自分のギターをクローズアップ
なぜそんなコトを...?
と言うと...
僕が動画の中で使用し、鳴らしているギター
いったいどんな仕様で、どんな内容か?
それをもって、改めてどんな音がしているのか?
が、よく分かると思ったので...
あと、単に同じようなギターを探している
ヴィンテージフリークスのため...
ということで、
今回ひも解くギターは...
Fender Jazzmaster (フェンダージャズマスター)コレは1966年製、オリンピックホワイトというカラー
Fenderギターといえば、
たとえばストラトキャスター、テレキャスターが有名で
ジャズマスターはどちらかといえば、
馴染みがない、選びにくいギターです
ただこのギターの持つ考え方、とらえドコロ
"ストラト寄り"という見方は若干あれど、
いえしかし、
必ずしもそうとは言えない
なかなかの個性派であることも分かります
その1つとして、
ギター本体に付属する
数々のスイッチ類これはいきなりの大きな個性です
よって、このギターに関しては
「機能編」と
「音編」に分けて見なきゃならないと思います
つづきより、
まずはギターの
「機能編」からスタートです
(ボディは存在感のある独特なフォルム、ルックス的にはテレキャスよりクール!という人は多い)このギター、繰り返しますが
そもそもは
"至れり尽くせり"
「コレ1本で何でも出来るよ!」
的な位置付けギターと言えるほど
要所要所に、各スイッチ類が見られます
まず第一に
下の画像、ボディ右上にある
「プリセットスイッチ」これを上下切り替えて使えるようになっています
(お詫び:画像ではプリセットON/OFFと書きましたが、記事上では「上下」と表現することにしました)プリセット
「下」がレスポールなどと同じスタイルで
右下にあるP.Uセレクタースイッチで切り替えて使う
「フロント (Neck) - センター (Middle) - リア (Bridge)」という、おなじみの系列になっています
左下の2つノブもそれぞれ"ボリューム"と"トーン"で、
「プリセット"下"用」に使うものです
「上」にプリセットすると
「下」のフロントP.Uより、さらに
丸みを帯びたトーンを放ちます
このギターが放つもっとも重い音(太い、または深めな音)、
と捉えることもできますね
右上のプリセットスイッチすぐ横にあるのは
指で回す"ノブ"ではないのですが、
これは
「上」用の"ボリューム"そして"トーン"のツマミです
こんなふうに、
「上下の操作で2分割のサウンドを放つギター」ですので、このプリセットスイッチひとつで
瞬時にリアP.Uの明るめな音から一転、深めな音へ変更する
なんてことができる、というワケです
したがって、ジャズマスターは
1, プリセット「下」:フロントP.U
2, プリセット「下」:センターP.U
3, プリセット「下」:リアP.U
4, プリセット「上」:フロントP.U「下」を上回る太め(丸み)のトーン
という具合に
計4つの異なるサウンド(具体的にはトーン)を
自分の操作で操ることのできるギターとなっています
これがジャズマスター機能
最大のポイントと言えるでしょう
その他機能としては、
ギターケーブル接続のためのジャック部
ボディと平行につけるもので、
座って弾くときなどジャマにならないタイプ
ストラトの斜めジャック接続部も好きなのですが、
これも便利、といった位置です
ボディ形状が長めなぶん、
アームも長めに設定されていて、
かつストラトタイプのアームより柔らかめな感覚があり
そこに扱いやすさを感じます
よってストラトのアームより
ニュアンスは出しやすいという感想です
ネックの"長さ"はストラトと変わりませんが、
ギターを背負い、ポジションを整えたときには
1フレット目までの距離は、
(たとえばコード"F"をおさえたときなど)ストラトより"遠く"感じます
よって、ギター構えたときの長さを感じる、
というワケです
"弾きにくさ"を感じるほど長くはないですが、
人によっては、または腕の短いお子さんが弾く場合など
そこに違和感を感じるコトもあるみたいです
それから
ジャズマスターの弱点と言えますが、
画像のとおり
ブリッジサドル僕はこれを「グラフテック製」へ変更しています
ジャズマスターのサドルは通常
下の画像の、ギザギザなサドルが付属します
僕のみならず、
これは多くの人にとって
「扱いにくさ」を感じるモノだそうです
このギザギザサドルにより
「弦がよくハズれる」
「位置が安定しない」
「弦切れを起こしやすい」
大半はそういう理由です
コードストロークはじめリフやソロパートなど
まんべんなく弾くギタリストには
"不向きな"サドルです
そういう面でグラフテックは
「一番合理的?...見合ったモノが出ている」
ということでしょうか?
弦がしっかり安定し、
弦切れも大幅に減少するモノですね
裏面の
Fロゴプレートにはシリアルナンバーが入り、
プレートそのものは4点止めです
ご覧の"ヘッド"にいたっては、
いわゆる
「マッチングヘッド」と言って
ボディカラーと同じ白色のヘッドだったのですが、
日に焼けて色が褪(あ)せ、完全な白ではなくなってきています
ジャズマスターでの1曲は、以前制作のコチラを参考
・ROD Labo ロッド技研 SMP02 Screaming Mad Pedal
https://youtu.be/mSlZRP6J_98というワケで、「機能編」は以上です
2016.05.18
Fender Jazzmaster Olympic White 1966 「音編」はコチラ
http://hiromusic.blog3.fc2.com/blog-entry-764.html
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