

歴史[編集]

計画では上越新幹線と接続する長岡駅を起点とし、富山市金沢市福井市敦賀市といった北陸地方の主要都市を経て、最終的には新大阪駅に至るという大変長~い長~ぃ路線であった。しかし、何らかのトラブルで長と長が取り違えられ、長野が起点になってしまった。

長岡が起点の当初計画では、上越新幹線に乗り入れて東京新潟の双方からのアクセスを可能にする予定だったが、起点が長野になったことで他の新幹線との接続がなくなってしまった。そこで、長野から一番近い上越新幹線の駅である高崎駅を起点とする事が決まったが、同駅での上越新幹線との乗り入れは東京方からのみとなった。期待を裏切られた新潟県から猛抗議が寄せられたのは言うまでもない

また、高崎 - 長野間で並行する長野新幹線の処遇も問題となった。当初は長野から富山へアルプスをトンネルでぶち抜いて直通する「北回り新幹線」という名称だった。国鉄民営化で「長野行新幹線」となったが「エデン」同様、定着せず、いつの間にか「長野新幹線」に変わっていた。

1998年の五輪の祭典を見据えて作られた長野新幹線だったが、東京一極集中の波には抗えず、五輪終了後は乗客は減る一方だった。そのため、発展が見込めない長野新幹線は潰して北陸新幹線に一本化することが決まった。この件で長野県とは相当揉めているが、詳細は長野新幹線の項目を参照されたい。

そんなこんなで大まかなルートが決まっても、建設は思うように進まなかった。富山石川福井の各県でいわゆる「駅設置合戦」が勃発し、どこに駅を作るかで大揉めに揉めたからである。日本海特有の豪雪対策と課題が山積みになったことも、遅れに拍車をかけた。

そして2015年3月、高崎 - 長野 - 金沢間がようやく開業。これにより、北陸地方のど田舎地帯と首都圏の間で片道1週間を要していたのが、片道6日間に大幅短縮された。なお、北陸新幹線の整備にあたっては北海道新幹線九州新幹線との間で激しい開業競争が繰り広げられたが、九州新幹線の博多 - 鹿児島中央間が全通した段階ではまだ一区間も開業しておらず、北海道新幹線ともども大敗を喫する結果となった。

その後2024年3月には金沢 - 敦賀間が開業。これにより福井県民の志向が大阪から東京に変わり、更に東京一極集中が進むことになった。

運行形態[編集]

かがやき
東京 - 金沢・敦賀間の速達タイプ。北陸のかがやかしい未来への超特急だが、新潟県が「全列車停車しなければ負担金を払わぬ」と暴挙を働いた罰からか、同県の駅には止めてもらえないことになった。上越妙高と糸魚川のたった2つしかない駅を通過してしまうため、「長野の次は、もう富山か」なんて声も聞かれる。新潟県は「なんでや!」と突っ込んでいるというが、在来線との接続駅を十日町寄りにしとけばこれほどにはならなかっただろう。発車標での種別色はのぞみ同様黄色で、黄色は速いという火災帝国の考えをそのまま北陸新幹線にも適用した模様。
はくたか
東京・長野 - 金沢・敦賀間。日中の長野駅〜富山駅間はこれしか走らない。熊谷と本庄早稲田を通過するほどの元気はあるが、上越妙高からは完全に勢いを無くし鈍速になる。かつてほくほく線で暴れ回っていた「ハゲタカ」の生まれ変わり。発車標での種別色はひかり同様に赤で、ひかりのようにこの列車も永遠の二番手のような存在を示している。
つるぎ
富山・金沢 - 敦賀間。金沢までだった頃は車両の1/3が閉鎖され、グランクラスは1席も営業してくれない空気輸送の大変環境に悪い列車だったが、敦賀延伸でそのような心配はなくなった。
名称について、富山県は剣岳に由来し、石川県は加賀一の宮がある鶴来に由来し、福井県民も負けじと参戦して剣神社が由来になっているとそれぞれ主張している。この問題についてJRは明言を避けているが、お察し下さい
発車標での種別色は青で、山陽新幹線におけるこだまのポジション…かと思いきや通過駅がある。中には金沢を出ると福井しか停まらないというかがやきより速いつるぎまであり、北陸新幹線の中で一番カオスな種別でもある。敦賀駅では大阪方面のサンダーバードと米原・名古屋方面のしらさぎに接続するが、サンダーバードとしらさぎがしょっちゅう遅延するため、接続待ちでつるぎや後続のかがやき、はくたかも遅延するのがお約束である。これにより大阪や名古屋での遅れが遠く離れた東北山形秋田北海道上越の各新幹線にも波及し、和歌山での遅れが遠く離れた小田急に波及した阪和線みたいな状態になってしまった。
あさま
東京 - 長野間。はくたかより停車駅が多い。廃止になった長野新幹線から引き継がれた。
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えっぽく
敦賀・金沢 - 新潟間。上越妙高 - 長岡間が開業した際に1日15往復が設定される予定。
とりあえず、現状は在来線の特急「しらゆき」が頑張っている。そこで使われているE653系がボロボロになったら検討される?

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東京駅 - 高崎駅間はこっちを参照。

高崎駅
珍走団の聖地こと群馬県にある駅。新幹線も例外ではなく、この駅から一気に加速して碓氷峠に突っ込んでいく形で作られている。そのため、走り屋 vs 新幹線のエクストリームスポーツ新種目開催が計画されている。
新幹線ができる前にここを通っていた信越本線でも似たような競技が行われていたが、何度も峠とデッドヒートするうちにレールがいかれてしまったため、廃線になった。仕方ないので、今度は代行バスを運行して走り屋と直接対決できるようにした。
安中榛名駅
新幹線初の悲境駅。駅前がゴルフ場になっていて、改札出てすぐ横にはゴルフショップもある。このためゴルファーの利用が多く、森の中なのでも利用する。しかも、この辺にいる猿はどこか律儀で、ちゃんと切符を購入する(ちなみに獣は子供料金で買える)。実際にプロゴルファー猿が生まれる地になりそうだ。
軽井沢駅
言わずと知れた避暑地。しかし、「かがやき」は華麗にスルーする。
佐久平駅
小諸市に駅ができるはずが、なぜかこっちにできてしまった。結果、小諸は荒野と化した。
上田駅
東急上田線はお乗り換え。
長野駅
長野市の玄関口。全ての列車が止まる。この駅の近くで川中島古戦場を経由するため、建設に際して山本勘助を鎮めるためにNHKと合同で法要が営まれた。なお、長野新幹線時代に直前で力尽きたが、なんとかして長野の名を冠したかったがゆえ地上駅として開業した。
飯山駅
飯山市の玄関口。飯山線はお乗り換え。
上越妙高駅
元々あった脇野田駅を線路ごとずらして開業した駅。この駅から東側はJR東日本、西側はJR西日本の担当となる。上越市の玄関口だが、何らかの理由により上杉謙信の居城からはある程度の距離を置いている。
計画時の仮称では上越駅とされていたが、上越新幹線と間違える客が多発するのは確実で、あげく市民も上越という名を気に入っていなかったために今の駅名になった。
また、新潟県知事は「全便止めなければ補助金は出さない」と反発していたが、むしろ新潟県民にとっては、新幹線は所要時間がなんやらだの並行在来線特急が上越妙高始発になるやらだので、経営分離には不服だったという。
糸魚川駅
糸魚川市の玄関口。「春よ来い」が発車メロディなので、季節感がない。
元々この駅の設置予定はなかったが、北アルプスをぶち抜いて東京から北陸を一直線で結ぼうとしたことが山のの逆鱗に触れてしまい、水蒸気爆発事故が発生。上杉謙信の仲介もあって日本海沿岸を迂回する事になった。これで黒部ダムの水が抜ける心配はなくなった。
なお、先の爆発事故は航空会社や東北地方が、時間短縮効果が大きくなりすぎないように仕組んだものと推定されている。南アルプスをぶち抜こうとしている中央新幹線に対して、長野県が同じような計画を実行しようとしたが、失敗した。
黒部宇奈月温泉駅
宇奈月温泉までは非常に遠いのであしからず。おとなしく富山地方鉄道を使いましょう。
この駅から先の魚津市付近の海岸には、蜃気楼によるワープ実験設備が設けられている。書類上はUSJにつながっているらしいが、確かめに行って生還した者はまだいない。
富山駅
駆け込み乗車対策として発車メロディにバロッケンを採用しているが、良い曲なので聞いていた客が乗り遅れるという事態になっている。
駅には富山の薬売りにコスプレした者およびそれに扮した忍者、そしてチンドン屋が溢れている。どこにもそんな連中おらんぞって?なぜなら、大衆には見えないから…。
新高岡駅
万が一事故っても供養が可能なように、発車メロディに仏具を使用している。
この駅から先の倶利伽羅峠には線路上に小屋の用地が確保されており、過去に行われたエクストリーム・源平合戦をヒントにした、火だるまの vs 落武者 vs 新幹線のエクストリームスポーツ新種目開催が計画されている。
川中島同様、建設にあたっては平家落武者一向一揆に参加した農民などのを鎮めるために法要が営まれた。
金沢駅
ここまでは2015年に開業。新幹線駅で最もキンキラキンな駅にしようと、改札からホームまで全面を金箔にした。グランクラスでも金箔を用いているために、盗難防止の監視員を裏の仕事としたパーサーが見張りをしている。京急電鉄の金沢文庫駅とは地下通路で結ばれている。
白山神社駅
石川県は県内に3駅も新幹線駅を作ってもらえたのにそれでも不満らしく、「白山神社境内に4駅目を作れ」と、白山神社境内すべてを選挙区としていたある大物政治家が圧力をかけ続けた結果、開業した。しかし営業列車は全て通過するので、列車で降り立つことは不可能となっている。
小松駅
小松市の玄関口。ここと加賀温泉駅の発車メロディはユーミンが制作している。
加賀温泉駅
加賀市の玄関口。整備新幹線では珍しく通過線がある。要は待避の為だけに作られた駅
芦原温泉駅
あわら市の玄関口。ここから福井県に入る。
福井駅
先に駅だけ作ってフライングしたかに見えるが、実はえちぜん鉄道との相互乗り入れ計画があるためである。これによって永平寺まで乗り換えなしでいける予定である。そのため福井市も負けておらず、ホームが狭いからと福井駅のスペース確保の拡張工事をさらに勧める提案をしている。
発車メロディは在来線でも使われていた葉加瀬太郎作曲の悠久の一乗谷だが、在来線と違って何故かアレンジがされている。
越前たけふ駅
福井県内で唯一新設される新幹線駅の座を越前市鯖江市で争っていたが、最終的に越前市が勝利し南越駅という仮称が付けられた。しかし鯖江市も譲らず「せめて駅名に鯖江を入れろ」と新函館北斗駅みたいな要求をしていたが、JR西日本はこれに気分を害したのか、正式な駅名に「鯖江」の名が入ることはなかった。
また、読みが同じ「越前武生」駅を有する福井鉄道に関しては、同鉄道の社長が「金を出してくれるなら駅名を譲ってやらん事もない」との意向を表明。JRは珍しくこの要求を呑み、福鉄側が駅名を変えることで穏便に[要出典]合意した。
敦賀駅
とりあえずここまでは2024年に開業。今後数十年はこの駅が終点になる予定。この付近にはラムサール条約の湿地があり、将来的には銀河鉄道のように列車が空を飛ぶことを想定しているのだという。
また、西口から新幹線ホームがかなり離れてしまうため、東京駅の京葉線みたいな動く歩道の設置が要望されている。
新幹線ホームの高さは37mで、これは一般的なビルの10階に相当するが、1階のホームから発着するサンダーバードやしらさぎとの乗換時間は8分であるため大垣ダッシュならぬ敦賀ダッシュが毎日開催されることになった。

今後の計画[編集]

白山神社以西のルート選定[編集]

全線開業の暁には東海道新幹線と完全に競合するため、JR東海火災関白の逆鱗に触れかねず、関係者による調整が続いている。いまのところ東海地震の際のバックアップと称することで微妙なバランスを保っている。そのため白山神社より先大阪方面へは、治安問題、越前ガニ問題などの影響により、一時は整備不能とまで言われていた。そのため最終手段として以下の案も検討された。

  • A案:白山神社境内にある小松空港にて、乗客を乗せたままの車両を航空機に搭載して大阪方面に空輸。
  • B案:雪を発射台にしてレールガンとして射出。
  • C案:蜃気楼を使ってワープ。

しかし、B案はJR西日本によるレールガンの試験で失敗が続き、冬季しか使えないので廃案。C案もあまりに危険なので廃案。A案も着点について大阪民国との合意形成に至らず廃案となった。

2014年あたりから懸案事項でもあった治安問題、カニ問題が収束。これにより、敦賀までは何とか2023年開業という目処が立った

敦賀以西のルート選定[編集]

敦賀以西のルートは、前述の火災関白のこともあり、決定に時間がかかった。2016年12月に「小浜・京都」ルートに決まったものの、滋賀県は完全スルーされる事が確定した。また、着工については北海道新幹線を優先させる事が発覚し、2031年からとか言い出してどうしようもない状態となっている。

福井県[編集]

当初はオバマ大統領が住んでいるホワイトハウス近くを通る予定で、オバマ本人も大絶賛だったという。しかし、大統領が代替わりした影響でアメリカ合衆国政府との協議が難航し、東海道新幹線に乗り入れる米原経由も検討されていたが、16両編成以外は新幹線と認めない火災関白の意向でこれは却下された。

仕方がないので、JR西日本は小浜ルートになった際には新幹線駅を作らない予定だった。しかし、福井県議会からの陳情や、オバマの跡を継いだトランプ大統領から直々にゴーサインが出たこともあり、ホワイトハウスの東側に新幹線駅が設置されることになった。

なお、開業の暁には北陸新幹線全体で使う電力を供給するための原子力発電所が建設される予定であり、小浜線の電化の時のように謎の匿名寄付があるかもしれない。

京都府[編集]

京都市内を通る予定だが、京都駅の位置をどうするかで揉めている。中には桂川駅を京都駅にする案まであり、もし仮に桂川案が実現したら桂川駅に新快速が、阪急京都線洛西口駅に特急が停まるようになるかもしれない。

大阪府[編集]

学研都市線松井山手駅付近に新幹線駅が作られる予定である。

なお地上区間は敦賀付近、小浜付近、京都南部~松井山手のみでそれ以外は全てトンネル。車窓が楽しめないじゃん。

上越妙高 - 長岡間[編集]

当初の計画であった長岡駅起点のルートについては、上越妙高駅から延伸して長岡駅まで接続する計画がある。長岡の新幹線ホームには超高速BRTが走れるような線路がないホームがあり、これこそが延伸計画の予定地である。また、直江津駅では新幹線が来ることを見込んで駅舎を改築していたため、何がなんでも開業に漕ぎ着けさせたいようである。

しかし現在もこのルートが建設される目処は立っていない。

問題点[編集]

地元経済への影響
この新幹線の開通に伴う弊害のひとつとして、閉鎖的なことで知られる越前カニの取引市場に東京モンが参入し、これまで独禁法ぎりぎりで牛耳ってきた地元漁連の影響力が弱まってしまうのではないかという懸念が地元では渦巻いている。
北陸のホテル業界は当初、今まで少なかった首都圏からの観光客を呼び込む絶好の機会と考えていたが、あまりの時短効果に日帰り客だらけになってしまうことを最近になって気付いた。
航空業界への影響
東京 - 北陸間の所要時間が大幅短縮されることにより、北陸方面の空路がじり貧となることが懸念されている。全日空ではドン・若狭得治の遺言に従い、全日空の新たな収入源として海外路線の開拓に乗り出すほか、小松空港能登空港の軍事基地化や、金に物を言わせた航空運賃の大幅値下げなどを行い、新幹線に対抗している。
経営分離された在来線を引き受けることによる増収策も注目されている。この付近でJR西日本が捨てた富山港線(現・富山地方鉄道富山港線)が実は鉄ヲタが群がる金のなる木だったことがわかっており、黒字化の見込みは皆無ではない。
東北地方への影響
東北地方の民は一丸となって東北新幹線を建設し、新型車両の導入によって東京 - 青森間の所要時間を東京 - 北陸間よりも短縮することに成功した。これで「辺境の地」の称号を安心して北陸地方に譲ることができたはずだったのだが、この新幹線の開通に伴い所要時間の再逆転を許してしまうことになる。これでは東北のイメージダウンにつながりかねないため、東北地方の民は頭を悩ませている。
東北新幹線の「はつね」にはグリーン車よりも上のグランクラスが設定され、国内で唯一新幹線にファーストクラスがあるというのが売りであったが、北陸新幹線でも導入が決定し、唯一と名乗れなくなってしまった。
夢の国への影響
TDL vs USJは北陸新幹線でも争いを繰り広げており、旅行商品のオプションが毎年増えている。金沢からの始発をTDLの開園時間に近づけ、USJの開園時間に間に合っていた富山方面からの始発をなくした黒鼠の妨害活動は…おっと誰かが来たようだ。

関西が主張する陰謀論[編集]

関西からみた北陸新幹線

冒頭でも述べたように、北陸新幹線が金沢まで開業したことで金沢からの所要時間が東京と大阪で逆転し、富山からの所要時間は両方ともトントンから大差で東京の方が近くなった。これを関西(特に経済界)では、北陸の取引先や観光客、大学の進学先を根こそぎ奪い取る東京一極集中のための陰謀だと主張している。北陸新幹線だけでなく、リニア中央新幹線も当面大阪までは達しないが、これも限られた財政や優先順位を東京にいる国会議員官僚考えれば仕方のないことである。なお、似たような境遇にある東海地方は相手にもしていない[1]

関西では陰謀説を信じる人が徐々に増えて役所のお偉いさんにまで広がり、白山神社以西のルートについて一番早く安く作れるルートで整備し、ついには通らない滋賀県のために金まで出すと言ってしまった。そこまでしてでも早く作ってほしいらしく、東京への嫉妬の凄まじさを感じる。当然ながら、自分たちの税金を滋賀県のために使うことに反発する動きもある(特に偽京都駅周辺)。この反発する人たちは山陰新幹線との直通運転を画策しているが、そんな事をしたら赤字まみれになる事はJR北海道を見れば一目瞭然なのに「我田引鉄」思想から抜け出せないようだ。

新潟県に及ぼす影響[編集]

他県と同じくらい路線長はあるのだが、山ばかりでほとんどがトンネルのため、負担の割に恩恵が少ないと主張する新潟県民も少なくない。以下、新潟県民の懸念事項を挙げる。

  • 北陸新幹線のあおりで上越新幹線の本数が減らされる。
  • 大宮 - 東京間では過密ダイヤにより、上越新幹線の一部が東京駅から締め出され、大宮や高崎発着となって乗換えを強いられるようになる。これに関しては東北新幹線にも同じことが言える。
  • 前述の通り、最速達の「かがやき」は新潟県内の駅に一切停車しないため、沿線地域で「話が違う」「騙された」という抗議の声が上がる。静岡県の「のぞみ通過税」に新潟県も着眼して、通過税を徴収し始める。
  • 上越新幹線と北陸新幹線に挟まれた柏崎市が孤立する。原発を停止して両新幹線を止めるという暴挙に出ようとするが、新潟県中越沖地震で既に止まっていたというオチである。
  • 北越急行ほくほく線が破産する。三セク債の借り換えに失敗し、新潟県も連鎖倒産する。
  • JR東日本とJR西日本のシステムを無理やり統合したため、某銀行のシステム障害のようにトキ鉄のシステムがダウンし、毎度のように終日運休する。
  • トキ鉄は他県の並行在来線と比べてトンネルが多いため、つららの落下による事故が多発する。冬場の凍結に海風による塩害も重なって老朽化が著しく進行し、北陸新幹線の並行在来線の中で一番乗客が少ないのに莫大な維持費を背負うことになる。
  • 赤字対策のため、大糸線が終日運休となりバス代行に切り替えられる。これに関しては現実のものとなりつつあり、南小谷 - 糸魚川間が廃線イエローカード状態になっている。

北陸新幹線の開業を少しでも遅らせるため、負担金を拒否するなど嫌がらせを行っていたが、所詮は無駄な行為に過ぎなかった。その抵抗からか、直江津駅では北越急行経由で越後湯沢接続の上越新幹線の空席案内しかしていない。トキ鉄の所属になり本社も設置したはずなのに、自社で数駅先の上越妙高駅に行かせない工作なのか?

並行在来線問題[編集]

JRは「北陸に新幹線が来れば並行する在来線を放棄する」と地元を脅し、地元もこれを「やむなし」と受け入れている。並行在来線を引き継ぐ新会社は県域ごとに異なっているが、これは新潟県が我先にと引き継ぎ会社を設立して県境付近まで引き継ぐようにしてしまったことと、富山県は石川県から冷遇された過去があって仲が悪いためである。

長野県内を受け持つしなの鉄道(しな鉄)を除き、全て新設された第三セクター会社となる。社名は、新潟県が「えちごトキめき鉄道」(トキ鉄)、富山県が「あいの風とやま鉄道」(あいの風)、石川県が「IRいしかわ鉄道」(IR)、福井県が「ハピラインふくい」(ハピライン)という個性的なネーミング揃い。トキ鉄は越後線の柏崎 - 越後吉田間も引き継ぎたいとJR東日本に打診したが、「新潟に成田スカイアクセスを作る気か」と拒絶された。

赤字削減のための減便は特に行われず、北陸本線得意のロングランもあいの風とIRでは「あいの風ライナー」という形で維持された。一方でしな鉄とトキ鉄は仲が悪く、定期列車での直通は一切なくなりすべて妙高高原駅で乗り換えとなる。

各社とも車両はケチったため、大半がJRから譲渡された車両での運行となっている。あいの風に至っては国鉄型の413系までいる始末。たまに自社発注の新車も紛れているようだが、仕様が同一なので誰も気にしない。また、アボーンネットワークの伝統である減車は踏襲され、混雑が激しくなっている。

JR時代と比較して各社とも運賃は値上げされている。多少の乗り継ぎ割引はあるが、運賃は会社毎にばらばらになり、富山 - 金沢間に至っては競合する高速バスの方が安い。

また、経営分離で孤立した大糸線城端線氷見線七尾線越美北線の各線は対策として通過連絡運輸による特例が設けられているのでそんなに問題はないらしいが……。

青春奪取および北陸おでかけできない問題[編集]

青春18きっぷ」や「北陸おでかけパス」(土日祝限定で北陸地区のJR線普通列車が1日乗り放題)といった便利な切符が、JRから分離されることで使えなくなってしまう恐れがあった。これに関しては区間ごとに処遇が異なっている。

青春18きっぷに関しては、IR・あいの風は富山 - 高岡 - 津端間[2]、ハピラインは越前花堂 - 敦賀間[3]をそれぞれ通過利用する場合に限って使用できる。区間内で途中下車したり、区間外まで乗り通すと全区間の運賃を請求されるので注意。それ以外の区間は一切使えないため、金沢駅と福井駅は18きっぷ史上初の18きっぷで行くことができない県庁所在地駅になってしまった。あとトキ鉄には特例こそ無いものの「トキ鉄18きっぷ」という18きっぷがあれば購入できる切符が存在する。[4]

北陸おでかけパスに関しては、「北陸おでかけtabiwaパス」にリニューアルのうえ値上げこそするがその分上越妙高 - 直江津間が使用可能になった。ただし北陸おでかけパス時代はエリア内だった長浜 - 敦賀間は対象外となり、またスマートフォンが必須になるため切符収集鉄は涙目になってしまった。また、在来線特急が特急券を購入すれば乗れる[5]のに対し、新幹線では乗車券部分含め無効となる。

災害に対する脆弱性[編集]

2019年の東日本台風による被災で、北陸新幹線は長野 - 富山間で不通となった。大人の事情北越急行による迂回ルートも使えなかったため、北陸と東京の間は米原・京都経由で東海道新幹線、もしくは飛行機を使わざるを得なくなった。

これは、北陸へのアクセスにおいて長野での被害を想定していなかったという事であり、雪にこそ強いものの水害に対しては最弱の輸送機関であることが明るみに出てしまった。もっとも、まさか100年に1度と言われる水害でこうなるとは誰も思わなかっただろうに。

優等列車の廃止による利便性の低下[編集]

2015年春の長野 - 金沢間開業に伴い、金沢以東の特急列車は七尾線に直通する「サンダーバード」「能登かがり火」「花嫁のれん」を除いて全廃された。これによって大きく利便性が低下した地域があり、例えばそれまで乗り換えなしで行けた新潟 - 金沢間は、上越ナントカで乗り換えなければならなくなった。 そして2024年春の金沢 - 敦賀間開業により敦賀より先に行く特急列車は全廃された。これによって大阪・京都・名古屋から福井・金沢へ行く場合は敦賀で乗り換えが必要になった。

普通列車からしてみれば特急退避が完全になくなり、所要時間の短縮が見込めるため悪いことづくめと言うわけではない。とはいえ、所要時間の短縮と利便性は別もの。優等列車が通らなくなった福井 - 金沢および富山 - 直江津は阿久根や小諸の二の舞です。

敦賀開業に伴う特急列車の処遇[編集]

前述の通り新幹線駅の誘致に失敗した鯖江市が、来たる敦賀開業に際して激怒している。西からの特急列車が敦賀止まりになるため、大阪方面から乗り換えなしで来れなくなるからである。

「フリーゲージトレイン(FGT)もJR九州で失敗したクセしてこっちはろくに決まらん。鯖江停車を前提として特急を福井まで運行せんかい!ゴラァ!!」とJRの暴挙に反抗していた。いずれにせよ、滋賀県北部で路線が麻痺して敦賀まで在来線特急が来れないのなら、敦賀まで開業したところで大して新幹線のうま味が得られないのである。実際のところ、JR西日本も長野・東京から迂回して西へ行くよう案内する始末であり、「便利で快適な新幹線をご利用ください。」運動に近いことをやっているとも言えよう。

しかし鯖江市の想いが届くことはなく、敦賀開業後は無慈悲にも西からの特急列車は全て敦賀止まりになることが決まった。

新幹線の線路を先に走ったえちぜん鉄道[編集]

金沢までしか開業が決まらないのに、その先もフライングして作っていることがバレてしまい、税金の無駄遣いだと批判が殺到した。これに対して福井県は激怒し、計画を変更して暫定的にえちぜん鉄道に使用させると発表した。

前例として、東海道新幹線の線路を先に走った阪急電鉄があるが、この場合は新幹線と同様の標準軌だからこそなしえたワザであって、えちぜん鉄道は狭軌で、直流で、電圧も運行システムも違うため、かなり特異な事例であるといえる。

現在は自前の線路が完成したため、北陸新幹線に返還されている。

総括[編集]

とりあえず能登かわいいよ能登

脚注[編集]

  1. ^ しかし、東京までの片道運賃はサンダーバードを使用した場合の大阪までの往復運賃とほぼ同じである。
  2. ^ 孤立した氷見線・城端線・七尾線と高山本線を接続する特例。
  3. ^ 孤立した越美北線と北陸本線・小浜線を接続する特例。
  4. ^ 同様の例としては肥薩おれんじ鉄道で発売されている「おれんじ18フリーきっぷ」が挙げられる。
  5. ^ ただし特急しらゆきは乗車券部分含め無効。

この「北陸新幹線」は、混雑がひどく、両数を増やす案が出ています。両数を増やして下さる協力者を求めています。 (Portal:スタブ)