ボルシチ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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ボルシチは様々は具のバリエーションが存在している。

ボルシチとは、赤カブを中心に様々な材料を煮込んでサワークリーム等を添えたロシアの代表的な煮込み料理である。世界三大スープの一つとして多くの人々に好まれている。

概要[編集]

様々な材料を煮込んで作るスープであり、シチューの一種だと言われる事も多い。元々がロシアの一般家庭で作られる家庭料理であるため、具材は地域や家庭によって大きく異なる。つまりブルジョワのボルシチは具沢山で、プロレタリアートのボルシチは具がキャベツのみといった具合だ。全てのボルシチに共通している点は、鮮やかな深紅色をしているというくらいのものであり、この色は決して赤カブの色素ではなく具材の混沌により生み出されるいわゆるロシア的思想を象徴するものである。

作り方[編集]

赤カブ(ビート)、タマネギニンジンキャベツジャガイモトマトセロリ、などの野菜を炒めてから、や魚、ソーセージハムベーコン、肉だんご、インゲンマメ、魚のから揚げ等の冷蔵庫に余っているありとあらゆるものと合わせ、深さのある鍋に並々と注いだウォッカでじっくりコトコトと煮込む。煮込んでいく過程で水分が減ってきたら水は足さずにウォッカをドボドボと注ぐ。これに使用するウォッカはもちろんロシア産の上質な物である必要がある。このウォッカこそがロシアを代表する料理「ボルシチ」の味の決め手となるのだ。日本ではロシアブランドを騙る韓国産のウォッカが出回っているので注意が必要である。 食す際にはサワークリームやザウアークラウトを添えて混ぜながら食す。これは温められることで際立ったウォッカの強烈な芳香を酸味でごまかすためである。

日本への伝来と変化[編集]

ボルシチは明治末頃にロシア人より日本に伝わったとされている。しかし伝来当初はシンプルに個々の素材の味を楽しむ和食の文化を持っていた日本ではボルシチのような多くの食材をごった煮にしてしまう料理はなかなか受け入れられなかった。さらにボルシチは作る人やその日冷蔵庫にあった材料によって味が大きく変化してしまうため、非常においしい日と非常に不味い日の差が激しいという点もネックであった。

しかしその「様々なものを煮込む」「材料によって味が変化する」という点に目を着けた日本人がボルシチを元に考案した 料理がある。闇鍋である。闇鍋とは多人数が自分以外には不明な様々な材料を持ち寄り、暗闇の中でじっくりコトコト煮込んで食する、ゲーム感覚で楽しむ料理である。闇鍋の投入された材料によっておいしかったり不味かったりする点や様々な食料(もしくはそれ以外)を煮込んで食す点など、ウォッカを使用しない以外の部分ははまさしくボルシチそのものであった。闇鍋は主に学生によって普及し、ボルシチから発展した日本料理として今尚多くの人に愛され(または憎まれ)ている。

ポロシチ[編集]

前述のとおり材料にばらつきが出てしまい、すさまじくまずいボルシチができることがある。かのヨシフ・スターリンは日々これで機嫌を悪くしており、毎日のようにシベリア集中強化合宿を開催していた。これを恐れたシェフたちは、特殊な調味料を加えることでこれを解決しようとした。1953年に誕生したこの「ポロシチ」は、その絶妙な味わいでスターリンを昇天させたという。ところでこの調味料だが、ポロニウムと名付けられ今日も多くのロシアの同志たちを天国へと導いているという。プーチンのお気に入りでもある。

関連項目[編集]

このボルシチは、まだ火が通っておらず、生焼け状態です。このまま食べるとお腹を壊します。あなたがしっかりと火を通して下さい。でも、どこかのどじっ子のように、塩と砂糖を間違えてはいけませんよ。 (Portal:スタブ)