一番気に入っているのはこの
LPB(レイクプラシッドブルー)というネーミングのカラーです
光の加減で淡くも、逆に濃い青にも見えます
カスタムカラーで現在も人気色の1つです
このカラーが欲しくて欲しくて、
探すのにはそこそこ苦労しました
結局、日本国内では見つからず、
アメリカで手に入れた1本です
ちなみに
60年代のヴィンテージ、
ローズ指板のLPBストラトでしたら、
人気も高いのでタイミングが合えば見ることができます
(価格は200万を越えてしまいますが...)
ただ、70年代のギターでこのタイプは相当難しかったです
今となっては、タイミングと運が重なったと思っています
70年代ギターの特徴をざっと説明すると
・ラージヘッド
・Fロゴ3点止めネックプレート
・Fロゴチューナーなどが挙げられます
ネックプレートにはシリアルがつき、
反りを調整するトラスロッドも
ヘッド側におしゃれに演出されていますね
この時期のFenderロゴは
「
モダンロゴ」と呼ばれるものに変わります
画像のとおり文字が湾曲し、さらにクッキリします
このギターの重量は3.47kgです
この年代のモノは比較的重めの個体が多く、
3.6kgから3.8kgぐらいが標準だそうです
ですから僕のは最も軽めの部類に入ります
"メイプル指板"のこのギターですが、
70年代にはこの指板はメインではなく
「オプション」と設定されていたようです
にもかかわらず
なぜかメイプル指板の個体のほうが
多く出回っているのだそうです
考えられることは
当時のギター小僧たちの中には
常にジミヘンドリックスというヒーローがいて
彼がメイプル指板のギター使って弾きまくってた
その影響が大きいのでは?
と言われているそうです
サウンドの特徴として、
この年代は小さめのアンプにはもちろん、
ワット数の大きい大型アンプにも対応し、
エフェクターのノリもよく研究された
オールラウンド熟成型のギターということです
僕らが今の音楽をするには
ちょうど良い具合の設定にあると言えます
ざっくりと言うならば
50年代にあるようなバキバキっとしたモノでもない
60年代の豪快なグォーンとしたモノでもない
本当にFender!まさにストラトだな!
とダイレクト感が味わえるスッキリサウンド、というワケです
(当然のことなのですが、これが当然じゃないストラト、たくさんあります)個人的に気に入っているのはネックの握り
僕にはちょうどいいベストな太さであり湾曲さです
僕の持っているギターの中でもコレが一番ベストな"握り"です
あと、このストラトですが、
オールオリジナル仕様ではありません
変更箇所は以下のとおりです
・ブリッジサドルをヴィンテージ(60s USA)タイプへ変更
・フレットをステンレスフレットへ変更
・ナットをグラフテックへ変更特にフレットは昨年(2014)になりますが、
そろそろ交換時期にありましたので
Freedom C.G.R社製のモノへ変更しました
(フリーダムカスタムギターリサーチ)http://www.freedomcgr.com/parts_stain_frame.html耐久性とレスポンス向上を目的としたフレットでして
正直かなり気に入っています
ストラトらしさがグッと蘇ったような感覚です
通常フレットに比べ耐久性が大幅に優れているので
フリーメンテでしばらくはこれでイケる、
というのが何より嬉しいですね
いずれにせよ、
僕が所持する
唯一のメイプル指板ストラトです
そしてなんか、
この1本さえあれば、他のメイプル指板はいらないな、
と思えてしまうモノとなっています
70年代ストラトは、
ヴィンテージとしては価格もリーズナブルですし、
狙いやすい1本だと思います
いい価格のするカスタムショップ製に
ヘタに手を出してしまうぐらいなら、
この辺のヴィンテージのほうが
間違いなくオススメです
ただし、ヴィンテージは中古品
「ただヴィンテージ、ただ古いだけ」
なんていうギターも多く存在します
状態をみることを忘れずにしたいですね
ルックス、音、重量、痛み具合など
何本もヴィンテージを見ていけば、
「どういうのがいいモノなのか?」
「自分にとってどういうのがイイのか?」が
よく分かってきます
最後に、
コチラがLPBストラトを用いて作った音です
ペダルサウンドデモですが、
ギターの特徴はモロに出ています
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