アニメ 神様のメモ帳 第10話 『きみについて』【 悲憤慷慨 ~悲しみの運命~ 】〔本編の主題〕
悲憤慷慨(※)
※意味…世の中の不義不正や自分の運命に対して、悲しみ憤ること。〔感想〕その名はエンジェルフィックス。
いわゆる常人の感覚を麻痺させてしまう薬物。
行方知らずだった彩夏の兄 (トシ) はこれに手を染めていた。
昔から兄を想い、兄に頼り、そして守られていた彩夏には
兄が変わってしまったことに多大なショックを受けます。
鳴海の人付き合いの悪さは実は昔の彩夏と瓜二つで、
最初に彩夏が鳴海と接触した理由はそれに当てはまります。
ただ、鳴海は兄の代わりという認識はなく、友達として接していたのです。
鳴海との曖昧な距離と兄が豹変してしまった理由は自分の責任だという
罪の意識から彩夏は学校の屋上、想い出のプランターの場所から飛び降り自殺を
図り、物語は次週へと続きます。
いやぁ~、重い重い!
原作を読むともっと重く、そして感動いたします。
アニメでは描写の表現しか無い為、あまり実感しないかと思いますが、
原作では彩夏の心情がよく読み取れます。
飛び降り自殺・・・、彩夏が残したメッセージに深く打たれるのです。
アニメではこの原作第1巻の話で最終を迎えるのですね。
最後は・・・アリスと鳴海の日常で終わりそうな予感ですね。
―――もう少し、あそこで部活やってたかったなぁ・・・ (By 篠崎 彩夏)―――①
第10話 『きみについて』 (動画)②
第10話 『きみについて』 (動画)次回 第11話 『
ぼくのかけら』
アニメ 神様のメモ帳 第8話 『僕は運命を信じない』【 一蓮托生 ~上下の無い関係~ 】〔本編の主題〕
一蓮托生(※)
※意味…結果の善し悪しにかかわらず、互いに行動や運命を共にすること。
〔感想〕
平坂 錬次の怨嗟に終止符!
アリスからヒソンはヨシキさんで性転換してしまっていた真実を
錬次に伝え、後は四代目との誤解が誤解を生んだ悲劇とは言えなく、
かつ善し悪しが付けられないケジメを殴り合いで解決する。
最後はあっけなかったですが、四代目と錬次は一蓮托生の仲ですね。
四代目は無作為、錬次は無鉄砲といったところでしょうか。
事の顛末は成り行きに任せる・・・そんな関係かもしれません!
「次の金は東(東京)にあるって書いて錬次や!」 という言葉はあながち嘘ではありませんでしたね!
―――あの阿呆・・・怪我人は安静にしとけっちゅうねん・・・ (By 平坂 錬次)―――第8話 『僕は運命を信じない』 (動画)次回 第9話 『
あの夏の21球』
次回は夏の甲子園!
ではなく、熱いヤクザの野球物語!
今の心はヤクザ、されど青春時代は・・・誰しも熱い魂が宿っている!
アニメ 神様のメモ帳 第6話 『僕は負けそうだ』【 一期一会 ~事情は関係無しに~ 】〔本編の主題〕
一期一会(※)
※意味…一生にただ一度の貴重な出会いであるということ。
〔本編の内容〕
平坂組のもう一人の創設者である平坂 錬次。
かつて四代目と上下の無い義兄弟の盃を交わした仲である彼。
過去に四代目と決別した怨嗟の想いを剥き出しにしている錬次は
今回のインディーズバンドのプロモーターである平坂組に対して
計画通りに“ぶっ壊す”作業を開始する。
そんな中、藤島 鳴海はアリスに今までの経緯を話し、
自らの決意で再び錬次と向き合うことになる。
〔本編の要旨〕
≪平坂 錬次≫
「東京に居た頃、えらい気の合う奴が一人おってな。
こいつより大事な友達はきっともうできへんやろと思って、
形(上下の無い義兄弟の盃)に残したくなったんや・・・」
公式ではないが、鳴海と義兄弟の盃を交わした錬次。
錬次は友達としての盃ではなく、義兄弟としての盃を交わすことで
交わした相手との信頼関係を築いていた。
ただ、それは一回限りで上下の無い関係での盃だった。
意味としては友達以上の家族だが、錬次としての意味は
“想い出という名の形”だった。
それは、いつ決別してもいいように・・・という想いも込められているはずだ。
形として残すのではなく、自然に接し合える友達になれば越したことはない。
しかし、錬次には自分の“性根”を理解していた為、このような結果に至る。
いつ自分が裏切ってもいいように・・・
いつ自分が蔑まされてもいいように・・・
いつ自分が自由になってもいいように・・・
錬次はいつでも“逃げ場所”を用意できるように友達という存在を否定していたのだ。
そうすれば、自分を追い詰めるモノもなくなり、解放される。
縛られる生き方は嫌だから・・・。
鳴海との出会いで錬次は友達という存在を試されることになる。
それは、かつての義兄弟の四代目との繋がりを彷彿させる出会い。
錬次の頭には“また壊してしまう”と怖れているに違いない。
その葛藤が過去の怨嗟の想いを増幅させるのかもしれないが、
過去へと振り返り、最初に築き上げた“信頼関係”の重さを
感じ取ることに繋がるのかもしれない。
出会いは一期一会。
今、試されているのは鳴海ではなく、錬次。
だが、錬次の心の隙間を埋めるのは・・・、
かつての“親友”である四代目にしかできない。
そのきっかけを創ってやるのは、口八丁な愚昧な助手しかできない。
―――果たされない約束はどんなに最悪な形であっても、海の底に沈む光になる。
その鎖を伝って僕らは何度でも巡り逢える。だから、もう一度・・・ (By 藤島 鳴海)―――≪感想≫だんだん、鳴海に対してアリスがでれてきていますね。
アリスの必死さが物語っています。(笑)
アリスが鳴海にフクロウのぬいぐるみ(ミネルバ)をお守りに渡す所がいいですね。
さて、錬次の内側も少し見え始めてきました。
錬次と四代目との因縁対決が激化してきます!
第6話 『僕は負けそうだ』 (動画)次回 第7話 『
僕にできるすべて』
アニメ 神様のメモ帳 第5話 『あいつは俺を知っている』【 この世は合縁奇縁 ~浪速のグラサン男~ 】〔本編の主題〕
合縁奇縁(※)
※意味…人と人との気心が合う合わないということは、
全てこの世の中の不思議な因縁によるということ。
〔本編の内容〕
インディーズバンドのプロモーションを手掛けることになった平坂組。
その広報担当として選ばれた藤島 鳴海は平坂 錬次という男と出会う。
発端は元々はヤクザがプロモーターだったが、バンド側がその契約を打ち切り、
平坂組へと依頼したことによる。
どこか胡散臭さを感じた四代目は自分の身に万が一何か起きた場合を想定した上で
平坂組を代理でまとめられる鳴海を起用した。
〔本編の要旨〕
≪平坂 錬次≫
「もう完全にぶっ壊れたモノは仕方ない。
これから会う奴とはちゃんと友達になっとこうって」
『完全に』 という言葉は明らかに自分で悟ってしまっている証拠。
自分で壊したモノはもう修復できない、という意味にもなる。
壊したモノに対しての感情論は既に切り捨てているともいえる。
だから、これからは・・・という想いを語っているが、そんな人が
果たして変われるのか?
過去を振り返らず、未来だけを見つめる者に運命を変えることは不可能である。
そんな男の前に藤島 鳴海が現れる。
鳴海は今までの事件を振り返り、人間関係というものは“完全に消えるものではない”
ことを理解していた。
まだ会って数時間しか経っていない平坂 錬次に対し、彼の闇を見据えるかのように
自分で経験してきた中での“事実”を突きつける。
しかし、錬次には伝わらない。
その意味を知らないからだ。
錬次は友達がいないと語っているが、それはまさに
相手変われど主変わらずの精神を貫いて生きてきたからだろう。
鳴海と錬次。
この二人の出会いがもたらすのは破滅か、それとも再生か。
運命は合縁奇縁。
揺り動かすのは、過去への振り返り。
人間関係は完全には壊れないものなのだから。
―――東京に居た頃の友達・・・もう一人もおらへん。 (By 平坂 錬次)―――≪感想≫怒った時のアリスは何故か可愛い。
ヨシキさんは思った通り、声優が石田 彰さん・・合い過ぎです。
錬次はんはやはり格好良いわぁ~。
あの切れる足技は危険でっせ。
さてさて、これから“ぶっ壊す”作業に入っていきます・・・。
そういえば、劇中の錬次と鳴海が入った喫茶店で流れていた曲は
OP曲 『カワルミライ』 のカップリング曲 『Sleeping Butterfly』 でした。(笑)
第5話 『あいつは俺を知っている』 (動画)次回 第6話 『
僕は負けそうだ』
アニメ 神様のメモ帳 第4話 『はなまるスープ顛末』【 親子の視えない絆 ~様々な愛情表現~ 】〔本編の主題〕
親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない(※)
※意味…親が子供にする意見は一つとして無駄がなく、
全て役に立つことばかりだから、心して聞くべきだということ。
〔本編の内容〕
ミンさんの晒し常習窃盗犯とミンさんのラーメンスープを一口飲んだ後、
金銭をテーブルに置いて無言で出ていく謎の顧客との三角関係話。
〔本編の要旨〕
他人は自らの理想を求めるという目的の為に。
血族の人間は子に対して“意味のある指南”をするという目的の為に。
両者は同じ時間軸の中で互いに違う目的の為に動く。
前者はミンさんの晒しは外道に値する、きちんとしたブラジャーをして
保つべきだと。
後者はミンさんのラーメンは自分の味とは全然違う、程遠いと。
両者はミンさんへと突きつける。
それぞれの想いは何らかの形でミンさんへと届いたが、
前者の想いは他人ということもあり、あっさり否定される。
後者、ミンさんの父親である花田 勝の筆跡の想いは
彼女の心に届き、彼の愛情が伝わった。
“親と子は勝手な愛情の押し付け合い”
そう彼女が言葉にした意味が、ここに表れる。
花田 勝の筆跡で残した言葉 『次、来た時はアイスも食わせろ・・・』。
これを変換すれば・・・
“いつまでもお前を見守っている”
となるだろう。
これは、愛情云々というよりも親子の関係が“自然体”であることを示している。
自らの娘を勝手に捨てたのではないことを示し、子に対する親としての“義務”を果たし、
離れていても家族であることを物語っている。
ミンさんは父親の花田 勝の“意見”を取り入れ、ラーメン 『はなまる』 を継いでいく。
―――今頃、マスターは聖者の声を聴いている頃だろうね。 (By アリス)―――≪感想≫今回は原作第5巻のショートストーリー。
ショートストーリーのアニメ化はアニメの尺から考えると理想的なのかも。(前回・前々回の話は原作第2巻そのものですからね)
それはさておき、今回の最後でミンさん用のブラジャーとアリスのブラジャーの行き先が反対に行き渡る結果へ・・・。
ミンさんのブラジャーは特注でないとフィットしないですよね。
アリスのブラジャーも特注でないと!
まぁ、アリスはしなくてもいいんですよね、はい。
しかし、女の子らしさという面ではファッションとして
した方が可愛いですよね。
アリスにそんな日が果たして来るのか・・・到底思いつきませんが!
・・・OP曲収録のCDは明日に買うぞぉ!
次回からは原作第4巻のお話。
過去からの怨嗟・・・。
四代目と共に義兄弟の盃を交わした男がやって来ます。
あれです、平坂組の・・・過去話が関わってきます。
激アツだ!
第4話 『はなまるスープ顛末』 (動画)次回 第5話 『
あいつは俺を知っている』
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アニメ 神様のメモ帳 第3話 『僕が二人にできること』【 親と子の慈愛 ~刻まれた1ページ~ 】〔本編の主題〕
親思う心にまさる親心
〔本編の内容〕
メオの父親、草壁 昌也は無実。
岸和田会から資金洗浄(マネーロンダリング)を依頼され、黒幕の美河に
その汚名を着せられるというシナリオ。
〔本編の要旨〕
藤島 鳴海は何とかメオの力になりたいという想いを実現させる為、
平坂組の四代目 雛村 壮一郎と義兄弟の盃を交わした。
四代目に自身の猪突猛進の行動力が認められたのがきっかけでもあった。
人間には必ず一つ武器がある。
鳴海の武器は“口八丁”だが、それはただの口八丁ではなく、“度胸のある口八丁”。
兄弟は家族であって親子のようなもの。
親は子を認め、子は親を敬い、やがては互いを思いやる。
それは“信頼”という言葉に繋がっていく。
メオと草壁 昌也との関係も同じ。
親は子を守る為に動く。
昌也はメオに2億円と母親の携帯を預け、過酷な運命を辿るかもしれないことにもなるが、
愛するからこそ、かわいい子(娘)には旅をさせた。
メオは父親の昌也の言葉を信じて動き、最後の最後まで偽らずに信じ抜いた。
昌也はそれ以上に命を懸け、娘に対して“深い慈愛の心”を持って、
娘との再会を祈っていた。
そんなことは世間からすれば全く関係の無い事柄であるが、
彼らの間にとっては人生の宝物である。
その小さき宝石を掘り出してやるのが、死者の代弁者でもあるニート探偵のアリスと
ニート探偵団。
誰にも書き込めない白紙のページに、彼らは“メモ帳”のように日々の出来事を連ねていく。
どんなに些細なことでも、依頼を受ければ必ず恩恵を与える。
大層なことかもしれないが、それは“神様”の仕業でもあるかのように・・・。
―――頼り頼られ、勝手な愛情を押し付け合うのが家族ってもんだ。 (By ミンさん)―――≪感想≫今回のお話で原作第2巻終了です・・・はやっ!
あまりにも速展開のスピードに身体がついていかない・・・。
ある種、神様のメモ帳は“感動”の二文字に相当すると期待していたのですが、
今回の内容からだと、それが伝わってこない。
まずい、このままでは!
しかし、今は次回に期待せざるを得ません!
む・・・次回はミンさんのお話!?
原作第5巻あたりのお話かもしれません。
第3話 『僕が二人にできること』 (動画)次回 第4話 『
はなまるスープ顛末』
アニメ 神様のメモ帳 第2話 『君と旅行鞄』【 2億円と家族 ~Money・Meo・Masaya~ 】〔本編の主題〕
金の切れ目が縁の切れ目。
〔本編の内容〕
悪く言えば、人間と人間の関係は金銭上の利害損得によって成り立っている。
女性が男性に対して愛想を尽かすのも金銭上の問題が大半。
つまりは、金さえあれば世の中はどうにでもなると言えるだろう。
今回の話は2億円という金が絡み合う家族問題で構成されている。
タイ人の両親から生まれた娘のメオ。
父親はやくざ。母親は日本へ移住した後、早くに病気で亡くなっている。
今の父親はメオを連れたタイ人の女性(母親)と結婚した為、父親とメオとの間には血は繋がっていない。
2億円が入った鞄を娘のメオに託した父親の草壁 昌也。
金銭トラブルか何かで暴力団関係に追われる草壁 昌也の行方を調べる為、
メオは苦渋の決断でアリスに父親捜索の依頼を出し、本編は幕を開ける。
〔本編の要旨〕
自ら本編の主題と定めた諺を使えば、2億円の切れ目が家族愛の切れ目と言える。
しかし、この話に限っては家族愛が必ず垣間見れる。
草壁 昌也が行方不明となる前にメオに残した言葉がそれだ。
『・・・お前には・・・天国の母さんがついてる・・・』
天国の母さん、つまりお守りのようなものが残されていたのだ。
そう、2億円と共に託されたのはメオの母親の携帯だった。
金という汚い物ではない、純粋で家族にしか解らない“絆”がそこに隠されていた。
本編の主題となる諺を用いれば、このようにまとめることができるかもしれない。
2億円という“物”の所在の切れ目が、メオと草壁 昌也が想う“家族愛”の切れ目。
常識的に考えると、金は汚く、家族愛は綺麗で素晴らしいモノだろう。
この二つの対比がこのお話の要になっていくに違いない。
―――だって、約束したもん・・・約束してくれたんだよ・・・? (By メオ)―――≪感想≫さて、原作第2巻からのお話です。
内容を知っているからこそ、神様のメモ帳はこのような形式で
書いていきたいと思います。(ぇ
しかしまぁ、このお話には実は彩夏は出てこないんだけどなぁ~・・・と、
少し不満に感じています。
そ、そうか・・・原作第1巻の話は最終章で使うのですね!(それはないか…)
それにしても、原作と比べると展開が少し速いです。
第2話 『君と旅行鞄』 (動画)次回 第3話 『
僕が二人にできること』
アニメ 神様のメモ帳 第1話 『彼女について知っている二、三の事柄』【 NEET探偵事務所 ~それはニートにしかできないこと~ 】舞台は渋谷区。
今まで周囲からも尊敬されていた優等生であった佐久間 翔子(以下、翔子)が
突然、援助交際に走るようになった。
しかし、その後、彼女の消息は途絶え、後輩で彼女を尊敬していた木村 未来(以下、未来)は
その消息を追う為、彼女の彼氏であった寺岡 智(以下、寺岡)と行動を共にする。
未来と寺岡は美人局のような行為で、翔子の情報を取得していくものの
依然として情報は得られないまま、二人の時間は無意味に流れていく。
そんな時、NEET探偵団というグループが本事件の解決に乗り出す。
依頼者はNEET探偵団と関わりを持つ平坂組のリーダーである四代目。
何でもホテル街から四代目は依頼を受けたそうで、彼の人脈は多方面に渡っているようだ。
NEET探偵団の長であるアリスはその依頼を受け、テツ、少佐、ヒロという3人の主力と共に
動き出す。
ラーメン 『はなまる』 でバイトをしている篠崎 彩夏とクラスメイトであった藤島 鳴海(以下、鳴海)は
部員数が1人しかいない廃部寸前の園芸部へ、かつラーメン 「はなまる」 へ誘い込まれる。
そこで、鳴海はアリスと出会い、ひょんなことから本事件に巻き込まれる。
本事件の要点は行方不明の翔子の居場所と、未来と寺岡の動機。
まず、翔子自身が未来に 「これが私」 とメモを添えて自分の携帯を送ったところから始まる。
既に消息不明だった彼女からの贈り物だったが、携帯の中身を見た未来は翔子の知らない“半分”
を垣間見ることになった。
翔子の真意を確認する為、託された携帯の情報から、彼氏だった寺岡と接触し、
翔子捜索に乗り出した。
寺岡は自分の彼女であるにもかかわらず、捜索自体にやる気を見出さなかった。
理由は翔子自身の願いにあった。
翔子は人生に本当の自分を曝け出すことが“半分半分”しかできず、心身の疲弊に陥っていた。
その半分が、未来と寺岡という偽りと現実の狭間の存在だった。
偽りの自分は未来へ、本来の自分は寺岡へと注がれていたのだろう。
本来の自分を演じることができた相手の寺岡に対して、「このまま時間が止まったらいいのに」 と
呟いた翔子を、寺岡自身がどう受け止めたのか。
それは、寺岡が見た翔子自身の自殺に結びつく。
“永遠の時間”
これが、翔子の願いそのものだった。
手首を切って自殺した翔子と一緒に永遠に過ごす為に、寺岡は大量のアイスロックを購入し、
自分の家の浴室に浮かべさせて彼女を冷凍保存させたかったのだろう。
これで彼女との約束が果たされる、そう思った寺岡だったに違いない。
だが、逆にそれは自分を追い詰め、また未来を苦しめる結果に至る。
NEET探偵団によって、寺岡は死体遺棄の疑いで警察に捕まり、
動機として 「ずっと一緒に居たかった」 と告白。
寺岡宅の家宅捜索により、翔子の遺書が見つかり、
その中身には『半分の私でごめん。ここで時間を止めさせて』という謝罪の言葉が残っていた。
寺岡は泣いた。
彼女の本心を聴けたから・・・。
こうして、事件は解決となった。
未来と寺岡、二人の想いはきっと翔子に届いたに違いない。
少なくとも二人の心には安らぎを与えられたはずである。
・・・それは、NEET探偵団からの気休めのプレゼントなのかもしれない。
―――神様のメモ帳・・・。素敵なくらい、無責任な言葉だろう? (By アリス)―――≪NEET探偵団≫アリス
・安楽椅子探偵のように、部屋を動かずにコンピューターを駆使して事件解決に臨む。
部屋は冷房常備で一般人が入れば寒いと感じる程の温度設定の所。
ドクターペッパー(ドクペ)を愛飲し、食事は偏食、お風呂は嫌い、睡眠時間は浅い。
鳴海との出会いが影響し、無愛想だった彼女はだんだんと心を開いていくようになる。
藤島 鳴海
・転校を繰り返し、人付き合いに抵抗を感じるようになった。
本事件をきっかけにアリスの助手となる。
事件解決能力はあまり無い方だが、口八丁という最大の武器があり、
時には周囲を驚かさせる。
NEET探偵団との出会いをきっかけに、行動力を養っていく。
テツ
・元ボクサーで中卒の男。
パチスロ、競馬等のギャンブラー狂。
彼の過去には硬い鉄の扉が潜んでいる。
少佐
・盗聴、盗撮、爆発物のエキスパート。
童顔だが、実は大学生。
「靖国でまた会おう」という言葉からも判るようにかなりのミリタリーオタク。
ヒロ
・通称 ヒモ。
対女子用の巧みな話術はお手の物。
女子限定だが、情報収集能力に長けている。
≪感想≫私が期待しているアニメがいよいよAT-Xで始まりました。
そうなると気合い入れて記事書く訳ですが、時間と疲れを忘れてしまうので怖い怖い…。
初回は60分放送ということで時間的にボリュームはあるようで、
中身は少し薄かったのかもしれません。
展開は原作とは異なる模様です。
原作では彩夏とその兄が主軸となる麻薬事件からスタートするのですが、
今回はオリジナルで援助交際から始まる私情のお話。
やはり、原作展開だといきなり鬱展開になるから、もしくは現実世界に影響を与えるから
やらなかったのでしょうか。
途中、その話があると盛り上がるとは思います。
ただ次回はおそらく原作の第2巻からのお話になりそうなので、
結びつかない予感がいたします。
原作組としては今後の展開には少し心配です。
でも、OP曲とOP演出、良かったです。
これからの展開に期待いたします。
第1話 『彼女について知っている二、三の事柄』 (動画)
『神様のメモ帳』ライトノベル第6巻を購入!
念願のアニメ化!
嬉しくて嬉しくて仕方ないですが、『
GOSICK ?ゴシック?』 の速展開シナリオにならないように祈っております。(ぇ
コミック版の第1巻の発売日は3月26日だそうです。
いやはや、アニメ化が楽しみです。
あ、そうか・・・私にとって、この朗報がバレンタインのプレゼントなんだ!!!(爆)
そういえば、主人公のアリス (本名は有子) の口調は
『
GOSICK ?ゴシック?』 のヴィクトリカの口調とどことなく似ております。
唯一、違うところは“
ぼく”という一人称を使うこと。
まさか、声優は悠木 碧さん・・・な訳ないですよね・・・。
関連記事 『神様のメモ帳』 関連記事 『【電撃大王 新連載】 神様のメモ帳』
<WEB拍手コメント返信>【AngelBeats! 第12話 『Knockin' on heaven's door』】
卒業がどういう意味なのか楽しみです。(技研)
⇒ 管理人:技研さん、コメントありがとうございます!
返信が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
もう既に最終回を迎えてしまいましたが、卒業という意味は新たなる人生の
希望を象徴していたのでしょうね。
SSSの皆が新たな人生ではなく、今の人生を歩み続けていれば良いのですがね。
何はともあれ、終わり。 人生補完計画を楽しみに待ちますw
いよいよ、始まりました。
『神様のメモ帳』 (詳しくは
コチラを参照ください)
イラストは自分好みのものですが、内容がいきなりラノベ2巻から!
おそらく、1巻の内容は途中、回想で綴られるとは思うのですが・・・
最初からできればやって欲しかった!
とりあえず、ラノベはオススメです。
アニメ化希望の作品です。
中身はこんな感じです。(続きから)
今回は無限からお勧めするライトノベル(ラノベ)の紹介です。
杉井 光先生の執筆作品です。
それは・・・
『神様のメモ帳』何と今月の26日発売の 「
月刊コミック電撃大王8月号」 でTiv様作画によるコミック版の連載が始まるそうです。
ドラマCDも発売されているので、人気があるみたいですね。
数ヶ月前、ふとラノベコーナーを見ていたら、美しいイラスト表紙を発見。
お、これはと思いきや、表紙カバーの題目をみてみると・・・奇妙なストーリー?のように感じられた。
ニート探偵?内容を見てみれば、まさにニートなのに探偵をやってました。
ニート探偵の周りもニートだらけ。
しかし、事件を請け負った時、その事件の解決に至るまでの“
行動”が半端ないのです。
ニートだけど、ニートではない人たち、それがアリス探偵事務所のニート探偵団。
面白可笑しく、人情熱く、ぐだぐだでやる気のない、されど優しくて心が温まる物語。
それが、『神様のメモ帳』 だと考えています。
主人公:藤島 鳴海、アリス(本名は有子)
ニート探偵団:テツ先輩、ヒロさん、少佐
平坂組:四代目、電柱、岩男
物語を彩る主なキャラクターたち:彩夏、ミンさん、メオ、その他大勢…
麻薬事件、マネーロンダリング(資金洗浄)が絡む家族愛、園芸部の廃部阻止、過去からの怨嗟、
ラーメン「はなまる」の事情、アリスが愛する友造の謎、陣内ビルから始まる任侠物語、
ヤクザが掴んだ栄光の夏・・・とまぁ、現在発売されている第1巻?第5巻までの概要タイトルを並べました。
アニメ化希望の作品です。
あの時、この作品のラノベを見つけられて良かったと思っています。
ありがとう、NEETティーン物語!
<WEB拍手コメント返信>思いだした記憶に満たされて消えそうになる人が、どうしてこの世界来たのかなと想ったけど、記事をよんで少しだけ分かった気がしました
×来たのかな→来れたのかなで ではでは
⇒ 管理人:「AngelBeats!」 ですね! 私の記事を読み取っていただいて、ありがとうございます!
正直、最近の記事は理屈っぽいので、そうコメントいただけると心が踊りますw
まぁ、私の解釈なんで、合っているかは分かりませんが、嬉しいコメントでした!
〔AngelBeats! 第10話〕の記事
そうですね、生前の話をサイドストーリーにして特典などで付けてほしいですね。2期とかあるかもですよw それはないか。(技研)
⇒ 管理人:技研さん、コメントありがとうございます!
2期とかいいですよねぇ! でも、2期やっちゃうと・・・今までの話がこじれてしまう気がしますよね・・・;
もう、最初から博打で2クールやれば良かったと思いますw それにしても、サイドストーリーで特典って・・・惹かれてしまいますw