愛車自慢というのは、基本好きではありません
というか、車の"所持(しょじ)"を自慢としたくない
僕もまた、モノを作る人間として...
"モノ"はそれを作った人のもの
つまりこれは、
それらの1つが自分の"モノ"になっただけで、
自分の成し遂げた"コト"ではない
そういうことを踏まえた上での投稿となりますが、
以前のロードスターに変わる
新しい車が我が家にやってきました
しかしそんなNew Carは
まったく"新しい車"ではありません
つづきは追記で
三菱ランサーエボリューション
通称ランエボウチへ来たばかりのこの車
なんかこう、
機動戦士ガンダムのモビルスーツのような顔をしている
そんな印象をずっと昔から持っています
そして今年(2015)、このランエボは
輝かしいスポーツカーの歴史に
その幕を下ろす車、でもあります
4ドアスポーツセダンという形で速さを追求し、
そのバカッ速な存在に
「パワーだけ」
「オモシロ味に欠ける」
「快適性能に劣る」
「ピュアスポーツではない」、などと
一般から評論家、レーシングドライバーにまで、
賛否両論のあった車
(第一希望であった色「ピレネーブラック」をゲット)しかしこの賛否こそが、
およそ20年経った今となっては
「新しさ」を持ち合わせていた証拠、
そんな感じにも思えます
いつの時代も変わらないことですが、
「新しさ」があったからこそ、
それを「常(つね)」とできない人々の心の中に
つい"否"が生まれてしまう
この非常識な車を、
簡単には受け入れにくい
素直には認めたくない
という葛藤
そしてちょっとした思いからくる感情的な
"くやしさ"や"嫉妬"
そんな感じだったことでしょう
(可変式リアウイング、ラリーアート製マフラーは程よいエキゾーストノートをかきたてる)そんなランエボ
ラリーを拠点とし、スバルインプレッサとともに
長きにわたり4WDスポーツを支え、リードしてきました
たとえばRX-7に代表するロータリーエンジン、
インテグラRやS2000などのHONDA VTECなど、
なみいる強豪とバトルを展開しながら
フタを開けてみれば、
他のライバルたちは早々に姿を消し生産終了に追い込まれ、
ランエボはどんなスポーツカーより長く君臨してきました
その情熱は称賛というより尊敬に値します
(社外製のチューンが多い中、求めていた「ノーマル」をゲット)そして、僕の車の話に戻りますが、
今から約20年前のラリーカーである
ランサーエボリューションV(ファイブ)そんなレトロを、
僕はここで乗ってみることにしたワケです
今年の最終モデルX(テン)ではなく、
「V(ファイブ)」が欲しかったのです
ずっとスポーツカーの進化が続く
と思われていた当時に颯爽(さっそう)とデビューし、
そのバカッ速な存在感を世間に叩きつけた車です
Vのポイントは
やはり左右に張り出したオーバーフェンダー(トレッドの拡大)
これはランエボVからの大きな魅力となっていて、
車のカッコよさをさらに引き出しています
スバルインプレッサにこのような張り出しはないし、
僕はインプレッサ後部のデザインが好きではありません
(ブーストメーターが付属、しかしメーターパネルにカブってるため取付位置を後ほど変更する予定)この頃のスポーツカー、そしてこの頃の三菱は
後先考えず、ただただ速いモノをと
ストレートはもちろん、
FRに負けないぐらいインフィールドセクションも速く、
その"圧倒感"に楽しさや優越感を味わえる
そういうのを作っていたイイ時代の車
もちろんランエボに限らず、
上に挙げたRX-7やNSX、S2000など
90年代後半から2000年前半に生産され
時代を駆け巡ったスポーツカーたち
結果論として、
当時に"しか"できなかったモノを持っていた
外観も魅力的で、カッコいいモノがそろっていた
互いが良いライバル関係でしのぎを削るなら、
驚くべき進化を遂げる、という証明ですね
ランエボVも正直、
随分前の車とは思えないぐらい
外観もカッコよく、車の信頼性も高いです
(標準装備でついているレカロシートはホールド性高く、ドライブの疲れを大幅軽減)ひとたび走らせると、トルクがモリモリ出るトコロ
AYC(アクティブヨーコントロール)が働き、
(今ではよくある「横滑りアシスト」みたいな装置)4輪タイヤがしっかり設置するトコロ
5000回転ぐらいからの
ターボ特有の"シュルルルン"っていうサウンド
ガチなスポーツカーのわりに
乗り心地も考慮された固すぎない足回り
乗っていて単純に楽しいです
今回のコチラは「GSR」というフル装備の車なのですが、
それと並行して販売されたRSというのは
当時の車両本体価格で250万円ぐらい
高性能4WD車にしては
とてもリーズナブルな価格設定だったことも魅力です
これがしばらくは僕の足となってくれることとなりました
エコカー、電気、水素ももちろん興味ありますが
それはまだちょっと先の話です
車は高い買い物です
高いお金を払うのですから
現実的な折り合いをつけるばかりじゃなく、
楽しまなければ損です
僕はもう少し、
当時の"良かった"時代の車
でも、昔はまだ車を買えるお金もなかった頃の車
年式古くなってもまず壊れない国産車、
そういう車だったワケですから
今でもフリーメンテで扱える、心配の少ない車
そういうのを堪能していきたいな、と思っています
(ホイールの赤いのはブレンボ製ブレーキキャリパー、踏力に追従するタイプの高性能ブレーキシステム)
ブラックエボVその他の記事
2015.10.11 「三菱ランサーエボリューションVを静音化」
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2016.04.08 「どうして今さらランエボV?」
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2016.04.10 「ランエボはIV, V, VI (4,5,6)に魅了」
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2016.04.20 「カーオーディオとタッチパネル」
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2016.05.02 「ランエボVの燃費」
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