夏のボーナス商戦に合わせ、メーカー各社からAndroid 3.x搭載タブレット端末が出そろった。すでにiPad 2対抗機として販売されているKDDIの「MOTOROLA XOOM Wi-Fi」とNTTドコモの「Optimus Pad」に続き、台湾ASUSTeK Computerが「Eee Pad Transformer」、日本エイサーが「ICONIA TAB A500」を相次ぎ発売した。東芝も7月下旬から「REGZA Tablet」を出荷する。
すでに価格競争が始まっており、日本エイサーはHDMIケーブル付きで最初から実売4万円を切る価格設定。一方のASUSTeK製品は発売後1週間で早くも値下げ傾向にあり、5万円台前半で販売する店舗が続出している。
タブレット人気を背景に、Android 3.x対応アプリケーションも増えつつある。例えば、シマンテックのセキュリティ対策ソフト「ノートン モバイル セキュリティ」やジャストシステムの日本語入力ソフト「ATOK for Android」は最初からAndroid 3.x対応をうたう。企業向けに続々と登場しているモバイルセキュリティ管理システムやサービスも、Android 3.xへの対応を予定しているところが多い。
順当に行けば、Android搭載タブレット端末はiPadの市場シェアを着実に奪っていくと見られるが、価格競争が激化すると、発展途上で市場が疲弊してしまう可能性もある。
関連ニュース
日本エイサー、Android 3.0で約4万円の10型タブレット
Cisco、企業向けタブレット「Cius」を7月31日世界発売
Microsoft、Android端末を巡って機器メーカーとライセンス契約
Android向けATOK正式版が発売、6月27日まで980円
マカフィー、紛失したAndroid端末を追跡/リモートロックするサービス
[製品情報]Android 3.x搭載タブレット端末
日本エイサー、4万円を切った「ICONIA TAB A500」
ASUSTeK、キーボード着脱式の「Eee Pad Transformer TF101」
東芝、バッテリ交換できる「REGZA Tablet AT300/24C」
KDDI、iPad対抗の「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」
NTTドコモ、3D撮影が可能な「Optimus Pad L-06C」
[製品情報]周辺機器、アプリケーション
ジャストシステム、定番日本語入力ソフトATOKのAndroid版
[製品情報]ウイルス/情報漏えい対策ソフト
Android 3.0にも対応した「ノートン モバイル セキュリティ」
クラウド利用で軽量化した「ウイルスバスター モバイル for Android」
エフセキュア、Android端末を遠隔ロックできるセキュリティ対策ソフト
通話履歴なども保護する「KINGSOFT Mobile Security for Android」
[製品情報]セキュリティ管理システム
マカフィー、様々なモバイル端末のセキュリティ集中管理システム
AXSEED、Android端末を一元管理するセキュリティシステム
日本セーフネット、iPhoneやAndroid向けのOTP生成ソフト
チェック・ポイント、iOSからのリモートアクセス用VPNシステム
日本プルーフポイント、スマホ重視のメールセキュリティゲートウエイ
[製品情報]セキュリティ管理サービス
マカフィー、各種スマートフォンの盗難対策、バックアップサービス
NTTドコモ、Galaxy SやXperiaを遠隔操作するクラウド
ネットスター、iPad/iPhoneとAndroid端末のWeb閲覧管理サービス
富士通BSC、Android端末などを遠隔消去できるセキュリティサービス
日本ベリサイン、スマートフォンやタブレット向けの認証・管理サービス